JPS586754Y2 - 高速車両の給気装置 - Google Patents

高速車両の給気装置

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Publication number
JPS586754Y2
JPS586754Y2 JP1978113583U JP11358378U JPS586754Y2 JP S586754 Y2 JPS586754 Y2 JP S586754Y2 JP 1978113583 U JP1978113583 U JP 1978113583U JP 11358378 U JP11358378 U JP 11358378U JP S586754 Y2 JPS586754 Y2 JP S586754Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
air supply
vehicle
duct
supply system
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978113583U
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English (en)
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JPS5531738U (ja
Inventor
井上等
梅本講司
Original Assignee
日本国有鉄道
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Publication date
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Publication of JPS5531738U publication Critical patent/JPS5531738U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、塵埃の多い地域または降雪地域を高速度で走
行する車両の給気装置に関するものである。
塵埃の多い地域または冬期に降雪の多い地域を高速度で
走行する車両において、車両に連続的に新鮮空気を供給
させるためには、外気中に含まれる塵埃または雪等の異
物を除去し、清浄な空気にして車内に給気しなければな
らないとともに、給気用ファンの性能維持および機械的
寿命の維持のため異物の含まれない清浄空気を取扱うよ
うに配慮する必要がある。
また、高速車両がトンネルを走行する際は、車外圧力が
大きく変動し、その影響により車内圧力が変動して乗客
の耳に不快感を与えることになるので、これを防止する
ためファン特性として圧力変動に対して風量変化の少な
い特性を有するファンを採用する必要がある。
これらの問題点解決のため気体と固液体分離装置(以下
、分離装置と言う)および連続換気ファンを組合せ、該
分離装置にて得られた清浄空気を連続換気ファンにより
車内の圧力変動を防止しながら連続的に車内へ送り込む
高速車両用給気装置は従来よりある。
すなわち、外気圧変動に対して風量変化の少ない給気フ
ァンを用いた構造のものである。
この従来考案されている給気装置を第1図により説明す
る。
室内へ供給される新鮮空気は給気装置2内の給気ファン
3によって空気取入グリル6から吸込まれる。
この新鮮空気に含まれる固液体14は湾曲風道7を通過
中に遠心力を受けて壁面8に押しやられることによって
清浄空気13と分離される。
このようにして得られた清浄空気13は、給気装置2内
の給気ファン3の作用により吐出ダクト4を通って給気
装置2から客室に送り込まれる。
一方、分離された異物は、給気装置2から送られた客室
給気用の送風の一部が戻りダクト5を通って分離装置1
のエジェクタ室10に送られ、この送風が流れる時に生
ずるエジェクタ9の誘引作用によって固液体排出ダクト
11を通って固液体14とともに車外へ放出される。
ところが、この構成においては、連続換気ファンによっ
て連続的に車内へ清浄空気を送り込むことはできるが、
気密機能を有する換気ファンの吐出風の一部を分岐して
エジェクタ駆動に使用するため、客室が非気密部との境
界になるエジェクタ駆動穴に通じており、車体の気密性
を若干そこなうという欠点があった。
したがって、車両が高速でトンネルを進行する際に生ず
る車外圧力変動が、このエジェクタ駆動穴部を通じて車
内に波及して車内の圧力が変動し、乗客の耳に不快な強
い刺激を与えていた。
上記の点に鑑み本考案は、車両が塵埃が少なく雪のない
トンネルを進行する際に、戻りダクトの途中に設けた締
切弁を閉じることによって車体の気密性を保持し、車内
の圧力変動を防止しながら、新鮮空気を連続的に客室に
供給可能な給気装置を得ることを目的としたものである
次に本考案を第2図に示す一実施例によって説明する。
図において、空気取入グリル6から取入れられた固液体
を含む空気12は、湾曲風道7を通過中に遠心力の作用
で清浄空気13と固液体14に分離され、清浄空気13
は給気装置2内の給気ファン3の作用によって吐出ダク
ト4を通って給気装置2から客室に送り込まれる。
また、分離された異物すなわち固液体14は、給気装置
2から送られた客室給気用の送風の一部が流れる時に生
ずるエジェクタ9の誘引作用により、固液体排出ダクト
11を通って車外に放出される構成は、前記従来例と全
く同じである。
なお、給気ファン3も同様に外気圧変動に対して風量変
化の少ない構造のものである。
15はエジェクタ駆動風の戻りダクト5の途中に設けた
締切弁であり、車両がトンネルに接近した際に地上線路
脇の発信機(図示せず)から進行中の車両に対して信号
を送り、これを受信して該締切弁15を閉じることによ
って、分離装置のエジェクタ駆動穴から車外圧力変動が
車内に波及しないようにしている。
次に車両がトンネルを出る際には、前記と同様に地上線
路脇の発信機からの信号を受けて締切弁15が開きエジ
ェクタ9の誘引作用が再開され、雪等の異物放出が行な
えるようにしている。
なお、車内の圧力変動が生ずるのは、車両がトンネルを
進行する場合のみであり、この間は雪等の侵入がないの
で締切弁15を閉じてエジェクタ9の作動を止めても実
用上さしつかえない。
一方、湾曲風道の空気取入口からの圧力変動の影響は、
給気ファン3を外気圧変動に対して風量変化の少ない構
造のものを用いているため、客室へ伝わることがない。
以上説明したように本考案によれば、車両が高速でトン
ネル内を進行する時でも締切弁を閉じることによって車
内の気密が保たれ、トンネル内における車外圧力が車内
に波及することがないため乗客の耳に刺激を与えること
がなく快適な状態を保ち、連続して清浄空気を客室に供
給できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の給気装置を示す回路図、第2図は、本
考案による高速車両の給気装置を示す回路図である。 1・・・・・・分離装置、2・・・・・・給気装置、3
・・・・・・給気ファン、4・・・・・・吐出ダクト、
5・・・・・・戻りダクト、15・・・・・・締切弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 人口側に空気取入れグリルを有する湾曲風道と、該湾曲
    風道に接続され、かつ、客室内へ空気を送り込む給気フ
    ァンを有した吐出ダクトと、前記湾曲風道の湾曲部終端
    に連結され異物を誘引作用によって排出するエジェクタ
    と、前記吐出ダクトの給気ファン下流側より分離し前記
    エジェクタへ駆動用空気を送る戻りダクトとから成る高
    速走行する車両における給気装置において、車両のトン
    ネルへの進入および離脱を検知する手段を設け、前記検
    知手段に連動し車両がトンネル内にある場合に閉となる
    締切弁を前記戻りダクトに設けたことを特徴とする高速
    車両の給気装置。
JP1978113583U 1978-08-21 1978-08-21 高速車両の給気装置 Expired JPS586754Y2 (ja)

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JP1978113583U JPS586754Y2 (ja) 1978-08-21 1978-08-21 高速車両の給気装置

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JP1978113583U JPS586754Y2 (ja) 1978-08-21 1978-08-21 高速車両の給気装置

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Publication Number Publication Date
JPS5531738U JPS5531738U (ja) 1980-02-29
JPS586754Y2 true JPS586754Y2 (ja) 1983-02-05

Family

ID=29063532

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978113583U Expired JPS586754Y2 (ja) 1978-08-21 1978-08-21 高速車両の給気装置

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JPS52154810U (ja) * 1976-05-19 1977-11-24

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JPS5531738U (ja) 1980-02-29

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