JPS586629Y2 - エコライジング溶接ガン - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエコライジング溶接ガンに関する。

一般にこの種溶接ガンはシリンダを基台に摺動自在に支
承させ、このシリンダのピストンロッドに設けたストッ
パーを基台に設けたストッパーに当接させてロッドの先
端チップとシリンダに設けたヨークの先端チップとを順
次開放させるようにしているが、この場合シリンダはそ
のヨークから突出する摺動杆をもって基台に摺動自在に
支承させているため、その摺動杆等その重量が嵩むと共
に、そのストッパーの取付等その構成が煩雑化して大型
となる等の不都合が存した。

本考案はか＼る不都合を改良するためなされたものであ
って、その取付けを簡便にして軽量、小型化させたもの
である。

これを図示実施例について説明すると１はシリンダ、２
はピストンロッド、３はヨークを示し、該ヨーク３は、
その基部のシリンダ取付部３ａからその先端のチップ取
付部３ｂまでの間に、前記ピストンロッド２に平行な直
状部３Ｃを形成し、該直状部３ｃを基台４に摺動自在に
嵌挿支承すると共に基台４の後端にはピストンロッド２
の両側に突設したピン状のストッパー５が当接すべく先
端を二叉状としたストッパー６が設けられている。

図中７はピストンロッド２に設けたチップ兼ケーブル取
付部、８はピストンロッド側チップ、９はヨーク側チッ
プ、１０は前記チップ取付部３ｂに形成したヨーク側ケ
ーブル取付部を示す。

本考案は上述の如く構成されるものであるから、図示の
状態から、チップを開放すべくシリンダ１にエアを供給
するとき、ピストンロッド２は図面で右方に摺動し、そ
のロッド側テップ８はロッド側のストッパー５が基台側
のストッパー６に当接するまで即ちストッパー間隔ａま
で開放され、更に供給されるエアによって今度は、シリ
ンダ１が停止したピストンを基点としてヨーク３の直状
部３ｃを介して基台４上を図面で左方に摺動して、シリ
ンダ１の先端が基台側のストッパー６に当接するまで、
即ちストッパー６とシリンダ１との間隔すまでヨーク側
チップ９は左方に開放されて大きな作業ストロークを得
ると共に、この開放状態においてチップを加圧すべくシ
リンダ１にエアを供給するときはロッド側チップ８がワ
ークに当接するまで図面で左方に前進した後ヨーク側チ
ップ９が基台４上を右方に摺動するシリンダ１の後退に
よってワークを挾持し、その加圧力はワークの位置に関
係なく均等となるもので、このように本考案によるとき
は、シリンダ１を基台４に摺動自在に支承させたエコラ
イジングガンにむいて、ヨーク３に、シリンダ取付部か
ら先端のチップ取付部までの間にピストンロッド２に平
行な直状部３ｃを形成し、この直状部３ｃを介してシリ
ンダ１を基台４に支承させたから上述した従来例の如く
ヨークに摺動杆を突設して該摺動杆を介して基台に支承
するものに比し、その重量を軽減して軽量に得られ、而
もストッパーを有する基台４はヨークのスパン間隔内に
納められるため、そのストッパーの取付けが簡単となり
、小型に得られる等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示す側面図である。 １・・・シリンダ、２・・・ピストンロッド、３・・・
ヨーク、３ｃ・・・直状部、４・・・基台、５・・・ス
トッパー６・・・ストッパー、８・・・チップ、９・・
・チップ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. シリンダ１を基台４に摺動自在に支承せしめ、該シリン
   ダ１のピストンロッド２に設ケタストッパー５を基台４
   に設けたストッパー６に当接させて、ピストンロッド２
   の先端チップ８とシリンダ１に設けたヨーク３の先端チ
   ップ９とを順次開放させるようにしたエコライジング溶
   接ガンにかいて、前記ヨーク３にシリンダ取付部から先
   端のチップ取付部までの間に前記ピストンロッド２に平
   行な直状部３ｃを形成し、該直状部３Ｃを介してシリン
   ダ１を基台４に摺動自在に支承させたことを特徴とする
   エコライジング溶接ガン。