JPS586473Y2 - コガタニンギヨウノキヤクブ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は足の姿勢を自在に変化できる１ｏｃｒｒｌ以下
の小型の人形の構造に関するものである。

従来、この種の人形を硬質素材で作る場合、脚体の各部
を成形し、これをリベット等によって連結し、所要の関
節部を構成していた。

しかし小型の人形においては蝶番形の関節部を構成する
ことは困難であり、特に亜鉛ダイキャストによって成形
する場合には材質的に関節部の摩耗が多く、所要の姿勢
保持力が得られない等の欠点を有していた。

本考案は上記従来型の欠点を除去するもので、以下図に
示す一実施例にて本考案を説明すると１１は人形の本体
で、該本体１には腕体２、頭部３１脚体４等が連設され
る。

同脚体４の足首部には球状部４１を形成する。

−力走首部に同球状部４１を嵌合する凹部４２を具えた
足体４３と、同足体４３の足首部を包む環状体４４を作
り、上記脚体４の球状部４１に足体４３を嵌着すると共
に、同足体４３の足首上からこれをサポートする様に上
記環状体４４を装着する。

以上の構成にて足体４３は脚体２に連結され、かつ同連
結部は球状部４１による球形関節を構成し、足首を自在
に曲げてその姿勢を保持することができる。

なおこの場合、足首部を自在に曲げるためには足体４３
を軟質合成樹脂等の軟質素材により成形する。

以上説明した様に脚体４は足首部に球状部４１を成形す
ればよいので、工作が簡単で、小形人形でも硬質素材に
よって容易に成形できる。

また上記環状体４４も軟質素材によって容易に成形でき
、コレを上下方向に移動自在にすることによって足首部
のサポートの働らきを自在に調整することもできる。

また上記実施例において、足体４３の底面に所要の凹部
４５を形成しておけば、同人形を直立させる所要個所に
これと嵌合する凸部を形成することにより、同人形の直
立装置を構成できる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は人形の正面図１
第２図は同人形の脚部の要部分解側面図、第３図は開部
の組立側面図である。 １・・・・・・本体、２・・・・・・脚体、３・・・・
・・頭部、４・・・・・・脚体、４１・・・・・・球状
部、４２・・・・・・凹部、４３・・・・・・足体、４
４・・・・・・環状体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 本体に連設される脚体の足首部には球状部を形威し、一
   方軟質台底樹脂等の軟質素材をもって上記足首部の球状
   部に嵌入するための薄肉筒部に連なる凹部を具えた足体
   を形成し、同足体な上記足首に装着すると共に、同足首
   部の外側には別個に形成した補強用の環状体を装着して
   なることを特徴とする小型人形の脚部。