JPS5860522A - 金属化プラスチツクフイルムコンデンサ - Google Patents

金属化プラスチツクフイルムコンデンサ

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JPS5860522A
JPS5860522A JP15923281A JP15923281A JPS5860522A JP S5860522 A JPS5860522 A JP S5860522A JP 15923281 A JP15923281 A JP 15923281A JP 15923281 A JP15923281 A JP 15923281A JP S5860522 A JPS5860522 A JP S5860522A
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JP
Japan
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metallized
capacitor
plastic film
polyethylene terephthalate
silicone oil
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JP15923281A
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Inventor
幹雄 沢村
戸倉 昭
辻尾 周作
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Nichicon Corp
Original Assignee
Nichicon Capacitor Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 現在、一般的に使用されているコンデンサには亜鉛やア
ルミニウムを蒸着した金属化紙と非蒸着のポリエチレン
テレフタレートフイAム(以下PETフィルムという)
などを薄葉誘電体として巻回シタコンデンサ素子に、ポ
リブテンやアルキルベンゼンなどの合成絶縁油を含浸し
て使用されていた。これら使用されている絶縁油、紙お
よびフィルムは炉焼性物質で引火点も低いため、コンデ
ンサに不具合が発生し九とき、火災を起す危険性が十分
にある。また、従来タイプの紙およびプラスチヅクフイ
ルムからなる薄葉誘電体を用いたコンデンサに、難燃化
を目的として含浸剤をポリジメチルシロキサン(以下シ
リコン油といつ)に変更しても、従来より使用されてい
るポリブテンやアルキルベンゼンなどの合成絶縁油の場
合に比較して耐電圧性能の低下が著しく、品質を低下さ
せる大きな欠点があった・ そこで上述の点に鑑みて本発明者らは、引火点の高い難
燃性シリコーン油を含浸させることによって箋コンデン
サの難燃化を図るとともに電気的特性を維持する目的で
、シリコーン油と各種薄葉誘電体の構成およびt極マー
ジン幅と耐電圧性について種々実験を繰返した結果、i
t璽正圧性能よび信頼性が著しく向上することを見出し
た。
スナワチ、金属化ポリエチレンテレフタレートフィルム
と複数のポリエチレンテレフタレートフィルムとを重ね
合せて巻回してコンデンサ素子を形成し、該素子にシリ
コーン油全含浸したことを〜300 cstの範囲が最
適である。
シリコーン油は他の一般の鉱物絶縁油、置数絶縁油に比
べて温度による粘度変化が非常に少く、他の電気特性も
広い温度範囲で一弗した性仙を示す。しかし粘度が50
cSt以上で300で以上の高い引火点を有し、300
 cstを超えると含浸性が悪くなる。またさらに金属
化ポリエチレンテレフタレートフィルムコンデンサの定
格電圧、!=I1Mマージン幅との比が0.2〜0.4
 KVDC/ xJの範囲内で構成されていることを特
徴とするものである。
第1表はポリブテン、アルキルベンゼンおよびシリコー
ン油の代表的な絶縁油特性を示す。特に注目すべ〜絶縁
破壊電圧値も有意差のない結果である。
!1表 ※は1回目の破嬰の5回の平均値を示す。
しかし、41K1図に示す破壊回数−破壊電圧特性にお
いて、従来のポリブテン(図中記号C)やアルキルベン
ゼン(図中記号b)などに比較して、シリコーン油(図
中記号a)の場合回数を追うごとに破II!電圧値が大
きく下がって因る。また第2図の絶綾部会試験法(50
℃、8KV、 Hzガス)による水素ガス吸収特性図に
よると、従来のポリブテン(図中記号c)、アルキルベ
ンゼン(図中記fb )などがガス吸収型であるのに対
し、シリコーン油(図中記号a)はガス発生型である。
従って従来より使用されているポリブテンや+ルキルベ
ンゼンなどに比較してシリコーン油の低い耐電圧性能と
水素ガス吸収特性のため、シリコーン油含浸コンデンサ
の品質は何の対策も実施しない場合、従来品に比べて著
しく低下することになる。
第3図(イ)および(ロ)はコンデンサの薄葉誘電体の
配置119、図で、1は金属化薄葉誘電体、2は非蒸着
薄葉誘電体、3はW極マージン部、4はメタリコン部で
ある。
第2表はシリコーン油の粘度ill引火点およびJIS
 C2321不燃性絶縁油の燃焼性試験結果について示
す。
1182表 シリコーン油をこの方法で試験し次場合、低燃膚のシリ
コーン油は燃焼するが、50cSt以上の粘度の油はす
ぐには燃焼が始まらな−。従って粘度50 cst以下
の曲以外tまがなり離燃性であるといえる。またコンデ
ンサの含浸性と使用する絶縁油の積度とは密接な関係が
あり、低粘度はど含浸性は良い。
そこで上記コンデンサに粘度50,200,300゜5
00 cstのシリコーン油を従来の絶縁油と同じ処理
条件で含浸処理を行ない、各精度別試料を分解、目視調
査を実施した。
目視判断で粘度50−200−300 cst程度まで
なれば、十分なシリコーン油の浸潤が観察され、良好な
含浸性を示した。ところが、粘度500 cStの場合
、素子端面の浸潤は見られたが、薄葉誘電体相互間の濡
れは十分ではなかった。
ta従来からのポリブテンやアルキルベンゼン絶縁油の
粘度特性も鑑みてシリコーン油を採用すれる。
第3表は第3図に示す薄葉誘電体の配置構成により、絶
縁油、薄葉誘電体および定格電圧と電極マージン幅との
比を種々変えて金属化フィルムコンデンサを製造した条
件およびテスト結果を示す。
第  3  表 第3表中試料の定格静電容量は8μFで、 試料数はそ
れぞれ20個製作した。試料群記号中、記号AおよびE
は本発明に係る試料で、記号B、 C,D。
FおよびGは比較のための試料である。また、薄葉誘電
体の欄に記載のMPETは、金属化ポリエチレンテレフ
タレート、PETはポリエチレンテレフタレ−)、MP
は金属化コンデンサ紙、CPはコンデンサ紙を示す。
第4図は上述の試料を温度範囲を変えて直流コロナ開始
(消滅)![圧を測定し、その値と電極マージン幅との
比(KVDC/II)を示したもので、試料群BとFl
または試料群AとGを比較すると、絶縁油をシリコーン
油に変えることによシ、電極マージン幅1311あたシ
の直流コロナ開始電圧(以下DC−C8Vという)〔ま
たは直流コロナ消滅電圧(以下DC−CCVという)〕
では、試料群Bは試料群Fに対して約60%近くまで低
下している。また試料群Aは試料群Gに対して数%低い
結果を示している。これに対してMPETフィルムおよ
びPET  フィルムを用い、かつシリコン油を含浸し
て構成された本発明に係る試料群Aは、従来品に相当す
る試料群Fに比べて同等以上の優れた特性を示した。ま
た試料群BとDを比較した場合、薄葉誘電体構成枚数を
増やすことVこよシ、DC−C8V。
(またはDC−CCV)は改善されている。
第5図は電極マージン幅1纏当りの定格電圧(KVDC
/II)t!:、定格電圧に対するDc−C8V(t 
7’ji;t DC−CCV ”)の電圧比との関係に
ついて示したものである0図中曲線dは薄葉誘電体が第
3図げ)にお込て、記4+1がMPETフィルム、記号
2がPET  フィルムを用いてシリコーン油を含浸し
たもの、曲線eは同様にしてアルキルベンゼンを含浸し
たものである。電極マージン幅を増大さセルととK”!
fiDC−C8Vt7’EはDC−CCV (7)向上
に繋がるが、製造条件と耐用性、そして経済性を考慮し
た場合、定格電圧と電極マージン幅との比が0,2〜0
.4KVDC/XIの範囲で構成されたものが最適とな
る。この信頼性寿命を確認するため、直流V−T試験を
行ない、その結果を!!6図に示す。
試料群BとFを比較した場合、シリコーン油を含浸した
試料Bの方が寿命は若干短い。これは直流コロナ量と紙
誘電体の耐用性に起因していると推定できる。
しかし上述の本発明に係る試料群Aは、従来品(試料群
F)に比較して非常に優れた耐用性を示すことが実証さ
れた。しかも本発明は従来の絶縁油であるアルキルベン
ゼンを使用した試料群Gとも大差のなh良好な耐用性を
示し、みっ従来品に比較して、難燃性を有する上に、優
れた品質と信頼性も兼ね備えたコンデンサの製作が可能
となった。
斜上のように本発明の金属化フィルムコンデンサは、P
CB油使用禁止以来、強く要求されてきた難燃化を達成
することができ、コンデンサの安全性に寄与し、工業的
ならびに冥用的価値の大なるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は各種絶縁油の破I14wL圧特性図、第2図は
同絶縁油のガス吸収特性図、第3図(イ)、(ロ)−は
金属化フィルムコンデンサの薄葉誘電体の配置構成図、
第4図は直流コロナ開始電圧一温度特性図、第5図は直
流コロナ開始電圧一定格電圧特性図、186図は直流V
−T試験特性図である。 に金属化薄1a鋳電体 2:非蒸着薄葉誘電体 3:t[極マージン部 特許出願人 日本コンデンサ工業株伏会社第3図 第1図 温度(′C);多t; 特許出願人 [1木コンデンサ−r業株よイマージン幅
]wI当りの定格電圧(K ’J D C履)第6図 ffり明時間(lTt) 昭和56年11月11日 特許庁長官 島 田春樹 殿 1、事件の表示 昭和56卑特i願第159232号 2、発明の名称 金属化プラスチプクフイルムコンデンサ3、補正をする
者 事件との関係 特許出願人 4、補正の対象 「明細書の特許請求の範囲の欄」および「明細書の発明
の詳細な説明の欄」 5、補正の内春 1 特許請求の範囲を次のように訂正する。  。 r(1)  ill化fflリエチレンテレフタレート
フィ#AとlI数のポリエチレンテレフタレ=Fフィル
ムとを重ね合せて巻回してコンデンサ素子を形成し該素
子にポリジメチA/$/ロキサンを含浸したことを特徴
とする金属化プツスチプクフイルムコンデンす。 偉) 上記ポリジメチルシロキサンの粘度が温度25t
”にて50〜300cStであることを特徴とする金属
化プラスチプクフイルムコンデンサ。 (3)上記金属化ポリエチレンテレフタV−)フィルム
コンデンサの定格電圧と電極マー81ン幅との比カ0.
2〜0.4 KVDC/1m+7) IEII内で構成
されていることを特徴とする特許請求の範囲w、1項を
九は渠2項記載の金属化プラスチヅクフイルムコンデン
す。」2 明細書第2頁第4行を次のように訂正する。 rETフィルムという)、ポリプロピレンフィルムC以
下PPフィルムという)などを薄葉誘電体として巻」 8 明細書第4頁Ig1行を次のように訂正する。 「以下本発明をさらに詳述する。第1表はポリブテン、
アルキルベンゼンおよヒ」 4 明細書第4頁第1表を次のように訂正する。 第1表 5 明細書第8頁第3表に記載の「耐電圧比」を「耐電
圧性」に訂正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属化ポリエチレンテレフタレートと複数のポリ
    エチレンテレフタレートフィルムトヲ重ね合せて巻回し
    てコンデンサ素子を形成し該素子にポリジメチルシロキ
    サンを含浸したことを特徴とする金属化ブリヌチプク入
    イル〜300 estであることを特徴とする金属化プ
    ラスチックフイルムコンデンサ。 C)上記金属化ポリエチレンテレフタレートフィルムコ
    ンデンサの定格電圧と電極マージン幅との比が0.2〜
    0.4 KVDC/厘の範囲内で構成されていることを
    特徴とする特許請求の範8gPi1項または第2項記載
    の金属化プラスチックフィルムコンデンサ。
JP15923281A 1981-10-05 1981-10-05 金属化プラスチツクフイルムコンデンサ Granted JPS5860522A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6380515A (ja) * 1986-09-24 1988-04-11 松下電器産業株式会社 金属化フイルムコンデンサ
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