JPS5858778B2 - 電子光学系の汚染チエツク法 - Google Patents

電子光学系の汚染チエツク法

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JPS5858778B2
JPS5858778B2 JP15159078A JP15159078A JPS5858778B2 JP S5858778 B2 JPS5858778 B2 JP S5858778B2 JP 15159078 A JP15159078 A JP 15159078A JP 15159078 A JP15159078 A JP 15159078A JP S5858778 B2 JPS5858778 B2 JP S5858778B2
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JP
Japan
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electron beam
optical system
drift
signal
electron
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JP15159078A
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JPS5578451A (en
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信男 後藤
輝昭 沖野
徹雄 湯浅
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Jeol Ltd
Original Assignee
Nihon Denshi KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子線装置において電子線の位置のドリフト具
合(ドリフト速度)を検出することにより、電子光学系
の汚染具合をチェックする方法に関する。
電子顕微鏡や電子線露光装置等の電子線装置において、
対物絞り等いわゆる電子光学系の要部に汚れがあると、
チャージアップ等により電子銃から射出されてきた電子
線がドリフトしてしまう。
斯くの如き電子線のドリフトは、被検試料の観察に支障
を来たしたり、数十ミクロン×数十ミクロンの領域に数
十個の微小図形を描画せんとする電子線露光装置の描画
に多大な悪影響を及ぼす。
従って電子線装置を使用する場合、適時電子光学系の汚
染具合をチェックし、程度によっては電子光学系のクリ
ーニングを行なう必要がある。
さて、従来電子光学系の汚染具合のチェックは数秒乃至
数十秒の間電子線射出をオフにし、汚れにチャージアッ
プしたチャージを消失させてから、再び電子線を射出さ
せ、例えば、電子線スポット像を螢光板上あるいは陰極
線管画面上に写し出して該電子線スポット像のドリフト
具合(ドリフト速度)をオペレータが肉眼にて観察して
行なっていた。
しかし乍ら、この様なチェック法にはオペレータの個人
差が大きいさと、肉眼観察による不正確さが生じること
、長時間に亘るドリフト観察によって心身が疲労するこ
と、陰極線管の走査速度より速いμsec程度でドリフ
トする高速ドリフトが測定できないこと等の問題がある
本発明はこの様な問題をすべて解決する為になされたも
ので、新規な電子光学系の汚染チェック法を提供するも
のである。
第1図は本発明の一実施例を示した電子線露光装置の該
略図で、図中1は電子銃で該電子銃から射出された電子
線は集束レンズ2によって集束され、矩形孔3Hを有す
るマスク板3P上に投射される。
概マスク板の孔を通過した電子は集束レンズ4により結
像され、該孔の像(縮小偉)を試料(図示せず)上に結
ぶ。
前記マスク後方の電子線通路に沿った適所(試料位置又
はその近傍)にはナイフェツジの如き、ある線を境に異
なった情報を与える部材5が置かれ、このナイフェツジ
の下方にはファラデーケージ等の検出器6が置かれる。
前記ナイフェツジ5の上方には電子線偏向器7が設置さ
れており、ディジタル電子計算機(以後CPUと称す)
8からの電子線位置移動指令信号をDA変換器9及び増
幅器10を介して受け、前記孔3Hを通過した矩形断面
の電子線を前記ナイフェツジ5が配置された仮想平面1
1上で該ナイフエを横切る様に例えば矢印12に示す方
向(X方向)に偏向移動させる。
この偏向時、該ナイフェツジ部分を透過する電子線は、
前記検出器6に検出され、増幅器13に送られる。
該増幅器によって増幅された信号は、微分回路14にて
微分され、前記CPU8からパルス状電子線位置移動指
令信号が供給されているゲート回路15へ供給される。
該ゲート回路は前記CPU8からパルス状電子線位置移
動信号、前記微分回路14から一定信号が供給されてい
る間は、オープンの状態になっており、パルス状電子線
位置移動信号をカウンタ16に供給し、前記微分回路か
らパルス信号の立下り(若しくは立上り)を示す信号が
入ると、ゲ・−トを閉じる。
該カウンタは前記ゲート15が閉じる迄カウントしたパ
ルス状電子線位置移動信号数を前記CPU8に内蔵され
たメモリに送る。
該CPUは内蔵メモリに該信号数を記憶させると同時に
、前記ゲート回路15とカウント16に信号を送り、前
者のゲートをオープンに後者をリセット状態にする。
又該CPUはその後間歇的に前記カウンタ16から送ら
れ、メモリに記憶された信号数に基づいて、電子線のド
リフト具合(ドリフト速度)等を演算する。
尚図中17はブラッキング用偏向器18と中央部に孔を
有する遮蔽板19から成るブラッキング器で、前記CP
U8の指令により、電子銃1からの電子線をブラッキン
グ用偏向器18で偏向制御し、遮蔽板19の孔を通過さ
せたり、通過させないようにしたりする。
さて、試料上へある数のパターンを露光してから、CP
U8の指令をブラッキング器17へ供給して、電子銃1
からの電子線放射を一定時間(例えば10数秒間)カッ
トし、汚れにチャージアップしたチャージを完全に消失
させてから、再度電子線を放射させる。
該放射と同時に、CPU8はDA変換器9及び増幅器1
0を介して電子線偏向器7に電子線位置移動指令信号を
送り、マスク板3Pの孔3Hを通過した電子線をナイフ
ェツジ5が配置された仮想平面11上、例えばA。
を始点として矢印12に示す方向に複数回間歇的(例え
ばt秒毎)に走査させる。
この走査により、第2図aに示すようにナイフェツジ部
分5を透過する電子線Eは検出器6に検出される。
この検出信号は第2図すに示す様に一定直線からある時
点を境に零に近づく、いわゆる左向勾配を持つ直線に変
化している。
該信号は増幅器13を介して微分回路14に送られ、こ
こで微分される。
この微分信号は第2図Cに示す様に一定直線から矩形状
に変化している。
該微分された信号は、前期CPU8からパルス状電子線
位置移動指令信号が供給されているゲート回路15へ供
給される。
該ゲート回路は走査開始A。
から微分信号の立下りを示す信号が入る迄すなわち第2
図Cに示すT1の期間ゲートをオープンするので、その
間ゲートを通過するパルス状電子線位置移動指令値がカ
ウント16にカウントされ、C0U3のメモリに記憶さ
れる。
該記憶と同時に該CPUはゲート回路15のゲートをオ
ープンさせ、カウンタ16をリセットさせる。
以上の過程が複数回間歇的に繰り返される。
この場合、電子線が矢印12方向(X方向)にドリフト
していると、二回目の走査が第2図a1に示す様に、A
8点ではなくA1点を始点として行なわれている。
従って第2図b1及びC1に示す様に検出器6に検出さ
れた信号及び微分回路14で微分された信号は、それぞ
れ、左向き勾配を持つ直線及び微分信号の立下りがIA
o−A11の距離に相当する時間早く表われる。
而してCPU8は走査開始点A1から微分信号立下りが
検出される迄の時間T2の間カウンタ16でカウントさ
れた電子線位置移動指令信号数をメモリに記憶させる。
この様にして、CPUのメモリには走査開始点A。
、Ao、A2(図示せず)・・・・・・から微分信号の
立下りが検出される迄の時間T1.T2.T3(図示せ
ず)・・・・・・にカウンタ16でカウントされた電子
線位置移動指令信号数がそれぞれ記憶される。
而してCPUは一定時間(を秒)毎にメモリに記憶され
た期間T1.T2.T3・・・・・・相互間におけるパ
ルスカウント数からドリフトの速度を算出する。
すなわち各一定時間(を秒)毎に(期間T1の信号数)
(T2の信号数)、(T1の信号数)(T3の信号
数)・・・・・・を算出する。
これらの値はそれぞれIAl−Aol 、1A2−Ao
l 、1A3−A。
・・・・・・に対応するのでA。
の値を基準(零)にすれば、第3図Sに示す様に走査時
間に対するドリフト距離A1.A2.A3・・・・・・
が算出されるので、該Sの傾きからドリフト速度が検出
される。
又もし、電子線が矢印12方向と逆方向(一方向)にド
リフトしていると、二回目の走査が第2図21に示す様
にA。
点ではなくA−1点を始点として行なわれ、検出器6、
微分回路14にそれぞれ検出、微分された信号は第3図
S−1,c −1の如く、左向き勾配を持つ直線、微分
信号の立下りがIAo−A−、lの距離に相当する時間
遅く表われ、CPU8は第3図S−1に示す様な前述の
場合と逆の傾きを持った信号から単位時間当りのドリフ
ト速度が算出できる。
次にナイフェツジを第1図に示した位置から90°ずれ
た仮想平面11上に配置し、前記と同様に電子線を該平
面上Y方向に偏向し、電子線の位置のY方向のドリフト
速度を測定する。
そして、前の工程で測定したX方向のドリフトの速度と
該Y方向のドリフトの速度を合成することにより、二次
元の電子線の位置のドリフトの方向と、その方向におけ
る速度が求められる。
オペレータあるいはコンピュータは該電子線の位置のド
リフト速度から、クリーニングが必要か否かを判断する
尚、ドリフトの方向が常に定まっている様な電子光学系
を有する装置の場合はドリフトの方向を測定する必要が
ないので、その方向に電子ビームを移動させ、ドリフト
速度を測定するだけでよい。
又本実施例では、ナイフェツジを用いたが試料上にマー
クを付は該試料上を複数回間歇的に走査させてマーク検
出して、電子線のドリフト速度を検出するようにしても
よい。
本発明によれば、ドリフト具合(ドリフト速度)をオペ
レータが肉眼にて観察するのではなく、基準物体が配置
されている平面上で電子線を該平面上で少なくとも一方
向に移動させて前記基準物体を横切らせる一連の過程を
複数回行ない、各々の電子線移動過程において、電子線
の移動開始から基準物体に係わる信号が得られる迄の時
間に対応した信号を検出し、該各検出信号に基づいて電
子線の位置のドリフト具合(ドリフト速度)を検出して
いるので、オペレータによる個人差がなく、又、オペレ
ータに疲労を与えることなく、高速なドリフトも検出出
来るので、容易に且つ正確に電子光学系の汚染具合のチ
ェックが出来る様になった。
従って、該チェックに応じて必要な電子光学系のクリー
ニングが出来る様になった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示した電子線露光装置、第
2図及び第3図は本発明の詳細な説明に使用した図であ
る。 1・・・・・・電子銃、5・・・・・・ナイフェツジ、
6・・・・・・ファラデイーカップ、7・・・・・・電
子線偏向器、8・・・・・・CPU、14・・・・・・
微分回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基準物体が配置されている平面上で電子線を該平面
    上で少なくとも一方向に移動させて前記基準物体を横切
    らせる一連の過程を複数回行ない、各々の電子線移動過
    程において、電子線の移動開始から基準物体に係わる信
    号が得られる迄の時間に対応した信号を検出し、該検出
    信号の単位時間当りの変化量を求める様にした電子光学
    系の汚染チェック方法。
JP15159078A 1978-12-07 1978-12-07 電子光学系の汚染チエツク法 Expired JPS5858778B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60175183U (ja) * 1984-04-27 1985-11-20 遠藤 美佐夫 ストロ−
JPS61149576U (ja) * 1985-03-08 1986-09-16
JP2003077814A (ja) * 2001-09-05 2003-03-14 Nikon Corp 荷電粒子線露光装置の結像性能の計測方法及びその計測装置、荷電粒子線露光装置

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