JPS5855320B2 - さく岩機等の制御弁装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、岱く岩槻等の運転を制御する弁の装置に関
し、特にパイロット弁を手動操作して主弁を作動させる
空気式さく岩槻において、弁の開度に複数段階を設け、
さく岩槻の運転を調整できるようにする。

さく岩槻の打撃運転を制御するには、１個の弁を開閉し
て直接給気を制御する方式もあるが、さく岩槻が大形に
なると、所要空気量が多くなる為制御弁装置が大きくな
って運転台が狭くなり、また弁の操作力も大きくなる欠
点があるので、これに代って制御弁を主弁とパイロット
弁とに分け、パイロット弁を手動操作してパイロット圧
によって主弁を作動させる方式が用いられる。

一方、直接給気を制御する方式にかいては、弁の全閉と
全開との中間に半開のレバーノツチを設けて、口切りと
ロッド引抜きのときは、この半開のノツチで運転を行な
うようにしていた。

しかしながら従来の主弁とパイロット弁とに分けた制御
方式では、この中間ノツチがないので、ロ切シ時からさ
く岩槻が全開運転を行なうことになり、口切りの位置ず
れによる穿孔の孔間がりやピット刃先のチップ欠損等の
事故を招き易い。

又穿孔が終ってロッド引抜き時に全開運転を行なうこと
は無駄に余分な空気を消費するだけでなく、さく岩槻が
発熱して部品の消耗を早めることにもなる欠点があった
。

この発明は、特にさく岩槻等の制御弁のかかる諸問題を
解決するものである。

而してこの発明の目的は、パイロット弁を手動操作する
間接的制御方式でありながら中間ノツチを備えた制御弁
装置を提供するにあり、又この発明の目的は、穿孔開始
時及びロッド引抜き時には合理的に空気量を絞り、破損
のないさく岩槻を提供することにある。

即ちこの発明は、図示する実施例の如く、パイロット弁
７を操作して流体圧作動の主弁６を介してさく岩槻等を
制御する弁装置において、パイロット弁７の全閉位置と
全開位置との間にデテント位置を設け、主弁６の開度に
中間位置がある如く構成したことを特徴とするさく岩槻
等の制御弁装置に係る。

この発明の実施例を図面について説明する。

第１図において、さく号機本体１は、ロッド２を把持し
てガイドシェル３上に来駕し、ガイドシェル３に沿って
前後進可能になっている。

さく号機本体１は空気管路４より圧縮空気の供給を受け
、ロッド２の先端に備えたビット５に打撃を与えると共
に前進して岩盤に穿孔を行なう。

制御弁は、主弁６とパイロット弁７とより成シ、圧縮空
気は、空気圧源８から主管路９．主弁６゜管路４を経て
さく号機本体１へ供給され、又空気圧源８から管路１０
を経てパイロット弁７に供給され、パイロット弁７と主
弁６との間にはパイロット管路１１が接続されている。

パイロット弁７には操作レバー１２を備え、これを手動
操作することによりパイロット管路１１を介して主弁６
を作動させる。

この実施例では両弁６，７共に３つのデテント位置を有
する場合を示している。

即ち弁の全閉と全開との間に１つの半開位置がある。

尚半開位置は１つに限ることなく、２つ以上のこともあ
り得る。

次に作動について説明する。

第１図において、パイロット弁７の操作レバー１２が図
示のように直立した位置にあるときは、デテント１４が
スプール弁１５の第１溝１６に嵌入し、主弁６に通ずる
パイロット管路１１は孔１９から大気に通じている為、
主弁６のピストン弁２０は出力を適正にした３重コイル
はね２１，２２．２３と、これに直列に配置されたばね
２４とによって押されて、そのシート部２５で主管路９
からの空気の流れを止めている。

即ちこのときは全開の状態にある。次に第２図において
、レバー１２を手動にて矢印の方向に押して図示の位置
まで傾けると、デテント１４はスプール弁１５の第２溝
１７に嵌入し、管路１０からの空気は、スプール弁１５
の一次小孔２６よシ弁２７を押開き、二次Ｊ＋Ｌ２８を
経てパイロット管路１１より主弁６のパイロット室２９
に至シ、ピストン弁２０を図示左方向に作動きせる。

而してこのときのパイロット空気圧は、スプール弁１５
内の弁ばね３０の強さに見合った圧力であり、調整ねじ
３１によって調整されており、ばね２４のみを撓める力
に設定しである。

従ってピストン弁２０はばね座３２で左方向移動を止め
られ、シート部２５は半開状態に保持される。

即ちこのときはさく岩槻の運転は中程度の打撃となる。

次に第３図において、レバー１２を矢印の方向に押して
図示の位置まで一杯に傾けると、デテント１４はスプー
ル弁１５の第３溝１８に嵌入し、管路１０からの空気は
、スプール弁１５の外周溝３３を通り、減圧されること
なくパイロット管路１１を経て主弁６のパイロット室２
９に至り、ピストン弁２０がばね座３２を介してばね２
１，２２゜２３を撓ませ、図示左方向一杯に移動し、シ
ート部２５が全開状態になる。

即ちこのときはさく岩槻は全開運転を行なう。

以上に説明した如く、この発明によれば、パイロット弁
を手動操作する間接的制御方式であるから操作部−ｄｂ
ト型でたり、中間ノツチを有して宮く岩槻の打撃を半開
運転にすることができるので、口切り時に起り易いビッ
トのチップ欠損を防ぎ、又ロッド引抜き時に空気の浪費
とさく岩槻部品の損耗を防止することができる等の効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明になる主弁とパイロット弁との縦断面
図にさく岩槻との関連を表わした図で、両弁が全閉状態
にあるときを示し、第２図は第１図の弁の半開状態を示
す図、第３図は第１図の弁の全開状態を示す図である。 図中、１はでく号機本体、６は主弁、７はパイロット弁
、８は空気圧源、１１はパイロット管路、１２は操作レ
バー １４はデテント、１５はスプール弁、１６は第１
溝、１７は第２溝、１８は第３溝、２０はピストン弁で
ある。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ パイロット弁を操作して流体圧作動の主弁を介して
   さく岩槻等を制御する弁装置において、パイロット弁の
   全閉位置と全開位置との間にデテント位置を設け、主弁
   の開度に中間位置がある如く構成したことを特徴とする
   さく岩槻等の制御弁装置。 ２ パイロット弁の中間デテント位置と主弁の開度の中
   間位置とを夫々複数段設けたことを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載のさく岩槻等の制御弁装置。