JPS585498Y2 - 魚釣り用移動式連浮子 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は魚釣り用移動式連浮子の改良に関するものであ
る。

従来のこの種の連浮子としては、複数個の浮子間を可撓
性を有するパイプ若しくは線材により連結すると共に、
各浮子にそれぞれ釣糸摺動案内用環状体を設けた構造の
ものと、複数個の浮子間を可撓性を有するパイプにより
連結し、同パイプの中空部内を釣糸摺動案内孔として使
用する構造のものとが存在するが、前者にあっては糸が
らみを生じ易いという欠点があり、又後者にあっては前
者の如き糸がらみの問題は生じない反面、釣糸の摺動抵
抗が大きく、従ってポイントに着水しても餌が目的の深
さまで降下しないか、或いはその降下速度かにぷいため
に、目的の深さまで降下する途中で小魚に餌を取られて
しまうという欠点がある。

そこで、本考案では上記の欠点を全て解消し得る魚釣り
用移動式連浮子の構造を提供せんとするものである。

本考案は、複数個の浮子間を可撓性線材より成るコイル
スプリング状連結部材により連結し、同コイルスプリン
グ状連結部材の中空部内を釣糸摺動案内孔として戒るこ
とを特徴とする魚釣り用移動式連浮子に係るものであり
、以下本考案の実施例を図面に基いて詳細に説明する。

図中Ａは耐腐蝕性に優れたステンレス等の細い可撓性線
材より戒るコイルスプリング状連結部材、１は所要の重
量を有する飛ばし浮子、２．’２’、’ｆは魚信用浮子
であり、前記コイルスプリング状連結部材Ａを飛ばし浮
子１及び魚信用浮子２．２’。

ｆ内にそれぞれ貫通せしめた状態で固定することにより
、各浮子１．２，２′、１間を同コイルスプリング状連
結部材Ａを介して所要の間隔のもとに連結一体化させ、
同コイルスプリング状連結部材Ａの中空部内を釣糸摺動
案内孔３となしたものである。

な釦、図中４は釣糸、５は浮子止めゴム、６はゴム止め
玉、７は重錘、８は釣針を示す。

本考案では上記構成より成るため、コイルスプリング状
連結部材Ａの中空部内を釣糸摺動案内孔３として従来通
り移動式の連浮子として使用すれば、釣糸４はコイルス
プリング状連結部材Ａ内にあるため糸がらみを生ずるお
それは全くなり、シかもコイルスプリング状連結部材Ａ
の中空部内を釣糸摺動案内孔３となしたことにより、同
釣糸摺動案内孔に対する釣糸４の接触面積が極めて小さ
く、従って重錘７として重いものを使用しなくても着水
後回釣糸摺動案内孔３内を釣糸４がスムースに摺動して
餌を目的の深さまで迅速かつ確実に降下せしめることが
できる等、移動式連浮子として優れた効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す正面図、第２図は第１図
Ｉ−Ｉ線における横断面図、第３図は第１図■−■線に
おける縦断面図を示す。 図中、Ａ・・・コイルスプリング状連結部材、１・・・
飛ばし浮子、 ２ ２′、１′・・・魚信用浮子、 ３・・・釣糸 摺動案内孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 複数個の浮子間を可撓性線材より成るコイルスプリング
   状連結部材により連結し、同コイルスフリング状連結部
   材の中空部内を釣糸摺動案内孔として成ることを特徴と
   する魚釣り用移動式連浮子。