JPS585271Y2 - 水準器付腕時計 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、水準器付腕時計に関するもので、腕時計に水
準器を付設することにより面の傾きを簡単に測定し得る
ようになすと共に、上記水準器を回動自在として全方向
の水平度を測定し得るようにしたことをその特徴とする
ものである。

、以下、本考案の実施例を図面に基ついて詳細に説明す
るに、第１図及び第２図□において、１は腕時計本体で
あって、該腕時計本体１は、胴２とその上面に被着した
風防ガラス３及び裏蓋４からなる時計側の内部に時刻表
示用のムーブメント５を内蔵したもので、該腕時計本体
１の上面には、水準器７を備えたカバー６を取付けてい
る。

上記カバー６は、胴２の上部に回動自在に取付けた回転
リング８に裏蓋４の下面４ａと平行をなす透明板９を固
着し、該透明板９の下面に直径方向の長溝１０を切設し
てそれを封止板１１によって密閉し、該長溝１０内に気
泡１２を残してエーテルやアルコールその他の液体１３
を封入することにより上記水準器７を形成したちので゛
、該カバー６は、回転リング８を回動させることによっ
て任意の方向に向けられるようにしている。

なお、該カバー６は胴２に対して着脱自在とすることが
できる。

また、上記長溝１０は１、第３図に程すように、一定の
曲率半径をもつ湾曲形状に形成している。

上記構成を有する腕時計は、それを測定すべき面上に載
置することにより水準器７によってその面の水平度を知
ることができ、その場合、カバー６を回動することによ
って全方向の水平度を測定することができる。

また、上記長溝１０は、透明度９を通して時刻を見る際
の弊害とならないように可及的に細く形成するのが好ま
しく、さらに該長溝１０内の液体１３は、無色透明であ
ってもよいが、それを着色することによって装飾性をも
たせることもできる。

以上詳述紗たように、本考案によれば、腕時計に水準器
を付設したので該腕時計によって面の水平度を簡単に測
定することができ、また、上記水準器は胴に対して回動
自在となしたので、面の全方向の傾きを容易に測定する
ことができ、しかも、水準器は腕時計本体の上面に被着
した透明板に形成したので、これが時刻を見る際の弊害
となるようなことがなく、逆に水準器によって装飾的効
果を現出させることかで゛きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す正面図、第２図はその
断面図、第３図は要部断面図である。 １・・・・・・腕時計本体、２・・・・・・胴、４ａ・
・・・・・下面、７・・・・・・水準器、８・・・・・
・回転リング、９・・・・・・透明板、１０・・・・・
・長溝、１２・・・・・・気泡、１３・・・・・・液体
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 腕時計本体における胴の上部に回動自在な回転リングを
   取付け、該回転リングに腕時計本体の下面と平行を、な
   す透明板を固定し、該透明板の内部に直径方向に設けた
   長室内に気泡を残して液体を封入することにより水準器
   を形成したことを特徴とする水準器付腕時計。