JPS58500085A - 血液型の判定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 血液型の判定装置 本発明は、個々人の血液を採取し、それを分析するだめの装置と、分析結果を表 示するだめの表示装置と、個々人の顔写真をとるだめの写真撮影装置とを備える 、個々人の血液型の判定装置に関する。

人血中の赤血球の抗原を判別するために、抗Ａ血清、抗Ｂ血清、抗ＡＢ血清及び 抗り゛血清として知られる抗体を人血に混合し、該当する抗体により２、赤血球 を凝集させる方法は公知となっている。

このような分析を自動的に行ない、分析結果を、血液型の判定の対象となった人 物の顔写真と組み合わせるだめの装置も、当該技術分野においては公知となって いる。

このような装置は、血液型の判定を誤って、輸血に際して重大な事態が発生する のを回避するべく、配慮されている。

血液型の分析結果を示すカードに、分析対象たる人物の写真を貼付することは、 このような誤りの可能性を減少させる上ではかなシの進歩といえるが、血清の取 扱い、判定、又は個々人の分析プレートの分類等に際して発生し得る誤シを、全 て排除することはできな（２） い。

フランス国特許第２，２９６，８６９号明細書には、血液型の判定結果に、個々 人の顔写真を自動的に組み合わせるだめの装置が開示されている。この装置には 、個々人の顔写真、及び凝集板の写真を撮影するだめの装置が設けられている。

この凝集板は透明であり、光学装置により凝集板上の血液反応の状況をスクリー ン上に投影し、撮影装置が、スクリーン及び人物の顔写真を同時に撮影する。

しかしながら、この装置によっても、成る危険が存在する。すなわち、特に写真 の撮影結果が良好でない場合等に、分析結果を示す写真の判読を誤るおそれがあ る。

しかも、上記したような分析を行うだめの装置は、極度に複雑であって、分析を 行なう際に、現在要求されているような衛生学的な条件を、十分かつ完全に満た すことはできない。

本発明は、公知技術におけるこれら様々な欠点を解消するだめの装置を提供する ことを目的とするもので、冒頭に述べたような装置であって、分析結果を表示す るだめの装置が、光学的濃度の測定結果をグラフとして記録するだめの装置を有 しており、かつ血液のサンプルを採取し、それを分析するだめの装置が、所定量 の分析用試薬を受容し、自動的に各人の血液を採取し、（３） それを前記試薬に混入し、所定量の各人の血液サンプルと前記試薬の所定量とを 自動的に混合し、得られた反応を分析し、分析結果をグラフとして記録し、得ら れた分析結果を各人の写真と組み合せるだめの装置を具備していることを特徴と している。

第１図は、本発明に基づく装置の一好適実施例を略示する斜視図である。

第２図は、本発明に基づく装置において用いられる分析板の平面図である。

第２Ａ図は、第２図のＡ−Ａ線について見た縦断面図である。

第２Ｂ図は、第２図のＢ−Ｂ線について見た縦断面図である。

第３図及び第３Ａ図は、それぞれ第２図の分析板からなる帯状体を受容するカセ ットの縦断面図、及び斜視図である。

第４図は、第１図の装置において用いられる採血用チューブの拡大正面図である 。

第５図は、第１図のチューブのレベルを読み取るだめの構成を略示する側面図で ある。

第６図は、球状の容器内に血液を押し出すだめの構成を略示する縦断面図である 。

第７図は、第６図の構成の作動の要領を示すための説明図である。

（４） 第８図は、容器内に血液を押し出す過程の成る段階を示す縦断面図である。

第９図は、容器内で試薬を混合する過程の２つの段階を示す説明図である。

第１０図は、血液と抗血清との混合体の光学的濃度を測定するだめの光学的な１ ｉｆ成を示す説明図である。

第１１図１ハ、容器内で凝集した赤血球の様子を示す縦断面図である。

第１２図は、第１０図の装置における測定原理を、凝集性のサンプルと、非凝集 性のサンプルとについて示す説明図である。

第１６図は、第１２図に示した原理に基づき得られた測定値の積分値を示すグラ フである。

第１４図は、血液型分析の対象となった人の写真と、識別カードと、血液型分析 の結果を示すグラフとを記載したカードの正面図である。

第１５図から第１８図までは、それぞれ、本発明に基づく装置を、種々の周辺機 器と組み合せて用いる種々の態様を示す説明図である。

第１図に示すように、個々人の血液型を判定するだめの前記型式の装置は、ケー シングに固着されたユニバーサル式のベース（２）に載架された写真撮影装置（ １）を備えている。

ケーシングの一側部に固着されたスクリーン（３）は、分析結果を透光式に投影 するだめのものである。

このスクリーン（３）の上方には、分析対象の人物の氏名を表示するだめの液晶 表示装置（４）が設けられている。

同じく液晶式であるのが好ましい第２の表示装置（５）が、血液型及びＲｈ因子 を表示するために設けられている。

装置を運搬するときの便宜のために、ユニバーサル式ベース（２）を受容するだ めの窪み（６）が、ケーシングに凹設されている。窪み（力は、写真撮影装置（ １）を取り外したときに、それを収納するだめのものである。

２個のプラグ＋８）　ｆ９）は、それぞれ、装・看に、交流及び直流の電力を供 給するだめのものである。それらのケーブルを収納するだめの窪みも、ケーシン グに設けられている。

また、これらのケーブルと概ね同一の高さの位置のケーシング部分から出カケー ブルα０）が、周辺機器に接続するために引き出されている。同様な出力線（１ ）は、装置をプリンタに接続するだめのものであり、出力線１２）は、装置をコ マンド入力用のキーボードＣ４１に接続するだめのものである。

プリンタ（１３１は、分析結果のグラフ表示を、例えば穿孔テープ等の補助手段 を備える記録紙ｔｔｅ＋上に記録するためのものであって、コマンドキー１１４ ）をノミネル上に有している。

チューブ（１ηに付設された支持アームｔ１７）は、後記する（６） ように、血液サンプルを採取するためのものである。

ケーシングの前面には、運搬用のノンドルｔ１９、分析結果を収納するだめの引 き出し＋２ｔ）　、操作者が分析過程を監視するだめの透明スクリーンＱυ、及 び制御装置のパネルｔ２３＋が設けられている。

力・５−ａ２）は、後記する分析板を内蔵するカセットを交換するために、装置 内への接近性を確保するためのものである。

第２図は、前記した装置において用いることのできる分析板の一好適実施例を示 す平面図である。

この分析板は、概ね長方形をなし、誤った向きで、分析テーブルに載置されるこ とのないように、隅（３１）が落とされている。

可撓性のあるプラスチック材料からなる袋Ｇ９には、塩化す）　ＩＪウム（Ｎａ Ｃｅ）の９％水溶液からなる生理食塩水が充填されている。

球状の容器（至）は、血液型の分析に直接用いられるものであって、熱可塑性プ ラスチックからなっている。

第１の容器は、比較対照用のものであって、何らの抗血清も充填されていない。

これ以外の容器には全て、好ましくは親液性化された抗血清が充填されている。

これら容５ｃ３３１及び袋Ｃ３５＋は、アルミニウムフォイル（３１＋により蔽 われ、シールされている。

第２Ａ図及び第２Ｂ図．′ｄ１それぞれ、第２図の分析（７） 板を、Ａ−Ａ線及びＢ−Ｂ線において見た縦断面図である。

合成樹脂接着剤ｊ．１′！Ｊの層により、アルミニウムフォイル層（４４）の、 容器１４りに対向する側の面が接着されている。

親液性化された抗血清（４４）は、容器４７）の底部に位置し、袋１４３ｉ内に は、生理食塩水（４５１が入っている。

１つの容器ｔ４５）には、何らの抗血清も充填されておらず、分析における比較 の対象とされる。

第６図及び第６Ａ図に詳細に示すように、分析板は、帯状体６２として形成され 、出口（５３）　ｆｃ有するカセット６υ内に巻き取られている。カセット６υ には、誤った向きで挿入されるのを防止するための溝６５）が設けられている。

カセットは、そのまま使用可能なように準備されている。

各容器には、親液性化された抗血清が充填されているため、半永久的な保存が可 能である。また、気温及び湿度の変動による影響も受けにく゛い。

カセットの内部は、特に紫外線等の光に対して遮蔽されている。後記するように 、袋には、生理食塩水が充填されており、分析に際して、袋を破るようになって いる。

親液性化された抗血清は、生理食塩水に溶解されると、採取された血液サンプル に対して直ちに反応し得る液状の抗血清となる。

（８） 第４図は、血液のサンプルを採取するだめの器具を示している。

これは、２本の支持体（６２１によシ互いに連結された５本のチューブ［Ｆ］υ を備え、かつ、両側部に、取扱いの便宜のだめのノンドル（６３１を備えてなる ものである。

各チューブ１６υの下端は、完全に衛生的に、キャリアアームに差し込み、そし て抜き取ることができるようヒなっている。

第５図は、各チューブに導入された血液の量を検証するだめの光学的読取装置を 示している。

チューブ（６］）は、光源（６９の投影領域内に置かれ、光源からの光が、レン ズ（６６）により、光電池（６η上に収束される。この光電池は、チューブ６υ 内の血液（６１１０のレベルが、光源（６■から発射された光線をよぎったとき 、信号を発生するようになっている。

所定の血液レベルが達成され、次のチューブに移ってもよいことを、操作者に知 らせるために、音で表示するようにすることもできる。

血液を、対応する容器に採取するために、チューブ１６Ｉ）を保持するだめのア ームＱ７）に（は、２個の電磁石σＤが設けられている。この電磁石が、チュー ブ（６１）の上端と連通ずる可撓性のある袋σＪを圧縮するべく、金属板σカに 作用するようになっている。

第７図は、血液を採取する際の容器の状態を詳しく示している。

金属板ｔ７２）は、電磁石Ｃ７１）の作用を受けると、袋雫を、符号（７３’） により示すように偏平化する。この偏平化される度合は、金属板＋７２の上下変 位△に対応する。

袋σＪが偏平化されると、チューブ（６υ内の血液が押し出され、血液が、容器 （７４１に受容される。

このように血液が容器（７４）に押し出されるのは、チューブの組が矢印旦で示 されるように降下し、容器ｆ７４）をシールしているアルミニウムフォイル（７ ５１を貫通した後である（第８図）。

第９図は、容器（７ａ内に得ら、れた親液性化さ、れた抗血清に、生理食塩水を 添加する要領を詳しく示している。

生理食塩水匈）は、袋３ｚ内に充填されており、プラスチック基板上に、接着剤 層（へ）により接着されたアルミニウムフォイルの層（財）によシ蔽われている 。

ローラ郵）が矢印Ｍの方向に転動して、袋侶ｚを押し潰し、生理食塩水［Ｆ］１ ）を容器鄭）内に押し出す。

血液と、親液性化された抗血清と、生理食塩水とを、高分子を破壊することなく 良好に混合し得るように、容器３５）内で、超音波発娠子によシ攪拌する。

本発明に基づく装置は、血液と抗血清とからなる混合物の光学的濃度を測定する ことにより、凝集テストの結果を評価するものである。

そのために、第１０図に示すように、容器の内容物（１０） からの光を反射するべく４５度の角度をもって傾斜している鏡（９１）と、この 鏡により反射された光を、シリコンブルーセル（ＳＢＣ：　５ｉｌｉｃｏｎｅ　 Ｂｌｕｅ　Ｃｅ１ｌ　）　（９３）上に収束させるためのレンズ（９２）とから なる手段が用いられている（第１１図に、容器内の様子が簡単に図式的に示され ている。） このセル＋９３＋　Ｕ　、矢印Ｒ及びＳの方向に移動し、走査運動を行なうとと もに、血液と抗血清との混合物の光学的濃度の変化に比例する信号を発生する。

第１１図においては、分析されるべき高濃度領域の下向きの投影像を、符号（９ ４）により示している。

第１２Ａ図及び第１２Ｂ図は、時間ｔの関数として得られた光学的濃度（０，Ｄ 、）を、グラフにより示している。

線ＦＯＤは、測定された光学的濃度に対応する電気信号の積分値を表わしている 。この積分値は、分析対象が凝集性（陽反応、第１２Ａ図）、又は非凝集性（陰 反応、第１２Ｂ図）のいずれであるかを示している。

抗血清が入っていない比較対照用の容器について得られた光学的濃度が、基準値 として用いられる。

この装置てよれば、第１６図に拡大して示しであるように、Ｒｈ検査等のように 、かなり弱い凝集反応をも、確実に検出することができる。

前記した記録装置は、分析結果をグラフ用紙上に記（１１） 録する。このグラフは、分析対象となった人物に関する必要な情報を記録した紙 片上に表わされる。

必要な情報としては、氏名、年令、性別等の外、上記した分析の結果等がある。

本発明に基づく装置は、識別カードと、当人の分析結果を示すグラフとを、同時 に撮影するための写真撮影用の構成を具備しておシ、これにより、第１４図に示 すようなカードを作成することができる。

このカードは、異なる形式のものであってもよく、例えば、片側に各人の顔写真 を、他方の側に分析結果等を記録した２つ折りのものであっても・、片面に顔写 真を、他方の面に分析結果等を記録したものであってもよい。

各人、及びその人の識別カードに関する情報は、第１図に示されているキーボー ド＠により入力することができる。

第１５図、第１６図、第１７図及び第１８図は、本発明に基づく装置について用 いることのできる各種周辺機器を示している。

特に、第１５図には、本発明に基づく装置に、各人の写真、及び分析結果（１０ ２）を撮影するだめのテレビカメラ（１０１）が組み込まれている。

得られた映像は、ケーブル（１０３）により、ミキサー（１０４）に送られる。

その他の情報は、キーボード（ｉｏｓ＞（１２） に入力され、ケーブル（１０６）を経て、ミキサー（１０４）に送られる。ミキ サー（１０４）は直接テレビジョン（１０７）に接続されている。

スクリーンに映し出されるカード（１０２）、分析結果のデータグラフ（１０８ ）　、その他の情報（１０９）等の映像が、別の公知製蓋に接続されたカメラ（ ｉｉｏ）により撮影される。

第１６図に示すように、カメラ（１１０）は、コマンドキーボード（１１１）と 、カセットレコーダ（１１２）とテレビジョン（１１５）とを備える記憶装置の 入力に接続されている。これらの付属装置は、電子回路（１１４）に接続されて いる。

第１７図に示すように、記憶装置に記憶され、テレビジョン（１１ろ）に表示さ れた情報は、電話（１１５）、テレックス（１１６）、衛星通信装置（１１７） 等の既存の通信装置により送信することができる。

第１８図は、本発明に基づく装置により、カードに記録された個々人のデータを 中央のコンピュータに記憶させておき、救急所や病院等にターミナルを設置して 、本発明を利用する様子を示している。

２ ８５　８５　８１ ミ■　ミｅ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）　各人の血液のサンプルを採取し、それを自動的に分析するための装置と 、分析結果を表示するだめの装置と、各人の顔写真を撮影するための装置とを具 備する血液型判定装置であって、 分析結果を表示するだめの装置が、光学的濃度の上り定結果をグラフとして記録 するだめの装置を有しており、かつ血液のサンプルを採取し、それを分析するた めの装置が、所定量の分析用試薬を受容し、自動的に各人の血液を採取し、それ を前記試薬に混入し、所定量の各人の血液サンプルと前記試薬の所定量とを自動 的に混合し、得られた反応を分析し、分析結果をグラフとして記録し、得られた 分析結果を各人の写真と組み合せるだめの装置を具備していることを特徴とする 装置。 （２）　光学的濃度測定の結果のグラフが、支持台上に記録されるようになって おシ、かつ、前記支持台上に記録されたグラフと、各人の写真及び識別カードと を、同時に撮影するだめの撮影装置を具備していることを特徴とする請求の範囲 第（１）項に記載の装置。 （３）血液を採取するだめの容器が、合成樹脂を球形に熱成形したものであり、 かつ、カセット内に、複数の列をなして、ロール状に巻かれて収容されているこ とを特徴とする請求の範囲第（１）項に記載の装置。 （１４） （４）容器が、アルミニウムフォイル層によシ蔽われていることを特徴とする請 求の範囲第（３）項に記載の装置。 （５）容器の各列に１個の比較対照用の容器と、少なくとも１個の親液性化され た抗血清の容器が含まれていることを特徴とする請求の範囲第（３）項に記載の 装置。 （６）各容器に、生理食塩水が充填された可撓性のある袋が付設されておシ、こ の袋が押し潰されることにより、その内部の生理食塩水が、前記容器内に押し血 清を形成するようになっていることを特徴とする請求の範囲第（３）項に記載の 装置。 （力　血液を自動的に採取するための装置が、支持体上に並列に保持された複数 のチューブと、該チューブ内の血液のレベルを検出し得る光学的装置とを具備し ていることを特徴とする請求の範囲第（１）項に記載の装置。 （８）　自動的に血液を容器内に供給するだめの装置が、各チューブに対応して 設けられた可撓性のある袋と、該袋を少なくとも部分的に押し潰すことにより、 対応するチューブ内の血液を押し出すための電気・機械式装置とを具備している ことを特徴とする請求の範囲第（１）項に記載の装置。 （１５） （９）　サンプル採取用の容器内に供給された血液と、生理食塩水と、親液性化 された抗血清とを混合するための装置が、超音波発振子を具備していることを特 徴とする請求の範囲第（１）項に記載の装置。 ００）少なくとも各人の写真と、識別カードと、分析結果を示すグラフとを含む 情報を再生し、貯蔵し、かつ発信するための周辺機器を備えていることを特徴と する請求の範囲第（１）項に記載の装置。