JPS5849270A - インク・ジェット印刷方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般的に流体の滴を形成することの分野に関し
、そしてそれを、１９７２年１０月３１日付マシスの米
国特許第３７０１９９８号に記載の型式のジェット温式
記録装置に適用することに関する。この型式の記録装置
においては、オリフィスの１対の列が、加圧された流体
マニオルドから送られる、例えば水性インクのような、
電導性記録流体を受け、そしてこの流体を２列の平行な
流れの形で射出する。流体はプレートにあけられたオリ
フィスを流通する際に、そのプレートに与えられる１連
の横方向波動によって振動を加えられることにより、滴
にされる。この滴形成方法は、１９７６年６月１２日付
のライアン等への米国特許第３７３９３９６号に詳述さ
れている。

この型式の記録装置の図形再生は、各滴流内の滴を選択
的に荷電して偏向させ、その後、荷電されない滴を紙そ
の他の材料の動いていくウェブ上に堆積させることによ
って行われる。ウェブの動き方向はオリアイス列に対し
実質的に直角方向である。滴の荷電は、滴流の端縁に近
接した荷電電極に荷電制御信号を与えることにより行わ
れる。

滴がこれの親流体フィラメントから分離するとき。

それら滴は荷電電極により供された電荷の一部を帯びて
いく。それか、ら滴は４静電界を通過する。この電界は
非荷電筒には何の作用もしないが、荷電されている滴は
これを偏向させる。印刷されない滴は大きく荷電され、
これによって１対のキャッチャの何れかの方へ偏向され
て捕獲され、従ってウェブには達しない。１． １９７４年１月２２日付カシルの米国特許第３−７８７
８８３号には偏向静電界を作る装置が記載されている。

この装置では平行な滴流の２つの列の間に、それと平行
に薄い偏向リボンが設けられ、そして各滴流の外側にキ
ャッチャが置かれている。偏向リボンとキャッチャの間
に電圧が加え−られ、これによって荷電しているインク
滴は一方のキャッチャへと偏向される。

この型式の印刷装置でも、またその他の型式のインク・
ジェット印刷装置でも問題になってきたことは充分な解
像性である。像は個々の滴によって作られるのであるか
ら、滴の個数を多くシ、そしてデータ処理容量を大きく
すれば解像度が向上されることは明らかであろう。しか
し各印刷ライン当りただ１個の印刷位置にだけ各オリフ
ィスからインク着けされるなら、単位幅当りの滴数、従
ってウェブの横方向の解像度は、各オリフィスに要する
最小寸法によって限定される。マシスの装置では２つの
滴流列をジグザグにする試みがなされている。そこでそ
れら２列内の滴の荷電は、それら２つの流動による印刷
が整して行われるように調時される。従って各列内の隣
合う滴の間の距離は、１つの流動で同等な解像度を与え
る印刷装置における滴流の滴分割距離の２倍である。

またこの問題の別の改良策が、本発明の譲受人に譲渡さ
れた、１９６８年６月１２日付のスィート等への米国特
許第３３７３４３７号に述べられている。その説明の第
６図は、単一な列のジェットが収束する配列で作られ、
これによって各オリフィスおよびその荷電電極の間の１
間隙をよシ大きくできるような構造を示している。しか
しこのような構成の欠点として、各流れ内の滴の走行距
離が少しく変化するため、データ調時が非常に複雑にな
る。更に滴流がウェブに近づくとき、収束を続けること
に多少の困難がある。

本発明の譲受人に譲渡された、テーラ−等の１９７４年
１０月２９日付米国特許第２．８２１９号に記載の印刷
装置では、複数個の個別なオリフィス配列が前後に並べ
られ、そして各継続する配列が側方向にずれるようにし
て設定されている。そこでオリフィスの位置はあや織り
袂になって、全ウェブ幅に亘る印刷を可能にする。この
オリフィス配列は、マシスの印刷装置の２つのオリフィ
ス列と同様に、ウェブ動き方向に直角に延在する。この
テーラ−等の印刷装置は、スィート等およびマシスのそ
れと同じく、バイナリ方式である。すなわちオリフィス
において形成された滴は、動いていくウェブ上の１つの
所定の印刷位置に印刷されるが、或いはキャッチャへと
偏向されて、該印刷位置に印刷されることがないかの何
れかである。

また別の試みが、本発明の譲受人に譲渡された、キング
の１９７６年６月１２日付米国特許第６７６９６９５号
に示されている。このキングの装置におい玉、非荷電滴
が捕獲され従って印刷されず１．そして各オリフィスか
らの荷電流が２セツトの偏向電極によって、動くウェブ
上の複数個のｆｌ？ｊ別な印刷位置へと偏向される。滴
の偏向はウェブ動き方向に直角かまたは平行、或いはそ
の両方で、ウェブ上の１つのライン・マトリックスまた
はマルチプル・ライン・マトリックスの何れかを檜うよ
うに行われる。ウェブ上の多数個の印刷位置が単一のジ
ェットによりインク供給されるから、各オリフィスが１
つの印刷位置に対応する場合よりも、オリフィス間の距
離は犬きくなる。このキングの装置では偏向電極を各オ
リフィスの全ての側に置かなければならないので、オリ
フィス間の最小距離は多少大きくなる。

１９７５年６月１１日付、リットバーブの米国特許第３
８７１００４号は印刷ウェブに対し横方向に動く筆記ヘ
ッドを記載している。ここでは各偏向電極がその印刷ヘ
ッドの各オリフィスに隣接して設けられ、これによって
滴はヘッドの動き方向に対し斜めに偏向されて、３つの
印刷位置の内の１つへ行く。オリフィスはヘッド動き方
向に対し直角方向の列内に配備される。このリットバー
ブの装置は各ジェットに対して別々の偏向電極を必要と
する。更に電極は多少大型になり、従って最小オリフィ
ス間間隔は更に限定される。

１つのインク・ジェットによりインク供給される印刷位
置の数を増して解像度を向上するという考えはさらに１
９７４年６月２８日付のウォルフの米国特許第３８１３
６７、！Ｓ号、１９７３年１０月３０日付ヒル等の米国
特許第３７６９６３１号、１９６７年１月１０日付ルイ
ス等の米国特許第３２９８０３０号にも見られる。これ
ら特許の印刷装置では、１つのジェットがこれを通過し
ていく印刷ウェブ上に文字の全ラインを印刷する。ウオ
ルフの説明書は、ウェブ動き方向に対し斜め方向のジェ
ットの偏向が表象印刷のフレキシビリティを増大するこ
とを述べている。

更に、ウェブ移動方向に直角な方向に沿って複数の滴流
列を発生し、各滴流の滴をウェブ移動方向と直角な方向
に沿った複数の印刷位置に向ける装置が知られている。

しかし、この装置では、横方向偏向のため偏向電極を隣
接滴流間に設けなければならず、これによって装置が複
雑となり、しかもその偏向電極用の十分なスペースを隣
接滴流間に設けなければならないため滴流は隣接する点
滴から比較的離す必要があった。結果、印刷像の解像度
を十分向上させることができない。

以上のようにジェット印刷装置の解像度を向上させるべ
〈従来さまざまな試みが提案されてきているが、なお多
数個のインク滴を高速で印刷し、これによって解像度を
よシ高くできる簡単な印刷装置の要望は残されているの
である。

本発明によれば動いていくウェブ上に印刷するだめの方
法とインク・ジェット印刷装置が提案される。本発明に
よれば、滴流の１ないしそれ以上の列を作る装備が備え
られる。また滴流内の滴を選択的に荷電する装備が、各
部を少なくとも２つの電荷レイルの１つに荷電する装備
を含む。さらに１滴列がウェブ動き方向に対し斜めにな
るようにそれら部列を設定する装備が備えられる。

滴流は２列とされ、この列の両性側に平行に１対の対向
したキャッチャが設置される。これらキャッチャは接地
され、偏向リボンと共に偏向電極として機能する。偏向
リボンは該滴流列の間にこれと平行に延在して設けられ
、そして滴に加えられる極性と同じ極性の電圧を与えら
れ、これによって滴は滴流列に対し直角な方向に偏向さ
れる。

各部に関し少なくとも２つの印刷位置を動いていくウェ
ブ上に定めることができる。その一方の印刷位置は非荷
電滴の軌道により決められる。太きな電荷を付された滴
は大きく偏向されてキャッチャに当たり、従ってウェブ
に印刷されることはない。

しかして本発明の目的は、印刷−される像の解像度を改
良する方法とインク・ジェット印刷装置を提供し、滴流
の列がウェブ動き方向に対し斜めであり且つ該滴流が該
列に対し直角方向に偏向される如き上記方法と印刷装置
を提供し、そしてさらに非荷電および荷電滴の軌道が各
オリフィスは関し印刷位置を２以上定めるごとき上記方
法と印刷装置を提供することである。

本発明のその他の目的と長所は添付図面を参照する以下
の説明からより明瞭になろう。

第１図に見られるようにヘッド組立体１０の諸要素は支
持バー１２において組立て支持される。

この組立てはそれら要素をねじによって掴持バー１４に
取付け、そしてこのバーを掴持棒１６によって支持バー
１２に結合することにより行われる。

２列のインク滴流を作る装備がオリフィス・プレート１
８により構成される。このオリフィス・プレートは、１
対の喫形の音響ダンパー２２を挾んで、インク流体供給
マニホルド２０にロウ付け、溶接その他の方法によって
着合される。オリフィス・プレート１８は好適には、ベ
リリウム・銅被覆を着けたステンレス鋼またはニッケル
のような比較的強靭な材料で作られるが、直接接触によ
る振動を励起できる充分な可撓性を備えるよう比較的薄
いものとされる。

オリフィス・プレート１８は、２列の平行なインク滴流
を作るだめの２列の平行なオリフィス２６を設けられて
いる。ヘッド組立体は、それらオリフィス列が、ヘッド
の下の印刷紙ウェブの運動方向に対し斜めになるように
設置される。振動器２８が掴持バー１４にねじ止めされ
、その振動器の振動プローブ６０がマニホルド９２０を
貫通してオリフィス・プレート１８に直接接触してこれ
を振動させる。オリフィス２６に異物が入ったり、詰ま
るのを防ぐため、オリフィス・プレート１８、マニホル
）’２０．掴持バー１４は、第６図に見られるように、
フィルタプレート３２およびＯリング３４．３６．３８
と共に予め清掃してパッケージに組立てられ、そのママ
閉じた状態に保持される。

そのきれいなパッケージを洗浄するだめの導管４０が備
えられてもよい。またこの記録ヘッドに要する種々なサ
ービス接続管として、流体供給管４２゜排気および送気
管４４と４６、および圧カドランスジューサ（図示せず
）への接続管４８が備えられる。

インク滴を選択的に荷電する゛ための装゛備は荷電リン
グ・プレート５０で構成される。偏向リボン５２が２列
の滴流の間でこれと平行に延在するように設けられる。

それら滴流列の両性側に、相互に対向した１対のキャッ
チャ５４が設置され、これらキャッチャはホルダー５６
に支持され、そしてこれらホルダーは流体供給マニホル
ド２０へ直接締結される。ワイヤ５５はキャッチャ５４
の接地装備であり、これらキャッチャに偏向電極の機能
をもたせる。

荷電リング・プレート５−０に応力を１１けないように
して、スは−サ５８と６０は羊のプレート５０の孔６２
と６４を貫通してホルダー５６を支持する。偏向リボン
もホルダー５６によって支持され、そしてそれらホルダ
ー間にあって緊張ブロック６６によりぴんと張られる。

こうしてリボン５２は２つのキャッチャ５２の間で長手
方向に延在する。

キャッチャ５４はリボン５２に対し横方向に調節できる
。この調節を可能にするためキャッチャ５４はホルダー
５６のスロット６８内に嵌込まれ、そして１対の弾性バ
ンド７０によって相互に内方向に締付けられるようにし
て組立てられる。調節ブロック７２が上方へ凹部７４と
７６に挿入されキャッチャ５４の面７８に対して当てら
れ、そして調節ねじ８０が調節ブロック７２とキャッチ
ャ５４を外方向に弾性バンド７０に対して押付ける。

ホルダー５６は適当な補強されたプラスチック・ボード
のような絶縁材料で作られる。

第２図に概略的に示すように、偏向リボン５２に滴偏向
電圧を与える装備は、電池８１その他の適当な電気ポテ
ンシャル源を備える。リボン５２と両キャッチャ５４の
間には１対の同等な強さの、対向した偏向電界が作られ
る。滴の電荷と同じ極性の電圧をリボンに加えれば、そ
れら荷電滴はリボンから外方へキャッチャ５４の方へ偏
向されよう。そしてこの偏向の量は何よりも電界の強さ
と滴の電荷の量に応じて決められよう。

第６図は第１図の組立体においてオリフィス２６から偏
向リボン５２の両側へ通る線に沿って断面した図面であ
る。第６図の一部分が拡大されて第４図に示される。こ
れら図面から解かるごとく、インク流体８６はオリフィ
ス２６を通って流下して２列の流れになる。これら流れ
は分裂して小滴８４のカーテンになる。滴８４は次いで
荷電リング・プレート５０にある２列の荷電リング８６
を通過し、それからキャッチャ５４の方へか、あるいは
動いている紙ウェブ８８の２つの印刷位置の何れかへ行
く滴を「捕獲（キャッチ）」軌道と２つの「印刷」軌道
との間で切換えることは、静電荷を加え、これによって
偏向させることにより行われる。荷電されていない滴は
流れ８９で示すようにキャッチャ５４とリボン５２の間
の電界中を偏向されずに通過する。小さな電荷をもった
滴は流れ９０で示すように偏向リボン５２によって外方
へ偏向されよう。そして大きな電荷をもった滴は大きく
偏向されてキャッチャ５４にぶつかり、従って紙ウエブ
８８上に印刷されることがない。

滴の形成は、一定の周波数、゛制御された振幅の振動を
、オリフィス・プレート１８から出ていく各流体の流れ
に加えることによって精密に制御される。この一定の振
幅と周波数の振動は、トランスジューサ２８によシその
プローブ６０を介してプレート１８に伝達される。これ
によって１連の連続的な曲げ波がプレート１８の長さに
沿って伝送される。各波はオリフィス２６の１つを通過
するとき、そこに滴刺激しよう乱を作る。ダンパー２２
はそれら波の反射と再伝播を防止する。従って各流れは
、分裂されていない流体フィラメントと、周知のレイレ
ー（Ｒａｙｌθｉｇｈ　）ジェット・ブレーク・アップ
現象によって作られる１連の均一寸法で規則的に離間し
た滴を備えることになる。

形成された各部８４はそれぞれの荷電リング８６の荷電
効果を受けることができる。もしある滴が偏向されて捕
獲されるべきものである場合には、その滴が形成される
瞬間に、それに対応する荷電リング８６に大きな電荷が
加えられる。これによってそれに対応する電荷が流体フ
ィラメントの先端内に誘導され、そしてこの電荷は滴に
担持されていく。この荷電した滴がリボン５２とこれに
対向するキャッチャ面との間に作られている偏向電界を
通過すると、その滴はキャッチャ面の方へ偏向され、そ
こに当って捕獲され、その面上を流下して運び去られる
。この滴の捕獲はキャッチャ５４の端部に適当な真空を
作るようにすれば、より確実になされよう。ウェブ８８
に着ける滴は、これに対応する荷電リングに電荷を掛け
ないか、或いは小さな電荷を掛ｆｆ−Ａことにより作ら
れる。これら滴は電界、を通過する際、第４図に示す２
つの印刷軌道の内の何れかを通ることになろう。

先述したようにオリフィス・プレート１８（まだはその
他の、インク流体と電気的に接する適当な伝導構造体）
と各荷電リング８６との間に、ある電位差を設定するこ
とによって、適切な電荷が所要の滴に与えられる。第１
図と第２図に示すように、それら電位差は、プレート１
８を接地し、そして適当に調時した電圧パルスをコネク
タ９４（図面には１個だけ示されている）のワイヤ９２
に供給することによって作られる。コネクタ９４は荷電
リング・プレート５０の縁にある受は具９６内に嵌込ま
れ、そして適当な電圧パネルを印刷回路ライン９８を通
して荷電リング８６に送る。荷電リング・プレート５０
は絶縁材料で作られ、そして荷電リング８６はそのプレ
ートにあけたオリフィスの表面に伝導材料を被覆するこ
とによって作られる。

第５図は第４図の５−５線において見たインク・ジェッ
ト模様を示す概略図で、各滴流に対する２つの印刷位置
と、２つの印刷位置グループ１００と１０５を示す。両
キャッチャ５４は滴流列の外側に設置されている。キャ
ッチャはこれを接地する装備によって、偏向リボン５２
と関連した偏向電極にされる。リボン５２には、滴に加
えられるのと同じ極性の偏向電圧が掛けられる。そこで
小さく荷電された滴は、実線円で示す非偏向印刷位置よ
り外方の、破線円で示す印刷位置の方へ偏向される。イ
ンク滴の荷電が更に大きければ、この滴はキャッチャ５
４に当たるまで偏向され、従って送られていく紙ウエブ
上に印刷されない。

第５図に示されているごとく、滴の列はウェブの動き方
向に対し斜めに設定される。このように印刷バーを傾斜
位置にすることによって、ウェブの幅に対する滴の密度
をより高くでき、従ってウェブ動き方向に対し横方向の
解像度が優れたものになる。さらに各オリフィスごとに
２つの印刷位置を備えることにより、解像度はそうでな
い場合の２倍大きくなる。それら印刷位置は番号１−４
８０で示される。すなわちここに図示した例では、それ
ぞれ１２０個のオリフィスを有する２つの平行なオリフ
ィス列が用いられ、従ってオリフィスの数は全部で２４
０個設けられる。

先述したように印刷の情報はデジタル方式で荷電リング
に伝送される。各荷電リングには、それぞれの滴を２つ
の印刷位置のどちらかへ着けるか。

或いはキャッチャへと偏向させるかの何れかの電圧が送
られる。実際の記録ヘッドの制御では１つの印刷情報ラ
インが使用できる期間中に各印刷位置に対し幾つかの滴
が作られる。

荷電リングへの印刷情報の伝送は、印刷位置の配置とウ
ェブの運動または送り速度と相関的に調時して行わなけ
ればならない。第５図においてΔｙは１つのオリスイス
の荷電印刷位置と非荷電印刷位置の間の縦方向（ウェブ
送り方向）距離である。

ウェブは時間Δｔの間にその距離Δｙを進む。時間Δｔ
は第８図の調時ダイアフラムに示されているものである
。

第５図にはまた、それぞれ時間ΔＴ１とΔＴ２ニ対応す
る距離ΔＴ１とΔＴ２が示されている。ΔＴ１は、２つ
の列によって印ｍ＋１される滴が整合するように第２の
部列に対する印刷情報の中に導入されなければならない
時間の遅延である。第８図においてΔＴ２は、印刷情報
の継続的変化の間にウェブが動かなければならない時間
として示される。複雑さを避けるため距離ΔＴ２はオリ
フィス間の幅方向距離の２分の１として示しである。い
うまでもなくこれは必要に応じて、いかようにも変えら
れるものである。ただ全ての調時パルスは、ウェブの運
動速度を表示するタコメーターのパルスと同期されなけ
ればならない。これによって印刷操作はウェブ速度の変
動を自動的に補正して行われよう。

印刷情報はいろいろな方式で得ることができよう。例え
ば記録ヘッドの印刷位置と同数の走査位置を有する光学
的走査装置によって、印刷すべき材料のコピイを印刷ウ
ェブの動きと同期して走査するという方式が可能であろ
う。そこで走査装置上の走査位置が印刷装置の印刷位置
と同じになれば、走査装置によシ供給されるデータ信号
は正しく調時されたことになる。各オリフィスは交互に
、その２つの印刷位置も含めて、走査装置からの印刷情
報を受ける。連続的な印刷が行われる場合、印刷される
像はウェブの動きと同期して反復走査されよう。或いは
また適正に調時した走査情報を磁気テープまたはコンピ
ュータの記憶装置に貯えておいて、必要に応じ繰返し再
生するようにすることもできよう。

また各滴流の制御に必要な印刷情報が、本発明の譲受人
に譲渡された、フレイの１９７５年１０月２１日付米国
特許第３９１３７１９号に記載のような、コン１ユータ
・データ処理装置によって作られよう。このフレイの装
置において、像はライン・パイ・ライン方式によってコ
ンピュータで作られてからジェット印刷器に送られる。

その後、データ通路によって必要であればこれに適当な
遅延が施され、これによって２つ９滴流の間の所要な整
合がなされる。

印刷情報の継続するラインが７レイによって提示された
ような方式でコンピュータで組立てられる場合には、第
６図ないし第８図に示すようなデータ変換によって印刷
信号の適当な調時がなされよう。各オリフィスの荷電リ
ングには第７図に示すようなスイッチが設けられている
。各荷電リングは２つの印刷位置に対し交互に作用する
。印刷位置がインク滴を受ける場合スイッチ１１０の出
力は入力１１５と接続される。ここでオリフィスが滴を
、これが偏向されない非荷電印刷位置にするか、或いは
偏向される荷電印刷位置にするかの、倒れの時点になる
かに応じて、荷電リングに接地電位か、あるいは−■の
電位の何れかが供給され、これに、よって滴は荷電され
ないか、或いは少しく荷電される。しかし滴がウェブに
着けられないでキャッチャに当てられる場合には、スイ
ッチ１１０はこれの出力が−Ｄボルトの直流電圧と接続
している入力１２０と接続するように切換えられる。

入力１１５に送られる印刷信号と入力１２０に送られる
キャッチ（捕獲）信号を第８図に示す。

第６図に見られるように印刷データのラインはコンピュ
ータで組立てられてレジスタ１２２に送られる。いるい
ろな長さの複数個のシフトレジスタ１６０が第５図のグ
ループ１００の印刷位置に対する荷電リングの列にデー
タを供給する。このシフト・レジスタの各ステージは、
これに貯えられるデータ・・ビットの印刷位置番号でう
ｇル付けされる。バイナリ１またはＯが各ステージに貯
えられ、これによって滴が印刷されるか、またはそれと
関連する印刷位置の方へ偏向されるかが表示される。同
じように第２グループのシフト・レジスタ１４０もグル
ープ１０５の印刷位置に対して作用する。

レジスタ１２２からの印刷情報はシフト・レジスタ１３
０と１４０の２つの第１のステージに並列的に送られる
。それからその情報は各シフト・レジスタに沿って順次
に移されていき、最終的に適当な時点でそれぞれの荷電
リングへの出力として送出される。

第５図において滴で横の連続的なラインを印刷するとす
れば、滴を受ける第１の印刷位置は位置４になろう。グ
ループ１０５において滴を受けるべき第１印刷位置は位
置２である。これら２つの印刷位置間の、ウェブの動き
に対する時間差はΔＴｌである。そこでシフト・レジス
タ１４０の出力がシフト・レジスタ１ろ０の出力に対し
て適正に調時されるためには、レジスタ１４０の出力が
時間ΔＴ１遅延されなければならないことは明らかであ
る。従って遅延１７０がシフト・レジスタ１４０の出力
に付与される。

第５図で解かるように、同じオリフィスで印刷される隣
接した印刷位置の間の情報に対する遅延はΔｔである。

従ってそれら隣接印刷位置に関する印刷情報はレジスタ
の隣接するステージ内に送込まれ、そしてΔｔの間隔を
置いたシフト・パルスによってレジスタ１６０と１４０
内で順次に移行されていく。それらシフト・パルスの調
時が第８図に示される。

既述したように印刷情報の継続的なラインはどの時点で
もΔＹ２離間されるから、グループ１００と１０５内の
印刷位置に作用する各オリフィスは同じ列内の隣接する
オリフィスによって印刷されるラインから２ライン離れ
た印刷ラインに対する滴を提供するであろう。単一の印
刷ラインのだめの印刷情報を貯えるのにレジスタ１６０
と１４０のそれぞれの中の２つのレジスタ・ステーシカ
使われるからシフト・レジスタ１６０と１４０がすの長
さを順次４ステージずつ増大しなければならないことは
明らかである。隣接する印刷ライン間の調時遅延はΔＴ
２であるから、その各ラインに対す今シフト・パルス対
は第８図のように調時される。

いうまでもなく印刷情報を正しく調時する方式はその他
にもいろい６ｓろう。ここに挙げた装置では、両方の滴
流列を制御する荷電リング・スイッチに対して同一の交
流印刷信号が用いられるが、印刷信号の周波数がオリフ
ィスの配置と適合しさ　゛えすれば、各列ごとに別個の
印刷信号を用いることも可能なことは明らかであろう。

ここに挙げた印刷構成では印刷バーがウェジの動き方向
に対し４５°の角度に置かれているが、この角度は所要
な水平解像度に応じて加減されよう。しかし何れの場合
にしても整合を正しくするように調時が修正されなけれ
ばならない。

さらにここに示した実施例では、オリアイス荷電リング
へ送られる印刷情報の継続的ビットが同一の印刷ライン
に関係するようになっている。換言すれば、第５図にお
いて解かるように、印刷位置６と４に対するオリフィス
は位置４を印刷し、それから時間Δを砂径に位置３を印
刷し、その間に他の印刷操作が入ることはない。適正な
データ処理が行われるなら、各オリフィスがそれぞれの
荷電印刷位置と非荷電印刷位置に交互に滴供給を行える
ことは認められるべきである。

ここに本発明による方法とこの方法を施行する装置の好
適な実施例を挙げたが、本発明はこの実施例に限定され
るものではなく本発明の目的から逸脱することなく、な
お多くの変化形が可能なことはいうまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は記録ヘッド組立体の分解斜視図、第２図は偏向
リボンとキャッチャの電気接続を示す概略図、第６図は
オリフィスを通って偏向リボンの両側に延びる線におけ
る第１図の組立体の断面図、第４図は第３図の部分詳細
図、第５図は第４図の５−５線において見た簡略化した
概要図、第６図は本発明で用いることのできるデータ処
理装置の部分図、第７図は荷電リング用スイッチ構成の
概略図、第８図は本発明の詳細な説明するための調時ダ
イアグラムである。 １０・・・・・・ヘッド組立体、　　１２・・・・・・
支持バー。 １４・・・・・・掴持バー、　　　１８・・・・・・オ
リフィス・プレート、　　２０・・・・・・流体供給マ
ニホルド、　　２６・・・・・・オリフィス、　　２８
・・・・・・振動器、　　５０・・・・・・荷電リング
・プレート、　　５２・・・・・・偏向リボン、　　５
４・・・・・・キャッチャ、　　５６・・・・・・ホル
ｙ−，７０・・・・・・弾性バントゝ、　　８６・・・
・・・インク流体、　　８４・・・・・・インク滴、　
　８６・・・・・・荷電リング、　　８８・・・・・・
紙ウェブ。 ８９．９０・・・・・・滴流、　　　１００，１０５・
・・・・・印刷位置グループ、　　１２０・・・・・・
レジスタ、　　　１３０，１４０・・・・・シフト・レ
ジスタ、　　１７０・・・・・・遅延。 特許出願人　　ザ・ミート８・コーポレーション（外１
名）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）移動するウェブに印刷するだめの方法において、 イ）第１の複数のインク・ジェット流を与える段階であ
   って、該インク・ジェット流はウェブの移動方向に対し
   斜めのラインで形成されること、 口）前記インク・ジェット流の夫々が前記ウェブに対し
   複数の印刷位置の選択された位置にて衝突するように前
   記第１の複数のインク・ジェット流により形成される前
   記ラインに対し実質上直角な方向に前記インク・ジェッ
   ト流の夫々を選択的に偏向する段階であって、前記複数
   の印刷位置は隣接しておりそれによって前記ウェブの幅
   に跨って延在していること、及び ハ）印刷が所望されないとき、前記インク・ジェット流
   が前記ウェブに対し衝突しないように前記インク・ジェ
   ット流の夫々を捕獲位置へ選択的に偏向する段階と、 から成るインク・ジェット印刷方法。 （２、特許請求の範囲第１項記載の方法において、イ）
   第２の複数のインク・ジェット流を与える段階であって
   、該第２の複数のインク・ジェット流はウェブの移動方
   向に対し斜めの第２のラインで形成されかつ縦方向に所
   定距離前記第１の複数のインク・ジェット流から変位さ
   れていること、 口）前記第２の複数のインク・ジェット流の夫々が前記
   ウェブに対し複数の印刷位置の選択された位置で衝突す
   るように前記第２の複数のインク・ジェット流によって
   形成される前記第２のラインに対し実質上直角な方向に
   前記第２の複数のインク・ジェット流の夫々を選択的に
   偏向する段階であって、前記第１の複数のインク・ジェ
   ット流により作用される前記複数の印刷位置は前記第２
   の複数のインり・ジェット流によって作用される前記複
   数の印刷位置と交錯しそれによって前記第２の複数のイ
   ンク・ジェット流の滴がウェブ幅に跨って隣接印刷位置
   で堆積すること、及びハ）印刷が所望さ些ないとき、前
   記第２の複数のインク・ジェット流が前記ウェブに対し
   衝突しないように前記第２の複数のインク・ジェット流
   の夫々を捕獲位置へ選択的に偏向する段階、 を含むことを特徴とするインク・″ジェット印刷方法。 　　　　　　　　−− （３）特許請求の範囲第２項記載の方法において、前記
   第１の複数のインク・ジェット流により印刷される像と
   前記第２の複数のインク・ジェット流により印刷される
   像とが整合しかつ交錯するように、前記第１の複数のイ
   ンク・ジェット流の前記印刷及び捕獲位置への選択的偏
   向と前記第２の複数のインク・ジェット流の前記印刷及
   び捕獲位置への選択的偏向とを調時する段階、を含むこ
   とを特徴とするインク・ジェット印刷方法。 （４）特許請求の範囲第１項記載の方法において、前記
   の第１の複数のインク・ジェット流を与える段階がウェ
   ブ移動方向に対し実質上４５度のラインで前記第１の複
   数のインク・ジェット流を位置決めする段階を含むこと
   、及び前記第１の複数のインク・ジェット流が複数の印
   刷位置の選択された位置で前記ウェブに対し衝突するよ
   うに前記第１の複数のインク・ジェット流により形成さ
   れる前記ラインに対し直角な方向に前記第１の複数のイ
   ンク・ジェット流の夫々を選択的に偏向する段階が、前
   記第１の複数のインク・ジェット流が前。 記複数の印刷位置の一部分にて前記ウェブに衝突するよ
   うに前記第１の複数のインク：ジェット流を偏向しない
   段階を含むこと、から成ることを特徴とするインク・ジ
   ェット印刷方法。 （５）特許請求の範囲第１項記載の方法において、前記
   の選択的に偏向する段階が、 イ）前記インク・ジェット流内の滴を複数の荷電レベル
   の１つに選択的に荷電する段階と、及び 口）前記インク・ジェット流が前記ウェブに到達するの
   に通過しなければならない静電界を与える段階であって
   、該静電界は前記インク・ジェット流により形成される
   前記ラインに対し実質上直角で、あること、 から成ることを特徴とするインク・ジェット印刷方法。