JPS5848071A - 複写機用用紙押え板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は用紙の押え板に係り、特に電子式複写機に使
用する用紙のカールを防止するのに好適な押え板に関す
る。

電子式複写機は性能の向−１−１低価格化に伴い最近で
は殆んどの分野において使用されている。

電子式複写機は短時間に多数のコピーが得られる点に大
きな特徴があるが、このため通常は紙入れ（トレー）内
に多数枚の用紙をあらかじめ入れておき、必要なコピ一
枚数に対応して用紙を抜き出しコピーする様構成しであ
る。しかし複写機を長時間運転していると、発生した熱
によりトレー内の用紙が一方の面側に巻き込み（以後１
カール」と称する）、この用紙のカールが原因で紙詰ま
りが生じて複写機が停止してしまうことは日常式々がよ
く経験するところである。カールの原因はこの温度の外
に湿度も大きく関係し、梅雨時等多湿時にカールが原因
の紙詰りか生じ易いのも良く知られている。

また用紙としてトレーシングペーパーを使用した場合に
は特にカールが激しく、トレーシングペーパーを用いた
連続コピーは殆んど不可能であった。

この発明の１］的は上述した問題点を除去し、温度、湿
度および用紙の種類に関係なく常時用紙のカールを防止
し、複写機の紙詰りを防止する押え板を提供することに
ある。

要するにこの発明は複写機の紙抜き出し機構に負荷が加
わらず、かつ用紙のカールを防止できる重量とした板体
を押え板とし、押え板の一端には紙取り出し機構用の切
り欠きを形成し、他端部には要すれば押え仮係止用の突
片を形成したものである。

以下この発明の実施例を図面により説明する。

第１図および第２図はこの発明の第１の実施例を示す。

図において、１は押え板本体を示し用紙の抜き出し側端
部には複写機の用紙抜き出し機構が作動し得るように切
り欠き２を形成しておく。一方切り欠き２を形成した端
部と対向する端部近傍には押え仮係止用の突片３を形成
しておく。

第２図は以」−に示した押え板１を複写機のトレー内に
配置した状態を示す。押え板］９はトレー４内に配置し
た用紙５とほぼ同一の大きさとしてあり、切り欠き２を
トレー４の用紙抜き出し端部に位置するよう配置する。

一方丈片３はトレー４の側壁に形成した切り欠き部４ａ
と係合し、用紙５が抜き出される場合に用紙と共に前進
してしまわないようにしている。

以上の如くトレー４内に配置した用紙５の」二に押え板
１を載置することにより用紙のカールを防止する。つま
り用紙のカールを防止する観点からは押え板は重いほど
良いが、押え板があまり重いと複写機の用紙抜き出し機
構に大きな負荷が加わることになり、かえって用紙の抜
き出し不良等の事故の原因ともなる。発明者等は以上の
点に留意して重量の相違する押え板で用紙の抜き出しを
試験したところ、用紙のカール防止が効果的に行なえ、
かつ複写機の抜き出し機構に負荷が殆んど加わらない範
囲としては、押え板の重量は約３０〜１００　ｇ　＋好
適には５０〜７０ｇ　が良いことを４７（１，Ｈした。

また押え板ｌの材料としてはアクリル、セルロイド、そ
の他各種合成樹脂によるシート等の外、アルミニウム等
の金属薄板、木９紙等利質は間はない。要は上述した形
状を保持し、かつ所定の重量となり、かつトレー内の用
紙との間にあまり大きな摩擦力を生じないものであれば
よい。

第３図は第２図に示した押え板ｌおよびこの押え板を載
置したトレー４を複写機６内に配置した概略図をボす。

第４図は別の形状の押え板を示す。現在電子式複写機は
各社から種々の形式のものが販売されているため、用紙
を納めるトレーの形式にも柿々あり、同図に示したもの
は第２図に示したものとは別の形式のトレーに合致する
よう構成した押え板を示す。いづれの形式であっても押
え板の重量は前述した範囲が好適であり、かつ用紙５の
抜き出し側に位置する端部には切り欠（５） き２を形成する。また形状は相違するが押え版移動防止
用の突片３があることも同じである。

以上の構成の押え板を用いて複写機を使用したところ用
紙のカールはほぼ完全に防止でき、カールに起因する紙
詰りは生じなかった。

特に用紙としてトレーシングペーパーを使用する場合、
従来はカールによる紙詰りのため連続コピーは殆んど不
可能であり、コピーの度毎に用紙を一枚づつ差し入れね
ばならなかったがこの押え板を使用することによりトレ
ーシングペーパー（ＤＭＭコピーを他の用紙と全く同様
に行なうことができた。

この発明を実施することにより複写機の用紙がカールす
るのを効果的に防止でき、カールに起因する複写機の紙
詰りを防止できる。

またこの発明は種々の形式の複写機に幅広く応用でき、
かつ構造も比較的簡単であるので経済的である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る押え板の斜視図、第（６） ２図は押え板を載置したｌ・レーの斜視図、第３図は第
２図に示すトレーを有する複写機の概略図、第４図は別
の形状の押え板の斜視図である。 ■・・・・・・押え板 ２・・・・・・切り欠き ３・・・・・・突片 ４・・・・・・トレー ５・・・・・用紙 ６・・・・・複写機 代理人弁理士　　岡　田梧部 （ワ　　） ｑ ３

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　複数枚の用紙をトレー内に配置しかつ複写機が紙
   抜き出し機構によりトレー内の用紙を扱き出すものにお
   いて、自重を紙抜き出し機構に負荷が加わらずかつ用紙
   のカールを防止できる重さとし、一端に紙抜き出し機構
   作動用の切欠きを形成し、トレー内の用紙上に載置する
   ことにより用紙のカールを防止することを特徴とする複
   写桟用用紙押え板。 ２、前記切り欠き形成部と対向する端部近傍にトレーと
   係合する突片を形成し、用紙抜き出しの際に移動するの
   を防止するよう構成したことを特徴とする特許ｉｉ♂Ｊ
   求の範囲第１項記載の複写桟用用紙押え板。 ３、前記押え板の自重を約３０ｇから約１００ｇの間と
   したことを特徴とする特許請求の範囲第１項または第２
   ｍ記載の複写桟用用紙押え板。