JPS58478B2 - コケイネンチヤクザイ - Google Patents
コケイネンチヤクザイInfo
- Publication number
- JPS58478B2 JPS58478B2 JP49107259A JP10725974A JPS58478B2 JP S58478 B2 JPS58478 B2 JP S58478B2 JP 49107259 A JP49107259 A JP 49107259A JP 10725974 A JP10725974 A JP 10725974A JP S58478 B2 JPS58478 B2 JP S58478B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acrylate
- acid
- reaction
- pentanylthritol
- methacrylate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Graft Or Block Polymers (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規なる固形粘着剤に関するものである。
近年、固形接着剤としての製品及びそれに関する多数の
発明が特許出願されている。
発明が特許出願されている。
それらの骨子とするところは、賦形剤として脂肪族カル
ボン酸のアルカリ金属塩又はアンモニウム塩スルホサク
シネートモノエステル又はジエステルの水溶性塩と高級
アルコール、ソルビットにホウ酸化合物及びベンズアル
デヒド、アニオン界面活性剤とカルボキシル基を含有す
る工≠レン系高分子化合物、ケン化しない脂肪族カルボ
ン酸に乳化剤又は活性剤を配合すること及びベンザル化
ノルビット類等を使用して固形状化することが知られて
いる。
ボン酸のアルカリ金属塩又はアンモニウム塩スルホサク
シネートモノエステル又はジエステルの水溶性塩と高級
アルコール、ソルビットにホウ酸化合物及びベンズアル
デヒド、アニオン界面活性剤とカルボキシル基を含有す
る工≠レン系高分子化合物、ケン化しない脂肪族カルボ
ン酸に乳化剤又は活性剤を配合すること及びベンザル化
ノルビット類等を使用して固形状化することが知られて
いる。
しかしながら、これらの賦形剤を使用した固形粘着剤に
は温度、湿度の変化に対してもろくなったり、型崩れを
する等の欠点を有し、乾燥してしまうと接着力を失う等
の欠点も併せ有していた。
は温度、湿度の変化に対してもろくなったり、型崩れを
する等の欠点を有し、乾燥してしまうと接着力を失う等
の欠点も併せ有していた。
しかるに、本発明者等はこのような従来の欠点を除くた
めに種々研究の結果、ペンタニルスリトール変性ロジン
エステルと炭素数14以上の高級アルコールのアクリル
酸エステル、メタクリル酸エステルとの重合体からなる
粘着剤は、優れた賦形性を有し、その他の所望の問題点
も解消しうろことを知り本発明を完成するに至った。
めに種々研究の結果、ペンタニルスリトール変性ロジン
エステルと炭素数14以上の高級アルコールのアクリル
酸エステル、メタクリル酸エステルとの重合体からなる
粘着剤は、優れた賦形性を有し、その他の所望の問題点
も解消しうろことを知り本発明を完成するに至った。
本発明に使用されるペンタニルスリトール変性ロジンエ
ステルは、天然のロジン中に含有されるアビエチン酸と
その誘導体であるテキストロピマル酸、イソデキストロ
ピマル酸、レボピマル酸、ネオアビエデン酸、パラスト
リン酸等とペンタニルスリトールとのエステル化反応に
より得られる。
ステルは、天然のロジン中に含有されるアビエチン酸と
その誘導体であるテキストロピマル酸、イソデキストロ
ピマル酸、レボピマル酸、ネオアビエデン酸、パラスト
リン酸等とペンタニルスリトールとのエステル化反応に
より得られる。
更に、これら天然のアビエチン酸及びその異性体に水素
を付加反応させたジヒドロアビエチン酸、テトラヒドロ
アビエチン酸、テトラヒドロパラストリン酸、脱水素さ
せたデヒドロアビエチン酸、デヒドロレボピマル酸等と
ペンタニルスリトールとのエステル化反応物も使用でき
る。
を付加反応させたジヒドロアビエチン酸、テトラヒドロ
アビエチン酸、テトラヒドロパラストリン酸、脱水素さ
せたデヒドロアビエチン酸、デヒドロレボピマル酸等と
ペンタニルスリトールとのエステル化反応物も使用でき
る。
次に、本発明に使用され構造式(1)で示される化合物
には、 式中、R1=H,CH3、CH3CH2、CH3CH2
CH2、n=14以上の整数を表わすアクリル酸ステア
リル、アクリル酸パルミチル、アクリル酸ベヘニル、ア
クリル酸オレイル、アクリル酸イソステアリル、アクリ
ル酸すノージル、アクリル酸アラキトニル、アクリル酸
n−テトラデシル、アクリル酸n−ヘキサデシル、アク
リル酸n−エイコシル、アクリル酸n−へキサコシル、
アクリル酸−n −)リアコンチル、アクリル酸ポリエ
チレニル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸パル
ミチル、メタクリル酸ベヘニル、メタクリル酸オレイル
、メタクリル酸イソステアリル、メタクリル酸すノージ
ル、メタクリル酸アラキトニル、メタクリル酸n−テト
ラデシルなどがある。
には、 式中、R1=H,CH3、CH3CH2、CH3CH2
CH2、n=14以上の整数を表わすアクリル酸ステア
リル、アクリル酸パルミチル、アクリル酸ベヘニル、ア
クリル酸オレイル、アクリル酸イソステアリル、アクリ
ル酸すノージル、アクリル酸アラキトニル、アクリル酸
n−テトラデシル、アクリル酸n−ヘキサデシル、アク
リル酸n−エイコシル、アクリル酸n−へキサコシル、
アクリル酸−n −)リアコンチル、アクリル酸ポリエ
チレニル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸パル
ミチル、メタクリル酸ベヘニル、メタクリル酸オレイル
、メタクリル酸イソステアリル、メタクリル酸すノージ
ル、メタクリル酸アラキトニル、メタクリル酸n−テト
ラデシルなどがある。
本発明になる固形粘着剤は、前記一般式(1)に示した
化合物を前述せるペンタニルスリトール変性ロジンエス
テルにグラフト重合させることにより得られ、この際量
的関係は40〜80重量%グラフト重合させるのが好ま
しい。
化合物を前述せるペンタニルスリトール変性ロジンエス
テルにグラフト重合させることにより得られ、この際量
的関係は40〜80重量%グラフト重合させるのが好ま
しい。
このグラフト重合反応について述べると、先づ反応容器
中に前述したペンタニルスリトール変性ロジンエステル
を挿入し、これにアセトン、メチルエチルケトン、トル
エン、キシレン、酢酸エチルなどの溶媒を加えてこのエ
ステルを溶かす。
中に前述したペンタニルスリトール変性ロジンエステル
を挿入し、これにアセトン、メチルエチルケトン、トル
エン、キシレン、酢酸エチルなどの溶媒を加えてこのエ
ステルを溶かす。
溶媒の使用量はペンタニルスリトール変性ロジンエステ
ルに対して、好ましくは10重量%以下使用することが
好結果が得られる。
ルに対して、好ましくは10重量%以下使用することが
好結果が得られる。
しかる後反応容器にアクリル酸ステアリル、アクリル酸
パルミチル等の前述せる構造式(1)で示される化合物
を加え、反応容器中の空気を窒素置換しながら温度を2
0〜100℃の範囲で7時間以上攪拌しながら反応させ
る。
パルミチル等の前述せる構造式(1)で示される化合物
を加え、反応容器中の空気を窒素置換しながら温度を2
0〜100℃の範囲で7時間以上攪拌しながら反応させ
る。
この際、グラフト重合化触媒としては過酸化ベンゾイル
、クメンヒドロパーオキサイド、過酢酸等の過酸化物触
媒が使用できる。
、クメンヒドロパーオキサイド、過酢酸等の過酸化物触
媒が使用できる。
また、ルイス酸型のカチオン触媒として塩化アルミ、臭
化アルミ、塩化第一錫、三塩化チタン、塩化亜鉛、三弗
化硼素エーテル溶液などを前述せる構造式(1)で示さ
れる化合物に対して5重量%以下を使用することが好ま
しい。
化アルミ、塩化第一錫、三塩化チタン、塩化亜鉛、三弗
化硼素エーテル溶液などを前述せる構造式(1)で示さ
れる化合物に対して5重量%以下を使用することが好ま
しい。
次いで、反応終了後使用した溶媒を蒸留によって除き、
温度をできるだけ下げないようにして型に流し込み、し
かる後冷却すると固形粘着剤が得られる。
温度をできるだけ下げないようにして型に流し込み、し
かる後冷却すると固形粘着剤が得られる。
このようにして得られた固形粘着剤は紙、ボール紙、塩
化ビニル樹脂フィルム、スチロール樹脂フィルム、合成
ゴム、ガラスなどに容易に塗布することができ、よく粘
着するものであった。
化ビニル樹脂フィルム、スチロール樹脂フィルム、合成
ゴム、ガラスなどに容易に塗布することができ、よく粘
着するものであった。
次に実施例によって具体的に説明する。
実施例 1
ペンタエリスリトール変性
ロジンエステル ………20重量部キジロ
ール ………10 〃を反応容器に仕
込み、80℃にて上記エステルを溶解し、次いで メタクリル酸ステアリル ……60重量部ベンゾイ
ルパーオキサイド ………1.2〃を仕込み、窒素置
換したのち90℃にて攪拌しながら8時間反応させた。
ール ………10 〃を反応容器に仕
込み、80℃にて上記エステルを溶解し、次いで メタクリル酸ステアリル ……60重量部ベンゾイ
ルパーオキサイド ………1.2〃を仕込み、窒素置
換したのち90℃にて攪拌しながら8時間反応させた。
次いでキジロールを蒸留して取り去り、室温まで冷却す
ると生成物は固化した。
ると生成物は固化した。
固形棒状の成形物を作るため、この固化した反応生成物
を60℃に昇温して溶融させ円筒状容器に注いだ後、室
温まで冷却して所望の棒状固形物を得た。
を60℃に昇温して溶融させ円筒状容器に注いだ後、室
温まで冷却して所望の棒状固形物を得た。
この固化した棒状固形物は、塩化ビニル樹脂フィルム及
びスチロール樹脂フィルムを軽くこするだけで容易に塗
布でき、優れた粘着力を示した。
びスチロール樹脂フィルムを軽くこするだけで容易に塗
布でき、優れた粘着力を示した。
実施例 2
ペンタエリスリトール変性
ロジンエステル ………20重量部メチル
イソブチルケトン ……… 5 〃を反応容器に挿
入し50℃にて溶解し、次いでアクリル酸パルミチル
………70重量部を加えて反応容器の空気を窒素
ガスにて置換1、温度を50℃にし、塩化第一錫2重量
部をジエチルエーテル2重量部に溶かしたものを2時間
をかけて滴下し、引き続き同温度にて10時間攪拌しな
がら反応させた。
イソブチルケトン ……… 5 〃を反応容器に挿
入し50℃にて溶解し、次いでアクリル酸パルミチル
………70重量部を加えて反応容器の空気を窒素
ガスにて置換1、温度を50℃にし、塩化第一錫2重量
部をジエチルエーテル2重量部に溶かしたものを2時間
をかけて滴下し、引き続き同温度にて10時間攪拌しな
がら反応させた。
反応終了後、反応容器内のメチルイソブチルケトンを蒸
留して除き、室温まで冷却すると反応生成物は固化した
。
留して除き、室温まで冷却すると反応生成物は固化した
。
固形棒状の成形物な作るため、この固化した反応生成物
を60℃に昇温して溶融させ円筒状容器に注いだ後、室
温まで冷却して所望の棒状固形物を得た。
を60℃に昇温して溶融させ円筒状容器に注いだ後、室
温まで冷却して所望の棒状固形物を得た。
この固化した棒状固形物は、ガラス板及び紙の表面を軽
くこするだけで容易に塗布することができ、優れた粘着
力を示した。
くこするだけで容易に塗布することができ、優れた粘着
力を示した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ペンタニルスリトール変性ロジンエステルに下記一
般式(1)で示される化合物をクラフト重合させてなる
固形粘着剤。 式中、R1=H,CH3、 CH3CH2、CH3CH2CH2n−14以上の整数
を表わす。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49107259A JPS58478B2 (ja) | 1974-09-18 | 1974-09-18 | コケイネンチヤクザイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49107259A JPS58478B2 (ja) | 1974-09-18 | 1974-09-18 | コケイネンチヤクザイ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5134245A JPS5134245A (ja) | 1976-03-23 |
JPS58478B2 true JPS58478B2 (ja) | 1983-01-06 |
Family
ID=14454503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP49107259A Expired JPS58478B2 (ja) | 1974-09-18 | 1974-09-18 | コケイネンチヤクザイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58478B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5604268A (en) * | 1995-02-22 | 1997-02-18 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Glue crayons |
-
1974
- 1974-09-18 JP JP49107259A patent/JPS58478B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5134245A (ja) | 1976-03-23 |
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