JPS5846105B2 - Ssb送信機用のフイルタ - Google Patents
Ssb送信機用のフイルタInfo
- Publication number
- JPS5846105B2 JPS5846105B2 JP18921280A JP18921280A JPS5846105B2 JP S5846105 B2 JPS5846105 B2 JP S5846105B2 JP 18921280 A JP18921280 A JP 18921280A JP 18921280 A JP18921280 A JP 18921280A JP S5846105 B2 JPS5846105 B2 JP S5846105B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- frequency
- transmitter
- passband
- ssb
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/02—Transmitters
- H04B1/04—Circuits
- H04B1/0475—Circuits with means for limiting noise, interference or distortion
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Transmitters (AREA)
- Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は不要サイドバンド除去用フィルタの肩特性を
補償したSSB送信機に関するものである。
補償したSSB送信機に関するものである。
現在の実用されているSSB送信機は全部がSSB信号
の発生に際して、平衡変調器にキャリアと変調信号を加
えて、キャリアを低減したDSB信号を作り、このDS
B信号を不要サイドバンド除去フィルタを通して所要の
SSB信号を得る方式であるといってよい状況である。
の発生に際して、平衡変調器にキャリアと変調信号を加
えて、キャリアを低減したDSB信号を作り、このDS
B信号を不要サイドバンド除去フィルタを通して所要の
SSB信号を得る方式であるといってよい状況である。
このフィルタには初期にはLPFJPHPFの形式のも
のが用いられたが、現在では大量に生産されて価格も安
く、入手も容易な、受信機の中間周波回路用のBPF形
式のものを、送受信機ではもちろん、送信専用機でも使
用するのが普通である。
のが用いられたが、現在では大量に生産されて価格も安
く、入手も容易な、受信機の中間周波回路用のBPF形
式のものを、送受信機ではもちろん、送信専用機でも使
用するのが普通である。
この目的に使用されるフィルタの種類にはクリスタル型
、メカニカル型、セラミック型等があり、通過帯域内の
レスポンスは比較的フラットであり一帯域外は急激に載
乗する理想に近い特性とされている。
、メカニカル型、セラミック型等があり、通過帯域内の
レスポンスは比較的フラットであり一帯域外は急激に載
乗する理想に近い特性とされている。
しかしながら、詳細に検討すると、フィルタの通過帯域
端の肩特性は比較的丸味を帯びて減衰しており、従って
通過帯域幅も中心周波数のレスポンスに対して通常−6
dB点で規定している状況である。
端の肩特性は比較的丸味を帯びて減衰しており、従って
通過帯域幅も中心周波数のレスポンスに対して通常−6
dB点で規定している状況である。
しかもこれが送信機と受信機で2重に通過するのである
から、特性の肩の部分に当る変調周波数の再生には当然
影響があるはずであり、これを例等かの手段で補正する
ことは受信音質の改善に寄与すると考えられる。
から、特性の肩の部分に当る変調周波数の再生には当然
影響があるはずであり、これを例等かの手段で補正する
ことは受信音質の改善に寄与すると考えられる。
そのための第1の手段としては、受信機の中間周波フィ
ルタの肩特性の落ちを送信機の不要サイドバンド除去フ
ィルタの通過帯域端のピークで補償することにより、総
合でフラットな周波数特性とするものである。
ルタの肩特性の落ちを送信機の不要サイドバンド除去フ
ィルタの通過帯域端のピークで補償することにより、総
合でフラットな周波数特性とするものである。
これを実験により確認するために、2台の同一形式のS
SB送受信機を用意し、81台を送信機に、他の1台を
受信機として送信音を再生し、これを基準の音質とする
。
SB送受信機を用意し、81台を送信機に、他の1台を
受信機として送信音を再生し、これを基準の音質とする
。
これに使用したフィルタの特性は第1図Aのごとくで、
通過帯域幅約2,3kHz のものである。
通過帯域幅約2,3kHz のものである。
次にb送信機のフィルタを約4 kHz に広げたも
の、Cフィルタの通過帯域端に第1図Bのように補償用
のピークを有するものの3種について再生音質の聴取実
験を行った。
の、Cフィルタの通過帯域端に第1図Bのように補償用
のピークを有するものの3種について再生音質の聴取実
験を行った。
総合の再生レスポンスにお(・て、aは最も影響が大き
く、bは受信フィルタのみの影響と考えてよく、Cは最
もフラットに近いものである。
く、bは受信フィルタのみの影響と考えてよく、Cは最
もフラットに近いものである。
再生音質としては当然周波数特性の良いc、b。
aの順になったが、同時に通信目的上重要な音形の了解
度も同一順序となり、フィルタ特性の補償の効果が認め
られた。
度も同一順序となり、フィルタ特性の補償の効果が認め
られた。
総合特性としては同じでも、受信機のフィルタの帯域幅
を広くすることは隣接選択度の点から不利であり、特に
フィルタの帯域端にピークを設けることはCWやパルス
性信号でリンギングを発生する可能性があるので、こう
した補正は送信機側で行う本発明の方法が絶対に効果的
である。
を広くすることは隣接選択度の点から不利であり、特に
フィルタの帯域端にピークを設けることはCWやパルス
性信号でリンギングを発生する可能性があるので、こう
した補正は送信機側で行う本発明の方法が絶対に効果的
である。
なお=般にフィルタの通過帯域内のりツプルは小さい程
良いが、±2dB2dB許容しているので、本発明を適
用するフィルタの特性としては通過帯域端に少なくも3
dB以上のピークを設定するものと規定した。
良いが、±2dB2dB許容しているので、本発明を適
用するフィルタの特性としては通過帯域端に少なくも3
dB以上のピークを設定するものと規定した。
前記のフィルタ特性を別のフィルタで補償するのは正統
的な方法であるが、現在ではフィルタの開発や送受信機
では共用できない等の問題があるので、これを解決する
別の方法として、フィルタの帯域端の肩特性の影響は該
当サイドバンド周波数の振幅低下として現われることに
着目し、送信機の変調増幅器の周波数特性で低下分を補
償して総合の周波数特性をフラットにすることにより一
再生音質を改善するものである。
的な方法であるが、現在ではフィルタの開発や送受信機
では共用できない等の問題があるので、これを解決する
別の方法として、フィルタの帯域端の肩特性の影響は該
当サイドバンド周波数の振幅低下として現われることに
着目し、送信機の変調増幅器の周波数特性で低下分を補
償して総合の周波数特性をフラットにすることにより一
再生音質を改善するものである。
この方式は低周波増幅器の比較的狭い周波数範囲のレス
ポンスを上昇させればよいのであるから、特性の細かい
工作も容易に行うことが出来、実験における試聴結果も
明らかに再生音質の改善が認められた。
ポンスを上昇させればよいのであるから、特性の細かい
工作も容易に行うことが出来、実験における試聴結果も
明らかに再生音質の改善が認められた。
但し音質改善を数量的に表現するのは困難なので、測定
可能なフィルタ特性から伝送周波数特性の数値的考察を
試みることにする。
可能なフィルタ特性から伝送周波数特性の数値的考察を
試みることにする。
第1図A曲線はSSB受信機の中間周波増幅段に使用さ
れるクリスタルフィルタの通過帯域部分の平均的特性を
示す。
れるクリスタルフィルタの通過帯域部分の平均的特性を
示す。
中心周波数のレスポンスより一6dB点の帯域幅は約2
.3 kHz であるが、これはSSB受信機の通過
帯域幅は狭いもので2.1kHz 、広いもので2.
5 kHz程度であることから見ても平均的帯域幅のも
のといえる。
.3 kHz であるが、これはSSB受信機の通過
帯域幅は狭いもので2.1kHz 、広いもので2.
5 kHz程度であることから見ても平均的帯域幅のも
のといえる。
このフィルタを888回路で使う場合はフィルタの中心
周波数より1500Hz離れた点にキャリア周波数を設
定するのが通常であるから、サイドバンド・スペクトラ
ムの1500Hzを中心に350〜2650 Hzが6
dB通過帯域に含まれることになる。
周波数より1500Hz離れた点にキャリア周波数を設
定するのが通常であるから、サイドバンド・スペクトラ
ムの1500Hzを中心に350〜2650 Hzが6
dB通過帯域に含まれることになる。
第2図は第1図の特性のフィルタを通過するSSB信号
の変調スペクトラムのフィルタ1個および2個および2
個カスケードの場合の伝送特性を、周波数を対数目盛と
した一般的周波数特性曲線と同じ形で表わしたものであ
る。
の変調スペクトラムのフィルタ1個および2個および2
個カスケードの場合の伝送特性を、周波数を対数目盛と
した一般的周波数特性曲線と同じ形で表わしたものであ
る。
この図より1500±500 Hz間は全くフラットな
特性であり、また1 500±1100HzO外側では
急激に減衰しているので補償はほとんど不可能であり、
従って低周波側は1500−500=1000Hzより
1500−1100=400Hzに向って約8dBを目
標に増強し、高周波数側は1500+500=2000
Hzより1500+1100=2600Hzに向って約
8dBを目標に変調増幅器のレスポンスを増強するのが
適当であることが予測できる。
特性であり、また1 500±1100HzO外側では
急激に減衰しているので補償はほとんど不可能であり、
従って低周波側は1500−500=1000Hzより
1500−1100=400Hzに向って約8dBを目
標に増強し、高周波数側は1500+500=2000
Hzより1500+1100=2600Hzに向って約
8dBを目標に変調増幅器のレスポンスを増強するのが
適当であることが予測できる。
なおこの周波数特性の補償を受信機の低周波増幅器で行
うことは受信雑音を強調することになるので適切でなく
。
うことは受信雑音を強調することになるので適切でなく
。
送信機側でプリエンファシスの形で行うべきである。
フィルタの肩特性の補償を重視する今一つの理由は、言
語のホルマント説によると言葉の判別に関係の深いホル
マントは大部分が300〜600Hzと1500〜24
00H2に分布しているので、これを第2図の伝送周波
数特性にあてはめて見ると、中央部の600〜1500
Hzがあまり重要でなく、その上と下の肩特性にあたる
部分のほうが影響が大きいので、たとえ数dBの補償で
も効果があることが当然に期待されるためであり、実験
結果はこれを裏付けている。
語のホルマント説によると言葉の判別に関係の深いホル
マントは大部分が300〜600Hzと1500〜24
00H2に分布しているので、これを第2図の伝送周波
数特性にあてはめて見ると、中央部の600〜1500
Hzがあまり重要でなく、その上と下の肩特性にあたる
部分のほうが影響が大きいので、たとえ数dBの補償で
も効果があることが当然に期待されるためであり、実験
結果はこれを裏付けている。
第1図はSSB送信機の不要サイドバンド除去フィルタ
の特性図で、図中の曲線Aは従来のフィルタの特性曲線
をまた曲線Bは本発明の補償型フィルタの特性曲線を夫
々示し、第2図は送受信総合の再生周波数特性を示すも
のである。
の特性図で、図中の曲線Aは従来のフィルタの特性曲線
をまた曲線Bは本発明の補償型フィルタの特性曲線を夫
々示し、第2図は送受信総合の再生周波数特性を示すも
のである。
Claims (1)
- I SSB送信機のフィルタ回路において、該フィル
タの通過帯域の中心周波数を挾んで第1ホルマントと第
2ホルマントの位置で3 dB以上を強調するように変
調することを特徴とするSSB送信機用のフィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18921280A JPS5846105B2 (ja) | 1980-12-26 | 1980-12-26 | Ssb送信機用のフイルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18921280A JPS5846105B2 (ja) | 1980-12-26 | 1980-12-26 | Ssb送信機用のフイルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57111131A JPS57111131A (en) | 1982-07-10 |
JPS5846105B2 true JPS5846105B2 (ja) | 1983-10-14 |
Family
ID=16237416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18921280A Expired JPS5846105B2 (ja) | 1980-12-26 | 1980-12-26 | Ssb送信機用のフイルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5846105B2 (ja) |
-
1980
- 1980-12-26 JP JP18921280A patent/JPS5846105B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57111131A (en) | 1982-07-10 |
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