JPS5845633Y2 - 魔法瓶 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、魔法瓶に関し、更に詳しくは魔法瓶における
提手の取付構造に関するものである。

以下、添付の図面を参照して本考案の実施例にかかる魔
法瓶を説明する。

外胴となる本体ケース１内には、中瓶２が、その口縁が
水平となる如く、正立状態で配設されている。

前記本体ケース１の上部には、該本体ケース１より一体
に突設された樋状部４と該樋状部４の」二部開口４ａを
覆蓋する蓋部５とからなる注液用の喉部３が形成されて
いる。

前記樋状部４内底部には、注液流を整流するための整流
板６が、その上端部６ａを前記樋状部上部開口４ａより
突出せしめる如くして一体に突設さＩｃている。

前記蓋部５には、整流板上端部６ａを貫通せしめるため
の穴７が形成されている。

一方、前記本体ケース１において前記喉部３と反対位置
には、前記整流板６より下位に突起８が一体に突設され
ている。

前記整流板上端部６ａおよび突起８には、枢着具９を嵌
挿するための孔１０．１０が形成されている。

しかして、整流板上端部６ａと突起８とには、提手１１
の両端部１ｉａ、ｌｌｂが枢着具９，９によって回動自
在に枢着されている。

なお、本実施例においては、提手１１の両端部１１ａ、
ｌｌｂの枢着部位を結ぶ線ｌと鉛直線ｇとがなす角度θ
を約７０’として、提手１１を持ち上げて行なう注液作
業を一層容易ならしめるようにしている。

又、このようにすることによって、図示の如く中瓶２と
して胴大瓶を使用した比較向背の低い魔法瓶に適用する
と、より一層好適となる。

図面中、符号１２は中瓶瓶口を開閉するための栓体であ
る。

続いて本考案の魔法瓶の効果を以下に列記する。

即ち、本考案によれば、 （１）注液用の喉部３を構成すべく本体ケース１より一
体に穿設された樋状部４の内底部に整流板６を一体に突
設し、該整流板６の上端部６ａに提手１１の一端１１
ａを回動自在に枢着して、整流板６をして提手１１枢着
用の部材を兼用せしめるようにしたので、提手枢着用の
特別な部材が必要となり、部品点数の低減を計ることが
できる、（２）提手１１の一端１１ ａを強度的に強い
樋状部４内底部に一体に突設された整流板６の上端部６
ａに枢着するようにしたので、提手１１の取付構造の強
度を著しく向上せしめることができる、等の実用的な効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例にかかる魔法瓶の一部断面側面
図、第２図は第１図の魔法瓶の要部分解斜視図である。 １・・・・・・本体ケース、２・・・・・・中瓶、３・
・・・・・喉部、４・・・・・・樋状部、４ａ・・・・
・・樋状部上部間口部、５・・・・・・蓋部、６・・・
・・・整流板、６ａ・・・・・・整流板上端部、８・・
・・・・突起、１１・・・・・・提手、１１ ａ、１１
ｂ・・・・・・提手両端部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 中瓶２を内蔵せる本体ケース１上部に、該本体ケース１
   より一体に突設された樋状部４と該樋状部４の上部開口
   ４ａを覆蓋する蓋部５とからなる注液用の喉部３を形成
   し且つ前記樋状部４内底部には、整流板６をその上端部
   ６ａが前記樋状部４の上部開口４ａより突出する如くし
   て一体に突設する一方、前記本体ケース１において前記
   喉部３と反対位置には、突起８を一体に突設するととも
   に、前記整流板上端部６ａと突起８とに提手１１の両端
   部１１ ａ、１１ ｂをそれぞれ回動自在に枢着したこ
   とを特徴とする魔法瓶。