JPS584453Y2 - ねずみ捕り器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ねずみをいじめないで捕獲し得るねずみ捕り
器に係るものにして、添付図面を参照にしてその構成を
詳述すると次の通りである。

ねずみがはい上ることのできない高さを有し、上方開口
部−側に片寄らせて片側を垂直壁１、反対側をねずみが
はい上ることのできる階段２、斜面３などの誘導壁４に
形成した箱体５を製作する。

箱体５の高さは２１ｃｒｒＬ位、縦２９ＣｒｒＬ位、横
は２０α位が望ましく、上方開口部は幅１１ｃｒＩＬ位
が望ましい。

階段２は高さ５（２位、路幅４．５ ｃｍ位、横１０ｃ
ｒｆＬ位の段が４段程度が望ましい。

階段２の隣りには斜面３を形成し、この斜面３にねずみ
がはい上り易いよう突条６を間隔を置いて付設する。

箱体５の前記上方開口部に開口部７を設ける。

図面はスライド式に設けた場合を示している。

この箱体５の底壁１２を取外し自在に設ける。

図面は底壁１２にスライド溝９を形成し、このスライド
溝９に箱体５の下端周縁に形成した縁鍔８の長さ方向の
両端部縁鍔８をスライド嵌入せしめることにより取外し
自在に設けた場合を示している。

誘導壁４の下面にねずみの逃げ隠れする空間部１０を設
ける。

図中符号１１は滑り降りガイド板である。

在来の金網製のねずみ捕り器は普通の家ねずみを対象に
したものであるため小さなはっかねずみを捕え難い欠点
があった。

本考案はこのような欠点を解決したもので、上述のよう
に構成したから台所や廊下などの比較的暗い箇所に開口
部側が奥になるようにしてセットし、米などの餌を入れ
ておけば階段２、斜面３などの誘導壁４をねずみがはい
上り、開口部から垂れ下がっている滑り降りガイド板１
１を伝って簡単に箱体５内へはいり込むことになる。

この際箱体５はねずみがはい上ることのできない高さを
有し、且つ誘導壁４の反対側は垂直壁１で、滑り降りガ
イド板１１もぶら下っているものであるからこれを登る
ことも不可能であるから一度箱体５内へはいり込んでし
まえば逃げ出すことができないため折角誘導したねずみ
を逃がすようなこともなく、確実に捕えることができる
。

而かも在来の金網製ねずみ捕り器のように一匹のねずみ
がかかると自動的に入口を塞ぐタイプではなく、逃げ出
せない高さを有する箱体５内にはいり込ませるものであ
るから多数匹同時に捕えることができ、特にはつかねず
み捕りに適することになる。

また、ねずみは暗所にすみかをみつけようとする習性が
あるからねずみがかかったかどうか例えば懐中電溶など
で開口部から内部を照らすとねずみは習性により開口部
と反対側の暗い誘導壁側の空間に逃げ込むため一層逃げ
出すことなく、確実に捕え得ることになり、在来品に比
し非常に体裁も良く、ねずみの習性を利用し、ねずみの
すみかとして誘導して捕獲するものであるから残酷な感
じを与えないなど秀れた特長を発揮するねずみ捕り器と
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案品の斜面図、第２図は断面図である。 １・・・・・・垂直壁、２・・・・・・階段、３・・・
・・・斜面、４・・・・・誘導壁、５・・・・・・箱体
、７・・・・・・開口部、１２・・・・・底壁、１０・
・・・・・空間部、１１・・・・・・滑り降りガイド板
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ねずみがはい上ることのできない高さを有し、上方開口
   部を一側に片寄らせて片側を垂直壁、反対側をねずみが
   はい上ることのできる階段、斜面などの誘導壁に形成し
   た箱体の前記上方開口部に開口部を設け、この箱体の底
   壁を取外し自在に設け、誘導壁の下面にねずみの逃げ隠
   れする空間部を設け、上方開口部に開口縁より底壁近く
   まで届く滑り降りガイド板を垂設したことを特徴とする
   ねずみ捕り器。