JPS584436Y2 - サビキ釣り仕掛に餌を付ける釣具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、サビキ仕掛を使用する魚釣に使用して、簡
易迅速にハリスの鉤に餌を付ける釣具に関する。

元来、バケ鉤を使用するサビキ釣は、ハリスに餌を付け
ること無く、コマセ入れより散出するコマセに集った魚
がコマセに類似したバケに喰いつくのを釣る方法である
。

しかし、其のハリスに餌を付けた場合、一段と喰い込み
が良く、此の菱餅はコマセと同一のものが望ましいが、
小さい餌を差す事は面倒で厄介であるから、簡単且つ迅
速に餌を付けることが出来る様に工夫したものが本考案
である。

この考案の釣具は、第１〜４図にもとずいて説明すると
、中央に糾合１を有し、糾合１の手前にはサビキ仕掛の
ハリスを円滑に滑らす斜面２を備え、且つ糾合１の後方
には散餌受台３を設けて、糾合１より散り落ちた餌を受
け、更に側板下端７には釣場の手摺８や船端の框１０に
ガムテープ９を使用して本考案の釣具を固定させるとき
に使用する取付用梁６を設け、尚固定する手摺８が丸パ
イプ等のとき安定を良くする為、側板下端７に切込５を
入れである。

次に使用方法は糾合１に適量のコマセを乗せて、サビキ
仕掛を少し張り気味に持って糾合１の斜面２側より散餌
受台３側へ向けて仕掛全体がコマセの中を稍早目に通り
抜ける様に操作すると、ハリス全体にコマセが菱餅とし
て鉤に突き刺さるのである。

此の場合、斜面２はサビキ仕掛の幹糸より垂れ下ったハ
リスが糾合１まで引掛ること無く円滑に進ませ、操作中
に糾合１より散った餌は散餌受台３へ溜るから、次回コ
マセ入れに入れて使用する。

本考案を第５〜γ図（符号は第１〜４図と同一部分には
同一符号を付す。

）のように手摺８や船端の框１０にガムテープ１１（又
はビニールテープ・紐等）で固定させる場合には、取付
用梁６を使用し、固定する手摺８が丸パイプ等のときは
、切込５に依り安定が保たれる。

（第６図参照）此の考案の釣具を使用する事に依り、サ
ビキ釣り仕掛に餌を付ける厄介さが著るしく改善されて
、其の上迅速に餌が付けられる様になり、ハリスに付け
られた餌は、コマセの餌と同一にする事が出来るのであ
る。

従ってコマセ用と菱餅用と２種の餌を用意する必要が無
くなり、又鉤に付けられた餌とコマセ餌とが同一である
為、魚の喰い込みが格段と良好になり、迅速な操作を可
能にする為、釣果を一層良くする事が出来るものがある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の側面図、第２図は平面図、第３図は第
２図のＡ−Ａ断面図、第４図は斜視図、第５図は本考案
の釣具を柵の手摺へ取付けた状態を示す斜視図、第６図
は第５図の要部の拡大断面図、第７図は本考案の釣具を
船端の框へ取付けた状態を示す斜視図である。 １・・・・・・糾合、２・・・・・・斜面、３・・・・
・・散餌受台、４・・・・・・側板、５・・・・・・切
込、６・・・・・・取付用梁、７・・・・・・側板下端
、８・・・・・・手摺、 ・・・・・・船端の框。 ９・・・・・・ガムチー７、 ０

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 中央に糾合１を有し、糾合１の手前には、サビキ仕掛の
   ハリスを滑らす斜面２を備え、且つ糾合１の後方に散餌
   受台３を設けて成ることを特徴とした、サビキ釣り仕掛
   に餌を付ける釣具。