JPS5842743Y2 - プレ−ト式バ−ナ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、バーナ本体のガス混合室の上面に表裏に貫通
する多数のガス噴出孔を有するバーナプレートを装着す
る式のプレート式バーナに関する。

従来、この種バーナにおいては、強度等の関係からバー
ナプレートを複数枚に分割し、各プレートを互に隣接さ
せてガス混合室の上面に装着する式を一般とするが、こ
の場合隣接するプレートのガス噴出孔の間隙が各プレー
トの端縁の存在で広くなり、特に第１図示の如く各プレ
ー）ａ ａの端縁す、ｂ間にシール材Ｃを介在させる
ときはガス噴出孔ｄ、ｄの間隙が更に広くなって、火移
りを確実に行い得なくなる不都合を伴う、本考案は、か
かる不都合を無くしたバーナを提供することをその目的
とするものでバーナ本体１のガス混合室２の上面に、表
裏に貫通する多数のガス噴出孔３を有するバーナプレー
ト４の少なくとも２枚を互に隣接させて装着する式のも
のにおいて、これらバーナプレート４，４の隣接部分の
表面に、両プレート４゜４の端縁部４ ａ 、４ ａか
ら前記ガス噴出孔３の形成部分４ ｂ 、４ ｂに亙る
凹座５を形成して戊る。

バーナ本体１は、例えば第２図に示すようにガス混合室
２の上面の開口周縁に受枠２ａを備えて、これにシール
材６を介して隣接した１対のバーナプレート４，４を装
着するものとした。

前記凹座５は、例えば第３図示の如く側面３角形成いは
第４図の如く側面方形の任意の形状に形成出来、かくす
るときは該凹座５に臨む両バーナプレート４，４の前記
形成部分４ ｂ 、４ ｂのガス噴出孔３からのガスが
該凹座５内に混合滞留して、この滞留ガスへの着火によ
り両バーナプレート４．４間での確実な火移りが与えら
れる。

尚、該凹座５は必ずしも両バーナプレート４，４の隣接
部分の全長に亙って形成する必要はなく例えば第５図示
の所謂ダイヤカット型バーナプレート４においては、ガ
ス噴出口３を形成した凹状の形成部分４ｂに面する端縁
部４ａを部分的に切除して、このバーナプレート４を隣
接させたときに切除部分において第６図に示す如き凹座
５が形成されるようにしても良い。

この様に本考案によるときは、バーナプレート４．４の
隣接部分の表面に、両プレート４，４の端縁部４ ａ
、４ ａからガス噴出孔３の形成部分４ｂ、４ｂに亙る
凹座５を形成したので、該凹座５に臨む一方と他方のバ
ーナプレート４，４のガス噴出孔３．３からのガスが該
凹座５内に混合滞留して、これらガス噴出孔３，３の間
隙が広くなっても該凹座５内の滞留ガスへの着火で確実
な火移りが与えられ、上記した従来式の不都合を確実に
解消し得る効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の截断側面図、第２図は本考案バーナの
１例の截断側面図、第３図はその要部の截断側面図、第
４図は変形例を示す要部の截断側面図、第５図は他の実
施例を示す要部の平面図、第６図は第５図のＶＩ−ＶＩ
線截断側面図である。 １・・・・・・バーナ本体、２・・・・・・ガス混合室
、３・・・・・・ガス噴出孔、４・・・・・・バーナプ
レート、４ａ・・・・・・端縁部、４ｂ・・・・・・形
成部分、５・・・・・・凹座。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. バーナ本体１のガス混合室２の上面に、表裏に貫通する
   多数のガス噴出孔３を有するバーナプレート４の少なく
   とも２枚を互に隣接させて装着する式のものにおいて、
   これらバーナプレート４，４の隣接部分の表面に、両プ
   レート４，４の端縁部４ａ、４ａから前記ガス噴出孔３
   の形成部分４ｂ、４ｂに亙る凹座５を形成して成るプレ
   ート式バーナ。