JPS584223Y2 - 部品組立装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はシャーシ等の取付基板と、プリント基板と、こ
のプリント基板に取付けられた表示管と、表示管の周辺
を飾る装飾用部品の４つの部品を、ビス等の締結部品を
用いることなくきわめて容易に組立てられるようにした
部品組立装置に関するものである。

以下本考案の一実施例について図面とともに説明する。

図において、１はシャーシの前面板等で構成される取付
基板であり、この取付基板１は窓孔１ａと、その下方に
形成された挿入孔１ｂと、窓孔１ａの上下に形成された
第１．第２の保合孔１Ｃ２１ｄを有している。

そして第１の係合孔１Ｃは凸形状に形成され、第２の係
合孔１ｄは窓孔１ａの下端縁に凹状に形成されている。

２はプリンＩ・基板、２ａはその前端縁に形成された突
起、３はプリント基板２上に垂直方向にテ゛イツピング
された表示管である。

一方、４は窓孔１ａに装着される装飾用部品であり、そ
の裏面上方には中央にスリットが設けられた楔状の第１
の保合片４ａが一体に形成され、裏面後方にはＬ字状の
第２の保合片４ｂが一体に形成され、さらに裏面上方の
両側には先端部が下方に向けてコ字状に形成された２つ
の保持片４ ｃ 、４ ｃが一体に形成されている。

なお、５は装飾用部品の中央に取付けられた透明板であ
る。

上記構成において、プリント基板２上に表示管３をディ
ッピングし、このプリント基板２の突起２ａを取付基板
１の挿入孔１ｂに差し込み、その後、装飾用部品４の第
２の保合片４ｂを第２の係合孔１ｄに係合した状態から
装飾用部品４をわずかに第１図矢印穴方向へ押し込むと
、楔状の第１の係合片４ａが第１の係合孔１Ｃの幅の細
い部分に押し込まれ、第１の係合片の両側のテーパ面が
第１の係合孔１Ｃの周縁で押されることにより全体がス
リットを狭める方向に撓み、やがて第１の係合孔１Ｃの
幅の広い部分に嵌まり込んで強固に係合される。

このとき、保持片４Ｃの先端が第１図に示すように表示
管３の上端に嵌合し、この表示管３を確実に保持する。

このように、本考案によれば、取付基板と、プリント基
板と、プリント基板上に取り付けられた表示管と、装飾
用部品とを、ビス等を用いることなく有機的にしかも強
固に組み立てることができるから、部品点数の低減と作
業工数の簡略化を図ることができる。

特に従来よりプリント基板上にディッピングされた表示
管は取付角度等がばらつき易く、また厚さ方向の外力に
対してきわめて弱いため複雑な機構を用いてこれを保持
しなければならなかったが、本考案によれば装飾１用部
品を取付ける作業と同時に保持片で表示管の上端を保持
することができるから、きわめて簡単な構成で非常に安
定した取付けを行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す断面図、第２図はその
分解斜視図である。 １・・・・・・取付基板、１ａ・・・・・・窓孔、１ｂ
・・・・・・挿入孔、ＩＣ，ｌｄ・・・・・・第１．第
２の係合孔、２・・・・・・プリント基板、２ａ・・・
・・・突起、３・・・・・・表示管、４・・・・・・装
飾用部品、４ ａ 、４ ｂ・・・・・・第１．第２の
係合片、４Ｃ・・・・・・保持片、５・・・・・・透明
板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 端部に突起が形成されたプリント基板と、このプリント
   基板上に垂直方向に取付けられた表示管と、上記プリン
   ト基板と直交する方向に配置されかつ上記表示管と対向
   する部分に窓孔を有する取付基板と、この取付基板の窓
   孔に装着される装飾用部品とを備え、上記取付基板は窓
   孔の下方に形成された挿入孔と窓孔の上下に形成された
   第１゜第２の係合孔を有し、上記装飾用部品はその裏面
   に上記第１．第２の保合孔に係合される第１．第２の係
   合片と上記窓孔を通して上記表示管の上端に至る保持片
   を有し、上記プリント基板の突起を上記取付基板の挿入
   孔に挿入し、上記装飾用部品の第１．第２の保合片を上
   記取付基板の第１．第２の係合孔に係合し、上記装飾用
   部品の保持片で上記表示管の上端を保持するようにした
   部品組立装置。