JPS5841995Y2 - 砲弾型滑空リング - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は空中に飛ばして遊ぶ滑空リングの改良に関する
ものである。

従来この種の玩具は単に円筒体のリングからなるため、
重力の影響で一般のボールと同様の放物線飛行を行ない
、面白味が少ない欠点があった。

又輪体が翼の役目を果し、直線的に滑空し、飛行距離と
速度は増加するが、捕球時に手に痛みを感じ、或いは器
物を損傷させる虞れがあった。

本考案は前記従来の欠陥を解消し、安全にしかも面白く
遊ぶことができる滑空リングを提供せることにある。

しかして本考案は半球形格子状枠体１の後側に円形リン
グ体２を連設した砲弾型滑空リングの構造を要旨とする
ものである。

尚第１図乃至第３図に示す実施例においては合成樹脂に
より半球形格子状枠体１と円形リング体２とを一体に成
形して枠体１の中心部に孔３を設け、型抜きを容易にす
るため、円形リング体２は末端を漸次肉薄にしである。

又第４図乃至第６図に示す実施例では格子状枠体１の下
部は格子の一部を埋めて閉鎖面４を設け、上端の格子１
′から下側に翼５を垂直に設けて一層滑空を安定させた
ものである。

６は円形リング体２の表面に形成した滑止め指かけ粗面
を示す。

本考案は以上の構成であるから、次に示す作用効果を発
揮し、この種玩具として実益のある考案である。

（１）円形リングの前方に半球形格子状枠体１が形成さ
れているので、手で捕球することが容易であり怪我した
り、器物を損傷させる虞れはない。

（２）バットでの打撃が可能になり、投球、打撃、捕球
の一連の動作が野球ボールと同様にでき、従来の投球、
捕球のみの遊技に比べ興味は倍増する。

（３）格子の開口面積を変えれば、前面の空気抵抗が変
化し、投球によって左右上下の滑空方向に変化を与える
ことができる。

（４）滑空時、前面の枠に重心が移動し、更にリングが
翼の役目を果し、従来のものよりも滑空距離は増し、姿
勢も安定する。

（５）枠とリングとから戊るので、構造的に剛性が増大
し、比較的軟質の材料で製作でき、従って安全性のある
製品を得る。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る砲弾型滑空リングの実施例を示した
もので、第１図は第１実施例の斜視図、第２図は正面図
、第３図は縦断側面図、第４図は第２実施例の斜視図、
第５図は正面図、第６図は縦断側面図である。 １・・・・・・半球形格子状枠体、２・・・・・・円形
リング体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 半球形格子状枠体１の後側に円形リング体２を連設した
   砲弾型滑空リング。