JPS5840100Y2 - 多重ゴム堰用流路切換装置 - Google Patents

多重ゴム堰用流路切換装置

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JPS5840100Y2
JPS5840100Y2 JP12566279U JP12566279U JPS5840100Y2 JP S5840100 Y2 JPS5840100 Y2 JP S5840100Y2 JP 12566279 U JP12566279 U JP 12566279U JP 12566279 U JP12566279 U JP 12566279U JP S5840100 Y2 JPS5840100 Y2 JP S5840100Y2
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air chamber
air
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liquid
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JP12566279U
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JPS5646636U (ja
Inventor
伸夫 井上
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株式会社ブリヂストン
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は農業用水を取入れるための堰、高潮時の防潮堤
または河口での海水堰止め等に用いるゴム堰、特に多重
ゴム堰の流路切換装置に関するものである。
近年、河川等を横切って河床に設置され、空気、水等の
流体の給排出により起立、倒伏するようにしたゴム製袋
体よりなる水位調整堰、いわゆるゴム堰が開発され、実
用化されている。
一般に、ゴム堰の堰高はせいぜい2m程度であり、それ
以上の堰高が要求される場合には、取付面積等を考慮し
て複数のゴム堰を適当に重ねあわせた多重ゴム堰が提案
されている。
かかる多重ゴム堰においては、水圧に応じた異なる内圧
を各気室に順次封入する必要があるが、これまでは各気
室に各々独立して流体を供給するのみであった。
すなわち、少なくとも2重気室構造をなす多重ゴム堰の
各気室が各々独立した流路を介して流体供給手段に接続
されているので、まず流体を第1の流路から第1の気室
に封入し、第1気室の内圧が適正圧に到達した後に第1
流路に設けたバルブを閉じ、次に流体を第2の流路から
第2の気室に封入し、第2気室の内圧が適正圧に到達し
た後第2流路に設けたバルブを閉じてゴム堰の起立を完
了せしめるという繁雑なバルブ操作が必要であった。
本考案は上述の欠点を除去し、簡単な操作で多重ゴム堰
の各気室を順次適正内圧で起立させ得る新規な流路切換
装置を提供せんとするもので、その要旨は複数の気室と
流体供給手段とを接続する各流路に、流体を順次に供給
する多重ゴム堰用流路切換装置において、第2の流路の
端部に設けた液体封入容器と第1の流路から分岐させて
端部を前記液体封入容器内へ第1の気室の所定内圧に対
応する深さだけ侵入させた管路とを有してなる多重ゴム
堰用流路切換装置にある。
以下図面にもとすき本考案の多重ゴム堰用流路切換装置
について詳述する。
本考案において、少なくとも二重気室構造をなす多重ゴ
ム堰としては、従来より広く用いられているゴム製シー
トを袋状になし該袋状体を一方を他方の内部に配した構
造や二段に積重さねた構造のものでもよいが、流体の給
排気を各車−の管路により実質的に一個所で行うことが
できるようにした第1図に示す如き多重ゴム堰を用いる
のが好ましい。
第1図において、1はゴム製のシート等を袋状にして多
段に重ね合わせ河床等に設置された多重ゴム堰、特に第
1の気室2および第2の気室3を有する二重ゴム堰を示
す。
また、Bは空気、水等の流体供給手段で、エンジンおよ
び電気駆動によるブロワ−、ボンベ、自動車の排気ガス
放出部等がある。
図示例においては、ブロワ−Bを用いて空気をゴム埋置
に給気するものである。
第1気室2は第1の流路4によりブロワ−Bに接続され
、また第2気室3から延在する第2の流路5の端部に液
体6を充填してなる液体封入容器7が設けられ、該容器
7内へ第1流路4から分岐させた管路8を第1気室2の
所定内圧に対応する深さだけ侵入させる。
容器7内の液体6としては、水はもちろん、水銀、不凍
液も用いることができる。
また、容器7内の液体6の一部は開口面9において大気
と接する。
図示例において、管路8は容器7の一方の外壁と、該容
器7において第1流路4と第2流路5とを分離する隔壁
とで国威されている。
以上のようにして構成される第1図の多重ゴム堰用流路
切換装置の作動について説明する。
まず、ブロワ−Bを作動させて多重ゴム堰1へ空気の圧
送を開始する。
空気は第1流路4を経て第1空気2内に圧送され、第1
空気室2の膨満が始まる。
かかる空気の圧送により第1気室2の内圧が高まると、
それにともない第1流路4から分岐した管路8内の液体
6のレベルがおし下げられる。
さらに空気の圧送をつづけて第1気室2の内圧が所定内
圧に達すると、管路8内の液面レベルが液体6中に開口
した管路8の下端に達して第1気室2の膨満が完了する
然る後、空気の圧送をつづけると、空気は第1気室2へ
圧送されることなく水位差H1に対応する水圧にうちか
つて管路8の下端から気泡10として開放される。
さらにブロワ−Bから空気を圧送しつづけると、圧送空
気は管路8の下端から気泡10となって容器7内の液体
6中を上昇し、第2流路5を経て第2気室3へ圧送され
る。
このようにして、流体供給手段Bからの流体圧送が第1
流路4から第2流路5にバルブ操作を行うことなく自動
的に切換えられる。
なお、発生する気泡10を第2流路5内へ効率よく導く
ため、第2流路5の一部を構成する管路11の下端にラ
ッパ状の傾斜面が設けられている。
気泡封入による第2気室3の内圧上昇にともない、管路
11内の液体レベルが下降し、この時の状態が第1図に
示されている。
さらにブロワ−Bからの空気の圧送をつづけて第2気室
3の内圧が所定圧に達すると、管路11内の液面レベル
が管路11の開口端に達して第2気室3の膨満も完了す
る。
さらにブロワ−Bを作動しつづけると、空気は第2気室
へも圧送されることなく水位差H2に対応する水圧にう
ちかつて管路11の下端から気泡として液体中を上昇し
、開口面9から大気に放出される。
本考案の多重ゴム堰用流路切換装置の他の実施例を第2
図に示す。
この場合、液体封入容器7内の液体6は大気への開口面
に接していないので、管路8の下端から気泡になって放
出される圧送空気は直接第2気室3に導びかれる。
そこで、第2気室3の内圧を感知し、制御するために、
第2流路5から分岐させた管路12を大気に開口した第
2の液体容器13内へ第2気室の所定内圧に対応する深
さだけ侵入させる。
従って、第2気室の膨満完了後、圧送空気は水位差H2
に対応する水圧にうちかつて管路12の下端から気泡に
なって容器13内の液体中を上昇して大気に開放される
その結果、第2気室内の圧力が過剰圧力になることが防
止される。
なお、第2気室が膨満した際単にブロワ−Bの作動を停
止すれば、管路12および容器13を省略することがで
きるが、これは管路12および容器13を使用した方が
第2気室の過剰内圧による破損を防止する点で好ましい
第2気室3に対する封入流体の圧力を制御する手段とし
ては、第1図および第2図に示したように水位差H2を
利用して気泡を大気中に開放するもののほかに、管路1
1内の液面レベルを感知するフロートバルブを該管路内
に設け、液面レベルの下降時に閉じて第2流路5内への
流体の移動を阻止するものや、管路11内の液面レベル
の変化を空気と液体との静電容量または抵抗の違いとし
て感知し、電気信号に変換して電磁バルブを作動させる
ものがある。
さらに、電気伝動流体(たとえば水銀)を封入し、その
内壁面に電極を取りつけた容器を管路11内に吊り下げ
、圧送空気中と液体中での容器の姿勢を変えて封入流体
を流動さて電極に接触させることにより液面レベルの変
化を電気信号に変換させて電磁バルブを作動させるもの
や、超音波または光の屈折率の変化を利用′するもの等
も使用することができる。
上述した種々の圧力制御手段は、第2図に示す管路12
および容器13の代りに、液体を封入したU字形管を第
2流路5から分岐させ、該U字管内に設けて管内の液面
レベルの変化を感知するようにすることができる。
図示例の流路切換装置を用いれば、特別な圧力計等の複
雑な装置を用いることなく各気室に自動的に規定内圧ま
で流体を封入し、多重ゴム堰の各気室を順次起立させる
ことができる。
各気室内の内圧は液体中に開口する管路の長さを変える
ことにより簡単に制御できる。
図示例では、第1気室の内圧が第2気室の内圧より高い
このようにして起立させた多重ゴム堰を倒伏させる場合
には、流路4および5にそれぞれ設けたバルブ(図示せ
ず)を単に開放することにより各気室の倒伏をすみやか
に行うことができる。
この場合、起立時とは逆に第2気室、第1気室の順に倒
伏させるのが好ましい。
第3図には単一の排気バルブbの開放により多重ゴム堰
を順次倒伏させることのできる例を示す。
第3図において、第1流路4と第2流路5とは管路11
内の液面レベルに応じて作動する開閉弁14を介して連
通している。
開閉弁14は管路11を狭搾する弁座15に対して第1
流路4内の封入空気を開放する方向へバネ16により付
勢されており、さらに弁ステム17が連結されている。
弁ステム17の下方にはストッパー18が設けられ、こ
れは弁ステム17に摺動可能に挿入されるフロート19
を掛合することができ、液体6の管内レベルに応じて昇
降するフロート19の動きに基づいて後述するように開
閉弁14の開閉を司る。
さらに、各気室内に封入した流体を排出するための排気
バルブbを管路11と第2気室3との間の第2流路5に
設ける。
排気バルブbの開閉は手動または自動より操作すること
ができる。
なお、洪水時等による増水時にゴム塩を自動倒伏させる
ために、通常使用されている自動倒伏装置(図示せず)
が排気バルブbに取りつけられてしくることか好ましい
空気封入前のゴム塩の倒伏時においては、容器7内の液
面レベルは一定であり、開閉弁14はバネ16の力によ
り開放された状態にある。
この状態でブロワ−Bを作動させると、第1流路4およ
び第2流路5を通り第1および第2気室へ空気が同時に
封入される。
しかし、第2気室の内圧の増加とともに、管路8,11
の液面レベルが降下する。
それにともない、管路11内のフロート19は下降して
ストッパー16に当接すると同時に、浮力を失って自重
によりバネ16の力に抗して開閉弁14を閉止する。
さらに、ブロワ−Bを作動しつづけると、第1図に示し
た例と全く同じ状態で多重ゴム堰は起立させられる。
この起立させられたゴム塩1を倒伏させるには、排気バ
ルブbを開放するだけでよい。
排気バルブbの開放にともない、第2気室3内の封入空
気がまず第2流路5を経て排気バルブbから大気に放出
される。
第2気室の内圧低下にともない、管路11内の液面レベ
ルは再び上昇し、フロート19をおし上げ、ついにはフ
ロート19の浮力とバネ16の力とにより開閉弁14を
開放する。
開閉弁14の開放にともない、第1気室2内の封入空気
が第1流路4を通り、開閉弁14および第2流路5を経
て排気バルブbより排気されることになる。
このように開閉弁14を管路11内に設ければ、単一の
排気バルブbを開放するだけで、第2気室および第1気
室を自動的に順次倒伏させることができ、極めて便利で
ある。
本考案の多重ゴム堰用流路切換装置は図示例に限定され
るものでなく、複数の気室を重ね合わせたものや、ゴム
塩の内部に少なくとも一つの気室を含むもの等にも適用
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はそれぞれ本考案に係る多重ゴム堰用流
路切換装置の一例と配管系を示す説明図である。 1・・・・・・ゴム塩、2・・・・・・第1気室、3・
・・・・・第2気室、4・・・・・・第1流路、5・・
・・・・第2流路、6・・・・・・液体、7・・・・・
・容器、8・・・・・・管路、9・・・・・・開口面、
10・・・・・・気泡、11゜12・・・・・・管路、
13・・・・・・容器、14・・・・・・開閉弁、15
・・・・・・弁座、16・・・・・・バネ、17・・・
・・・弁ステム、18・・・・・・ストッパー、19・
・・・・・フロート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の気室と流体供給手段とを接続する各流路に、流体
    を順次に供給する多重ゴム堰用流路切換装置において、
    第2の流路の端部に設けた液体封入容器と、第1の流路
    から分岐させて端部を前記液体封入容器内へ第1の気室
    の所定内圧に対応する深さだけ侵入させた管路とを有し
    てなる多重ゴム堰用流路切換装置。
JP12566279U 1979-09-13 1979-09-13 多重ゴム堰用流路切換装置 Expired JPS5840100Y2 (ja)

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JP12566279U JPS5840100Y2 (ja) 1979-09-13 1979-09-13 多重ゴム堰用流路切換装置

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JPS5646636U JPS5646636U (ja) 1981-04-25
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JPS5891214A (ja) * 1981-11-19 1983-05-31 Sumitomo Electric Ind Ltd 空気膨張式可撓性膜製起伏堰
JPS5936053B2 (ja) * 1981-12-08 1984-09-01 住友電気工業株式会社 多重気室構造の可撓性膜製止水堰
JPS6080614A (ja) * 1983-10-12 1985-05-08 Sumitomo Electric Ind Ltd 過圧防止装置

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