JPS583875B2 - 海洋構造物の係留装置 - Google Patents

海洋構造物の係留装置

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Publication number
JPS583875B2
JPS583875B2 JP53134201A JP13420178A JPS583875B2 JP S583875 B2 JPS583875 B2 JP S583875B2 JP 53134201 A JP53134201 A JP 53134201A JP 13420178 A JP13420178 A JP 13420178A JP S583875 B2 JPS583875 B2 JP S583875B2
Authority
JP
Japan
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tension
socket
support
cable
marine structure
Prior art date
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Expired
Application number
JP53134201A
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English (en)
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JPS5563986A (en
Inventor
金綱正夫
始関三郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Publication of JPS5563986A publication Critical patent/JPS5563986A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は支持索で、海上の一定位置に係留する海洋構造
物の係留装置に関し、更に詳しくは支持策に強度低下を
与えることのない、構造の簡単な装置を提供するもので
ある。
上記海洋構造物は、いわゆるテンションレグプラットフ
ォームと称される装置が代表的であるが、この海洋構造
物は支持索によって海底からこの支持策にある特定の張
力を与えた状態で支持されている。
この海洋構造物は海底油田掘削用、あるいは海洋開発の
海上基地として一定地点に半永久的に設置されるが、こ
の係留装置は海洋構造物を安定化する上で重要な部品で
ある。
この係留装置は、海底に設けたアンカーに固定した支持
索(ワイヤロープ)の上端を海洋構造物(プラットフオ
ーム)に塔載したウインチで巻き上げて、海洋構造物が
自由な浮遊状態から一部が海中に引き込まれるように張
力を与えている。
ウインチは、索の巻上げ、巻下しを行う場合は便利であ
るが、実際問題としてそう度々このような操作をするも
のではなく、海底油田の掘削の如く、一定地点に半永久
的に設置される海洋構造物においては、前記のウインチ
による操作をすることは極めて希である。
周知の如く、海洋構造物は大型の化学プラント一式が塔
載されるような巨大なものであり、したがって、これの
係留に使用する動力装置を持つウインチは大型のもので
あり、大きな据付場所を必要とする。
また、ウインチで索を巻上げる場合、索の上端はドラム
に巻取られるために索がドラムに沿って曲げられること
により、必然的に強度低下が生ずる。
特に鋼索は発錆し易いので、防食のためにその表面がポ
リエチレンまたはナイロン等の合成樹脂で被覆したもの
が多く使用されているが、被覆材料がドラムに接する面
での耐圧強度から、その索に作用する張力に制限を受け
る。
さらにこの索の張力はドラムのブレーキ力で持つので、
張力が大きい場合には、ドラムの強度上ウインチの重量
が過大なものとなる欠点がある。
前記のように、ウインチで索を巻上げる場合には、据付
空間、重量、索の耐久性の問題がある上に、さらに大型
のウインチの価格上の問題がある。
本発明は前記の各種欠点を解消するために得られたもの
であって、海上構造物が一旦一定地点に係留された場合
には、殆んどウインチの操作が必要でない点に着目して
得られたものであって、本発明の最大の特徴は、海洋構
造物の側方に位置した脚部にホースパイプを設け、この
ホースパイプの上端部に複数の柱体を植立し、この柱体
の長手方向に複数の穴を設け、前記柱体の間に受金物を
架け渡すと共に、この受金物を柱体にピンで任意の個所
に固定可能に構成し、更に支持索の上端部にソケツトを
固定し、このソケットと前記受金物との間にライチとロ
ードセルを設けたことにある。
次に、図面を参照して本発明の実施例について説明する
第1図は海洋構造物の係留状態を示すもので、海洋構造
物1は脚部や梁部の浮力を利用して海上に浮遊するよう
になっており、索(ワイヤロープ)2を利用して海底4
に設置したアンカー3に係留されている。
この索2の上端は、本発明の主体である張力調整装置5
で支持され、脚部6内のホースパイプ7を通って下方に
延長されている。
第1図に示す如く、本発明の係留装置においては、索は
直線状に支持されている点に大きな特徴がある。
次に第2図ないし第4図を参照して張力調整装置の実施
例を説明する。
張力調整装置5は、海洋構造物本体1aに設けられた脚
部6の空洞部6aの中に設置され、チャンネル材で形成
した柱体8,8と、これの間に支持された受金物9と、
前記柱体の長手方向に設けた孔10と、この孔10と前
記受金物9に設けた孔を貫通するピン11で構成される
索(ワイヤロープ)2の先端は、第3図および第4図に
示す如くソケット2aが設けられ、前記受金物9に設け
た孔より抜け出さないように構成されている、また、受
金物9の中央には円筒体9aが突設され、この中に前記
ソケット2aを収容すると共にこのソケット2aと受金
物9との間にライナー13とロードセル12が収容され
ている。
このライナー13は、索2に作用する力を微調整するた
めのものであって、厚さの異なるものを複数枚用意して
おき、必要に応じてこれらを組合せて使用する。
前記装置において、索2の張力を調整する際には、海洋
構造物1に設けたバラストタンクにバラストを浸る等の
操作を行って海洋構造物の吃水を下げて索2の張力を弛
める。
次にチエンブロックなどの装置を使用して索2の上端を
受金物9から引上げ、ライナー13を出し入れする。
また、場合によっては第2図に示す如く、柱体8の上方
に油圧シリンダ14を設け、これを利用してソケット2
aを引き上げてもよい。
一般には、一旦海洋構造物が一定地点に据付けられると
、前記の如くライナー13の出し入れの操作のみで索2
の張力を調整することができる。
海洋構造物を最初に据付ける場合、あるいは、前記ライ
ナーによる調整では張力を十分に調整できない場合で、
大幅な調整が必要である時には、バラスト操作等によっ
て受金物9に作用する力を除いた後にピン11を外して
受金物9を柱体8に沿って上下させ、再び孔10にピン
11を挿入して受金物9を別の位置に固定して、索2に
所望の張力を付与する。
海洋構造物が一旦係留されると、前記の如くピン11を
別の孔10に挿入して索2の張力を調整するような操作
は必要ではないが、索2の伸びや、アンカーの沈降など
により時々ライナー13による調整を行う必要がある。
一方、受金物9と索2の間に介在されたロードセル12
は、索2に作用する張力を検出するので、この信号を確
認しながら前記の如き張力調整を行なうのがよい。
設計・張力が小さく、更に精密な調整が必要な場合には
、ソケット2aとロードセル12との間を、ライナー1
3に代わるターンバックル状のネジ構造とすることがで
きる。
また、場合によっては受金物9を二重構造とし、両者の
間にネジを設けたり、あるいはライナーを介在させ、ピ
ン11で柱体8に支持された受金物に対するソケット2
aを支持する別の金物の上下の位置を調整してもよい。
さらに、図示されていないが、柱体の長手方向に沿って
ネジ軸を回転自在に設け、これで受金物を支持して前記
ネジ軸の回動操作によって受金物の上下位置を調整する
こともできるが、この装置は前記実施例より構造がやや
複雑化する。
本発明は、前記実施例に詳述したように、支持索(ワイ
ヤロープ)を直線状に保ち、これを柱体の間に上下位置
を変更できるようにするために、海洋構造物1の側方に
脚部6を設け、この脚部6にホースパイプ7を設け、こ
のホースパイプ7の上端部に2本の柱体8を植立し、こ
の柱体8の長手方向に複数の穴10を設け、柱体8の間
に受金物9を架け渡して、これをピン11で任意の個所
に固定することを可能にしている。
更に、支持索2の上端部にソケット2aを固定し、この
ソケット2aと前記受金物9との間にライナ13とロー
ドセル12とを設けている。
前記のように構成したために、支持索2は直線状で張力
が加えられるので、支持索2には曲げ応力や、支持索の
表面に設けた耐蝕性の被覆を破壊するような力が作用し
ないので、支持索2の耐久性は著しく向上する。
また、支持索2の保持位置を調節する機構は著しく単純
化されるので、装置を安価に製造できる上に、従来のウ
インチによる係留装置に比較して著しく小型であり、実
施例の如く海洋構造物1の脚部6中に収容することがで
きるので、この海洋構造物10本体を広く使用すること
ができる。
更に、支持索2の上端部にソケット2aを設け、柱体8
に位置変更自在に支持された受金物9と、前記ソケット
2aとの間にライナ13とロードセル12とを設けたの
で、支持索2に作用する張力が常時監視できる上に、ラ
イナ13の出し入れ操作により簡単に支持索2の張力を
監視することが出来るので、海洋構造物1を安全に係留
することができるのである。
また、図示されてはいないが、付加的に説明した構造を
採用することにより、連続的に索の張力を微調整するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示すもので、第1図は係留された
海洋構造物の概略図、第2図は張力調整装置の全体形状
を示す正面図、第3図は張力調整装置の平面図、第4図
は同装置の要部の一部を切開して示す正面図である。 1・・・・・・海洋構造物、2・・・・・・支持索、2
a・・・・・・ソケット、5・・・・・・張力調整装置
、6・・・・・・脚部、7・・・・・・ホースパイプ、
8・・・・・・柱体、9・・・・・・受金物、11・・
・・・・ピン、12・・・・・・ロードセル、13・・
・・・・ライナー、14・・・・・・油圧シリンダ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 海洋構造物の側方に位置した脚部にホースパイプを
    設け、このホースパイプの上端部に複数の柱体を植立し
    、この柱体の長手方向に複数の穴を設け、前記柱体の間
    に受金物を架け渡すと共に、この受金物を柱体にピンで
    任意の個所に固定可能に構成し、更に支持索の上端部に
    ソケットを固定し、このソケットと前記受金物との間に
    ライチとロードセルを設けたことを特徴とする海洋構造
    物の係留装置。
JP53134201A 1978-10-31 1978-10-31 海洋構造物の係留装置 Expired JPS583875B2 (ja)

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JP53134201A JPS583875B2 (ja) 1978-10-31 1978-10-31 海洋構造物の係留装置

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JP53134201A JPS583875B2 (ja) 1978-10-31 1978-10-31 海洋構造物の係留装置

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Publication Number Publication Date
JPS5563986A JPS5563986A (en) 1980-05-14
JPS583875B2 true JPS583875B2 (ja) 1983-01-24

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ID=15122784

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020100197A (ja) * 2018-12-20 2020-07-02 五洋建設株式会社 緊張係留式浮体の設置方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5358800A (en) * 1976-11-08 1978-05-26 Zeni Lite Buoy Co Ltd Buoy

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