JPS5836829B2 - 電池 - Google Patents
電池Info
- Publication number
- JPS5836829B2 JPS5836829B2 JP3789676A JP3789676A JPS5836829B2 JP S5836829 B2 JPS5836829 B2 JP S5836829B2 JP 3789676 A JP3789676 A JP 3789676A JP 3789676 A JP3789676 A JP 3789676A JP S5836829 B2 JPS5836829 B2 JP S5836829B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- electrolyte
- copper
- present
- copper ion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Conductive Materials (AREA)
- Primary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は銅イオン導電性の固体電解質を用いた電池に関
する。
する。
固体電解質電池において、その電解質として常温で銀イ
オン導電性良好な物質は種々見出されているが、この場
合これら電解質の他に電極材にも銀や銀化合物を使用し
なければならないので電池の価格が高価となる問題があ
る。
オン導電性良好な物質は種々見出されているが、この場
合これら電解質の他に電極材にも銀や銀化合物を使用し
なければならないので電池の価格が高価となる問題があ
る。
これに対し銅イオン導電体を電解質に用いれば、電極材
は銅でよいので価格的に有利であるが、銅イオン導電体
として知られている塩化銅、沃化銅などのハロゲン化銅
は常温でのイオン導電率はせいぜい1×10−7(gC
rrL)−1程度で極めて低く電池電解質としては問題
にならない。
は銅でよいので価格的に有利であるが、銅イオン導電体
として知られている塩化銅、沃化銅などのハロゲン化銅
は常温でのイオン導電率はせいぜい1×10−7(gC
rrL)−1程度で極めて低く電池電解質としては問題
にならない。
又常温で比較的銅イオン導電性のよい物質として臭化第
一銅NN’ジメチルトリエチレンジアミンブロマイドの
二成分系固体も本発明者によって提案されているが、こ
の電解質は有機質である為に分解温度が低((150℃
前後)、これに起因して保存特性に問題があった。
一銅NN’ジメチルトリエチレンジアミンブロマイドの
二成分系固体も本発明者によって提案されているが、こ
の電解質は有機質である為に分解温度が低((150℃
前後)、これに起因して保存特性に問題があった。
本発明は上記の点を考慮して常温で銅イオン導電性の良
好な無機系の電解質を用いた電池を提供するもので、そ
の電解質として塩化第一銅と塩化第一タリウムとの二成
分系固溶体を用い、陰極として銅を用いたことを特徴と
する。
好な無機系の電解質を用いた電池を提供するもので、そ
の電解質として塩化第一銅と塩化第一タリウムとの二成
分系固溶体を用い、陰極として銅を用いたことを特徴と
する。
以下本発明電池の実施例を説明する。
銅イオン導電性固体電解質は、塩化第一銅(CuCl)
と塩化第一タリウム(TIC1)(いずれも純度99.
9%の市販特級品)を1:1のモル比に秤量混合し、パ
イレツクス管中に減圧封入して300℃約20時間加熱
反応させて作或した。
と塩化第一タリウム(TIC1)(いずれも純度99.
9%の市販特級品)を1:1のモル比に秤量混合し、パ
イレツクス管中に減圧封入して300℃約20時間加熱
反応させて作或した。
陽極は二酸化マンガンにグラファイトと上記電解質を1
0:1:5の割合で混合し、陰極は粒度325メッシュ
の銅粉末を用いた。
0:1:5の割合で混合し、陰極は粒度325メッシュ
の銅粉末を用いた。
これら各電池構成粉末材を1 2wIlφの成型金型に
陰極、固体電解質、陽極の順に順次ならしながら入れて
後、3トン/crilの圧力で加圧成型する。
陰極、固体電解質、陽極の順に順次ならしながら入れて
後、3トン/crilの圧力で加圧成型する。
この際電解質の厚さが電池の内部インピーダンスを決定
するので30μm以下になるよう秤量すると共にならす
際にも細心の注意を要する。
するので30μm以下になるよう秤量すると共にならす
際にも細心の注意を要する。
別の方法として前記電解質の作成過程で加熱反応させた
後、液体窒素を用いて急冷することによりガラス状とし
てこれを厚み30μm以下に切断研磨し、陽極及び陰極
はそれぞれ1 211glφに加圧成型したペレットと
し、これらを積み重ねて圧着し、全体を樹脂でモールド
してもよい。
後、液体窒素を用いて急冷することによりガラス状とし
てこれを厚み30μm以下に切断研磨し、陽極及び陰極
はそれぞれ1 211glφに加圧成型したペレットと
し、これらを積み重ねて圧着し、全体を樹脂でモールド
してもよい。
第1図は本発明電池の固体電解質(CuCITICI)
における組戒比と常温(25℃)でのイオン導電率の関
係を示す図で、CuClとTICIとのモル比が1:1
において最高の銅イオン導電率σi=1.01X10
’(豆流)−1をもっていることがわかる。
における組戒比と常温(25℃)でのイオン導電率の関
係を示す図で、CuClとTICIとのモル比が1:1
において最高の銅イオン導電率σi=1.01X10
’(豆流)−1をもっていることがわかる。
尚無機系の銅イオン導電性固体電解質として室温で高い
導電率を示すものが今まで発表されておらず、本電解質
が最高の導電率を持つと考えられる。
導電率を示すものが今まで発表されておらず、本電解質
が最高の導電率を持つと考えられる。
第2図に本発明電池の放電特性( 1 0 K,Q定負
荷)を示し、比較のため銀固体電解質電池(Ag/Rb
Ag+Is/I2)の場合を点線で付記した。
荷)を示し、比較のため銀固体電解質電池(Ag/Rb
Ag+Is/I2)の場合を点線で付記した。
開路電圧は0.76Vで銀電池に比して約0. I V
高い。
高い。
これは陽極活物質として二酸化マンガンを用いた場合で
あるが、これ以外の各種物質を用いた場合の開路電圧は
下表の様になる。
あるが、これ以外の各種物質を用いた場合の開路電圧は
下表の様になる。
又電池反応式は二酸化マンガンの場合次の様に考えられ
る。
る。
2Cu+2MnO2+Mn20+Cu20輪釦Mn02
+Cu ” +e −+Mn02 ( Cuつ?錦のC
u →Cu”+e 第3図は本発明電池の保存特性図で、比較のため電解質
のみを前記有機系銅イオン導電体を用いた銅系電池の場
合を点線で示した。
+Cu ” +e −+Mn02 ( Cuつ?錦のC
u →Cu”+e 第3図は本発明電池の保存特性図で、比較のため電解質
のみを前記有機系銅イオン導電体を用いた銅系電池の場
合を点線で示した。
加速のため室温の代りに100℃で1ケ月保存後の放電
特性を見ることにより保存性の良否を判断したが、本発
明電池は有機系電解質を用いた場合に比し保存性良好で
信頼性が高いことがわかる。
特性を見ることにより保存性の良否を判断したが、本発
明電池は有機系電解質を用いた場合に比し保存性良好で
信頼性が高いことがわかる。
上述の如く本発明電池の電解質は塩化第一銅一塩化第一
タリウムの二成分系固溶体からなり、常温(こおいて良
好な銅イオン導電性を示すので、銅系電池の特性を著し
く改善し得ると共に電解質が無機系であるため保存性・
信頼性にもすぐれているなどの特徴を有し、銀糸電池に
比し価格的に有利な銅系電池の実用化に貢献するもので
ある。
タリウムの二成分系固溶体からなり、常温(こおいて良
好な銅イオン導電性を示すので、銅系電池の特性を著し
く改善し得ると共に電解質が無機系であるため保存性・
信頼性にもすぐれているなどの特徴を有し、銀糸電池に
比し価格的に有利な銅系電池の実用化に貢献するもので
ある。
第1図は本発明電池の電解質における組或比(CuCl
−’rtc I )と銅イオン導電率の関係を示す図
、第2図は本発明電池の放電特性図、第3図は同じく保
存性能を示す図である。
−’rtc I )と銅イオン導電率の関係を示す図
、第2図は本発明電池の放電特性図、第3図は同じく保
存性能を示す図である。
Claims (1)
- 1 陽極と、銅を主体とする陰極と、塩化第一銅と塩化
第一タリウムとの二成分系固溶体を主成分とする銅イオ
ン導電性固体電解質とよりなる電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3789676A JPS5836829B2 (ja) | 1976-04-02 | 1976-04-02 | 電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3789676A JPS5836829B2 (ja) | 1976-04-02 | 1976-04-02 | 電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52120340A JPS52120340A (en) | 1977-10-08 |
JPS5836829B2 true JPS5836829B2 (ja) | 1983-08-11 |
Family
ID=12510294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3789676A Expired JPS5836829B2 (ja) | 1976-04-02 | 1976-04-02 | 電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5836829B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL8203843A (nl) * | 1982-10-04 | 1984-05-01 | Philips Nv | Werkwijze en inrichting voor het trekken van een optische vezel uit een vaste voorvorm die in hoofdzaak uit sio2 en gedoteerd sio2 bestaat. |
-
1976
- 1976-04-02 JP JP3789676A patent/JPS5836829B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52120340A (en) | 1977-10-08 |
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