JPS5834076Y2 - カバ−ドフロ−ト式タンクにおける浮蓋の密封装置 - Google Patents
カバ−ドフロ−ト式タンクにおける浮蓋の密封装置Info
- Publication number
- JPS5834076Y2 JPS5834076Y2 JP5275279U JP5275279U JPS5834076Y2 JP S5834076 Y2 JPS5834076 Y2 JP S5834076Y2 JP 5275279 U JP5275279 U JP 5275279U JP 5275279 U JP5275279 U JP 5275279U JP S5834076 Y2 JPS5834076 Y2 JP S5834076Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floating lid
- tank
- sealing device
- main body
- airtight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、石油類などの可燃性、揮発性の液体を貯蔵
する固定屋根付タンクで、とくにタンク内貯蔵液面上に
浮蓋を浮かべ貯蔵液の蒸発を抑制するとともに、貯蔵液
への異物の混入を防止するようにした通称カバードフロ
ート式タンクにおける前記浮蓋の密封装置に関するもの
である。
する固定屋根付タンクで、とくにタンク内貯蔵液面上に
浮蓋を浮かべ貯蔵液の蒸発を抑制するとともに、貯蔵液
への異物の混入を防止するようにした通称カバードフロ
ート式タンクにおける前記浮蓋の密封装置に関するもの
である。
この形式をとるタンクはジェット燃料など品質管理がき
びしく要求される液体の貯蔵用タンクとして有用されて
いる。
びしく要求される液体の貯蔵用タンクとして有用されて
いる。
ところで、上記カバードフロート式タンクは、第1図に
示すように、固定屋根3の付いた円筒タンク内に、薄板
鋼板で形成した浮蓋本体4を設けるとともに、その浮蓋
本体4の外周部にタンク周壁1内面との間隙を気密に保
持するためのシール装置6を組付けた構造となっている
。
示すように、固定屋根3の付いた円筒タンク内に、薄板
鋼板で形成した浮蓋本体4を設けるとともに、その浮蓋
本体4の外周部にタンク周壁1内面との間隙を気密に保
持するためのシール装置6を組付けた構造となっている
。
そしてさらに、浮蓋本体4がタンク内で回転することな
く円滑に作動するため、タンク底板2と固定屋根3との
間に浮蓋本体4を貫通するガイド支柱7及び排気管8を
立設し、このガイド支柱7及び排気管8に沿って浮蓋本
体4が上下作動するよう仕組まれている。
く円滑に作動するため、タンク底板2と固定屋根3との
間に浮蓋本体4を貫通するガイド支柱7及び排気管8を
立設し、このガイド支柱7及び排気管8に沿って浮蓋本
体4が上下作動するよう仕組まれている。
なお、レスト時の浮蓋本体4は、タンク下部に設けた各
架台12上に載置し、タンク底板2とは所要の間隔をお
いている。
架台12上に載置し、タンク底板2とは所要の間隔をお
いている。
さらに、排気管8は下端に吸気孔9を上端に排気孔10
を設け、浮蓋本体4が前記架台12上にレストした状態
から貯蔵液の充てんにともない浮上するまでの間に、そ
の浮蓋本体4の下面に発生したペーパーをタンク外へ排
出する構造となっている。
を設け、浮蓋本体4が前記架台12上にレストした状態
から貯蔵液の充てんにともない浮上するまでの間に、そ
の浮蓋本体4の下面に発生したペーパーをタンク外へ排
出する構造となっている。
ところが実際は、発生したペーパーガスの比重や排気管
8自体の抵抗により、ペーパーガスは完全に排出される
ことなく、浮蓋本体4の外周シール装置6やガイド支柱
7、排気管8の浮蓋本体4貫通孔11.11部より上方
に漏れ、浮蓋本体4の上面に滞溜するケースが多い。
8自体の抵抗により、ペーパーガスは完全に排出される
ことなく、浮蓋本体4の外周シール装置6やガイド支柱
7、排気管8の浮蓋本体4貫通孔11.11部より上方
に漏れ、浮蓋本体4の上面に滞溜するケースが多い。
そしてそれが浮蓋本体4の上下作動時になんらかの原因
により引火爆発するといった事故要因となりかねない。
により引火爆発するといった事故要因となりかねない。
そこでこの考案は、タンク始動時に浮蓋本体4下方に発
生したペーパーガスの浮蓋本体4上方への漏出を防止し
、上述不都合を解消することを目的としたカバードフロ
ート式タンクにおける浮蓋の密封装置を提供するもので
ある。
生したペーパーガスの浮蓋本体4上方への漏出を防止し
、上述不都合を解消することを目的としたカバードフロ
ート式タンクにおける浮蓋の密封装置を提供するもので
ある。
すなわち、浮蓋本体4の外周下面およびデッキプレート
5各部の貫孔11,11・・・・・・まわりの下面にそ
れぞれゴムその他の気密部材で形成した円形ないし円筒
形状の気密部材Sを取付け、浮蓋本体4が架台12上に
レストしたとき、前記各気密部材Sの下端縁が架台12
面に密着し、浮蓋本体4の下方と上方との間を閉塞する
ようにしたものである。
5各部の貫孔11,11・・・・・・まわりの下面にそ
れぞれゴムその他の気密部材で形成した円形ないし円筒
形状の気密部材Sを取付け、浮蓋本体4が架台12上に
レストしたとき、前記各気密部材Sの下端縁が架台12
面に密着し、浮蓋本体4の下方と上方との間を閉塞する
ようにしたものである。
以下実施例に基づいて具体的に説明する。
まず第2図S1は、浮蓋本体4外周下面に設けた気密部
材を示すものである。
材を示すものである。
図中13は気密板で、環状部材よりなり、下面に耐油・
気密性に富んだ合成ゴム14が固着されたものである。
気密性に富んだ合成ゴム14が固着されたものである。
上記気密板13は、可撓性を有した帯状のシール膜15
及びシール膜15の内側に所要間隔毎に配設されたスプ
リング16を介して、浮蓋本体4外周下面に伸縮自在に
取付けられる。
及びシール膜15の内側に所要間隔毎に配設されたスプ
リング16を介して、浮蓋本体4外周下面に伸縮自在に
取付けられる。
次に12は架台で環状板よりなりタンク側壁1下部内周
に気密に張出し固着されている。
に気密に張出し固着されている。
すなわち、この気密部材S1は、浮蓋本体4が架台12
上にレストしたとき、上記気密板13の下面に固着され
た合成ゴム14が架台12面に浮蓋本体4の自重を受け
て押圧密着し、浮蓋本体4の下方と上方との間を閉塞す
るようにしたものである。
上にレストしたとき、上記気密板13の下面に固着され
た合成ゴム14が架台12面に浮蓋本体4の自重を受け
て押圧密着し、浮蓋本体4の下方と上方との間を閉塞す
るようにしたものである。
次にS2は、ガイド支柱7の貫通したデツキプレート5
貫孔11.11の下面まわりに設けた気密部材を示すも
のである。
貫孔11.11の下面まわりに設けた気密部材を示すも
のである。
その構造は、上述浮蓋本体4外周部に設けた気密部材と
同様で、可撓性を有した帯状のシール膜15、スプリン
グ16及び下面に合成ゴム14を固着した気密板13を
図示のように組付けてなるものである。
同様で、可撓性を有した帯状のシール膜15、スプリン
グ16及び下面に合成ゴム14を固着した気密板13を
図示のように組付けてなるものである。
また鉄部の架台12はガイド支柱7まわりの所要高さ位
置に気密に固着される。
置に気密に固着される。
次にS3は、排気管8の貫通したテ゛ツキプレート5貫
孔11部のまわり下面に設けた気密部材を示すものであ
る。
孔11部のまわり下面に設けた気密部材を示すものであ
る。
なお、この場合排気管8の吸気孔9は油面すれすれに設
けられており、架台12はその吸気孔9の上端より上の
排気管8まわりに気密に固着されている。
けられており、架台12はその吸気孔9の上端より上の
排気管8まわりに気密に固着されている。
ところで、上記実施例では、タンク基礎の不等性下等に
よって、各気密部材Sと架台12との密着が破られる不
都合を加味して、可撓性のシール膜15及びスプリング
16を組み付けて気密部材に伸縮性を持たせである。
よって、各気密部材Sと架台12との密着が破られる不
都合を加味して、可撓性のシール膜15及びスプリング
16を組み付けて気密部材に伸縮性を持たせである。
しかるに基礎の不等沈下が問題とならない場合は、第3
図に示すようにデツキプレート5の貫孔11まわり下面
及び浮蓋本体4の外周下面に、合成ゴム14からなる気
密部材S4を固着するだけで充分鉄部の気密保持の目的
を遠戚することが可能である。
図に示すようにデツキプレート5の貫孔11まわり下面
及び浮蓋本体4の外周下面に、合成ゴム14からなる気
密部材S4を固着するだけで充分鉄部の気密保持の目的
を遠戚することが可能である。
以上本考案密封装置は、浮蓋本体4の自重を受けて浮蓋
外周部及びデッキプレート5各部の貫孔11のまわり下
面と各架台12との間を押圧密封し、タンク始動時に発
生するペーパーガスVの浮蓋本体4上方への漏出を防止
し、ペーパーガス■を排気管8の吸気孔よりタンク外へ
排出させるため、冒頭説明したようなタンクの引火爆発
といった事故を防止し、タンクの安全管理に役だつもの
である。
外周部及びデッキプレート5各部の貫孔11のまわり下
面と各架台12との間を押圧密封し、タンク始動時に発
生するペーパーガスVの浮蓋本体4上方への漏出を防止
し、ペーパーガス■を排気管8の吸気孔よりタンク外へ
排出させるため、冒頭説明したようなタンクの引火爆発
といった事故を防止し、タンクの安全管理に役だつもの
である。
第1図は本案の気密部材を取付けたカバードフロート式
タンクの縦断面図、第2図は、本案の各気密部材の拡大
断面図、第3図は本案の他の実施例を示す拡大断面図で
ある。 1・・・・・・タンク周壁、2・・・・・・タンク底板
、3・・・・・・固定屋根、4・・・・・・浮蓋本体、
5・・・・・・デツキプレート、6・・・・・・シール
装置、7・・・・・・ガイド支柱、8・・・・・・排気
管、9・・・・・・吸気孔、10・・・・・・排気孔、
11・・・・・・貫孔、12・・・・・・架台、13・
・・・・・気密板、14・・・・・・合成ゴム、15・
・・・・・シール膜、16・・・・・・スプリング、1
7・・・・・・スライティングプレート、S・・・・・
・気密部材、■・・・・・・ペーパーガス。
タンクの縦断面図、第2図は、本案の各気密部材の拡大
断面図、第3図は本案の他の実施例を示す拡大断面図で
ある。 1・・・・・・タンク周壁、2・・・・・・タンク底板
、3・・・・・・固定屋根、4・・・・・・浮蓋本体、
5・・・・・・デツキプレート、6・・・・・・シール
装置、7・・・・・・ガイド支柱、8・・・・・・排気
管、9・・・・・・吸気孔、10・・・・・・排気孔、
11・・・・・・貫孔、12・・・・・・架台、13・
・・・・・気密板、14・・・・・・合成ゴム、15・
・・・・・シール膜、16・・・・・・スプリング、1
7・・・・・・スライティングプレート、S・・・・・
・気密部材、■・・・・・・ペーパーガス。
Claims (1)
- カバードフロート式タンクにおける浮蓋本体4の外周下
面およびデッキプレート5各部の貫孔11.11・・・
・・・のまわり下面に、それぞれゴムその他の気密部材
で形成した円形ないし円筒形状の気密部材Sを取付け、
浮蓋本体4が架台12上にレストしたとき、前記各気密
部材Sの下端縁が架台12面に密着し、浮蓋本体4の下
方と上方との間を閉塞するようにしたカバードフロート
式タンクにおける浮蓋の密封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5275279U JPS5834076Y2 (ja) | 1979-04-20 | 1979-04-20 | カバ−ドフロ−ト式タンクにおける浮蓋の密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5275279U JPS5834076Y2 (ja) | 1979-04-20 | 1979-04-20 | カバ−ドフロ−ト式タンクにおける浮蓋の密封装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55153390U JPS55153390U (ja) | 1980-11-05 |
JPS5834076Y2 true JPS5834076Y2 (ja) | 1983-07-30 |
Family
ID=28944522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5275279U Expired JPS5834076Y2 (ja) | 1979-04-20 | 1979-04-20 | カバ−ドフロ−ト式タンクにおける浮蓋の密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5834076Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-04-20 JP JP5275279U patent/JPS5834076Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55153390U (ja) | 1980-11-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5201151A (en) | Manhole rim and cover assembly | |
US4880135A (en) | Evaporative emission control of liquid storage tanks using bellow sealing systems | |
US5333752A (en) | Storage container unit for hazardous liquids | |
US3002828A (en) | Gasholder seal | |
CA2650296C (en) | Storage tank with self-draining full-contact floating roof | |
US4095609A (en) | Roll-over valve for motor vehicles | |
US4243151A (en) | Floating roof penetrations with reduced vapor space seal | |
US3974850A (en) | High volume fluid pressure relief valve | |
US3307733A (en) | Sealing mechanisms for storage tanks | |
US4258858A (en) | Apparatus for sealing floating roof tanks | |
US5632296A (en) | Float valve for fuel tank | |
US3343708A (en) | Floatable seal for pillar supported tanks | |
US4099643A (en) | Seal for floating roof tank | |
JPS5834076Y2 (ja) | カバ−ドフロ−ト式タンクにおける浮蓋の密封装置 | |
US3055533A (en) | Primary seal for floating roofs | |
US5284269A (en) | Space saving double seal | |
US2664220A (en) | Floating roof construction for tanks | |
US1904339A (en) | Floating deck for liquid storage tanks | |
KR101436180B1 (ko) | 액체 탱크 벤트 시스템 | |
US2050685A (en) | Gas and liquid storage device | |
US2344436A (en) | Floating roof storage apparatus for volatile liquids | |
US4199074A (en) | Enclosed seal for open top volatile liquid storage tanks | |
US3186578A (en) | Storage tank | |
US5092482A (en) | Sludge digesters with separate liquid chambers to buoy ballast members | |
US2282773A (en) | Seal for floating roofs |