JPS5830590Y2 - エンシンブンリキニオケル ボウシンソウチ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は遠心分離機の台枠と機枠との間に数個の振動緩
衝装置を設けて遠心分離機の振動を緩衝する考案に関す
る。

従来遠心分離機の台枠と機枠との間に防振装置として硬
質ゴム製緩衝体を用いたものがあったがゴム製緩衝体は
遠心分離機の不均衡な振動例えば遠心分離機の回転籠内
に、被処理物品を不均衡に容入される場合が多い。

この場合、被処理物品が回転籠内にて遠心力により均等
になる迄、機枠や回転能が揺動しながら回転することに
なり、この揺動回転に、ゴム製緩衝体は破れる欠点があ
った。

本考案はこの欠点を除去するために提案された遠心分離
機における防振装置の考案である。

即ち本考案は、遠心分離機の台枠に螺杵にて連結される
合板に、振動緩衝板を昇降度を調整できるように設ける
と共に、該振動緩衝板に相対して機枠に天井板を取付け
、該天井板に匣状のスプリング受を下向きに取付け、前
記振動緩衝板に匣状のスプリング受を上向きに取付け、
これらのスプリング受に、コイルスプリングをそれぞれ
挿入してブロック状の防振装置を形威し、該天井板に設
けた螺杵を該振動緩衝板に穿った大径の透孔に進退自在
に挿入して、台枠と機枠との間に数個の振動緩衝装置を
、均衡を保持するように設けた遠心分離機における防振
装置の考案である。

これを図面について説明すると次のようである。

添附図面において１は遠心分離機の台枠であって、該台
枠１の上方外周に数個の台板３を配設し該台板３の上方
に螺杵４の下端を装置し、該螺杵４の上方を、前記台板
３と間隔をおいて対設した振動緩衝板５の外周に穿った
透孔６に挿通し、その突出端にナツト７を螺着して、台
枠３に振動緩衝板５を間隔を調整できるように連結する
。

振動緩衝板５の上面外周に、匣状のスプリング受８を開
口部を上方にして、その底部を取付け、遠心分離機の機
枠２の外周下面数個所に、天井板１０を取付け、該天井
板１０を振動緩衝板５に対向せしめ、天井板１０の下面
数個所に匣状のスプリング受Ｂを、開口部を下方にして
その底部を取付け、該スプリング受Ｂをスプリング受８
に相対せしめる。

スプリング受８と、スプリング受Ｂとにコイルスプリン
グ１３を夫々挿入し、該スプリング１３の上下端をスプ
リング受８．Ｂの底部に圧接すると共に、該スプリング
受８．Ｂの匣状部の側壁にてコイルスプリング１３が妄
りに移動したり、或は朴れるのを防止するように形成す
る。

天井板１０の下面中央部に螺杵１１のト端螺頭部を溶接
の如き手段にて横置し、該螺杵１１の下端を振動緩衝板
５に穿った大径の透孔９内に進退自在に位置せしめ、該
螺杵１１の下端を振動緩衝板５の下方に突出し、その突
出端の雄ねじにナツト１２を螺着して機枠２の振動に支
障がないように形成すると共に、天井板１０および機枠
２の傾斜状態を知る指針の役目をなすものである。

上記のように構成した防振装置にて遠心分離機の振動を
防止するものである。

遠心分離機の構成は機枠２の上方に支承子１４を突設し
、該支承子１４に軸杆１５を取付け、該軸杆１５に外匣
１６を起倒するように取付け、外匣１６の外側に主電動
機１７を設け、該電動機１７に設けた調車１８と、回転
能の回転軸に設けた調車とにベルト］９を懸架し、前記
回転能を回転するものである。

また外匣１６の外側に、作動機構例えば油、空気のよう
な流体にて作動するシリンダー２０を取付け、該シリン
ダー２０のピストンロッド２１のＬ端を、外匣１６に設
けた突出部２２の枢軸にて軸着し、該シリンダー２０の
下方に設けた支持子２３全機枠２上に支持するもので゛
あり、シリンダー２０の下方に逆り字形の作動子２４の
下端を軸着し、該作動子２４ ｆｌ １−、ｌ端に取付
板２５の上端を固定し、前記作動子２４の上端と、取付
板２５の上方とに穿った透孔部どを支軸１５にて軸着す
る。

取付板２５の下端に、作動機構、例えば流体シリンダー
２６の上方ピストンロッドの支持子２７を軸着し、シリ
ンダー２６の下ｈ゛を、機枠２に設けた支持子２７に枢
軸にて起倒するように軸着し、シリンダー２６の起倒に
より、外匣１６と回転能とを起倒するもので゛ある。

外匣１６とその内方の前記回転能とをＭｉ７ ｔｉに傾
斜せしめて、該回転能を・次的に傾斜した状態において
、回転能を回転しながら被処理物を回転能より排出し、
更に二次的に回転能を傾斜した状態において被処理物全
部を回転能より排出するように形成したものである。

本考案は上記のように、遠心分離機の台枠１の朴周に台
板３を取付け、該台板３に相対して設けた振動緩衝板５
を螺杵４にて間隔を調整できるように連結し、該振動緩
衝板５の−Ｌ面に匣状のスジ１ング受８を上向きに必要
数設け、機枠２の下面に、ｌＹｆ記振動緩衝板５に相刑
して天井板１０を取付け、該天井板１０の下面に前記匣
状スプリング受８に相対して匣状スプリング受Ｂを取付
け、匣状のスプリング受８．Ｂにコイルスプリング１３
をそれぞれ挿入し、該コイルスプリング１３の上下端を
前記匣状スプリング受８．Ｂの底部に圧接して振動緩衝
板５と天井板１０との間に数個の防振装置を設け、天井
板１０に設けた螺杵１１の下端をＭｉｉ記振動緩衝板５
に穿った大径の孔９に進退自在に位置せしめ、機枠２お
よび天井板１０の振動に支障なからしｙ）ると共に、機
枠２と天井板１０との傾斜状態を知る指針の役目をなさ
しめたから、被処理物品より水分を分離する際、何等か
の理由により遠心分離機力神従方向或は横ノｊ向に揺動
しても、該遠心分離機の揺動による複雑な振動を確実に
防止でき、防振効果も従来の硬質ゴム製の防振装置に比
で良好であす、シかも台枠１が傾斜し、或は振動緩衝板
が傾斜しているとき、螺杵４のナラＩ−７を緩めて傾斜
を調整できると共に、コ、イルスプリング１３は匣状ス
プリング受８．Ｉ−３の匣状部の側壁にて移動や脱出す
ることか■４止される。

また一部のコイルスプリング１３が損傷したときは、ナ
ラｌ−７，７を緩めて振動緩衝板５を下降し、新規のも
のと容易に交換できる。

ことに振動緩衝板５グ川・、下位置も容易に調整できる
。

【図面の簡単な説明】

第１ ［１２１は本考案の使用状態を示す正面図、第２
図は同じく一部拡大正面図、第３図は天井板と匣状スプ
リング受、螺杵との関係を示す拡大ｔＥ面図、第４面は
大月−板部の拡大裏面図、第５図は同じく振動緩衝板の
拡大平面図、第６図は第５図ａ−ａ線の断面図、第７図
は同じく底板の拡大平面図、第８図は同じく底板の拡大
側面図、第９図はコイルスプリングの拡大側面図である
。 １・・・・・・台枠、２・・・・・・機枠、３・・・・
・・底板、４・・・・・・螺杵、５・・・・・・振動緩
衝板、６・・・・・・振動緩衝板の透孔、７・・・・・
・ナラ）、８．Ｂ・・・・・・匣状スプリング受、１０
・・・・・・天井板、１１・・・・・・天井板の螺杵、
１２・・・・・・ナツト、１３・・・・・・コイルスプ
リング。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 遠心分離機の台枠１の上方外周に数個の台板３を取付け
   、該台板３の中央部に透孔を穿ち、該透孔の外周に位置
   せしめて、台板３の上方に螺杵４の下端を植設し、該螺
   杵４の上端を前記台板３に対設した振動緩衝板５に穿っ
   た透孔６に挿通し、その突出端にナツト７を螺着して、
   台板３に振動緩衝板５を調整可能に連結し、該振動緩衝
   板５の中央部に透孔９を穿ち、該透孔９の外周上面数個
   所に匣状のスプリング受８を開口部を上向きにその底部
   を取付けると共に、機枠２の下面に天井板１０を取付け
   、該天井板１０を前記振動緩衝板５に対向せしめ、前記
   天井板１０の下面に前記スプリング受８に相対して匣状
   のスプリング受Ｂを開口部を下向きにして、その底部を
   取付け、各スプリング受８゜Ｂにコイルスプリング１３
   をそれぞれ嵌合して、振動緩衝板５と天井板１０との間
   に数個の防振装置を設置し、該天井板１０の中央部に螺
   杵１１の螺頭部を取付け、該螺杵１１の下端を振動緩衝
   板５の中央に穿った大径の透孔９内に進退自在に位置せ
   しめ、該螺杵１１の下方を前記振動緩衝板５の下方に突
   出し、その突出端にナツト１２を螺着してなる遠心分離
   機における防振装置。