JPS5829954Y2 - 刷毛 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、塗料、その他の塗布材料を塗布する刷毛に係
り、塗布材料を塗布するにあたって、取手が邪魔になら
ないように塗布部の位置、形状等に応じて取手を移動さ
せて円滑に塗布することができる刷毛を提供せんとする
ものである。

従来、特開昭５１−８１４５７号公報で示された把柄が
清掃具の軸長方向に摺動自在にかつ軸長方向の任意位置
に固定可能な清掃具や実願昭５１−１７７１２０号（実
開昭５３−９３０５５号）で開示された柄がブラシ上面
に形設された十字状の案内溝に沿って移動可能であると
ともにこの案内溝内の任意位置では柄の固定位置が自在
であるという柄付ブラシが知られている。

しかしながら、これらの従来例においては柄もしくは把
柄が軸線上の軸長方向や中心軸線上の十字方向等の特定
方向の特定位置にしが移動できず、清掃具等の本体の任
意位置に柄もしくは把柄が取り付は固定できず、隅部等
の清掃や塗装に適さないという欠点があった。

以下、本考案を実施例として示した図面に基いて詳細に
説明する。

第１図および第２図はこの考案に係るコテ刷毛１０の一
実施例を示し、第３図は他の実施例に係るコテ刷毛１１
ａ、第４図は更なる変更例のコテ刷毛１１ ｂを示す。

第１図及び第２図において、下面にブラシ１２を植設せ
る肉厚板状の刷毛基体Ａの上面縁、横方向に複数個のダ
ボ１３，１３・・・・・・を突出形成すると共に取手Ｂ
の先端部に前記ダボ１３を嵌装する凹所１４を形威し、
前記取手Ｂの凹所１４を刷毛基体Ａの任意のダボ１３に
嵌装することによって、刷毛基体Ａに縦、横方向に移動
自在に取手Ｂを装着して成る刷毛に係るものである。

尚、前記ダボ１３お・よび凹所１４の形状は、第１図お
よび第２図に示すように柱状、筒状のもの、第３図に示
すようにダボ１３頭部および凹所１４奥部が略球状のも
の等、任意の形状に形成すれば良く、又、第４図に示す
ように、刷毛基体Ａに凹所１４を形成すると共に取手Ｂ
にダボ１３を突出形成しても良い。

□゛゛以上の如く、この明細書において嵌合
凸部の具体例としてはダボ１３が、又嵌合凹部の具体例
としては第１図乃至第４図に示す凹部が例示される。

勿論、この考案においては嵌合凸部及び嵌合凹部はこれ
ら図面で示す具体例にのみ限定されるものでなく、他の
変更例の採用も可能である。

従来の刷毛は、刷毛基体に取手が一体に形成されている
ため、塗布材料を塗布するにあたって、隅部、凹所等に
塗布する時に取手が邪魔になって円滑に塗布できないこ
とがあった。

しかるに、本考案の刷毛は、刷毛基体Ａの上面全部に亙
って複数個の嵌合凸部もしくは嵌合凹部が置設され、か
つ取手の先端部にこの嵌合凸部もしくは嵌合凹部と嵌着
する嵌合凹部もしくは嵌合凸部を形設し、刷毛基体Ａの
上面の任意位置に取手Ｂが装着できるから、塗布材料を
塗布するにあたって、隅部、凹所等に塗布する時に取手
Ｂが邪魔にならないように塗布部の位置、形状等に応じ
て取手Ｂを移動させて円滑に塗布することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例に係るコテ刷毛の斜視図、
第２図は第１図に示す実施例の要部縦断面図、第３図及
び第４図はこの考案に係るコテ刷毛のそれぞれ変更例の
要部縦断面図である。 Ａ・・・・・・刷毛基体、Ｂ・・・・・・取手。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 刷毛基体の上面部全面に亙って複数個の嵌合凸部もしく
   は嵌合凹部が置設され、かつ取手の先端部にこの嵌合凸
   部もしくは嵌合凹部と嵌着する嵌合凹部もしくは嵌合凸
   部が形設され、この取手が上記刷毛基体の任意位置に装
   着されてなる刷毛。