JPS5829940Y2 - 増幅携行かばん - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、多量の物品を収納した場合の増幅携行かば
んの重心の変化に応じて提げ易すくした把手を取付けた
増幅携行かばんに関する。

従来、収納物の増減に応じてかばんの側面を増幅収縮で
きる増幅携行かばんについて種々考案がなされているが
、これらのかばんにおいて、がばんを増幅して多量の物
品を収納した場合においては、かばんの収縮時の把手で
は、重心が傾いて携行に不便である。

この考案は、従来の増幅携行かばんの把手の上記欠点を
改良するためになされたものである。

この考案にか・る増幅携行かばんを図面による実施例に
より説明する。

かばん本体１と蓋２と増幅部分３よりなる増幅携行かば
んにおいて、把手４の２つの脚部４ａ、４ａを直角に曲
げて延長し、がつその直角に曲げた延長部４ｂ、４ｂを
平行に形成し、その先端部分において、公知の方法でか
ばん本体に枢着する。

更に公知の係止具５，５で、前記枢着個所より離れた位
置で延長部４ｂ、４ｂを着脱自在にがばん本体１に係止
可能とする。

延長部４ｂ、４ｂを係止する代りに脚部４ ａ 、４
ａと、延長部４ｂ、４ｂの曲部間の連結杆４Ｃを設け、
１または複数の公知の係止具５′で連結杆４Ｃを着脱自
在に係止可能としてもよい。

この考案に係る増幅携行かばんを使用する場合には、収
納物が少く軽量の場合においては、がばんを増幅せずに
係止具５，５を脱ずした状態で把手４を持ってかばんを
携行し、収納物が多く重い場合においては、延長部４ｂ
、４ｂを係止具５，５で係止し、把手４を持ってかばん
を携行する。

この考案によれば、増幅携行かばんの収納物の増減に応
じて把手の取付位置を変更することなく、ただ把手の脚
部の延長部を係止具で係止し、または係止具を脱すすだ
けで、かばんの重心に応じて楽に携行出来る効果を有す
る。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施例を示すもので、第１図は増幅携
行かばんの斜視図、第２図および第３図は把手の取付お
よび係止状態を示す斜視図、第４図は増幅携行かばんの
一部側面図であづて、点線は係止具を脱した把手を示す
。 １・・・・・・かばん本体、２・・・・・・蓋、３・・
・・・・増幅部分、４・・・・・・把手、５・・・・・
・係止具。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ かばん本体１、蓋２および増幅部分３よりなる増幅
   携行かばんにおいて、把手４の脚部４ａ、４ａのそれぞ
   れを直角に曲げて延長し、がつその延長部分４ ｂ 、
   ４ ｂを平行に形成し、その延長部分４ｂ、４ｂの先端
   をかばん本体１′に枢着し、かばん本体１に取付けた係
   止具５により前記枢着個所より離れた位置で延長部分４
   ｂ、４ｂを着脱自在にがばん本体１に係止可能としたこ
   とを特徴とする増幅携行かばん。 ２ 把手４の脚部４ ａ 、４ ａと延長部４ ｂ 、
   ４ ｂとの２つの曲部間に連結杆４Ｃを設け、連結杆４
   Ｃを係止具５′で着脱自在にかばん本体１に係止可能と
   したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記
   載の増幅携行かばん。