JPS5829901Y2 - 抜止コンセント - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コンセント使用中、オス極板の長孔内に配在
する弾性板の段部をメス極板の開口部に嵌合して、オス
、メス、両極板の離脱を阻止し、嫡子を押下げてオス極
板の長孔の中に在る弾性板の段部をメス極板の開口部か
ら抜き出して、両極板の嵌合状態を解除してから、両極
板の分離ができる様にしたコードの接続が確実で、無作
為では分離することがないコンセントに関する。

従来、コンセントの極板と、プラグのオス極板とが当接
して、コードの接続が行われているものであり、各極板
が摩損すると、接触作用が不良となり、引張り、その他
の外力によっても簡単に両極板が分離してコードの接続
関係が失われる欠点があり、人為的に分離を計らない限
り常にコードの接続が確実で、容易には分離することが
なく、分離する場合には簡単に取外しが出来るコンセン
トの開発が業界において斉しく求める所であった。

本考案はその要望に答えるものである。

蚊に本考案の実施例を添附図面により詳述すると、プラ
グＡのオス極板１に長孔２２形成し、その長孔２内に弾
性板３を配在してその先端部４をオス極板１に固定する
と共に、その弾性板３の後端部５を、プラグＡの本体に
装着した嫡子７に連結し、弾性板３に突設する段部６を
、コンセン）Ｂのメス極板８の開孔部９に嵌合させるも
のである。

次に、本来の使用の態様を説明すると、コンセントＢの
メス極板８側にプラグＡのオス極板１を挿入すると、メ
ス極板８の開孔部９に、オス極板１の長孔２内に配在す
る弾性板３の段部６が嵌合して、両極板１，８は緊密な
係合状態となり、外力による引張作用に対してよく結合
関係を維持して、コードの離脱を防止するものであり、
コードの接続を解消する場合には、嫡子７を押下げると
オス極板１の長孔２内に介在する弾性板３が、先端部４
を固定して屈撓し、コンセン）Ｂ側のメス極板８の開孔
部９から段部６が引き出されて両極板間の嵌合が解消し
、プラグＡと、コンセン）Ｂとが分離して、コードを接
続から解放できるものである。

斯くして、コンセントの接続中は、コードを引っ張って
も離脱することがなく、コードの分離を計る場合は嫡子
を操作して、両極板の保合関係を解消して簡単に引抜き
が出来て取扱いが容易である等の作用効果を具備し、斯
界に碑益する所が著しい有用、且つ、進歩した技術考案
である。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本考案の実施例を示すものであり、第１図は
オス側コンセントの一部を欠除してオス極板に弾性板を
取り付けられた状態を示す側面図、第２図は同正面図、
第３図は嫡子、弾性板及びオス極板の結合状態を示す平
面図であり、第４図はメス極板の開孔部に、オス極板に
配在する弾性板の段部が嵌合した状態を示す平面図、第
５図は弾性板の段部がメス極板の開孔部から抜は出た状
態を示す拡大断面図、第６図ａ、ｌ）、ｃは、メス極板
、オス極板並びに弾性板の斜面図である。 １・・・・・・オス極板、２・・・・・・長孔、３・・
・・・・弾性板、４・・・・・・弾性板の先端部、５・
・・・・・弾性板の後端部、６・・・・・・弾性板の段
部、７・・・・・・嫡子、８・・・・・・メス極板、９
・・・・・・開孔部、Ａ・・・・・・プラグ、Ｂ・・・
・・・コンセント。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. プラグのオス極板に長孔を形成し、その長孔内に弾性板
   を配在して、その先端部位をオス極板に固定すると共に
   、その弾性板の後端を、プラグの本体に装着した嫡子に
   結合し、その弾性板に突設する段部をコンセントのメス
   極板に穿設する開孔部に嵌合する様に構成したことを特
   徴とする抜止コンセント。