JPS5828646Y2 - ロ−ルバランス、ベンディング兼用シリンダ−装置 - Google Patents
ロ−ルバランス、ベンディング兼用シリンダ−装置Info
- Publication number
- JPS5828646Y2 JPS5828646Y2 JP11524877U JP11524877U JPS5828646Y2 JP S5828646 Y2 JPS5828646 Y2 JP S5828646Y2 JP 11524877 U JP11524877 U JP 11524877U JP 11524877 U JP11524877 U JP 11524877U JP S5828646 Y2 JPS5828646 Y2 JP S5828646Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- roll
- ring
- cylinder device
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、圧延ロールチョックに組み込むロールバラン
ス用シリンダー装置の改良に関し、詳しくは被圧延材の
圧延時油圧により、ロールをインクリース或はディフリ
ースペンディングによりベンドせしめて被圧延材の形状
を制御するための操作端となるベンディング用シリンダ
ー装置として伴用するロールバランス、ベンディング兼
用シリンダー装置に関するものである。
ス用シリンダー装置の改良に関し、詳しくは被圧延材の
圧延時油圧により、ロールをインクリース或はディフリ
ースペンディングによりベンドせしめて被圧延材の形状
を制御するための操作端となるベンディング用シリンダ
ー装置として伴用するロールバランス、ベンディング兼
用シリンダー装置に関するものである。
例えば、冷間圧延機の下ワークロールのチョックに組込
まれたロールバランス用シリンダー装置Aの従来構成は
、第1図に示す様に、シリンダー1と、このシリンダー
1の上部内周に嵌装したグランドリング2と、シリンダ
ー1の内周面に沿ってシリンダー1の下部の油圧パイプ
3から注入される油圧により、上下方向に摺動し、上記
グランドリング2上面2aより突出するプランジャー4
と、該プランジャー4の下端面4aに、ボルト5並びに
押えリング6により装着され、シリンダー内周面と接触
する腕型パツキン7とから構成されている。
まれたロールバランス用シリンダー装置Aの従来構成は
、第1図に示す様に、シリンダー1と、このシリンダー
1の上部内周に嵌装したグランドリング2と、シリンダ
ー1の内周面に沿ってシリンダー1の下部の油圧パイプ
3から注入される油圧により、上下方向に摺動し、上記
グランドリング2上面2aより突出するプランジャー4
と、該プランジャー4の下端面4aに、ボルト5並びに
押えリング6により装着され、シリンダー内周面と接触
する腕型パツキン7とから構成されている。
なお、8はグランドリング2に装着したダストシールで
ある。
ある。
上記腕型パツキン7は油圧のシールのために設けられた
もので、油洩れを防止する。
もので、油洩れを防止する。
上記の如き構造のシリンダー装置をロールバランス用の
みならず、ロールベンディング用に併用する場合、ロー
ルバランス用での使用油圧に対して、ロールベンディン
グ用での使用油圧は、約2倍程度必要となる。
みならず、ロールベンディング用に併用する場合、ロー
ルバランス用での使用油圧に対して、ロールベンディン
グ用での使用油圧は、約2倍程度必要となる。
具体的には、ロールバランス用の油圧は120 Kg/
c4 、ロールベンディング用の油圧は210へである
。
c4 、ロールベンディング用の油圧は210へである
。
上記シリンダー装置の油洩れは、ロールバランス不能並
びに被圧延材の形状制御不能を引き起す。
びに被圧延材の形状制御不能を引き起す。
本考案者が、前記構造のシリンダー装置をロールバラン
ス用のみならずロールベンディング用として併用したと
ころ使用油圧のアップにともなって前記パツキン7のみ
の単独シールでは十分なシール性を得ることができず、
又腕型パツキン7の変形、損耗が激しく油洩れが発生し
、この油洩れによるロール(チョック付き)の異常組替
が頻発した。
ス用のみならずロールベンディング用として併用したと
ころ使用油圧のアップにともなって前記パツキン7のみ
の単独シールでは十分なシール性を得ることができず、
又腕型パツキン7の変形、損耗が激しく油洩れが発生し
、この油洩れによるロール(チョック付き)の異常組替
が頻発した。
又前記ダストシール8があるにもかかわらずシリンダー
内に冷間圧延時に使用される圧延油及び異物が浸入し、
シリンダー内壁、プランジャー外周、パツキンを損傷し
ていることを見い出した。
内に冷間圧延時に使用される圧延油及び異物が浸入し、
シリンダー内壁、プランジャー外周、パツキンを損傷し
ていることを見い出した。
この損傷が油洩れを誘引する。
油洩れの発生したシリンダー装置を内蔵したチョックを
両端に装着したロールは、新しいチョック付ロールと組
替えする必要があり、その組替に要する時間だけ、圧延
機の稼動を停止しなげればならず、圧延処理能力T0n
/Hourが低下し又圧延機から取り出したチョック付
ロールについてはロール研磨されるためロール原単位が
あがり、更にシリンダ装置の分解、整備の一連の作業が
必要である。
両端に装着したロールは、新しいチョック付ロールと組
替えする必要があり、その組替に要する時間だけ、圧延
機の稼動を停止しなげればならず、圧延処理能力T0n
/Hourが低下し又圧延機から取り出したチョック付
ロールについてはロール研磨されるためロール原単位が
あがり、更にシリンダ装置の分解、整備の一連の作業が
必要である。
又、油洩れが発生すると、所要のベンディング圧が得ら
れず被圧延材の形状コントロールが不能となり、その間
の被圧延材の製品品質が劣化するとともに、シリンダー
のプランジャー作動油の労費となる。
れず被圧延材の形状コントロールが不能となり、その間
の被圧延材の製品品質が劣化するとともに、シリンダー
のプランジャー作動油の労費となる。
又上記シリンダー装置の分解、整備では腕型パツキンを
取り替えるが、この取り替え費用もばかにならない。
取り替えるが、この取り替え費用もばかにならない。
本考案は、前記実情に鑑みなされたもので、本考案では
プランジャー下部摺動面に新たに、Oリングを設け、又
下端面には上記パツキンの喰い込み溝を設けると共に、
シリンダ内への異物浸入防止のために、シリンダ上端面
と、グランドリング下面との間に新たにダストシールを
介在せしめて、作動油の洩れ、異物浸入の両シール効果
を高め、油洩れ発生による上記諸欠点を解消したもので
ある。
プランジャー下部摺動面に新たに、Oリングを設け、又
下端面には上記パツキンの喰い込み溝を設けると共に、
シリンダ内への異物浸入防止のために、シリンダ上端面
と、グランドリング下面との間に新たにダストシールを
介在せしめて、作動油の洩れ、異物浸入の両シール効果
を高め、油洩れ発生による上記諸欠点を解消したもので
ある。
以下、第2,3図に示す実施例を説明する。
第2図に於て、10,11はプランジャー4の摺動部外
周に切った溝で、12.13は上記溝10.11内に装
着したO IJタング材質はニトルゴム)で、14はプ
ランジャー4の下端面に、同心円状に切った浅い溝で、
15はシリンダートの上端面1aとグランドリング20
下面2bとの間に介在せしめたダストシール材(材質は
ゴム)である。
周に切った溝で、12.13は上記溝10.11内に装
着したO IJタング材質はニトルゴム)で、14はプ
ランジャー4の下端面に、同心円状に切った浅い溝で、
15はシリンダートの上端面1aとグランドリング20
下面2bとの間に介在せしめたダストシール材(材質は
ゴム)である。
なおプランジャー4のシリンダー1との摺動部の外径を
、グランドリング2のスリーブ部の内径より大きくして
いるのは、圧延スタンドに於けるロールの組替時にチョ
ックが回転しプランジャー4が落下するのを防止するた
めである。
、グランドリング2のスリーブ部の内径より大きくして
いるのは、圧延スタンドに於けるロールの組替時にチョ
ックが回転しプランジャー4が落下するのを防止するた
めである。
第3図は、上記プランジャー4の摺動部の拡大図で、図
示ノC、P 、 H’92t3. e 、 S 、W、
R。
示ノC、P 、 H’92t3. e 、 S 、W、
R。
D)x、yの各寸法は次の通りである。
シリンダ内径C・・・・・・・・・・・・・・・・・曲
114.45%/プシンジャー外径P 曲曲曲 114
.30 Y;t!fプランジャー摺動部長甲9293・
・・21.00%溝高さe ・・・・・・・・・曲・・
間聞曲8.50%溝幅S ・・・・・・・・・・・・・
・・・・曲・曲 5.70%0’Jング直径W ・・・
・・・・・・・・・・・曲5.33.$$Oリング内径
X ・・曲・・曲・・−・・ 103.12%Oリング
外径y ・・・・・・・・・・・・・・−−−−108
,45%コーナのアールR・・・・・曲間−0,1〜0
.2%プランジャー下端面溝D ・・・・・・・・・
幅2%、深さIX間隔6% 油圧を抜いた時、プランジャーがスムースに摺動下降さ
せることを狙いとして、0リングの外径yをシリンダー
内径よりも小さくしている。
114.45%/プシンジャー外径P 曲曲曲 114
.30 Y;t!fプランジャー摺動部長甲9293・
・・21.00%溝高さe ・・・・・・・・・曲・・
間聞曲8.50%溝幅S ・・・・・・・・・・・・・
・・・・曲・曲 5.70%0’Jング直径W ・・・
・・・・・・・・・・・曲5.33.$$Oリング内径
X ・・曲・・曲・・−・・ 103.12%Oリング
外径y ・・・・・・・・・・・・・・−−−−108
,45%コーナのアールR・・・・・曲間−0,1〜0
.2%プランジャー下端面溝D ・・・・・・・・・
幅2%、深さIX間隔6% 油圧を抜いた時、プランジャーがスムースに摺動下降さ
せることを狙いとして、0リングの外径yをシリンダー
内径よりも小さくしている。
以上の様に構成したシリンダー装置Bによれば、腕型パ
ツキン1をボルト5及び押えリング6で装着するが、こ
のとき、プランジャー下端面の溝14.14.14に上
記パツキン1の一部カ喰い込み、強固に固定され、油圧
パイプ3より注入される油圧により上記パツキン7がズ
レ、リップ部が変形損傷し油洩れが発生するのを防止す
る。
ツキン1をボルト5及び押えリング6で装着するが、こ
のとき、プランジャー下端面の溝14.14.14に上
記パツキン1の一部カ喰い込み、強固に固定され、油圧
パイプ3より注入される油圧により上記パツキン7がズ
レ、リップ部が変形損傷し油洩れが発生するのを防止す
る。
又、プランジャー4の摺動部の溝10.11に装着した
2本のOリング12,13は、上記パンキン7からの油
洩れを2次的、3次的に防止し、油圧のシール性を向上
せしめる。
2本のOリング12,13は、上記パンキン7からの油
洩れを2次的、3次的に防止し、油圧のシール性を向上
せしめる。
通常、パツキン1から油がもれても第3図の破線で示す
様にOリング13が油圧により、弾性体であるからプラ
ンジャー4とシリンダー゛1の隙間を応急的にシールす
る。
様にOリング13が油圧により、弾性体であるからプラ
ンジャー4とシリンダー゛1の隙間を応急的にシールす
る。
更に、上記ダストシール材15は、シリンダ内壁、プラ
ンジャー及びパツキン、0リング等の損傷を誘起する圧
延油及び異物のシリンダー1内への侵入を、前記、ダス
トシール材8と共に完全に防止する。
ンジャー及びパツキン、0リング等の損傷を誘起する圧
延油及び異物のシリンダー1内への侵入を、前記、ダス
トシール材8と共に完全に防止する。
本考案採用前の従来装置の6ケ月間の使用実績であると
ころの油洩れによる損失は、ロール組替件数16件(圧
延機停止時間換算で、4時間5分)、作動油の損失量1
010/n、腕型パツキンの取換数37個であったが、
前記寸法の本考案のシリンダー装置を6ケ月間使用した
ところ前記各損失は皆無であった。
ころの油洩れによる損失は、ロール組替件数16件(圧
延機停止時間換算で、4時間5分)、作動油の損失量1
010/n、腕型パツキンの取換数37個であったが、
前記寸法の本考案のシリンダー装置を6ケ月間使用した
ところ前記各損失は皆無であった。
第1図は従来のロールバランス用シリンダー装置の構成
説明図で、第2図は本考案のロールバランス、ベンディ
ング兼用シリンダ装置の構成説明図で第3図は第2図の
プランジャ一部の拡大した寸法説明図である。 1・・・シリンダ、2・・・グラインドリング、3・・
・油圧パイプ、4・・・プランジャー、5・・・ボルト
、6・・・押えリング、γ・・・腕型パツキン、8・・
・ダストシール材、10,11・・・溝、12,13・
・・Oリング、14・・・浅い溝、15・・・ダストシ
ール材、11・・・アジャストスクリュームラター、1
2・・・アジャストスクリュー、14・・ベアリング、
15・・・ベアリング、16・・・押えプレート、11
・・・エンドプレート18・・・側板、19・・・エン
ドカバー、2o・・・ボルト、21・・・エンドプレー
ト、22・・・テンションボルト23・・・ロックナツ
ト、24・・・ベアリングスリーブ。
説明図で、第2図は本考案のロールバランス、ベンディ
ング兼用シリンダ装置の構成説明図で第3図は第2図の
プランジャ一部の拡大した寸法説明図である。 1・・・シリンダ、2・・・グラインドリング、3・・
・油圧パイプ、4・・・プランジャー、5・・・ボルト
、6・・・押えリング、γ・・・腕型パツキン、8・・
・ダストシール材、10,11・・・溝、12,13・
・・Oリング、14・・・浅い溝、15・・・ダストシ
ール材、11・・・アジャストスクリュームラター、1
2・・・アジャストスクリュー、14・・ベアリング、
15・・・ベアリング、16・・・押えプレート、11
・・・エンドプレート18・・・側板、19・・・エン
ドカバー、2o・・・ボルト、21・・・エンドプレー
ト、22・・・テンションボルト23・・・ロックナツ
ト、24・・・ベアリングスリーブ。
Claims (1)
- シリンダーと、該シリンダーの上部内周に嵌装されるグ
ランドリングと、上記シリンダー内周面に沿って、該シ
リンダー下部から注入される油圧により上下方向に摺動
し、上記グランドリング上面より突出するグランジャー
と、該プシンジャー下端面にボルト並びに押えリングに
より装着され、シリンダー内周面と接触する腕型パツキ
ンとよりなる圧延ロールチョックに組込むロールバラン
ス用シリンダ装置に於て、上記プシンジャーの上下方向
の摺動部外周部には、溝を切り該溝内に、シリンダー内
径面と僅少の間隙を存する外径の弾性質のOリングを装
着し、又プランジャー下端面には、上記パツキンの一部
が喰い込む溝を切ると共に、上記シリンダー上端面とグ
ランドリング下面との間に、シリンダー内に圧延油、異
物等の浸入を防止するダストシールを介在せしめたこと
を特徴トスるロールバランス、ベンディング兼用シリン
ダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11524877U JPS5828646Y2 (ja) | 1977-08-30 | 1977-08-30 | ロ−ルバランス、ベンディング兼用シリンダ−装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11524877U JPS5828646Y2 (ja) | 1977-08-30 | 1977-08-30 | ロ−ルバランス、ベンディング兼用シリンダ−装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5441432U JPS5441432U (ja) | 1979-03-19 |
JPS5828646Y2 true JPS5828646Y2 (ja) | 1983-06-22 |
Family
ID=29066715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11524877U Expired JPS5828646Y2 (ja) | 1977-08-30 | 1977-08-30 | ロ−ルバランス、ベンディング兼用シリンダ−装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5828646Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-08-30 JP JP11524877U patent/JPS5828646Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5441432U (ja) | 1979-03-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4109942A (en) | Seal | |
US6655693B2 (en) | Non-contacting gas compressor seal | |
US4056272A (en) | Seal | |
US2284340A (en) | Packing | |
US2861771A (en) | Gate valve | |
US4718264A (en) | Lubrication of rolling mills | |
JPS5828646Y2 (ja) | ロ−ルバランス、ベンディング兼用シリンダ−装置 | |
US6032958A (en) | Bi-directional pressure-energized metal seal | |
US2297302A (en) | Sealing device | |
US1481160A (en) | Hydraulic packing | |
CN201141397Y (zh) | 高速支承辊轴承组元 | |
US2957712A (en) | Pressure actuated sealing means for hydraulic actuators | |
CN105443786A (zh) | 套筒阀弹性补偿密封内件结构 | |
US2288904A (en) | Pipe joint or coupling | |
US2565701A (en) | Fluid sealing device | |
US1927507A (en) | High pressure compressor packing | |
US5312140A (en) | Fluid swivel structure | |
US3059937A (en) | Sealing device for hydraulic systems | |
US2105871A (en) | Oil and dust seal for journal boxes | |
US2500898A (en) | Roll neck seal | |
US2245106A (en) | Shaft seal | |
US1945152A (en) | Piston | |
US2525366A (en) | Seal | |
US1825918A (en) | Shaft seal | |
US3093425A (en) | Seal for rolling mill |