JPS5828571Y2 - 血圧計における徐々排気機構を備えた急速排気バルブ - Google Patents

血圧計における徐々排気機構を備えた急速排気バルブ

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JPS5828571Y2
JPS5828571Y2 JP7918780U JP7918780U JPS5828571Y2 JP S5828571 Y2 JPS5828571 Y2 JP S5828571Y2 JP 7918780 U JP7918780 U JP 7918780U JP 7918780 U JP7918780 U JP 7918780U JP S5828571 Y2 JPS5828571 Y2 JP S5828571Y2
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JP
Japan
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exhaust valve
gradual
case
case cover
opening
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Application number
JP7918780U
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JPS575202U (ja
Inventor
正仁 永山
文夫 北川
Original Assignee
松下電工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電子血圧計等の血圧計における徐々排気機構を
兼用した急速排気バルブに関する。
従来の急速排気バルブは第1図に示すように送排気管2
1に連設した円筒状の殻体22内に正面略丁字形の弁体
23,24を配設し、この弁体23,24を送排気管2
1の内底面に当接するコイルバネ25にて支持すると共
に、殻体22上部には急速排気ボタン26を付設してこ
の急速排気ボタン26を殻体22内のコイルバネ27に
て支持し、急速排気ボタン26及び弁体23,24を弾
発的に上下動できるようにして送排気管21を開閉する
構造であり、いわば排気専用となっている。
従って血圧測定時にカフ帯内の圧力を徐々に下げるのは
困難であり、徐々排気専用のバルブを別個に設ける必要
が生じ、これがコスト高や大型化の原因となっていた。
本考案は叙上の点に鑑み提案されたものであり、その目
的とするところは、血圧測定時における降圧を制御する
徐々排気機構と測定終了後に瞬時に排気する急速排気機
構とを兼ね備えてこれらを一体的に形成した小型且つ構
成簡単な急速排気バルブを提供するにある。
以下、第2図乃至第4図に従って本考案の実施例を詳細
に説明する。
第3図において有底円筒状の本体ケース1にはその底板
1′上方を管体1a、lbが貫通しており、本体ケース
1の側壁にて形成される管体1Cと相まって三方に連通
ずる管体が形成される。
管体1aはゴム管11を介してカフ帯12及び血圧計本
体13に接続されるもので、その外周面にはゴム管11
の抜脱を防止するテーパ部1dが突設されると共に、管
体1aよりも大きい内径を有し、且つゴム管11を介し
て加圧用のゴム玉14に接続される管体1bの外周面に
も前記同様のテーパ部1eが形成されている。
本体ケース1に形成された残りの管体1Cは通孔1fに
て管体1a、lbに連通しており、その内部には円筒状
のケースカバー2がその軸方向の長さの略半分が上方に
突出するようにネジ止めまたは溶接等にて固定されてい
る。
このケースカバー2は管体1Cに密着させて固定し、気
密性を保つことが必要である。
ケースカバー2内には略有底円筒状の徐々排気弁ケース
3が配設され、その開口頭部3aはケースカバー2の開
口縁2aよりも僅かに小さい外径を有する。
開口頭部3aの下方には開口縁2aよりも大径のフラン
ジ3bが形成されており、このフランジ3bと開口縁2
aとの間にはリング状の急速排気弁4が介設される。
この急速排気弁4によってケースカバー2の開口縁2a
内外の気密性が保たれている。
また、徐々排気弁ケース3の筒胴3Cの周囲には急速排
気弁押上バネ5が巻装され、その上端はフランジ3b下
面に係止し、その下端は管体1Cの底板1g上に係止し
ており、このバネ5の弾発力によって徐々排気弁ケース
3はケースカバー2内を軸方向に弾発的に上下動自在で
あり、且つ前記フランジ3bによって急速排気弁4をケ
ースカバー2の開口縁に常時圧接しているものである。
尚、徐々排気弁ケース3の底板3dには通孔3eが穿設
されている。
徐々排気弁ケース3内にはゴム等の弾性体にて形成され
る徐々排気弁6が配設される。
この徐々排気弁6は有底円筒状の胴部6aとこの胴部6
aの開口端部に連設された係止頭部6bとから戊り、胴
部6aに形成されたスリブ)6Cによって徐々排気速度
外部と内部の盲孔6dとが連通されている。
徐々排気弁6の係止頭部6bは徐々排気弁ケース3の開
口頭部3a内に密接して挿入されており、これによって
徐々排気弁ケース3内外の気密性が保たれている。
また、前記係止頭部6bの上方には徐々排気弁ケース3
の開口部3a内に螺合する圧力調整ネジ7が配設されて
おり、この圧力調整ネジ7は開口頭部3a内を上下方向
に螺進可能である。
更に、圧力調整ネジ7中央の通孔には徐々排気弁6の盲
孔6d内に挿入される金属製のパイプ8の上端部がかし
め止めされ、このパイプ8は圧力調整ネジ7に従動して
徐々排気弁6内を上下に移動可能になっている。
尚、徐々排気弁ケース3の開口頭部3aをプラスチック
等から戊るブツシュボタン9にて被覆することにより、
開口頭部3a、圧力調整ネジ7、パイプ8、徐々排気弁
6の係止頭部6b等を一体に包囲し、このブツシュボタ
ン9の押圧操作により徐々排気弁ケース3を移動させて
急速排気弁4の解放、すなわち急速排気を行ない、また
かかるブツシュボタン9の頭部に通孔を設けてドライバ
ーにより圧力調整ネジ7を螺進させ、以下に述べるよう
に徐々排気動作を行なうことを予定している。
しかしその動作を説明すると、先ず最高血圧値、最低血
圧値の測定中に必要に応じてカフ帯12内の空気圧力を
減するための徐々排気を前記徐々排気弁6にて行なう。
すなわち前記圧力調整ネジ7を徐々排気弁6方向へ螺進
させることによってパイプ8を徐々排気弁6内に圧入し
、徐々排気弁6の胴部6aに上下方向の力を加えて前記
スリット6Cを開かせ、カフ帯12内の空気をゴム管1
1.管体1a、通孔1f、通孔3eを介して徐々排気弁
ケース3の筒胴3C内に導き、スリット6C1盲孔6d
、パイプ8、圧力調整ネジ7を経て大気へと徐々に排出
するもので゛ある。
この場合においてパイプ8はスリブ)6Cの開閉をなす
もので、調整ネジ7を締め込みスリット6Cを塞ぐよう
にパイプ8を押し込めばスリット6Cは閉じられ、よっ
てスリット6Cを介しての排気作用はない。
一方、調整ネジ7を調整することによりスリブ)6Cに
対しパイプ8を適当な位置に設定するとその範囲内にお
いてパイプブ8によって塞がれていないスリット部分か
ら排気を行うことができ、このようにして徐々排気速度
の微調整を行うことができる。
次に血圧を測定した後は被測定者の疲労等を避けるため
にカフ帯12内の圧力を急速に下げるべく急速排気を行
なう必要があり、この場合には徐々排気弁ケース3を急
速排気弁押上げバネ5の弾発力に抗して押下げることに
より、徐々排気弁ケース3のフランジ3bと急速排気弁
4とがケースカバー2の開口縁2aから離れ、カフ帯1
2内の空気は管体1a、通孔1f、管体1C、ケースカ
バ−2内部及び開口縁2aを経て瞬時に外部へ排出され
る。
排気後は急速排気弁押上げバネ5により徐々排気弁ケー
ス3及び急速排気弁4が押上げられ、ケースカバー2の
開口縁2aを再び閉塞することとなる。
以上述べたように本考案によれば、カフ帯に連通ずる略
筒状のケースカバーの内部に、その底板に通孔を設けた
略有底筒状の徐々排気弁ケースを配設し、この徐々排気
弁ケースを急速排気弁押上げバネにて支持してケースカ
バー内を軸方向に弾発的に移動自在となし、またこの排
気弁ケースのフランジとケースカバーの開口縁との間に
急速排気弁を常時圧接、挾持してケースカバー内外の気
密性を保つと共に、徐々排気弁ケース内部には、その胴
部にスリットを有し且つゴムの如き弾性体がら戒る略有
底円筒状の徐々排気弁を配設し、この徐々排気弁の内部
には外部に連通ずるパイプを前記スリットの上方に位置
するように嵌入し、このパイプを圧力調整ネジに従動さ
せてスリットの長手方向に移動自在としたがら、徐々排
気弁ケースを急速排気弁押上げバネの弾発力に抗して移
動させることにより急速排気弁を解離せしめてケースカ
バーの内外を連通させ、カフ帯内の空気を外部に瞬時に
排出できると共に、徐々排気弁ケースの内部に収納した
徐々排気弁のスリットを圧力調整ネジに従動するパイプ
によって開放することで、徐々排気弁ケースの底板に設
けた通孔を介してカフ帯内の空気を徐々に排出させるこ
とができ、急速排気及び徐々排気双方の作用を極めて簡
易な構成で行なえる利点がある。
また徐々排気弁、パイプ、圧力調整ネジから成る徐々排
気機構を、急速排気機構を構成する徐々排気弁ケースの
内部に収納することができるため、両排気機構を一体的
に形成可能として装置の小型化やコストの低減が図れる
効果がある。
更に、圧力調整ネジの回転操作によってパイプの移動距
離を調節でき、その内周面をパイプにて圧接されている
徐々排気弁のスリットの開度を調節可能であるから、徐
々排気速度の微調整が至って容易に行なえる等の効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の急速排気バルブの縦断面図、第2図乃至
第4図は本考案の一実施例を示すもので第2図は一部を
省略した平面図、第3図は縦断面図、第4図は使用状態
の斜視図である。 2・・・・・・ケースカバー、2a・・・・・・開口縁
、3・・・・・・徐々排気弁ケース、3a・・・・・・
開口頭部、3b・・・・・・フランジ、3C・・・・・
・筒胴、3d・・・・・・底板、4・・・・・・急速排
気弁、5・・・・・・急速排気弁押上げバネ、6・・・
・・・徐々排気弁、6a・・・・・・胴部、6C・・・
・・・スリット、7・・・・・・圧力調整ネジ、8・・
・・・・パイプブ、12・・・・・・カフ帯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の開口部がカフ帯に連通し、且つ他方の開口縁にて
    外部に連通ずる略筒状のケースカバーを形成し、該ケー
    スカバーの内部には、底板に通孔を有し且つ筒胴、フラ
    ンジ及び開口頭部を同軸上に順次連設して戊る略有底筒
    状の徐々排気弁ケースを、前記開口頭部を前記開口縁か
    ら突出させ且つ前記フランジを前記ケースカバー内部に
    位置させるように配設すると共に、該徐々排気弁ケース
    をケースカバー内に配設した急速排気弁押上げバネにて
    支持することによって軸方向に弾発的に移動自在となし
    、且つ前記フランジ上に配設された略リング状の急速排
    気弁を前記フランジにて前記開口縁に弾発的に圧接して
    ケースカバー内外を気密的に隔離すると共に、前記徐々
    排気弁ケース内部には胴部にスリットを有し且つ弾性体
    から成る略有底筒状の徐々排気弁を配設し、該徐々排気
    弁の内部には外部に連通ずるパイプを前記スリットの上
    方に位置するように嵌入し、該パイプを前記開口頭部内
    に螺着された圧力調整ネジに従動させて前記スリットの
    長手方向に移動自在としたことを特徴とする血圧計にお
    ける徐々排気機構を備えた急速排気バルブ。
JP7918780U 1980-06-09 1980-06-09 血圧計における徐々排気機構を備えた急速排気バルブ Expired JPS5828571Y2 (ja)

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JPS575202U JPS575202U (ja) 1982-01-12
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