JPS5827944Y2 - ウエツトペ−パ容器の取出口の構造 - Google Patents

ウエツトペ−パ容器の取出口の構造

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Publication number
JPS5827944Y2
JPS5827944Y2 JP3321579U JP3321579U JPS5827944Y2 JP S5827944 Y2 JPS5827944 Y2 JP S5827944Y2 JP 3321579 U JP3321579 U JP 3321579U JP 3321579 U JP3321579 U JP 3321579U JP S5827944 Y2 JPS5827944 Y2 JP S5827944Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
wet paper
bottom plate
outlet
paper container
container
Prior art date
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Expired
Application number
JP3321579U
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English (en)
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JPS55131944U (ja
Inventor
宏市 石井
Original Assignee
株式会社吉野工業所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社吉野工業所 filed Critical 株式会社吉野工業所
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ウェットペーパ容器の取出口の構造に関する
もので、容器内からのウェットペーパの引き出し動作に
伴った使用単位毎の切断動作が良好に遠戚されると共に
不使用時における取出口の閉塞が比較的良好であるよう
にすることを目的としたものである。
種々の使用目的で携帯用のウェットペーパが広い範囲で
゛利用されるようになっているが、このウェットペーパ
は、多量のウェットペーパをミシン目等の破断線により
連結し、この状態のまま折り畳むかして1つの密封容器
内に収納され、使用時には、取出口から1枚づつ引き出
してかつ破断するものとなっている。
このように、ウェットペーパ容器は、多数のウェットペ
ーパを1つの密封容器内に収納し、使用するものである
から、一旦開封した後も密封保持効果の高いことが要求
され、また引き出し動作に伴ってミシン目等の破断線で
の破断動作が確実でかつこの破断は次の製品が取出し口
かられずかに引き出された所で行なわれるようにする必
要があった。
また、ウェットペーパは濡れた状態にあるため、例え破
断線を設けであるとは言え、この破断には比較的大きな
力を要するため、容器の取出口部分におけるウェットペ
ーパに対する把持力は比較的大きなものとしなければな
らず、このため時としてウェットペーパ自体を破断線以
外の部分で破断する恐れがあった。
例えば、従来におけるウェットペーパ容器における取出
口の最も代表的な構造として、容器の頂板中央に小孔を
開孔し、この小孔を中心に放射状に4本から5本の切断
線を設けたものがある。
上記従来例は、切断線を設けることにより小孔近傍の頂
板部分に弾力を与え、この弾力によって小孔から引き出
されるウェットペーパに強い把持力を作用させようとす
るものであるが、その構造から明らかな如く、引き出さ
れるウェットペーパに対して把持力を作用させる頂板部
分のウェットペーパに直接接触する部分は、比較的鋭い
尖頭状となっているため、引き出されるウェットペーパ
に対して局部的な把持力を作用させ勝ちとなる。
このため、引き出されるウェットペーパは時として、こ
の不均一な把持力のために不規則に破断されることがし
ばしばあり、良好な取出し操作ができない場合が生じて
いた。
また、放射状の切断線を頂板に成形しであるので、頂板
中央に開孔された小孔内にウェットペーパが侵入位置し
ている状態において、このウエツトペーパによって小孔
が押し拡げられることになるので、各切断線は小孔に近
づくに従ってその開放程度を増大させる形態で開放され
たままとなる。
このため、一旦容器内からウェットペーパを引き出した
後には、頂板の切断線を設けられた中央部分は常に開放
された状態となり、このため容器の密封が大幅に劣化す
るという重大な欠点があった。
本考案は、上記従来例における欠点を解消すべく考案さ
れたもので、ウェットペーパの取出口が形成される頂板
の中央部分を2重壁構造とし、この2重壁構造となった
各壁部分に、他方の壁で開口部が閉塞されるように取出
口を成形して構成したものである。
以下、本考案の実施例を図面に従って説明する。
本考案によるウェットペーパ容器における取出口の構造
は、頂板6の中央にその上端となった突出筒部2を蓋体
12により密封制御される取出口筒1を一体に立設し、
この取出口筒1の底板部分を底板部3と底板9とにより
2重壁構造に成形する。
底板部3の中央には、底板部3への連設部分となった基
端を除いた周縁に幅の狭い開口部5を開口した舌片状の
やや肉薄となった伸根4が形成されており、他方、同様
に、底板9の中央にも、底板9への連設部分となった基
端を除いた周縁に幅の狭い開口部11を開口した舌片状
のやや肉薄となった伸根10が形成されており、両弾板
4,10は相互に反対向きになっていて、かつ相互に約
半分の長さで重なり合っている。
それゆえ、第3図から明らかな如く、両開口部5.11
は相互に重なり合った部分だけが開放されたままとなる
だけであって他の部分は底板9または底板部3により閉
塞されることになる。
やや肉薄となった両弾板4,10の成形形態としては、
第1図図示の如く、両弾板4,10がその重なり合った
部分で面接触するようにしても良いし、また第2図の如
く、両弾板4,10間にわずかな隙間が形成されるよう
にしても良い。
第1図図示の如く、両弾板4,10が面接触するように
すると、この取出口部分だけによる容器の閉塞効果を高
めることができるという利点か゛ある反面、第2図図示
実施例のものに比べて引き出されるウェットペーパに対
する把持力がより強く作用することになる。
取出口筒1の底板部分を2重壁構造とする手段としては
種々の手段が考えられるが、図示実施例の場合は、底板
部3を取出口筒1の下端に一体に成形し、この有底筒形
状をした取出口筒1に、組付き筒8の下端に底板9を一
体設した有底筒形状をした口部筒体7をその組付き筒8
を取出口筒1にきつく嵌合するように嵌合組付けして底
板9を底板部3に下方から重ねて2重壁構造としている
なお、頂板6上に突出した取出口筒1の上端部分である
突出筒部2に密嵌合して、この取出口筒1の開口部を密
封する蓋体12は、その下面に突出筒部2へ密嵌合する
ための嵌合筒片13が一体に設け、その全体を連結片1
4によりウェットペーパ容器本体に結合している。
本考案は上記の如き構成となっているので、容器本体内
からウェットペーパを取出すには、ウェットペーパの先
端部を重なり合った伸根4,10間を通って、両弾板4
,10の゛弾力に逆って両弾板4゜10間を押し拡げる
形態としてウェットペーパを引き出す。
この際、引き出されるウェットペーパは、底板9に開口
された開口部11から底板部3に開口された開口部5を
通って引き出されるため、その両側端部を中央に寄せ集
められる形態で引き出されることになる。
これに対し、引き出されるウェットペーパの中央部分は
、伸根10,4の中央部分に対向することになるので、
この中央部分にウェットペーパが寄せ集められることが
なく、ウェットペーパはその両側端部を寄せ集めている
中央部分は一枚のままの状態で゛引き出されることにな
る。
このため、ウェットペーパに形成された破断線が舌片状
となった伸根4の先端部に対向すると、この突出した伸
根が発生し、そのまま破断動作はウェットペーパの両側
端部へと進んで破断動作が完了する。
このように、本考案による引き出されるウェットペーパ
に対する把持力は、引き出されるウェットペーパの引出
し通路を折曲したものとすることによって、この折曲点
における摩擦抵抗力を主体とし、伸根4,10の弾力は
従属的に作用するだけのものとしたので、大きな把持力
とする必要がなく、強い引張り力を作用させなくてもウ
ェットペーパの引き出しが遠戚される。
また、この引き出し動作に伴う破断線に沿ったウェット
ペーパの破断は、引き出されるウェットペーパの中央が
一枚の状態で舌片状となった伸根4の先端に圧接触しな
がら引き出されるので、破断線がこの伸根4の先端に対
向した所で、破断線に沿った破断が中央で発生し、ウェ
ットペーパの引き出し動作につれて両側端へと進行する
このため、ウェットペーパの破断動作が確実で安定した
ものとなる。
さらに取出口にとり残された次に引き出されるウェット
ペーパは、両開口部5,11が重なり合った部分に集中
して位置することになるので、取出口としての開口部5
,11が大きく開放されたままとなることがなく、容器
本体を比較的密封状態に保持することができる。
以上の説明から明らかな如く、本考案によるウエットヘ
ーハ容器の取出口の構造は、ウェットペーパを強い引張
り力によらずに引き出すことかで゛き、かつ破断線に沿
ったウェットペーパの使用単位毎の破断動作は確実でか
つ円滑であり、さらにウェットペーパ容器本体を比較的
高い密封状態に保持することができる等使用上の優れた
効果を有し、また構造も簡単で製作し易い等多くの優れ
た作用効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による取出口の要部拡大縦断面図である
。 第2図は他の実施例の要部拡大縦断面図である。 第3図は第1図の要部平面図である。符号の説明 1;
取出口筒、2;突出筒部、3;底板部、4;伸根、5;
開口部、6;頂板、7;口部筒体、8;組付き筒、9;
底板、10;伸根、11;開口部、12;蓋体、13;
嵌合筒片、14;連結片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ウェットペーパ容器の頂板6中夫に上端を蓋体12によ
    り開閉される取出口筒1を設け、該取出口筒1の底板部
    分を底板部3と底板9との2重壁構造とし、前記底板部
    3の中央に該底板部3への連設部分となった基端を除い
    た周縁に狭い幅の開口部5を形成したやや薄肉の舌片状
    をした伸根4を一体に成形し、他方前記底板9の中央に
    該底板9への連設部分となった基端を除いた周縁に狭い
    幅の開口部11を形成した薄肉の舌片状をした伸根10
    を一体に成形し、前記両弾板4,10を相互に反対向き
    でかつ約半分が重なり合うよう配置して戊るウェットペ
    ーパ容器の取出口の構造。
JP3321579U 1979-03-15 1979-03-15 ウエツトペ−パ容器の取出口の構造 Expired JPS5827944Y2 (ja)

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JP3321579U JPS5827944Y2 (ja) 1979-03-15 1979-03-15 ウエツトペ−パ容器の取出口の構造

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JP3321579U JPS5827944Y2 (ja) 1979-03-15 1979-03-15 ウエツトペ−パ容器の取出口の構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55131944U JPS55131944U (ja) 1980-09-18
JPS5827944Y2 true JPS5827944Y2 (ja) 1983-06-17

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JP3321579U Expired JPS5827944Y2 (ja) 1979-03-15 1979-03-15 ウエツトペ−パ容器の取出口の構造

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