JPS582755Y2 - ニギリ ｄ カン - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はゴムボート、ゴム製コンテナ等の軟質品に取付
ける運搬用取付金具に関するものである。

従来この種のものは単にＤ字状で、その直線状取付部を
ゴムボートの気胴等にゴム製止片で接着固定していた。

従って環内に丸太等を通して吊持しゴムボート等を運搬
すると、丸太等がそれらの直線状取付部を固定する止片
に接触するため、該止片が擦り切れ金具が脱落する憂い
があった。

そこで本考案の目的とするところは以上の如き従来品の
欠陥を除去せんとするものである。

然るに以上の目的を遠戚するために本考案の要旨とする
ところはＤ字状本体の環内に、直線状取付部と平行に擦
切防止杆を一体に固着し、直線状取付部に固定用の鞘管
を遊嵌状に装着してなるゴムボート等の軟質品運搬用取
付金具に係るものである。

以下本考案の実施例を図面に就いて説明すると、本体Ａ
は鋼鉄等でＤ字状に成形し、その直線状の取付部ａに円
筒状の鞘管すを遊嵌状に装着する。

そしてその彎曲部ａ′に取付部ａと平行に擦切防止杆１
を一体に固着する。

擦切防止杆１は図面に示すように直線状の棒杆にしてそ
の両端を取付部ａ附近の彎曲部ａ′に固定せしめ、この
擦切防止杆１と彎曲部ａ′の先部との間に丸太等が挿通
し得るようにする。

又擦切防止杆１は図示しないが、弧状に成形しその中央
をＤ環本体Ａの取付部ａ方向に向けて固着せしめ、環内
の丸太等の挿通用のスペースを大ならしめて太い丸太等
が挿通できるようにしても任意である。

以上の金具をゴムボートなどの軟質品に固定するには金
具の鞘管すをゴムボート等に軟質品と同質材製の止片で
接着固定する。

従って金具は鞘管すのみが固定されているにすぎないか
ら、起伏自在にゴムボート等に取付けられる。

本考案は以上の如く構成したから、環内に丸太等を通し
て金具を固定したゴムボート、ゴム製コンテナ等の軟質
品を運搬しても、丸太等が擦切防止杆によって金具を固
定した止片に接触しないのでその止片が摩耗する虞れが
ない、従って鉄部を擦切ることがないから長期使用して
も、ゴムボート、ゴム製コンテナ等の軟質品より金具が
取外れる憂いないので便益である。

しかも金具は被固定軟質品に対して鞘管を介して固定す
るから、運搬中等において軟質品を傷付ける虞れがない
。

加えて本体の外側に何ら突出物が突出されていないため
、本考案金具を取付けたゴムボートなどの軟質品を折畳
んで収納等しても軟質品が傷付くことがない。

更に構造が極めて簡単で低原価で提供できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すもので第１図は平面図、第
２図はＸ−Ｘ線に沿える縦断面図である。 図中、Ａは本体、ｂは鞘管、１は擦切防止杆。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. り字状本体の環内に、直線状取付部と平行に擦切防止杆
   を一体に固着し、直線状取付部に鞘管を遊嵌状に装着し
   てなるゴムボート等の軟質品運搬用取付金具。