JPS5826417B2 - 金属亜鉛蒸留製錬炉 - Google Patents
金属亜鉛蒸留製錬炉Info
- Publication number
- JPS5826417B2 JPS5826417B2 JP53008955A JP895578A JPS5826417B2 JP S5826417 B2 JPS5826417 B2 JP S5826417B2 JP 53008955 A JP53008955 A JP 53008955A JP 895578 A JP895578 A JP 895578A JP S5826417 B2 JPS5826417 B2 JP S5826417B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- smelting furnace
- zinc
- gas
- metal zinc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は金属亜鉛の電熱蒸留製錬炉に関するものである
。
。
金属亜鉛の電熱蒸留製錬では、酸化焙焼した硫化亜鉛鉱
を焼結し、コークスとともに混合して電熱蒸留製錬炉に
装入する方法が一般に行われている。
を焼結し、コークスとともに混合して電熱蒸留製錬炉に
装入する方法が一般に行われている。
亜鉛鉱石は焼結直後に赤熱状態であるために、運搬等の
取扱いを容易にするため焼結塊を一旦冷却した後に、生
産能力増大のためにロータリーキルン等で４００〜７０
０℃に予熱して電熱蒸留製錬炉に装入している。
取扱いを容易にするため焼結塊を一旦冷却した後に、生
産能力増大のためにロータリーキルン等で４００〜７０
０℃に予熱して電熱蒸留製錬炉に装入している。
この方法は次の如き欠点があった。
（イ）亜鉛焼結鉱予熱用ガス又は燃料の燃焼廃ガスの処
理が必要になった。
理が必要になった。
（ロ）融点の低い原料が予熱中に軟化してキルンに付着
するため、これらの原料は別に装入する必要があった。
するため、これらの原料は別に装入する必要があった。
（・→鉱石を炉内に供給する回転給鉱機が高温にさらさ
れるため、その保全が面倒になった。
れるため、その保全が面倒になった。
に）炉内をガスが吹上がる上吹現象が見られた。
以上の如き欠点を解消するため、本発明者等は金属亜鉛
電熱蒸留製錬炉に従来から設けられていた加熱用電極の
ほかに、装入物予熱用電極を備えた製錬炉を提供した（
特願昭５０−１４１８１９号）にの製錬炉では装入物の
予熱エネルギとして高価な電力が使用されているため、
金属亜鉛の製造コストを低減するのは容易ではない。
電熱蒸留製錬炉に従来から設けられていた加熱用電極の
ほかに、装入物予熱用電極を備えた製錬炉を提供した（
特願昭５０−１４１８１９号）にの製錬炉では装入物の
予熱エネルギとして高価な電力が使用されているため、
金属亜鉛の製造コストを低減するのは容易ではない。
金属亜鉛の電熱蒸留製錬炉においては安定な操炉を維持
するために熱源として専ら電力を使用するのが当業界の
常識であったため、本発明者も電力エネルギを使用しつ
つ予熱方法の改良を試みたが電力消費量が増えるため、
従来とは全く異なる熱源を使用して本発明を完成するに
至った。
するために熱源として専ら電力を使用するのが当業界の
常識であったため、本発明者も電力エネルギを使用しつ
つ予熱方法の改良を試みたが電力消費量が増えるため、
従来とは全く異なる熱源を使用して本発明を完成するに
至った。
本発明は、加熱用電極を具えた金属亜鉛の電熱蒸留製錬
炉において、焼結鉱を予熱するために、中性又は還元性
の高温ガスを導入するための羽口を、前記加熱電極の上
方に設けたことを特徴とする。
炉において、焼結鉱を予熱するために、中性又は還元性
の高温ガスを導入するための羽口を、前記加熱電極の上
方に設けたことを特徴とする。
本発明の大きな特色は加熱用電極（上部電極）の上方に
羽口を設けるという新規な構造の電熱蒸留製錬炉にある
。
羽口を設けるという新規な構造の電熱蒸留製錬炉にある
。
羽口から吹込１れる流体としては還元性又は中性のガス
が使用される。
が使用される。
羽口吹込みガスが酸化性であると、炉内のコークスが燃
焼して還元反応に必要なコークスを失うことになるので
、羽目吹込みガスの酸素濃度は低いことが好１しく、例
えば５％以下が好都合であろう。
焼して還元反応に必要なコークスを失うことになるので
、羽目吹込みガスの酸素濃度は低いことが好１しく、例
えば５％以下が好都合であろう。
羽口吹込ガスは炉内に吹込１れる前に鉱石の予熱温度７
００℃以上の温度に予熱されている必要がある。
００℃以上の温度に予熱されている必要がある。
還元性又は中性の予熱ガスを生成するためには、ガス状
又は液状の燃料を空気不足の状態あるいは理論空気量で
燃焼させればよい。
又は液状の燃料を空気不足の状態あるいは理論空気量で
燃焼させればよい。
以下、本発明に係る装置の一具体例を示す図面によって
本発明をさらに詳しく説明する。
本発明をさらに詳しく説明する。
金属亜鉛蒸留製錬炉は、炉本体１の上部及び下部にそれ
ぞれ対となっている加熱用電極６及び７を６ないし９対
具えている。
ぞれ対となっている加熱用電極６及び７を６ないし９対
具えている。
上部電極６ａ又は７ａと下部電極６ｂ又は７ｂとの間に
通電され、炉本体１のほぼ中心部に１０００ないし１５
００℃の高温部が作シ出される。
通電され、炉本体１のほぼ中心部に１０００ないし１５
００℃の高温部が作シ出される。
６−３０６−３Ｏに粉砕、整粒した亜鉛焼結塊は鉱石供
給炉頂ビン２０から、またコークスは炉頂ビン２１から
、前者が２に対して後者が１重量部の割合で混合され、
冷たい状態で回転給鉱機４によって炉内に装入物２とし
て散布投入せしめられる。
給炉頂ビン２０から、またコークスは炉頂ビン２１から
、前者が２に対して後者が１重量部の割合で混合され、
冷たい状態で回転給鉱機４によって炉内に装入物２とし
て散布投入せしめられる。
回転給鉱機は常温で運転されるため機械的トラブルが少
なくなる。
なくなる。
炉の高温部にむいてコークスと亜鉛焼結鉱が反応して酸
化亜鉛が還元され、還元された金属亜鉛は、Ｃ０１Ｎ２
．０２及びＣＯ２などと共に、炉中央部に附設されたベ
ーパリング５に真空ポンプ等の吸引によって導かれ、コ
ンデンサ（図示せず）の中にて凝縮液化せしめられる。
化亜鉛が還元され、還元された金属亜鉛は、Ｃ０１Ｎ２
．０２及びＣＯ２などと共に、炉中央部に附設されたベ
ーパリング５に真空ポンプ等の吸引によって導かれ、コ
ンデンサ（図示せず）の中にて凝縮液化せしめられる。
一方亜鉛が揮化した残渣は炉内を下降し、回転排鉱機８
によって炉外に排出される。
によって炉外に排出される。
加熱用上部電極６ａ 、７ａの上方、好１しくは１〜２
扉に予熱用羽口９が設けられている。
扉に予熱用羽口９が設けられている。
この羽口９によって装入物を４００〜７００℃に加熱す
る。
る。
羽口９から吹込１れた高温ガスがベーパリング５に吸引
されることのないように、羽口９の上部電極６ａ 、７
ａからの距離が定められる。
されることのないように、羽口９の上部電極６ａ 、７
ａからの距離が定められる。
装入物の抵抗を利用して予熱する方式と比較して羽目を
利用する方式は装入物の電気抵抗を考慮することなく予
熱手段（羽目）の位置を自由に設定することができる。
利用する方式は装入物の電気抵抗を考慮することなく予
熱手段（羽目）の位置を自由に設定することができる。
ペーパーリング５に回収されたＣＯを含むガスを羽口吹
込みガスとして利用すると、熱エネルギの有効利用の点
から特に好ましい結果が得られる。
込みガスとして利用すると、熱エネルギの有効利用の点
から特に好ましい結果が得られる。
すなわちこの回収ガスで装入物を予熱することにより、
他のガス燃料や液体燃料を必要としない。
他のガス燃料や液体燃料を必要としない。
羽目としては鉄製線の溶鉱炉で通常使われる如き構造の
ものを、複数個、例えば６個、使用すればよい。
ものを、複数個、例えば６個、使用すればよい。
羽口から吹込１れ上昇するガスは炉頂に設けた吸引ファ
ン１０により炉外に取出す操業を行うことが有利である
。
ン１０により炉外に取出す操業を行うことが有利である
。
この結果真空ポンプ等による吸引によって炉内に発生し
た金属亜鉛蒸気は羽口吹込みガスとは分離されてペーパ
ーリング５に吸引される。
た金属亜鉛蒸気は羽口吹込みガスとは分離されてペーパ
ーリング５に吸引される。
次に、本発明の詳細な説明する。
実施例
装入物供給速度が亜鉛焼結塊４．５ Ｔ７／Ｈ，コーク
ス２．５ Ｔ／Ｈの場合に、炉から回収されたＣＯガス
８００７７１’／Ｈ１空気１５００ ｍ’４Ｔの割合で
吹込みながら燃焼させこの燃焼ガスにより亜鉛焼結鉱を
予熱し、６０００ＫＷの電力を上部及び下部電極から装
入物に与えて亜鉛の電熱蒸留製錬を行った。
ス２．５ Ｔ／Ｈの場合に、炉から回収されたＣＯガス
８００７７１’／Ｈ１空気１５００ ｍ’４Ｔの割合で
吹込みながら燃焼させこの燃焼ガスにより亜鉛焼結鉱を
予熱し、６０００ＫＷの電力を上部及び下部電極から装
入物に与えて亜鉛の電熱蒸留製錬を行った。
この結果、１時間当り２．１Ｔの蒸留亜鉛すなわち金属
亜鉛が製造された。
亜鉛が製造された。
図面は本発明の一具体例に係る亜鉛蒸留製錬炉の要部の
断面図である。 １・・・炉本体、２・・・装入物、４・・・給鉱機、５
・・・ベーパリング、６ａ、７ａ・−上部電極、６ｂ
、 ７ｂ・・・下部電極、８・・・排鉱機、９・・・予
熱羽口、１０・・・ファン、２０，２１・・・炉頂ビン
。
断面図である。 １・・・炉本体、２・・・装入物、４・・・給鉱機、５
・・・ベーパリング、６ａ、７ａ・−上部電極、６ｂ
、 ７ｂ・・・下部電極、８・・・排鉱機、９・・・予
熱羽口、１０・・・ファン、２０，２１・・・炉頂ビン
。
Claims (1)
- １ 加熱用電極を具えた金属亜鉛の電熱蒸留製錬炉にお
いて、焼結鉱を予熱するために、中性又は還元性の高温
ガスを導入するための別口を、前記加熱電極の上方に設
けたことを特徴とする金属亜鉛蒸留製錬炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53008955A JPS5826417B2 (ja) | 1978-01-31 | 1978-01-31 | 金属亜鉛蒸留製錬炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53008955A JPS5826417B2 (ja) | 1978-01-31 | 1978-01-31 | 金属亜鉛蒸留製錬炉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54102228A JPS54102228A (en) | 1979-08-11 |
| JPS5826417B2 true JPS5826417B2 (ja) | 1983-06-02 |
Family
ID=11707084
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53008955A Expired JPS5826417B2 (ja) | 1978-01-31 | 1978-01-31 | 金属亜鉛蒸留製錬炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5826417B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52140415A (en) * | 1976-05-20 | 1977-11-24 | Toho Zinc Co Ltd | Method of recovering zinc by shaft type thermo electric distillation furnace |
-
1978
- 1978-01-31 JP JP53008955A patent/JPS5826417B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52140415A (en) * | 1976-05-20 | 1977-11-24 | Toho Zinc Co Ltd | Method of recovering zinc by shaft type thermo electric distillation furnace |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54102228A (en) | 1979-08-11 |
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