JPS5824394B2 - チツカホウソフクゴウタイノ セイゾウホウホウ - Google Patents
チツカホウソフクゴウタイノ セイゾウホウホウInfo
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、比較的高密度および高純度の窒化ホウ素−窒
化ホウ素(BN−BN)複合体に関するものである。
化ホウ素(BN−BN)複合体に関するものである。
さらに詳細には、本発明は窒化ホウ素繊維および部分的
(こ窒化せしめた窒化ホウ素前駆物繊維から製造した複
合体に関するものである。
(こ窒化せしめた窒化ホウ素前駆物繊維から製造した複
合体に関するものである。
窒化ホウ素は、広範囲の用途においてそれを有用ならし
める多くのきわめて望ましい性質を有している。
める多くのきわめて望ましい性質を有している。
高い熱伝導度と結びついたその高い比電気抵抗は、電気
絶縁体として同時に熱伝導体として働らく材料を必要と
する電気および電子工学的用途において、それを特に有
用ならしめる。
絶縁体として同時に熱伝導体として働らく材料を必要と
する電気および電子工学的用途において、それを特に有
用ならしめる。
そのきわめて優れた耐熱衝撃性は、非酸化性雰囲気中で
16000Cまたはそれ以上の温度に至るまでの温度に
おいて、また空気中で700乃至900°C程度の温度
において、それを耐火物として有効ならしめる。
16000Cまたはそれ以上の温度に至るまでの温度に
おいて、また空気中で700乃至900°C程度の温度
において、それを耐火物として有効ならしめる。
それはきわめて耐腐蝕性が大きく、大部分の有機液体お
よび多くの腐蝕性薬品に対して不活性であり且つ各種の
溶融金属による攻撃に対してすぐれた抵抗性を示す。
よび多くの腐蝕性薬品に対して不活性であり且つ各種の
溶融金属による攻撃に対してすぐれた抵抗性を示す。
その上、広い温度範囲にわたるその低い散逸係数の故ζ
こ、この材料は、マイクロ波およびレーダー誘導体成分
(レーダー窓)としての使用に対してよく適している。
こ、この材料は、マイクロ波およびレーダー誘導体成分
(レーダー窓)としての使用に対してよく適している。
本発明と同一の出願人にかかる日本特許第585230
号において、ジェームスエコノミー(J ames E
conomy )らは、窒化ホウ素繊維およびアンモニ
ア雰囲気中で特定の条件下ζこ酸化ホウ素繊維を加熱す
ることから成る、その製造方法を開示している。
号において、ジェームスエコノミー(J ames E
conomy )らは、窒化ホウ素繊維およびアンモニ
ア雰囲気中で特定の条件下ζこ酸化ホウ素繊維を加熱す
ることから成る、その製造方法を開示している。
この特許の教示によれば、20乃至30ミクロンの最大
直径を有するB2O3の繊維を窒素および水素含有組成
物と反応させることによって、ホウ素および窒素含有組
成物を製造することかできる。
直径を有するB2O3の繊維を窒素および水素含有組成
物と反応させることによって、ホウ素および窒素含有組
成物を製造することかできる。
約10ミクロンの最大直径を有する酸化ホウ素繊維を、
規定した温度プログラムに従って、アンモニア雰囲気中
で加熱することにより、本質的に窒化ホウ素から成る繊
維を生せしめることが好ましい。
規定した温度プログラムに従って、アンモニア雰囲気中
で加熱することにより、本質的に窒化ホウ素から成る繊
維を生せしめることが好ましい。
アメリカ合衆国特許第3,668,059号において、
ジェームスエコノミーらは、本質的ζこホウ素、酸素、
水素および窒素から成る部分的ζこ窒化せしめた繊維を
、不活性雰囲気中で縦方向の張力下に少なくとも180
0℃の温度において加熱することによって製造した。
ジェームスエコノミーらは、本質的ζこホウ素、酸素、
水素および窒素から成る部分的ζこ窒化せしめた繊維を
、不活性雰囲気中で縦方向の張力下に少なくとも180
0℃の温度において加熱することによって製造した。
10ミクロンよりも小さい直径および少なくとも約1.
、 I X 106に9/ff1(15X106psi
)のヤング弾性率を有する高モジユラス窒化ホウ素繊維
について開示している。
、 I X 106に9/ff1(15X106psi
)のヤング弾性率を有する高モジユラス窒化ホウ素繊維
について開示している。
アメリカ合衆国特許第3,837,997号(出願番号
箱124,919号、1971年3月16日出願)にお
いて、エコノミーらは、反応の場で生成する窒化ホウ素
によって結合せしめた窒化ホウ素繊維から成る低密度製
品について開示している。
箱124,919号、1971年3月16日出願)にお
いて、エコノミーらは、反応の場で生成する窒化ホウ素
によって結合せしめた窒化ホウ素繊維から成る低密度製
品について開示している。
ホウ酸溶液によって含浸せしめである窒化ホウ素繊維の
集団を、アンモニア中で高温に加熱することにより多孔
性の繊維製品が生成される。
集団を、アンモニア中で高温に加熱することにより多孔
性の繊維製品が生成される。
窒化ホウ素繊維に関する上記の文献に加えて、窒化ホウ
素成形体もまた過去において製造されてい−る。
素成形体もまた過去において製造されてい−る。
このような製品は、たとえば、テーラ−(Taylor
)Gこよってアメリカ合衆国特許2,888,325
号に開示されているが、この特許は、窒化の中間段階に
おける酸素含有ホウ素化合物の間欠的な添加およびそれ
に続く再度の窒化から成る多段階窒化プロセスの使用を
教示している。
)Gこよってアメリカ合衆国特許2,888,325
号に開示されているが、この特許は、窒化の中間段階に
おける酸素含有ホウ素化合物の間欠的な添加およびそれ
に続く再度の窒化から成る多段階窒化プロセスの使用を
教示している。
窒化ホウ素体は一般に、広く熱加圧として分類すること
ができる、加圧成形および焼結方法、ならびに冷加圧お
よびそれに続く焼結によって加工する。
ができる、加圧成形および焼結方法、ならびに冷加圧お
よびそれに続く焼結によって加工する。
熱加圧方法によって製造した窒化ホウ素成形体は、一般
に高い酸化ホウ素(B203)含量を有している。
に高い酸化ホウ素(B203)含量を有している。
この材料は熱加圧の間に結合剤として働らいて、かかる
成形体を生せしめることを可能とするけれども、それは
生ずる成形体の性質の低下をも生じさせる。
成形体を生せしめることを可能とするけれども、それは
生ずる成形体の性質の低下をも生じさせる。
すなわち、この物質の存在の故に、熱加圧した窒化ホウ
素製品は、高温において弱く、1800℃までの加熱お
よび室温への冷却によって永久的な膨張を示し、且つ大
気中の水分を、その吸収によって生ずるホウ酸が急速な
加熱にさらすときに亀裂を生じきせるおそれがある程度
まで、吸収する。
素製品は、高温において弱く、1800℃までの加熱お
よび室温への冷却によって永久的な膨張を示し、且つ大
気中の水分を、その吸収によって生ずるホウ酸が急速な
加熱にさらすときに亀裂を生じきせるおそれがある程度
まで、吸収する。
これらの問題を克服するために、マンドルフ(Mand
orf )らは、アメリカ合衆国特許第3.734,9
97号において、熱加圧した窒化ホウ素製品を適当な溶
剤を用いて処理することにより酸化ホウ素含量を低下さ
せたのち、不活性雰囲気中で1800℃乃至2100℃
の温度において焼結することを教えている。
orf )らは、アメリカ合衆国特許第3.734,9
97号において、熱加圧した窒化ホウ素製品を適当な溶
剤を用いて処理することにより酸化ホウ素含量を低下さ
せたのち、不活性雰囲気中で1800℃乃至2100℃
の温度において焼結することを教えている。
高密度窒化ホウ素体を生せしめるための試みは、薬品蒸
気沈着方法をも包含するが、この方法においては、窒化
ホウ素体を気体の窒化雰囲気にさらし且つ反応温度まで
加熱せしめる。
気沈着方法をも包含するが、この方法においては、窒化
ホウ素体を気体の窒化雰囲気にさらし且つ反応温度まで
加熱せしめる。
稠密化のためのこれらの各種の方法は、共通の問題を提
起する:すなわち、それぞれ溶剤または反応物質による
窒化ホウ素体中への浸透を必要とする。
起する:すなわち、それぞれ溶剤または反応物質による
窒化ホウ素体中への浸透を必要とする。
密度が増大するにつれて、いうまでもなく、当該物質が
構造物中に浸透する能力、従って反応の完結および/ま
たはB2O3の除去を許す能力が低下する。
構造物中に浸透する能力、従って反応の完結および/ま
たはB2O3の除去を許す能力が低下する。
それ故、高密度窒化ホウ素材料の製造は、時間がかかり
且つ費用を要するプロセスであった。
且つ費用を要するプロセスであった。
1、90 g/ccを越える密度を有する熱分解性窒化
ホウ素は、三塩化ホウ素と窒素の反応によって製造され
ている。
ホウ素は、三塩化ホウ素と窒素の反応によって製造され
ている。
しかしながら、この方法は厚さが6乃至12mm(3(
乃至×インチ)よりも大きな製品の製造においては不成
功に終っている。
乃至×インチ)よりも大きな製品の製造においては不成
功に終っている。
その上、この材料の性質は本質的にきわめて異方性であ
る。
る。
たとえば、かかる材料は、室温において、結晶面配向に
対して垂直では約1100kg/crit(15,00
0psi )の曲げ強さを有しているが、結晶面に平行
では約175 k!9/=(2500psi )よりも
小さい曲げ強さを有する(こすぎない。
対して垂直では約1100kg/crit(15,00
0psi )の曲げ強さを有しているが、結晶面に平行
では約175 k!9/=(2500psi )よりも
小さい曲げ強さを有する(こすぎない。
今回、本質的に純粋な窒化ホウ素繊維を、本質的にB、
N、0およびHから成り且つ窒素が繊維の約30%乃至
約55%を占めている部分的に窒化せしめた繊維と結合
せしめ、且つ熱プレスすることによって、望ましい形状
および高い純度を有する高密度窒化ホウ素成形体を製造
しうることが見出された。
N、0およびHから成り且つ窒素が繊維の約30%乃至
約55%を占めている部分的に窒化せしめた繊維と結合
せしめ、且つ熱プレスすることによって、望ましい形状
および高い純度を有する高密度窒化ホウ素成形体を製造
しうることが見出された。
本発明の方法は、単一の段階または複数の形成段階から
成ることができる。
成ることができる。
すなわち、繊維の混合物を熱加圧してもよいし、あるい
は、後記のように、配列せしめた混合繊維の積層構造物
を組立て、その複合体を熱加圧してもよい。
は、後記のように、配列せしめた混合繊維の積層構造物
を組立て、その複合体を熱加圧してもよい。
取得する製品は、何れの場合においても、高密度、高純
度、良好な曲げ強さ、およびすぐれた熱伝導性によって
特徴的である。
度、良好な曲げ強さ、およびすぐれた熱伝導性によって
特徴的である。
前記のように、本発明の複合体は、二重の異なる窒化ホ
ウ素繊維材料から製造するが、その中の一つは、完全に
窒化せしめである、すなわち、本質的ζこ純粋な窒化ホ
ウ素であり、一方、他のものは、部分的に窒化せしめで
ある、すなわち、酸化ホウ素から純窒化ホウ素を製造す
る際の中間物である。
ウ素繊維材料から製造するが、その中の一つは、完全に
窒化せしめである、すなわち、本質的ζこ純粋な窒化ホ
ウ素であり、一方、他のものは、部分的に窒化せしめで
ある、すなわち、酸化ホウ素から純窒化ホウ素を製造す
る際の中間物である。
部分的に窒化せしめた繊維は、本質的にエコノミーらの
アメリカ合衆国特許第3,668,059号による方法
Qこ従って製造する。
アメリカ合衆国特許第3,668,059号による方法
Qこ従って製造する。
部分的Qこ窒化せしめた繊維の製造においては、本質的
に酸化ホウ素から成り且つ約10ミクロンの最大直径を
有する繊維を、アンモニア雰囲気中で加熱する。
に酸化ホウ素から成り且つ約10ミクロンの最大直径を
有する繊維を、アンモニア雰囲気中で加熱する。
この加熱は、比較的低い温度で開始し且つ適当な速度で
適当な最終温度まで温度を上げ、必要ならば、その温度
で繊維を適当な時間保つ。
適当な最終温度まで温度を上げ、必要ならば、その温度
で繊維を適当な時間保つ。
加熱は、酸化ホウ素とアンモニアの間の複雑な反応また
は一連の反応によって、本質的にホウ素(B)、、窒素
(N)、酸素(0および水素(T−1から成る部分的に
窒化せしめた酸化ホウ素繊維を与えるような昇温速度、
最終温度ならひに最終温度における保持時間についての
条件下で、遂行する。
は一連の反応によって、本質的にホウ素(B)、、窒素
(N)、酸素(0および水素(T−1から成る部分的に
窒化せしめた酸化ホウ素繊維を与えるような昇温速度、
最終温度ならひに最終温度における保持時間についての
条件下で、遂行する。
さらに詳細には、本発明における有用性に対して不可欠
な、かかる部分的に窒化せしめた繊維の重要なる特色は
、それが約30%乃至約55%、好ましくは約40%乃
至約50%の窒素を含有しているということである。
な、かかる部分的に窒化せしめた繊維の重要なる特色は
、それが約30%乃至約55%、好ましくは約40%乃
至約50%の窒素を含有しているということである。
それ故、アンモニア雰囲気中における酸化ホウ素繊維の
加熱のためζこ選択する温度条件の組合わせは、上記の
範囲内の量で窒素を含有する部分的に窒化せしめた繊維
を与えるようなものでなければならない。
加熱のためζこ選択する温度条件の組合わせは、上記の
範囲内の量で窒素を含有する部分的に窒化せしめた繊維
を与えるようなものでなければならない。
このような部分的に窒化せしめた繊維を、不活性雰囲気
中で充分に高い温度、たとえば、1800°Cにおいて
加熱するときは、さらに複雑な反応または一連の反応が
、揮発性物質の消散を伴なって、きわめて迅速に繊維内
において生じ、且つ部分的に窒化せしめた繊維が本質的
に窒化ホウ素から成る繊維へと転化する。
中で充分に高い温度、たとえば、1800°Cにおいて
加熱するときは、さらに複雑な反応または一連の反応が
、揮発性物質の消散を伴なって、きわめて迅速に繊維内
において生じ、且つ部分的に窒化せしめた繊維が本質的
に窒化ホウ素から成る繊維へと転化する。
しかしながら、恐らくは揮散による多少の繊維成分の損
失のために、繊維の縦方向のかなりの収縮、すなわち短
縮がこの高温反応の際(こ生ずることが認められる。
失のために、繊維の縦方向のかなりの収縮、すなわち短
縮がこの高温反応の際(こ生ずることが認められる。
この収縮は約20%程度に達するのが普通である。
繊維の直径の僅かな低下もまた、場合(こよって生ずる
ことがある。
ことがある。
しかしながら、さらに詳しくは、かかる窒化ホウ素繊維
は一般に、市販の窒化ホウ素繊維に対する一般的な範囲
であるような約4×106psi (0,3X 106
kg/i)乃至約6X106psi(0,4X 106
に9/i)の範囲の比較的低いヤング弾性率を有してい
る。
は一般に、市販の窒化ホウ素繊維に対する一般的な範囲
であるような約4×106psi (0,3X 106
kg/i)乃至約6X106psi(0,4X 106
に9/i)の範囲の比較的低いヤング弾性率を有してい
る。
しかしながら、アメリカ合衆国特許第3,668,05
9号が教える方法によれば、本質的に窒化ホウ素から成
るが比較的高いヤング弾性率を有する繊維は、本質的に
B、0.Hおよび約30%乃至約55%、好ましくは約
40%乃至約50%の窒素から成る部分的に窒化せしめ
た酸化ホウ素繊維を、不活性雰囲気中で少なくとも約1
800℃、好ましくは少なくとも約2000℃の温度に
おいて、少なくとも縦方向の収縮を防止し且つ繊維内ζ
こ結晶子の配向を生じさせるような縦方向の充分な張力
を繊維に加えながら加熱することによって、生せしめる
ことができる。
9号が教える方法によれば、本質的に窒化ホウ素から成
るが比較的高いヤング弾性率を有する繊維は、本質的に
B、0.Hおよび約30%乃至約55%、好ましくは約
40%乃至約50%の窒素から成る部分的に窒化せしめ
た酸化ホウ素繊維を、不活性雰囲気中で少なくとも約1
800℃、好ましくは少なくとも約2000℃の温度に
おいて、少なくとも縦方向の収縮を防止し且つ繊維内ζ
こ結晶子の配向を生じさせるような縦方向の充分な張力
を繊維に加えながら加熱することによって、生せしめる
ことができる。
張力の結果として、この加熱の間における繊維からの揮
発性物質の損失は、長さの低下ではなくて繊維の直径の
低下に反影する。
発性物質の損失は、長さの低下ではなくて繊維の直径の
低下に反影する。
しかしながらさらに重要なことは生成する窒化ホウ素繊
維の縦軸に対して平行に測定したときの繊維のヤング弾
性率が、加熱の間の縦方向の張力を加えない以外は同様
にして製造せしめた繊維(こおけるよりも、著しく太き
いということである。
維の縦軸に対して平行に測定したときの繊維のヤング弾
性率が、加熱の間の縦方向の張力を加えない以外は同様
にして製造せしめた繊維(こおけるよりも、著しく太き
いということである。
単に縦方向の収縮を防ぐQこ足る張力を使用する場合は
、弾性率の多少の増大が認められる。
、弾性率の多少の増大が認められる。
張力が伸張を生じさせるに充分である場合は、比較的大
きな増大が認められ、且つ一般ζこ、伸張が大きいほど
、弾性率が高くなる。
きな増大が認められ、且つ一般ζこ、伸張が大きいほど
、弾性率が高くなる。
多結晶性である生成繊維は、本質的に窒化ホウ素から成
り且つ一般に6×106psi (0,4X 10’k
g/crit )よりも犬、好ましくは少なくとも約1
5X106psi (1,lX106kg/cIrL)
またはそれ以上であり約75X106psi (5,2
X 10’kg/crit )というように高いことも
ありうる、比較的高いヤング弾性率ζこよって特徴的で
ある。
り且つ一般に6×106psi (0,4X 10’k
g/crit )よりも犬、好ましくは少なくとも約1
5X106psi (1,lX106kg/cIrL)
またはそれ以上であり約75X106psi (5,2
X 10’kg/crit )というように高いことも
ありうる、比較的高いヤング弾性率ζこよって特徴的で
ある。
前記のどのような形態の純窒化ホウ素繊維を用いるにし
ても、比較的高い弾性率の繊維が好適である。
ても、比較的高い弾性率の繊維が好適である。
本発明を、以下の実施例により、さらに説明する。
参考例 1゜
部分的に窒化せしめた繊維の製造
常法に従って、800チツプのブシュを通じて溶融酸化
ホウ素を溶融紡糸することにより、酸化ホウ素の800
本のフィラメントから成る連続マルチフィラメントを製
造する。
ホウ素を溶融紡糸することにより、酸化ホウ素の800
本のフィラメントから成る連続マルチフィラメントを製
造する。
この場合のフィラメントの直径は7.5ミクロンである
。
。
約10.9のヤーンを、電気抵抗加熱線を外側に備えた
垂直の耐熱性ガラス管から成る垂直管状炉を使用して、
下記のようにして、部分的に窒化せしめる。
垂直の耐熱性ガラス管から成る垂直管状炉を使用して、
下記のようにして、部分的に窒化せしめる。
ヤーンをガラス管中にゆるくつるし、アンモニアガスを
管の底(こ14.57/分の速度で導入する。
管の底(こ14.57/分の速度で導入する。
この場合管の上端は大気へと抜けている。管中にアンモ
ニア流を保ちながら、ヤーンを30分間かけて210℃
まで加熱し、次いで1時間当り3.8°の速度で210
℃から550℃まで、次いで1時間当り35℃の速度で
550℃から710℃まで加熱する。
ニア流を保ちながら、ヤーンを30分間かけて210℃
まで加熱し、次いで1時間当り3.8°の速度で210
℃から550℃まで、次いで1時間当り35℃の速度で
550℃から710℃まで加熱する。
710℃の温度を1時間保ったのち、炉およびその内容
物を室温(約25℃)まで放冷し、その時点でアンモニ
ア流を中止する。
物を室温(約25℃)まで放冷し、その時点でアンモニ
ア流を中止する。
かくして得る生成物は、7.5ミクロンの直径およびl
、 5 j9 /ccの密度を有する部分的に窒化せし
めたフィラメントから成る800ストランドの連続マル
チフィラメントである。
、 5 j9 /ccの密度を有する部分的に窒化せし
めたフィラメントから成る800ストランドの連続マル
チフィラメントである。
元素分析は、この生成物が35.5%のBおよび46.
9%のNを含有し、残部は主として酸素、および少量の
水素であることを示す。
9%のNを含有し、残部は主として酸素、および少量の
水素であることを示す。
参考例 2
部分的Qこ窒化せしめた繊維の無張力下における窒化ホ
ウ素繊維への転化 参考例10こおけるようにして製造した部分的に窒化せ
しめたマルチフィラメントを、次のようをこして窒化ホ
ウ素マルチフィラメントに転化せしめる。
ウ素繊維への転化 参考例10こおけるようにして製造した部分的に窒化せ
しめたマルチフィラメントを、次のようをこして窒化ホ
ウ素マルチフィラメントに転化せしめる。
この転化に対して使用する装置は、高周波誘導電気炉の
コイル内に水平に位置せしめた黒鉛サスセプター(5u
sceptor )管から成っており、この管およびコ
イルは、処理するヤーンの通過を許し且つ炉内雰囲気の
制御を容易にするのQこ適した穴を有する外側のガラス
チャンバー内に封入しである。
コイル内に水平に位置せしめた黒鉛サスセプター(5u
sceptor )管から成っており、この管およびコ
イルは、処理するヤーンの通過を許し且つ炉内雰囲気の
制御を容易にするのQこ適した穴を有する外側のガラス
チャンバー内に封入しである。
サスセプター管は、長さ15cfrLであり且つ約2.
5crfLの長さの高温区域を有している。
5crfLの長さの高温区域を有している。
変速モータ1駆動の引き取りスプールを用いて、転化せ
しめるべきヤーンが巻いである自由回転供給スプールか
ら、サスセプター管および外側チャンバー中に、糸を連
続的に引き込む。
しめるべきヤーンが巻いである自由回転供給スプールか
ら、サスセプター管および外側チャンバー中に、糸を連
続的に引き込む。
これらの両スプールは、サスセプター管中を引き取るヤ
ーンが管の縦軸と同軸となるような位置で、チャンバの
両端の外側に取付けである。
ーンが管の縦軸と同軸となるような位置で、チャンバの
両端の外側に取付けである。
チャンバーを窒素でパージし且つ窒素の緩徐な連続流を
チャンバー中に通ずることOこよって、不活性の非酸化
性雰囲気を保つ。
チャンバー中に通ずることOこよって、不活性の非酸化
性雰囲気を保つ。
部分的に窒化せしめたヤーンを、20CwL/分の速度
で炉中に引き込み、かくして2.5crrLの高温区域
におけるヤーンの滞留時間が約8秒となるように規定し
て、引き取りスプールモータを始動する。
で炉中に引き込み、かくして2.5crrLの高温区域
におけるヤーンの滞留時間が約8秒となるように規定し
て、引き取りスプールモータを始動する。
炉の通電を開始して、高温区域中を観測する光学高温計
によって温度を測定しながら急速に2000℃まで加熱
し、次いでヤーンを通しながら、温度を2000℃に保
つ。
によって温度を測定しながら急速に2000℃まで加熱
し、次いでヤーンを通しながら、温度を2000℃に保
つ。
供給スプールからのヤーンの取り出し速度を測定し且つ
それを比較的遅い引き取り速度と比較することζこよっ
て、ヤーンは高温区域を通過するときに約20%の縦方
向の収縮を受けることを計算することができる。
それを比較的遅い引き取り速度と比較することζこよっ
て、ヤーンは高温区域を通過するときに約20%の縦方
向の収縮を受けることを計算することができる。
かくして生成するマルチフィラメントは、約7.5ミク
ロンの平均直径を有し且つ本質的に窒化ホウ素から成る
フィラメントから成っている。
ロンの平均直径を有し且つ本質的に窒化ホウ素から成る
フィラメントから成っている。
分析値二B、42.85%;N、56.49%;B+N
合計、99.34%。
合計、99.34%。
ヤーンからランダムに選んだ多数のフィラメントについ
ての測定は、平均のヤングの弾性率が5.I X 10
6psi (0,36X 106に9/i)であること
を示す。
ての測定は、平均のヤングの弾性率が5.I X 10
6psi (0,36X 106に9/i)であること
を示す。
参考例 3
収縮を防止するための張力下の窒化ホウ素繊維への転化
参考例1において製造したものに類似するが、6ミクロ
ンのフィラメント直径を有し且つ42%の窒素を含有す
る部分的に窒化せしめたマルチフィラメントを、210
0°Cの温度を用いる以外は参考例2IこおけるようQ
こして、窒化ホウ素マルチフィラメントヤーンに転化せ
しめる。
ンのフィラメント直径を有し且つ42%の窒素を含有す
る部分的に窒化せしめたマルチフィラメントを、210
0°Cの温度を用いる以外は参考例2IこおけるようQ
こして、窒化ホウ素マルチフィラメントヤーンに転化せ
しめる。
また、供給スプールに対してトルクを加えてその自由回
転を制限することにより、加熱の間の縦方向の収縮を防
ぐためにちょうど充分な縦方向の張力をフィラメントに
対して与える。
転を制限することにより、加熱の間の縦方向の収縮を防
ぐためにちょうど充分な縦方向の張力をフィラメントに
対して与える。
フィラメントに対するこの張力は、断面積1平方インチ
当り約100ポンド(約7 kg /cri )である
。
当り約100ポンド(約7 kg /cri )である
。
生成するマルチフィラメントヤーンは、5.2ミクロン
の平均直径を有し且つ本質的に窒化ホウ素から成るフィ
ラメントから成っている。
の平均直径を有し且つ本質的に窒化ホウ素から成るフィ
ラメントから成っている。
分析値:B、43.29%;N、56.61%;B+N
の合計、99.90%。
の合計、99.90%。
平均のヤング弾性率、6.8X106psi (0,4
8X 106に9/i )。
8X 106に9/i )。
参考例 4゜
伸張を与えるべき張力下における窒化ホウ素繊維への転
化 6ミクロンのフィラメント直径を有し且つ42%の窒素
を含有する以外は参考例1において製造したものと同様
な部分的に窒化せしめたヤーンを、1800℃の温度を
用いる以外は実施例2ζこおけるようにして窒化ホウ素
ヤーンへと転化せしめる。
化 6ミクロンのフィラメント直径を有し且つ42%の窒素
を含有する以外は参考例1において製造したものと同様
な部分的に窒化せしめたヤーンを、1800℃の温度を
用いる以外は実施例2ζこおけるようにして窒化ホウ素
ヤーンへと転化せしめる。
やはり供給スプールにトルクを加えることによって、加
熱の間に約10%のフィラメントの伸びを生じさせるた
めに充分な縦方向の張力をフィラメントに与える。
熱の間に約10%のフィラメントの伸びを生じさせるた
めに充分な縦方向の張力をフィラメントに与える。
フィラメントに対するこの張力は、断面積1平方インチ
当り約800ポンド(約56kg/i)である。
当り約800ポンド(約56kg/i)である。
伸びの程度は、引き取り速度と比較的遅い供給速度との
比較から、容易に計算することができる。
比較から、容易に計算することができる。
生成するヤーンは、約4.5ミクロンの平均直径を有し
且つ本質的に窒化ホウ素から成るフィラメントから成っ
ている。
且つ本質的に窒化ホウ素から成るフィラメントから成っ
ている。
分析値:B、42.01%;N、56.54%; B十
N合計98.55%。
N合計98.55%。
平均ヤング弾性率: 15.2X106psi (1,
01X106kg/i) 参考例 5 伸張を達成すべき張力下Qこおける窒化ホウ素繊維への
転化 供給スプールζこトルクを加えることによってフィラメ
ントに対して断面積1平方インチ当り約800乃至10
00ポンド(約56〜70 kg/crit )の縦方
向の張力を与える以外は、参考例2(こおけると同様に
して、2000℃の温度において、参考例1において製
造した部分的ζこ窒化せしめたヤーンを窒化ホウ素連続
マルチフィラメントヤーンに転化せしめる。
01X106kg/i) 参考例 5 伸張を達成すべき張力下Qこおける窒化ホウ素繊維への
転化 供給スプールζこトルクを加えることによってフィラメ
ントに対して断面積1平方インチ当り約800乃至10
00ポンド(約56〜70 kg/crit )の縦方
向の張力を与える以外は、参考例2(こおけると同様に
して、2000℃の温度において、参考例1において製
造した部分的ζこ窒化せしめたヤーンを窒化ホウ素連続
マルチフィラメントヤーンに転化せしめる。
確定した1フイ一ト/90秒(20crrL/分)の引
き取り速度および1フイ一ト110秒(16crIL/
分)の測定供給速度から、フィラメントは、加熱の間に
約22%だけ伸張することを計算することができる。
き取り速度および1フイ一ト110秒(16crIL/
分)の測定供給速度から、フィラメントは、加熱の間に
約22%だけ伸張することを計算することができる。
生成するヤーンは、5.7ミクロンの平均直径を有し且
つ本質的ζこ窒化ホウ素から成るフィラメントから成っ
ている。
つ本質的ζこ窒化ホウ素から成るフィラメントから成っ
ている。
分析値:B、43%;N56%; B+N合計、99%
。
。
平均ヤング弾性率:29.3X106psi (2,0
5X106ky/i) :平均引張強さ、81.5X1
03psi (5,7X103に9/d;平均密度21
.0 & /cc。
5X106ky/i) :平均引張強さ、81.5X1
03psi (5,7X103に9/d;平均密度21
.0 & /cc。
窒化ホウ素繊維のヤング弾性率および引張強さを測定し
たが、5.0ミクロンの直径の繊維に対してヤング率は
34.2X106psi (2,4X106kg/ff
1)であり、引張強さは84X103psi(5,9X
106kg/cyyt )であった。
たが、5.0ミクロンの直径の繊維に対してヤング率は
34.2X106psi (2,4X106kg/ff
1)であり、引張強さは84X103psi(5,9X
106kg/cyyt )であった。
本参考例において用いたものよりもいくらか小さい直径
を有する部分的)こ窒化せしめた繊維の使用によって、
約40 X 106psi (2,8X 106に!9
/C11!L)のヤング率を有する窒化ホウ素繊維を容
易に製造することができる。
を有する部分的)こ窒化せしめた繊維の使用によって、
約40 X 106psi (2,8X 106に!9
/C11!L)のヤング率を有する窒化ホウ素繊維を容
易に製造することができる。
同様な結果は、より大きな張力を使用して加熱の間の伸
びの程度を増大させることによっても達成することがで
きる。
びの程度を増大させることによっても達成することがで
きる。
部分的に窒化せしめた繊維の直径および組成、温度、張
力の大きさなどについての最適の条件下に、約75X1
06psi (5,2kg/cyrt )というような
高いヤング率を有する窒化ホウ素繊維を製造することが
できる。
力の大きさなどについての最適の条件下に、約75X1
06psi (5,2kg/cyrt )というような
高いヤング率を有する窒化ホウ素繊維を製造することが
できる。
各参考例において用いたもののような炉が便利であるけ
れども、この技術分野の熟練者には周知であり且つ要求
温度を発生し必要な雰囲気を保つことができる、垂直ま
たは水平管あるいは誘導電気炉を含む、その他の種類の
炉を用いることができるということを了解すべきである
。
れども、この技術分野の熟練者には周知であり且つ要求
温度を発生し必要な雰囲気を保つことができる、垂直ま
たは水平管あるいは誘導電気炉を含む、その他の種類の
炉を用いることができるということを了解すべきである
。
次いで本発明のいろいろな局面を詳細に考察すると、本
発明の実施において使用する繊維の前駆物質として適す
る酸化ホウ素繊維は、たとえばガラス繊維の製造におい
て使用するもののような通;常の方法lこよって容易に
製造することができる。
発明の実施において使用する繊維の前駆物質として適す
る酸化ホウ素繊維は、たとえばガラス繊維の製造におい
て使用するもののような通;常の方法lこよって容易に
製造することができる。
すなわち、たとえば、連続酸化ホウ素繊維を酸化ホウ素
溶融物から紡糸して、回転スプール上に巻取ることがで
きる。
溶融物から紡糸して、回転スプール上に巻取ることがで
きる。
別法として、酸化ホウ素繊維は、溶融酸化ホウ素の細い
落下流に対して適当な1気体噴流を衝突させることから
成る通常の技術によってスプール状に吹分けることがで
きる。
落下流に対して適当な1気体噴流を衝突させることから
成る通常の技術によってスプール状に吹分けることがで
きる。
数ミクロンまたはそれ以下の直径を有する繊維、ならび
にそれよりも太い繊維は、溶融紡糸によって容易に製造
することができ、且つミクロン以下の範ン囲の直径を有
する繊維は、それよりも太い繊維と共に、吹分けによっ
て取得することができる。
にそれよりも太い繊維は、溶融紡糸によって容易に製造
することができ、且つミクロン以下の範ン囲の直径を有
する繊維は、それよりも太い繊維と共に、吹分けによっ
て取得することができる。
酸化ホウ素溶融物が少量のシリカを含有しているときは
、繊維も同様に少量のシリカを含有するであろうが、シ
リカは本発明の方法によって作用を受けないままζこ残
り、生成する繊維は少量のシリカをも含有するほかは本
質的ζこ窒化ホウ素から成っているから、シリカの存在
は特に問題はない。
、繊維も同様に少量のシリカを含有するであろうが、シ
リカは本発明の方法によって作用を受けないままζこ残
り、生成する繊維は少量のシリカをも含有するほかは本
質的ζこ窒化ホウ素から成っているから、シリカの存在
は特に問題はない。
部分的に窒化せしめた繊維の製造のためには、使用する
ことができる酸化ホウ素繊維についての臨界的な最低直
径はないように思われるが、しかしそれらは約10ミク
ロンよりも大きな直径を有するべきではない。
ことができる酸化ホウ素繊維についての臨界的な最低直
径はないように思われるが、しかしそれらは約10ミク
ロンよりも大きな直径を有するべきではない。
さらに犬なる直径を有する繊維を使用する場合は、アン
モニアが繊維の心まで浸透することが難しくなる可能性
があり、生成する部分的に窒化した繊維は、その断面全
体にわたる組成が不均一となるおそれがある。
モニアが繊維の心まで浸透することが難しくなる可能性
があり、生成する部分的に窒化した繊維は、その断面全
体にわたる組成が不均一となるおそれがある。
約30%乃至約55%のNを含有する部分的に窒化せし
めた繊維が本発明における使用に対して適することが認
められている。
めた繊維が本発明における使用に対して適することが認
められている。
約40%乃至約50%の窒素含量を有する繊維が好適で
ある。
ある。
部分的に窒化せしめた繊維の厳密な組成はきわめて複雑
であり、それを詳細に説明しようとする試みはここでは
必要がない。
であり、それを詳細に説明しようとする試みはここでは
必要がない。
何故ならば臨界的なものは窒素含量であるからである。
上記の量の窒素ζこ加えて、繊維は本質的にB、0およ
びHから成っている。
びHから成っている。
与えられた試料中に存在するOおよびHの正確な量を定
量するための分析は難しく且つ信頼できないことが認め
られている。
量するための分析は難しく且つ信頼できないことが認め
られている。
部分的窒化段階は、必要な窒素含量を有する繊維を与え
るために、広い範囲の条件下に行なうことができる。
るために、広い範囲の条件下に行なうことができる。
繊維の窒素含量は、三つのパラメーター、すなわち、昇
温速度、最終温度および最終温度における保持時間によ
って支配される。
温速度、最終温度および最終温度における保持時間によ
って支配される。
一般に、昇温速度が犬であるほどN含量が低くなり;最
終温度が高くなり且つ最終温度ζこおける保持時間が長
くなるほどN含量が高くなる。
終温度が高くなり且つ最終温度ζこおける保持時間が長
くなるほどN含量が高くなる。
加熱はアンモニア雰囲気中で行なう。
大きな容量を有するある種の炉において、特に少量のみ
の繊維を処理すべき場合には、雰囲気を加熱サイクルの
最初から確立し且つ静的に持続することができる。
の繊維を処理すべき場合には、雰囲気を加熱サイクルの
最初から確立し且つ静的に持続することができる。
たとえば管状炉のような他の種類の炉においては、特に
かなりの量の繊維を処理せしめるべき場合には、反応の
間に生ずるガス状の副生物を除去し且つ反応に対して一
定の新しいアンモニアの供給を提供するに充分な流速で
、炉中に通ずる気流としてアンモニアの雰囲気を保つこ
とが必要であろう。
かなりの量の繊維を処理せしめるべき場合には、反応の
間に生ずるガス状の副生物を除去し且つ反応に対して一
定の新しいアンモニアの供給を提供するに充分な流速で
、炉中に通ずる気流としてアンモニアの雰囲気を保つこ
とが必要であろう。
このような場合(こは、アンモニアを炉中に導入する前
に適当な温度に予熱することによって、炉内温度の低下
を防ぐことが望ましいかも知れない。
に適当な温度に予熱することによって、炉内温度の低下
を防ぐことが望ましいかも知れない。
規定量のNを含有する部分的に窒化せしめた繊維は、縦
方向の張力をそれに加えながら不活性雰囲気中で少なく
とも約1800℃に加熱することによって本質的に窒化
ホウ素から成り且つ比較的高い弾性率を有する繊維へと
転化せしめることができる。
方向の張力をそれに加えながら不活性雰囲気中で少なく
とも約1800℃に加熱することによって本質的に窒化
ホウ素から成り且つ比較的高い弾性率を有する繊維へと
転化せしめることができる。
窒化ホウ素への転化はほとんど瞬間的に生じ、且つ参考
例におけるように連続方式で行なうことが好ましいけれ
ども、バッチ方式による転化もまた可能である。
例におけるように連続方式で行なうことが好ましいけれ
ども、バッチ方式による転化もまた可能である。
少なくとも約1800℃の温度が転化のために必要であ
るが、その理由は、それよりも低い温度では転化が不完
全となり生成する繊維が比較的不純となるおそれがある
からである。
るが、その理由は、それよりも低い温度では転化が不完
全となり生成する繊維が比較的不純となるおそれがある
からである。
たとえば、参考例5を2000℃ではな(1700℃の
温度で行なうときは、生ずる繊維は41.82%のBと
52.26%のN1全体で94.08%に過ぎないB+
Nを含有し、残部は主として酸素であることが認められ
ている。
温度で行なうときは、生ずる繊維は41.82%のBと
52.26%のN1全体で94.08%に過ぎないB+
Nを含有し、残部は主として酸素であることが認められ
ている。
実質的に完全な転化を確実Qこするためには少なくとも
約2000℃の温度が好ましく、且つ約2000℃およ
びそれ以上の温度は、繊維を張力下の伸びに対してより
感受性ならしめる傾向がある。
約2000℃の温度が好ましく、且つ約2000℃およ
びそれ以上の温度は、繊維を張力下の伸びに対してより
感受性ならしめる傾向がある。
使用する装置の能力内で且つ窒化ホウ素は約3000℃
において昇華するという事実を考慮しつつ、上記の温度
よりもかなり高い温度を用いてもよい。
において昇華するという事実を考慮しつつ、上記の温度
よりもかなり高い温度を用いてもよい。
弾性率についての顕著な改良を達成するためには、繊維
の縦方向の収縮を防止するためGこ少なく□とも充分な
縦方向の張力を使用しなければならなG)。
の縦方向の収縮を防止するためGこ少なく□とも充分な
縦方向の張力を使用しなければならなG)。
結晶子の配向を達成するために充分な張力を加えること
が好ましい。
が好ましい。
理想的ζこは、張力の大きさは最高の配向を達成するよ
うなものであって、配向の程度は一般に張力の増大と共
に増大し且つ繊維の弾性率は一般(こ配向の増大と共に
増大する。
うなものであって、配向の程度は一般に張力の増大と共
に増大し且つ繊維の弾性率は一般(こ配向の増大と共に
増大する。
転化に対しては、たとえば、窒素、アルゴン、ヘリウム
、ネオンなどのような、何らかの適当な不活性雰囲気を
用いることができる。
、ネオンなどのような、何らかの適当な不活性雰囲気を
用いることができる。
真空を用いてもよいが、比較的不便である。
いくぶんかの量iの酸素、または使用する温度において
分解して酸素を生ずるたとえば水のような物質を含有す
る雰囲気は、生成物がこのような温度において酸化を受
けるので、適当でない。
分解して酸素を生ずるたとえば水のような物質を含有す
る雰囲気は、生成物がこのような温度において酸化を受
けるので、適当でない。
実質的な量の繊維を転化せしめる場合には、一般に炉中
に不活性ガスの雰囲気を保つことによって転化反応の副
生物を除去することが望ましい。
に不活性ガスの雰囲気を保つことによって転化反応の副
生物を除去することが望ましい。
上記の方法に従って製造した窒化ホウ素繊維は、繊維の
縦軸に対して平行に測定するときの比較的高いヤングの
弾性率によって特徴的である。
縦軸に対して平行に測定するときの比較的高いヤングの
弾性率によって特徴的である。
本発明の複合体において使用するためには、少なくとも
約15 X 106psi (1,I X 106kg
/i)の弾性率が好適である。
約15 X 106psi (1,I X 106kg
/i)の弾性率が好適である。
繊維は多結晶性であり、窒化ホウ素の理論密度< 2.
25 g/=) tこきわめて近い密度を有し、且つ本
質的に、はとんど常に98%以上、しばしば99%以上
のBおよびNの合計含量を有する事実によって証明され
るような、高い純度の窒化ホウ素から成っている。
25 g/=) tこきわめて近い密度を有し、且つ本
質的に、はとんど常に98%以上、しばしば99%以上
のBおよびNの合計含量を有する事実によって証明され
るような、高い純度の窒化ホウ素から成っている。
このような高純度は、酸化および腐食に対するきわめて
良い抵抗性をもたらす。
良い抵抗性をもたらす。
これらの繊維は約10ミクロンの最大直径を有する酸化
ホウ素繊維および部分的に窒化せしめた繊維から誘導す
るものであり、且つ部分的ζこ窒化せしめた繊維の張力
下(こおける窒化ホウ素繊維への転化の間には直径の減
少が生ずるから、生成する繊維の直径は必然的ζこ約1
0ミクロンよりも小さくなる。
ホウ素繊維および部分的に窒化せしめた繊維から誘導す
るものであり、且つ部分的ζこ窒化せしめた繊維の張力
下(こおける窒化ホウ素繊維への転化の間には直径の減
少が生ずるから、生成する繊維の直径は必然的ζこ約1
0ミクロンよりも小さくなる。
先に述べたように、他の方法によって製造した窒化ホウ
素繊維を本発明の実施において使用することもできるが
、ここに記したようにして製造した窒化ホウ素繊維が、
その高い強度の点からみて好適である。
素繊維を本発明の実施において使用することもできるが
、ここに記したようにして製造した窒化ホウ素繊維が、
その高い強度の点からみて好適である。
窒化ホウ素繊維および部分的に窒化せしめた繊維の複合
体の製造においては、添加剤または結合剤を必要としな
い。
体の製造においては、添加剤または結合剤を必要としな
い。
しかしながら、特別の用途および目的に対しては、たと
えば細かく粉砕したシリカのような添加材料を用いるこ
とができる。
えば細かく粉砕したシリカのような添加材料を用いるこ
とができる。
本発明の複合材料は、10乃至90重量%の部分的に窒
化せしめた繊維と組合わせた純窒化ホウ素繊維から成る
ことができる。
化せしめた繊維と組合わせた純窒化ホウ素繊維から成る
ことができる。
部分的に窒化せしめた繊維は、窒化ホウ素繊維の存在下
において本発明の方法にかけるとき、既に生成している
窒化ホウ素繊維のまわりで、その場で生成する窒化ホウ
素基質を与える。
において本発明の方法にかけるとき、既に生成している
窒化ホウ素繊維のまわりで、その場で生成する窒化ホウ
素基質を与える。
窒化ホウ素繊維の部分的に窒化せしめた繊維に対する好
適比率は約70:30であるけれども、90:10乃至
10:90の範囲内のその他の比率も適当であることが
認められている。
適比率は約70:30であるけれども、90:10乃至
10:90の範囲内のその他の比率も適当であることが
認められている。
このような限界を越えて比率を拡張することも可能であ
るが、100%の窒化ホウ素繊維または部分的に窒化せ
しめた繊維出発材料よりも得られる改良は、僅かに過ぎ
ない。
るが、100%の窒化ホウ素繊維または部分的に窒化せ
しめた繊維出発材料よりも得られる改良は、僅かに過ぎ
ない。
側繊維を結合させるためには、どのような適当な方法を
用いてもよい。
用いてもよい。
すなわち、織物またはフェルト、配列またはランダム分
布させた繊維、全ランダム層構造物、あるいは厳密Qこ
制御した層構造物を用いることができる。
布させた繊維、全ランダム層構造物、あるいは厳密Qこ
制御した層構造物を用いることができる。
好適実施形態は、合板の製造における木目の配列の例の
ように、各単一層中の繊維の配列が隣接する層の繊維の
配列に対して90°の角度をもっている積層構造物から
□成っている。
ように、各単一層中の繊維の配列が隣接する層の繊維の
配列に対して90°の角度をもっている積層構造物から
□成っている。
この種の制御した配列および構造は、大きな強度を有す
る高度の均質体を与える。
る高度の均質体を与える。
部分的に窒化せしめた繊維の存在は、熱加圧に際して、
隣接層間の接着手段を提供する。
隣接層間の接着手段を提供する。
複合繊維体は、高圧成形装置中で直接に具合よく製造す
ることができ、あるいは(繊維のランダム配置が望まし
い場合は)別個に混合したのち型中に入れてもよい。
ることができ、あるいは(繊維のランダム配置が望まし
い場合は)別個に混合したのち型中に入れてもよい。
型は適当な高温高圧材料、たとえば黒鉛、から作られる
。
。
製造工程は本質的に次の段階から成っている:(1)繊
維を(希望に応じ)適正に型中に配置せしめる:(2)
繊維を熱加圧することによって部分的に窒化せしめた繊
維を窒化ホウ素およびB2O3へと分解せしめ且つB2
O3を除去する:および(3)試料をさらに熱処理して
安定化させ、且つ残存するB2O3をすべて取除く。
維を(希望に応じ)適正に型中に配置せしめる:(2)
繊維を熱加圧することによって部分的に窒化せしめた繊
維を窒化ホウ素およびB2O3へと分解せしめ且つB2
O3を除去する:および(3)試料をさらに熱処理して
安定化させ、且つ残存するB2O3をすべて取除く。
熱加圧段階は、加圧温度への迅速な加熱を用いて行なう
ことが好ましい。
ことが好ましい。
この工程の間に繊維が緻密になり、且つ迅速な温度上昇
が構造物からのきわめて効率的なり203の除去をもた
らす。
が構造物からのきわめて効率的なり203の除去をもた
らす。
さら)に、この迅速な加熱は窒化ホウ素の六方晶形から
ターポスドラチック(turbostratic )形
態への転化を限定する。
ターポスドラチック(turbostratic )形
態への転化を限定する。
何故ならばB2O3の存在はこの相変化を促進するから
である。
である。
圧力が高いほど、明らか(こ、より高い密度の最・終製
品を与えるから、使用する装置の能力、原価および望ま
しい結果に従って選択すべきである。
品を与えるから、使用する装置の能力、原価および望ま
しい結果に従って選択すべきである。
迅速な昇温は、加える圧縮力下に繊維体から押し出され
たおよび/または蒸発するB2O3の急速な排除のため
に、最良の結果を与えることが見出さ;れている。
たおよび/または蒸発するB2O3の急速な排除のため
に、最良の結果を与えることが見出さ;れている。
部分的に窒化せしめた材料の分解は、1000℃におい
てまたは1000℃近辺において始まり、それによって
8203が遊離し、且つ部分的に窒化した繊維が窒化ホ
ウ素基質に転化する。
てまたは1000℃近辺において始まり、それによって
8203が遊離し、且つ部分的に窒化した繊維が窒化ホ
ウ素基質に転化する。
熱加圧は、1400℃乃至1600℃から窒化ホウ素と
黒鉛とが反応する温度に近い最高温度に至るまでの温度
で行なうことが好ましい。
黒鉛とが反応する温度に近い最高温度に至るまでの温度
で行なうことが好ましい。
最低温度は、B2O3の分解温度を越える温度でなけれ
ばならない。
ばならない。
加える圧力は、繊維の凝集を達成するために要する最低
の圧力から窒化ホウ素繊維の損傷が生ずる圧力に至るま
で変化させることができる。
の圧力から窒化ホウ素繊維の損傷が生ずる圧力に至るま
で変化させることができる。
かくして適当な圧力は約1.75ky/fflから約7
0kg/cr7iまで(約25 psiから約1000
psiまで)とすることができるが、14乃至35に
!17/d(200乃至500 psi)が好適範囲で
ある。
0kg/cr7iまで(約25 psiから約1000
psiまで)とすることができるが、14乃至35に
!17/d(200乃至500 psi)が好適範囲で
ある。
迅速に1400℃乃至1600℃の温度ζこ達せしめた
のち、試料を圧力から解放し且つ放冷してもよいし、あ
るいは、低下させた圧力下または同じ圧力下で、約18
00℃乃至2200°C1好ましくは2000℃乃至約
2200℃のさらに高い温度における安定化を施こして
もよい。
のち、試料を圧力から解放し且つ放冷してもよいし、あ
るいは、低下させた圧力下または同じ圧力下で、約18
00℃乃至2200°C1好ましくは2000℃乃至約
2200℃のさらに高い温度における安定化を施こして
もよい。
試料をこのような高温に保つための臨界的な時間制限は
ないけれども、既述のように、急速な昇温か望ましい。
ないけれども、既述のように、急速な昇温か望ましい。
すなわち、−実施形態においては、本発明は、試料を圧
力下に、室温から2000℃まで直接(こ昇温すること
を意図している。
力下に、室温から2000℃まで直接(こ昇温すること
を意図している。
本発明を以下の実施例によってさらによく例証すること
ができよう。
ができよう。
比較例 1
部分的に窒化せしめた繊維の存在なしての製品の製造
参考例2におけるようにして製造した純窒化ホウ素繊維
の試料4gを、2インチ平方の黒鉛型中に、繊維を平行
の関係として、吹込む。
の試料4gを、2インチ平方の黒鉛型中に、繊維を平行
の関係として、吹込む。
次いでさらに4gづつの同じ繊維の試料を型中Qこ順次
吹き込むが、このとき、それによって生成する4gづつ
の各層が前の層から90°の角度で配列するようして、
全体で80gの繊維を型中に入れる。
吹き込むが、このとき、それによって生成する4gづつ
の各層が前の層から90°の角度で配列するようして、
全体で80gの繊維を型中に入れる。
プランジャーを型中に挿入して28 kg/i(400
psi)まで加圧する。
psi)まで加圧する。
温度を迅速に1400℃まで上げ、その温度で30分保
ったのち、2000℃まで上げて、その温度で15分間
保つ。
ったのち、2000℃まで上げて、その温度で15分間
保つ。
圧力を解放し且つ冷却するとき、繊維の結合が生じてい
ないことが認められる。
ないことが認められる。
実施例 1
平行配列繊維を用いる複合体の製造
参考例2におけるようにして製造した純窒化ホウ素繊維
と、参考例1におけるようにして製造した部分的に窒化
せしめた繊維との混合物を、層ごとに繊維が平行の関係
ζこあるようにして、5平方センチメーター(2インチ
平方)の黒鉛型中に入れる。
と、参考例1におけるようにして製造した部分的に窒化
せしめた繊維との混合物を、層ごとに繊維が平行の関係
ζこあるようにして、5平方センチメーター(2インチ
平方)の黒鉛型中に入れる。
熱加圧は、実施例6におけるようQこして、誘導電気炉
中で1400℃の温度Qこおいて14kg/cri’i
(200psi )で、アルゴン雰囲気下に1時間行な
う。
中で1400℃の温度Qこおいて14kg/cri’i
(200psi )で、アルゴン雰囲気下に1時間行な
う。
熱加圧した試料は約1859 /ccの満足出来る密度
を有しており、繊維の配向方向に沿って亀裂が認められ
るが、用途によっては有害なものではない。
を有しており、繊維の配向方向に沿って亀裂が認められ
るが、用途によっては有害なものではない。
実施例 2
75%の窒化ホウ素繊維を用いる積層製品の製造
各層中に25%の部分的に窒化せしめた繊維と75%の
窒化ホウ素繊維を包含する積層製品を、各層が前の層の
配列に対して90°の角度となるようにして製造する。
窒化ホウ素繊維を包含する積層製品を、各層が前の層の
配列に対して90°の角度となるようにして製造する。
部分的に窒化せしめた材料は参考例1におけるようにし
て製造し、さらに1000℃において2時間アンモニア
と反応せしめること(こよって存在するB2O3の量を
低下させたものを用いた。
て製造し、さらに1000℃において2時間アンモニア
と反応せしめること(こよって存在するB2O3の量を
低下させたものを用いた。
熱加圧は1400°CA14kg/ff1(200ps
i)R:おいて1時間行なう。
i)R:おいて1時間行なう。
熱加圧試料中には亀裂は認められない。
次いで試料をさらに2000℃においてアルゴン中で1
時間加熱スると、それによって僅かな層間剥離が生ずる
。
時間加熱スると、それによって僅かな層間剥離が生ずる
。
実施例 3〜11
組成および条件の変化を伴なう積層製品の製造実施例8
におけると同様にして、純窒化ホウ素繊維および参考例
1に従って製造した部分的窒化繊維を使用して、多数の
試料を製造する。
におけると同様にして、純窒化ホウ素繊維および参考例
1に従って製造した部分的窒化繊維を使用して、多数の
試料を製造する。
各層は先に堆積させた層に対して90°の角度で配列さ
せる。
せる。
異なる組成および条件における結果を第1表に示す。
このようにして、本発明は一段階の技術によって窒化ホ
ム素−窒化ホウ素複合材料を与えることができる方法を
提供することが実証された。
ム素−窒化ホウ素複合材料を与えることができる方法を
提供することが実証された。
従来の方法は、長い、著るしく反復性の、費用を要する
工程を必要とするのに対して、本発明は窒化ホウ素−窒
化ホウ素複合体の製造に対する経済的、迅速且つ効率的
な方法を提供する。
工程を必要とするのに対して、本発明は窒化ホウ素−窒
化ホウ素複合体の製造に対する経済的、迅速且つ効率的
な方法を提供する。
炭素−炭素複合体の製造の場合におけるとちょうど同じ
ように、このような技術は古くから要望されていたもの
である。
ように、このような技術は古くから要望されていたもの
である。
窒化ホウ素−窒化ホウ素複合体の製造は、従来は、製造
の間(こおける複合体の窒化の必要によって、複雑なも
のであった。
の間(こおける複合体の窒化の必要によって、複雑なも
のであった。
本発明はこの困難な段階を排除し、かくして工程を簡単
化し、従って操作を容易Oこし且つ製造原価を低減させ
ることができる。
化し、従って操作を容易Oこし且つ製造原価を低減させ
ることができる。
本明細書中に記したヤングの弾性率および引張強さの値
はASTMD2101−64T4こ従って測定した。
はASTMD2101−64T4こ従って測定した。
本明細書中に記した百分率は、特にことわりがない限り
は、あるいはたとえば、収縮または伸びパーセントに対
するような関係で記載した場合を除けば、重量による。
は、あるいはたとえば、収縮または伸びパーセントに対
するような関係で記載した場合を除けば、重量による。
本明細書中においては、いくつかの好適具体例Qこつい
て本発明を説明したが、この技術分野の熟練者によれば
、本発明の思想から逸脱することなく、各種の変化およ
び改変を行うことができるということを了解すべきであ
る。
て本発明を説明したが、この技術分野の熟練者によれば
、本発明の思想から逸脱することなく、各種の変化およ
び改変を行うことができるということを了解すべきであ
る。
なお本発明の主な実施態様および関連事項を示せば次の
とおりである。
とおりである。
1、 (a) 窒化ホウ素繊維および部分的に窒化
せしめた繊維から成る本体を形成せしめ; (b) 該本体を型中に入れ;且つ (c) 該型および本体を圧力下に8203の分解温
度を越える温度まで加熱する、 ことを特徴とする窒化ホウ素−窒化ホウ素複合体の製造
方法。
せしめた繊維から成る本体を形成せしめ; (b) 該本体を型中に入れ;且つ (c) 該型および本体を圧力下に8203の分解温
度を越える温度まで加熱する、 ことを特徴とする窒化ホウ素−窒化ホウ素複合体の製造
方法。
2、該部分的に窒化せしめた繊維が、本質的にB。
N、0およびHから成り、その中で該Nは重量で繊維の
約30%乃至約55%を占める前記1の方法。
約30%乃至約55%を占める前記1の方法。
3、該部分的に窒化せしめた繊維が、重量で40%乃至
50%の窒素を含有する程度まで窒化せしめたB2O3
である前記2の方法。
50%の窒素を含有する程度まで窒化せしめたB2O3
である前記2の方法。
4、該迅速な加熱は、本体の温度を約1400°C乃至
1600℃の温度まで上げる前記2の方法。
1600℃の温度まで上げる前記2の方法。
5、該圧力が200 psi乃至500 psiである
前記2の方法。
前記2の方法。
6、本体の温度をさらに、繊維を安定化せしめるために
充分な間、2000°C乃至約2200℃まで上げると
いう段階をさら(こ包含する前記1の方法。
充分な間、2000°C乃至約2200℃まで上げると
いう段階をさら(こ包含する前記1の方法。
7、窒化ホウ素繊維および部分的に窒化せしめた繊維か
ら成る該本体が、積層構造物を形成する前記1の方法。
ら成る該本体が、積層構造物を形成する前記1の方法。
8、 (a) 少なくとも約15X106psiの
ヤング弾性率を有する本質的に純粋な多結晶性窒化ホウ
素と約30乃至約55重量パーセントの窒素を含有する
部分的に窒化せしめたB2O3繊維との混合物を形成せ
しめ; (b) 該混合した繊維の複合体を形成せしめ;(c
) 該複合体を、圧力下に、存在するB2O3の本質
的にすべてが分解する第一の上昇せしめた温度まで加熱
し;且つ (d) 該温度を約2000℃乃至約2200°Cの
安定化温度までさらに上昇せしめる、 ことを特徴とする窒化ホウ素−窒化ホウ素複合体の製造
方法。
ヤング弾性率を有する本質的に純粋な多結晶性窒化ホウ
素と約30乃至約55重量パーセントの窒素を含有する
部分的に窒化せしめたB2O3繊維との混合物を形成せ
しめ; (b) 該混合した繊維の複合体を形成せしめ;(c
) 該複合体を、圧力下に、存在するB2O3の本質
的にすべてが分解する第一の上昇せしめた温度まで加熱
し;且つ (d) 該温度を約2000℃乃至約2200°Cの
安定化温度までさらに上昇せしめる、 ことを特徴とする窒化ホウ素−窒化ホウ素複合体の製造
方法。
9、該部分的に窒化せしめた繊維が、約40乃至約45
重量パーセントの窒素を包含し、且つ該第−の上昇せし
めた温度が約1400°C乃至約1600℃である前記
8の方法。
重量パーセントの窒素を包含し、且つ該第−の上昇せし
めた温度が約1400°C乃至約1600℃である前記
8の方法。
10、窒化ホウ素繊維および部分的に窒化せしめたB2
O3繊維の混合物を8203の分解温度を越える温度に
おいて熱加圧することによって製造せしめた、窒化ホウ
素マトリックス中において実質的に窒化ホウ素繊維から
成ることを特徴とする複合体。
O3繊維の混合物を8203の分解温度を越える温度に
おいて熱加圧することによって製造せしめた、窒化ホウ
素マトリックス中において実質的に窒化ホウ素繊維から
成ることを特徴とする複合体。
11、 (A) 窒化硼素繊維および部分的に窒化さ
れた酸化硼素繊維の本体を形成せしめ、ただし該繊維は
約10ミクロンの最大直径を有し、該部分的に窒化され
た繊維は実質的に硼素、窒素、酸素および水素から成り
、該窒素は該部分的に窒化された繊維の約30〜約55
重量%を占め、 (B) 該本体を所望形状の型に入れ、そして(Q
該本体を、不活性雰囲気中において約25〜約1000
p、s、iの圧力および酸化硼素の分解温度を超える
が窒化硼素の分解温度よりも低い温度にて熱加圧する、 ことを特徴とする成形窒化硼素−窒化硼素複合体の製造
方法。
れた酸化硼素繊維の本体を形成せしめ、ただし該繊維は
約10ミクロンの最大直径を有し、該部分的に窒化され
た繊維は実質的に硼素、窒素、酸素および水素から成り
、該窒素は該部分的に窒化された繊維の約30〜約55
重量%を占め、 (B) 該本体を所望形状の型に入れ、そして(Q
該本体を、不活性雰囲気中において約25〜約1000
p、s、iの圧力および酸化硼素の分解温度を超える
が窒化硼素の分解温度よりも低い温度にて熱加圧する、 ことを特徴とする成形窒化硼素−窒化硼素複合体の製造
方法。
Claims (1)
- 1 (Al 窒化硼素繊維と部分的に窒化された酸
化硼素繊維との集合体を形成せしめ、ただし窒化硼素繊
維および部分的に窒化された酸化硼素繊維はおのおの1
0ミクロンの最大値径を有し、該部分的に窒化された繊
維は実質的に硼素、窒素、酸素および水素から成り、該
窒素は該部分的に窒化された繊維の30〜55重量%を
占め、(B) 窒化硼素繊維および部分的に窒化され
た酸化硼素繊維の集合体を、窒化硼素−窒化硼素複合体
に対する所望の形状を有する型の中で、不活性雰囲気中
において17〜70に9/iの圧力および酸化硼素の分
解温度を超えるが窒化硼素の分解温度よりも低い温度ζ
こて熱加圧する、ことを特徴とする成形窒化硼素−窒化
硼素複合体の製造方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US05/446,452 US4075276A (en) | 1974-02-27 | 1974-02-27 | Boron nitride-boron nitride composites |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS50120499A JPS50120499A (ja) | 1975-09-20 |
JPS5824394B2 true JPS5824394B2 (ja) | 1983-05-20 |
Family
ID=23772634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50022993A Expired JPS5824394B2 (ja) | 1974-02-27 | 1975-02-26 | チツカホウソフクゴウタイノ セイゾウホウホウ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4075276A (ja) |
JP (1) | JPS5824394B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4172107A (en) * | 1975-11-10 | 1979-10-23 | Tokyo Shibaura Electric Co., Ltd. | Method of manufacturing composite ceramic articles |
US4309248A (en) * | 1980-03-28 | 1982-01-05 | Kennecott Corporation | Process for manufacturing boron nitride fiber mats using calender rolls |
US4354986A (en) * | 1980-03-28 | 1982-10-19 | Kennecott Corporation | Process for manufacturing boron nitride fiber mats using a needler |
US4309244A (en) * | 1980-03-28 | 1982-01-05 | Kennecott Corporation | Process for manufacturing boron nitride fiber mats |
US4309245A (en) * | 1980-03-28 | 1982-01-05 | Kennecott Corporation | Process for manufacturing boron nitride fiber felt using a Fourdrinier machine |
US4514355A (en) * | 1982-12-22 | 1985-04-30 | Union Carbide Corporation | Process for improving the high temperature flexural strength of titanium diboride-boron nitride |
US20050106373A1 (en) * | 2003-11-19 | 2005-05-19 | James Economy | High density boron nitride matrix composites |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3429722A (en) * | 1965-07-12 | 1969-02-25 | Carborundum Co | Boron nitride fiber manufacture |
US3720740A (en) * | 1970-06-24 | 1973-03-13 | Hitachi Ltd | Low pressure sintering of boron nitride using low thermal expansion static sintering molds |
US3668059A (en) * | 1971-01-08 | 1972-06-06 | Carborundum Co | High modulus boron nitride fibers |
US3837997A (en) * | 1971-03-16 | 1974-09-24 | Carborundum Co | Boron nitride products |
US3734997A (en) * | 1971-10-04 | 1973-05-22 | Union Carbide Corp | High purity hot pressed boron nitride |
-
1974
- 1974-02-27 US US05/446,452 patent/US4075276A/en not_active Expired - Lifetime
-
1975
- 1975-02-26 JP JP50022993A patent/JPS5824394B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS50120499A (ja) | 1975-09-20 |
US4075276A (en) | 1978-02-21 |
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