JPS5824386Y2 - 海底同軸ケ−ブルの接続構造 - Google Patents

海底同軸ケ−ブルの接続構造

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JPS5824386Y2
JPS5824386Y2 JP15986179U JP15986179U JPS5824386Y2 JP S5824386 Y2 JPS5824386 Y2 JP S5824386Y2 JP 15986179 U JP15986179 U JP 15986179U JP 15986179 U JP15986179 U JP 15986179U JP S5824386 Y2 JPS5824386 Y2 JP S5824386Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
connection part
insulator
diameter
conductor
Prior art date
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Expired
Application number
JP15986179U
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English (en)
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JPS5678635U (ja
Inventor
文博 芦谷
真一 古川
幸康 根岸
Original Assignee
日本電信電話株式会社
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Publication date
Application filed by 日本電信電話株式会社 filed Critical 日本電信電話株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、海底同軸ケーブルの接続部の外径および特性
インピーダンスが、接続されるケーブル(以下、本ケー
ブルと称する)と同一となる海底同軸ケーブルの接続構
造に関するものである。
従来の海底同軸ケーブルの接続構造を第1図および第2
図について説明する。
内部導体の接続部1は、本ケーブルの内部導体2を大き
な強度を有する金属スリーブ等に挿入した後、金属スリ
ーブを圧着して内部導体を接続し、布設時の張力、およ
び曲げに耐えられるような構造にしているので、接続部
の内部導体外径が、本ケーブルの内部導体径より大きく
なる。
内部導体接続部のまわりには、本ケーブルの絶縁体3と
同材質のプラスチック(通常ポリエチレン)を本ケーブ
ルの絶縁体径と同じになるように押出して接続部の絶縁
体4を形威し、その上に同心円状に、本ケーブルの外部
導体5と同材質の金属テープを縦添えして接続部の外部
導体6を成形し、さらにその上に接続部を保護するため
に本ケーブルの外被7と同材質のプラスチックを本ケー
ブルのケーブル外径と等しくなるように被覆し、接続部
の外被8を形成する。
このように、ケーブル接続部の内部導体径が大きくなっ
ているので、電気特性上、接続部の特性インピーダンス
が、本ケーブルの特性インピーダンスに比較して小さく
なり、■区間長のケーブル中にこのような接続部がある
と、この部分のインピーダンスの違いによる不均等が、
高周波帯における伝送特性に及ぼす影響を無視できなく
なるという欠点があった。
また同軸ケーブルの高周波での特性インピーダンスは、
内外導体の径比が一定ならば同一となることから、第2
図に示すように接続部のインピーダンスを本ケーブルの
それと等しくするために、接続部の外部導体径を本ケー
ブルより大きくする構造が考えられたこともあるが、第
2図に示す接続部構造では、接続部の外径が大きくなり
、ケーブルを移動する場合および布設する場合に、接続
部がケーブル全長の中の特異点となり、布設しにくい、
曲げに弱いなどの欠点か゛ある。
本考案はこれらの欠点を解決するために、接続部の絶縁
体に中空または発泡状の球を混入して、接続部の特性イ
ンピーダンスを本ケーブルの特性インピーダンスと等し
く、がつ接続部の外径は本ケーブルの外径と同一とした
ものである。
以下図面により本考案を詳細に説明する。
第3図は本考案の一実施例の断面図であって、1は内部
導体接続部、2は本ケーブルの内部導体、3は本ケーブ
ルの絶縁体、4は接続部の絶縁体、5は本ケーブルの外
部導体、6は接続部の外部導体、7は本ケーブルの外被
、8は接続部の外被、9は中空または発泡状の球を混入
した接続部プラスチック絶縁体である。
内部導体の接続部1は、本ケーブルの内部導体2よりわ
ずかに径の大きい金属スリーブの両端から内部導体2を
挿入し、金属スリーブを圧着することによって内部導体
同志を接合する。
そして内部導体の接続部1のまわりの絶縁体として、中
空または発泡状の球を混入した接続部プラスチック絶縁
体9を、本ケーブルの絶縁体3と外径が同じになるよう
に押出し形成する。
その上には、本ケーブルの外部導体5と同材質の金属テ
ープを縦添えし、接合点を溶接して接続部の外部導体6
を形づくり、さらにその上に、本ケーブルの外被7と同
材質の外被スリーブをかぶせ、接続点を溶接して、接続
部の外被8を形成する。
このようにケーブル接続部の絶縁体中には、中空または
発泡状の球を混入しているので、接続部の特性インピー
ダンスが本ケーブルの特性インピーダンスと等しくなり
、接続部とケーブルとのインピーダンス不均等による信
号の反射は小さくなる。
たとえば、内部導体径12.2mm、外部導体径43.
1mmで、絶縁体がポリエチレンのケーブルの特性イン
ピーダンスは約50Ωとなるが、接続部の内部導体径が
15mmで、接続部の絶縁体および外部導体径が本ケー
ブルと同一の場合には、接続部の特性インピーダンスは
約42Q、接続部での反射係数は0.09となる。
それに対して、中空または発泡状の球として中空ガラス
球を、体積比率約60%でポリエチレンに混入して接続
部の絶縁体とすれば、接続部の絶縁体の比誘電率が1.
6となり、接続部の特性インピーダンスが約5047と
なることから反射はほとんどなくなり、インピーダンス
の不均等による高周波の伝送特性への影響もなくなる。
ここで使用するガラス球は直径がQ、1mm程度であっ
て、ガラス球の内径と外径の比を適当にすれば、500
kg/cm2以上の圧勺が加わってもつぶれないので、
水深5000 mの海底下にケーブル接続部が布設され
た場合でも、ガラス球は水圧によってつぶれず、接続部
の構造は保持される。
中空または発泡状の球をプラスチックに混入して、内部
導体の接続部上に押出し形成するには、絶縁体押出し形
成機などを使用するが、この場合、球を混合したプラス
チックの押出し量は少量であり、押出し圧力は数kg/
CTn2であることから、押出しによる球のつぶれもな
い。
また接続部の絶縁体、外部導体および外被の外径は本ケ
ーブルと同一であるから、ケーブルの移動や布設時にケ
ーブルを取り扱い易いという利点がある。
以上説明したように、本考案の海底同軸ケーブルの接続
構造は、海底同軸ケーブルの接続部の特性インピーダン
スが本ケーブルの特性インピーダンスと等しく、かつ接
続部の外径が本ケーブルの外径と同一となることから、
接続部のインピーダンス不整合の影響による高周波帯に
おける減衰量の増加および不整合減衰量の劣化がなくな
り、従来、最高伝送周波数が大きい海底同軸伝送方式で
は認められていなかった1中継区間のケーブルの途中で
のケーブル接続が可能となる。
その結果、ケーブル障害時の修理においてケーブルの障
害部を含む1中継区間のケーブルの取りかえを行う必要
がなくなり、経済的になるとともに、ケーブル製造工程
中の事故などによってケーブルの接続を行わなければな
らない場合に、接続が可能となり、ケーブルの生産性が
向上する・。
また接続部外径が、本ケーブルの外径と同一であること
から、ケーブル移動、布設などの作業時にケーブル取り
扱いが容易であるなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の海底同軸ケーブルの接続構造断面図、第
2図は従来の海底同軸ケーブルの接続構造断面図、第3
図は本考案による一実施例の接続構造断面図である。 ■1・・・・・・内部導体の接続部
、2・・・・・・本ケーブルの内部導体、3・・・・・
・本ケーブルの絶縁体、4・・・・・・接続部の絶縁体
、5・・・・・・本ケーブルの外部導体、6・・・・・
・接続部の外部導体、7・・・・・・本ケーブルの外被
、8・・・・・・接続部の外被、9・・・・・・中空ま
たは発泡状の球を混入した接続部プラスチック絶縁体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 海底同軸ケーブルの接続部において、本ケーブルと称す
    る接続されるケーブルの内部導体の直径よりわずかに大
    きい内部導体の接続部と、前記本ケーブルと同一の内径
    を有する接続部の外部導体との間の絶縁体に、中空また
    は発泡状の球を混入したプラスチックを使用したことを
    特徴とする海底同軸ケーブルの接続構造。
JP15986179U 1979-11-20 1979-11-20 海底同軸ケ−ブルの接続構造 Expired JPS5824386Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15986179U JPS5824386Y2 (ja) 1979-11-20 1979-11-20 海底同軸ケ−ブルの接続構造

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JP15986179U JPS5824386Y2 (ja) 1979-11-20 1979-11-20 海底同軸ケ−ブルの接続構造

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Publication Number Publication Date
JPS5678635U JPS5678635U (ja) 1981-06-26
JPS5824386Y2 true JPS5824386Y2 (ja) 1983-05-25

Family

ID=29671046

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JP15986179U Expired JPS5824386Y2 (ja) 1979-11-20 1979-11-20 海底同軸ケ−ブルの接続構造

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JPS5678635U (ja) 1981-06-26

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