JPS5823901B2 - コロナ放電測定装置 - Google Patents
コロナ放電測定装置Info
- Publication number
- JPS5823901B2 JPS5823901B2 JP1042176A JP1042176A JPS5823901B2 JP S5823901 B2 JPS5823901 B2 JP S5823901B2 JP 1042176 A JP1042176 A JP 1042176A JP 1042176 A JP1042176 A JP 1042176A JP S5823901 B2 JPS5823901 B2 JP S5823901B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corona discharge
- sample
- band
- measuring device
- corona
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はコロナ放電測定装置、特に複数個の試料から発
生するコロナ放電を同時に測定しかつその発生源を識別
可能なコロナ放電測定装置に関するものである。
生するコロナ放電を同時に測定しかつその発生源を識別
可能なコロナ放電測定装置に関するものである。
従来のこの種の装置は、第1図aのように構成されてい
た。
た。
図において、1はコロナフリーの電源、2は試料、3は
電流計、4は結合コンデンサ、5は増幅器、6はオシロ
スコープ、7はカウンタ、8は記録計である。
電流計、4は結合コンデンサ、5は増幅器、6はオシロ
スコープ、7はカウンタ、8は記録計である。
ところが、この従来の装置は、第1図すのように複数個
の試料を接続し、複数個の試料を同時に測定した場合、
コロナ放電の発生源を識別することができない欠点があ
った。
の試料を接続し、複数個の試料を同時に測定した場合、
コロナ放電の発生源を識別することができない欠点があ
った。
すなわち、例えばポリエチレン成形部品である海底中継
器用の気密端子を試料とした場合、コロナ放電の放電ハ
ル7の半値幅は約30 n secであり、コロナ放電
の周波数スペクトルは約10MHzまで一様の振幅を持
っているため、第1図すに示すような装置で複数個の試
料を測定すると、コロナ放電がどの試料から発生したか
を識別することは不可能である。
器用の気密端子を試料とした場合、コロナ放電の放電ハ
ル7の半値幅は約30 n secであり、コロナ放電
の周波数スペクトルは約10MHzまで一様の振幅を持
っているため、第1図すに示すような装置で複数個の試
料を測定すると、コロナ放電がどの試料から発生したか
を識別することは不可能である。
一方、一般に直流コロナ放電では、コロナ放電の発生頻
度が極めて小さいため、測定には長時間を必要とする。
度が極めて小さいため、測定には長時間を必要とする。
したがって、従来の装置によって多数の部品・材料のコ
ロナ特性を評価することは実際上不可能であった。
ロナ特性を評価することは実際上不可能であった。
本発明の目的は、前述の従来技術の欠点をな(し、簡単
な構成によって複数個の試料から発生するコロナ放電を
同時に測定しかつその発生源を識別可能なコロナ放電測
定装置を提供することである。
な構成によって複数個の試料から発生するコロナ放電を
同時に測定しかつその発生源を識別可能なコロナ放電測
定装置を提供することである。
この目的を達成するため、本発明は、複数個の試料の両
側に第1のバンドパスフィルタを、また検出部に第2の
バンドパスフィルタを設け、それぞれのバンドパスフィ
ルタは試料ごとにその周波数幅を異にし、試料から発生
したコロナ放電は、第1および第2のバンドパスフィル
タを経てコロナ放電の発生源に対応する計測器によりそ
れぞれ記録・計数し、これによって複数個の試料から発
生するコロナ放電を同時に測定しかつその発生源を識別
しようとするものである。
側に第1のバンドパスフィルタを、また検出部に第2の
バンドパスフィルタを設け、それぞれのバンドパスフィ
ルタは試料ごとにその周波数幅を異にし、試料から発生
したコロナ放電は、第1および第2のバンドパスフィル
タを経てコロナ放電の発生源に対応する計測器によりそ
れぞれ記録・計数し、これによって複数個の試料から発
生するコロナ放電を同時に測定しかつその発生源を識別
しようとするものである。
次に、第2図および第3図によって本発明によるコロナ
放電測定装置の1実施例を説明する。
放電測定装置の1実施例を説明する。
第2図は該実施例の回路図である。
図において、1はコロナフリーの電源、9はN個の試料
(Sl。
(Sl。
S2.S3−− SN)、10は試料9のそれぞれの
両側に接続されかつ試料ごとにそれぞれ異なる周波数幅
を有する中心周波数f i(i= L2,3.−−−−
N)帯域ハ、fi(i=1 、2 、3、−−−−−N
)のバンドパスフィルタ(Fl +F2 t F3 +
FN)、4は結合コンデンサ、5は増幅器、1
2はオシロスコープ、13は記録計およびカウンタであ
る。
両側に接続されかつ試料ごとにそれぞれ異なる周波数幅
を有する中心周波数f i(i= L2,3.−−−−
N)帯域ハ、fi(i=1 、2 、3、−−−−−N
)のバンドパスフィルタ(Fl +F2 t F3 +
FN)、4は結合コンデンサ、5は増幅器、1
2はオシロスコープ、13は記録計およびカウンタであ
る。
オシロスコープ12ではそれぞれコロナ放電のしきい値
があらかじめ設定される。
があらかじめ設定される。
11は検出部のパントスフィルタ(F1+F2+F3+
FN)で、その特性は試料の両側に接続される
バンドパスフィルタ10とそれぞれ同一である。
FN)で、その特性は試料の両側に接続される
バンドパスフィルタ10とそれぞれ同一である。
試料9のS 1. t S 2 t S 3゜−−−−
−SNから発生したコロナ放電の放電パルスは、それぞ
れの試料の両側に接続されたバンドパスフィルタ10
(Fl 、F2 、F3 、−−−−FN )により、
第3図に示すような各チャネルCHI CH2゜CH
3,−−−−CHNに周波数分割される。
−SNから発生したコロナ放電の放電パルスは、それぞ
れの試料の両側に接続されたバンドパスフィルタ10
(Fl 、F2 、F3 、−−−−FN )により、
第3図に示すような各チャネルCHI CH2゜CH
3,−−−−CHNに周波数分割される。
これらは増幅器5により増幅された後、検出部に並列接
続されたバンドパスフィルタ11により各チャネルに分
けられ、各チャネルごとにそれぞれオシロスコープ12
を経て記録計およびカウンタ13により記録・計数され
る。
続されたバンドパスフィルタ11により各チャネルに分
けられ、各チャネルごとにそれぞれオシロスコープ12
を経て記録計およびカウンタ13により記録・計数され
る。
次に、本実施例の動作について説明する。
例えば試料9の83でコロナ放電が発生したとする。
このコロナ放電は半値幅が約30nsecの放電パルス
であり、その周波数スペクトルは約10MHzまテソの
振幅カ一様である。
であり、その周波数スペクトルは約10MHzまテソの
振幅カ一様である。
この放電パルスは、試料S3の両側に接続されたバンド
パスフィルタF3により、中心周波数がf3で帯域がA
f3に周波数幅を持つパルス信号に変換される。
パスフィルタF3により、中心周波数がf3で帯域がA
f3に周波数幅を持つパルス信号に変換される。
このパルス信号は、結合コンデンサ4および増幅器5を
通って検出部に送られるが、検出部においては、第2図
のバンドパスフィルタ11のうちF3のバンドパスフィ
ルタのみ通過可能である。
通って検出部に送られるが、検出部においては、第2図
のバンドパスフィルタ11のうちF3のバンドパスフィ
ルタのみ通過可能である。
このようにバンドパスフィルタF3を通過したパルス信
号は、これと直列に接続された試料S3に対応する記録
計およびカウンタ13により記録・計数される。
号は、これと直列に接続された試料S3に対応する記録
計およびカウンタ13により記録・計数される。
このようにして、この放電パルスが試料S3から発生し
たものであることを確認することができる。
たものであることを確認することができる。
したがって、第2図に示す測定回路を用いれば、複数個
の試料から発生するコロナ放電を同時に測定し、かつ任
意の時刻に発生したコロナ放電がどの試料から発生した
ものかを識別することが可能になる。
の試料から発生するコロナ放電を同時に測定し、かつ任
意の時刻に発生したコロナ放電がどの試料から発生した
ものかを識別することが可能になる。
なお、本発明による装置は、データ伝送方式に用いられ
る部品・材料のコロナ雑音試験を行なう上で特に有用と
考えられる。
る部品・材料のコロナ雑音試験を行なう上で特に有用と
考えられる。
前述のように、本発明によれば、複数個の試料を対象と
するコロナ放電測定装置において、各試料の両側と検出
部とにバンドパスフィルタを用いることにより、電源、
増幅器の数を増やすことなく複数個の試料から発生する
コロナ放電を同時に測定しかつその発生源を識別できる
ので、多数の試料の測定時間を大幅に短縮することがで
きる。
するコロナ放電測定装置において、各試料の両側と検出
部とにバンドパスフィルタを用いることにより、電源、
増幅器の数を増やすことなく複数個の試料から発生する
コロナ放電を同時に測定しかつその発生源を識別できる
ので、多数の試料の測定時間を大幅に短縮することがで
きる。
第1図aは従来のコロナ放電測定装置の構成を示す回路
図、第1図すは第1図aの装置により複数個の試料の測
定を行なう場合の回路図、第2図は本発明によるコロナ
放電測定装置の1実施例の構成を示す回路図、第3図は
コロナ放電による放電パルスの周波数スペクトルを示す
図である。 符号の説明、1・・・・・・電源、2,9・・・・・・
試料、3・・・・・・電流計、4・・・・・・結合コン
デンサ、5・・・・・・増幅器、6,12・・・・・・
オシロスコープ、7・・・・・・カウンタ、8・・・・
・・記録計、10.11・・・・・・バンドパスフィル
タ、13・・・・・・記録計およびカウンタ。
図、第1図すは第1図aの装置により複数個の試料の測
定を行なう場合の回路図、第2図は本発明によるコロナ
放電測定装置の1実施例の構成を示す回路図、第3図は
コロナ放電による放電パルスの周波数スペクトルを示す
図である。 符号の説明、1・・・・・・電源、2,9・・・・・・
試料、3・・・・・・電流計、4・・・・・・結合コン
デンサ、5・・・・・・増幅器、6,12・・・・・・
オシロスコープ、7・・・・・・カウンタ、8・・・・
・・記録計、10.11・・・・・・バンドパスフィル
タ、13・・・・・・記録計およびカウンタ。
Claims (1)
- 1 複数個の試料の両側に、試料ごとにそれぞれ異なる
周波数幅を有する第1のバンドパスフィルタをそれぞれ
直列に接続し、かつこの直列回路を並列に接続して試料
から発生するコロナ放電の信号が検出部に伝達されるよ
うになし、検出部において、前記第1のバンドパスフィ
ルタの各組とそれぞれ同一の周波数幅を有しかつ互いに
並列に接続された第2のバンドパスフィルタを設け、前
記試料から発生するコロナ放電が、該コロナ放電の発生
源である試料に接続された第1のバンドパスフィルタと
、該第1のバンドパスフィルタト同一の周波数幅を有す
る第2のバンドパスフィルタとを経て、前記発生源であ
る試料に対応する計測器によりそれぞれ測定されるよう
になされていることを特徴とするコロナ放電測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1042176A JPS5823901B2 (ja) | 1976-02-04 | 1976-02-04 | コロナ放電測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1042176A JPS5823901B2 (ja) | 1976-02-04 | 1976-02-04 | コロナ放電測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5294180A JPS5294180A (en) | 1977-08-08 |
JPS5823901B2 true JPS5823901B2 (ja) | 1983-05-18 |
Family
ID=11749673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1042176A Expired JPS5823901B2 (ja) | 1976-02-04 | 1976-02-04 | コロナ放電測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5823901B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0239001U (ja) * | 1988-09-09 | 1990-03-15 | ||
JPH041961U (ja) * | 1990-04-19 | 1992-01-09 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4385271A (en) * | 1981-03-20 | 1983-05-24 | Moshe Kurtz | Fault monitoring by detecting a polarity difference |
-
1976
- 1976-02-04 JP JP1042176A patent/JPS5823901B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0239001U (ja) * | 1988-09-09 | 1990-03-15 | ||
JPH041961U (ja) * | 1990-04-19 | 1992-01-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5294180A (en) | 1977-08-08 |
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