JPS582273Y2 - カ−ペツトクリ−ナ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はカーペットクリーナ、特に毛羽の深いカーペッ
トの洗浄に好適なカーペットクリーナに関する。

従来、この種のカーペットクリーナとして、円形をした
水平回転ブラシを備えて液状の洗剤を供給し、ブラシの
回転圧力によって泡立てて洗浄を行う形式のものや、あ
るいはスポンジをブラシで打つ作用によって洗剤を泡化
する構造のもの等が知られているところである。

しかし、この従来品は一般的に毛羽の深いカーペットに
ついては、奥にたまった塵埃まで完全に除去することは
不可能なもので、表面のみを撫でるにすぎないものであ
り、又洗剤の供給について泡状のものを得る場合、ブラ
シの回転圧力によるという二次的なものか、スポンジを
利用した特殊装置を設けなければならないという煩わし
さがあったものであった。

そこで、本考案は係る点に着目してなされたもので、毛
羽の深いカーペットであってもその毛羽の奥まで完全な
洗浄ができるようにし、しかも直接的に洗剤を泡状にし
て供給することができるものとし、カーペット自体を痛
めてしまうこともないようにしたカーペットクリーナを
提供するもので、その要旨とするところは基部の後部に
、先端に握り部を形成したハンドルを備え、そのハンド
ルの適宜個所に洗剤容器を交換自在に備えたカーペット
クリーナにおいて、前記洗剤容器はハンドルに設けられ
た受は部に設置されるものとし、その受は部にはワイヤ
ーコードが連接されて洗剤容器から泡状とした洗剤を供
給することとし、かつ前記基部の底部に、−以上の円形
水平回転ブラシと、軸体に螺旋状に剛毛群を植設したロ
ーラとを備えていることを特徴とするカーペットクリー
ナに存する。

次に、本考案の実施の一例を図面を参照して説明する。

図中１は本考案に係るカーペットクリーナ本体であり、
このカーペットクリーナ本体１は略コ字状に形成された
基部２を有しており、この基部２はベース３と、そのベ
ース３にネジで取り外し自在とされたカバー４とより構
成されているもので、この基部２の後部に形成された切
り欠き部分にハンドル５の下端が嵌合され、そのハンド
ル５は何代自在に立設されている。

又、このハンドル５の下方部分には駆動源となるモータ
６が収容されており、このモータ６の駆動軸７には掛は
回しベルト８を用いた動力伝達機構９が設けられており
、この動力伝達機構９によつてウオームギヤ１０を作動
させ、一対の円形ブラシ１１．１１を水平方向に回転さ
せるようになっている。

この円形ブラシ１１は中央の孔部１２に洗剤が送り込ま
れるようになっており、その孔部１２の下方部に横方向
に設けられた溝１３を通って回転するブラシ内に既に泡
状となっている洗剤が供給され、カーペットを洗浄する
ものとしている。

一方、基部２の後部に立設されたハンドル５は先端に握
り部５ａが形成されており、途中にはバキュームクリー
ナに切り変えたときのバッグフィルター１４の収容室１
５が形成されている。

この収容室１５の前面には取り外し自在に蓋体１６が備
えられており、この蓋体１６の前面には洗剤容器１７が
着脱自在に備えられている。

この洗剤容器１７はスプレータイプとなっており、吹き
出し口を下に向けてセットするようにし、その吹き出し
口をワイヤーコード２４により連接されたレバー２５を
操作することによって押し縮め、洗剤を泡状にして吹き
出させるようになっている。

この洗剤容器１７は蓋体１６の前面に設けられた受は部
１８に頭部が嵌め合わされるもので、その受は部１８の
中央には導管１９が連接されており、カバー４を通して
円形ブラシ１１の孔部１２まで泡状とされた洗剤を導く
ように構成されている。

更に、基部２の底部略中夫にはローラ２０が回転自在に
備えられている。

このローラ２０は軸体２１に複数の剛毛群２２．２２・
・・・・・が螺旋状に植設されたものとなっており、こ
のローラ２０がカーペット上で回転することにより剛毛
群２２．２２・・・・・・が逐次カーペットの毛羽を掘
り起こす作用をし、毛羽の奥に溜った塵埃も表面へ誘い
出すようになっている。

尚、図中２３はペダルで、ハンドル５の何代角度の調整
、固定を行うことができるようになっている。

本考案に係るカーペットクリーナは上記の如く構成され
ている。

円形ブラシの他にローラを備えており、そのローラに剛
毛群を螺旋状に植設しであるため、その剛毛群によって
深い毛羽であっても掘り起こし、毛羽の奥に溜った塵埃
も表面に誘い出し、完全な洗浄が可能なものとなってい
る。

又、洗剤容器の吹き出し口から既に泡化された洗剤が供
給されるために、特別な泡の形成装置も必要なく、液体
が直にカーペット上につくことがないため、カーペット
が過度に濡れすぎたり、化学的に損傷してしまうことも
ないものである。

更に、洗剤容器がカー） １７ツジ式に交換自在である
ため、作業者の手は一切汚さずに洗剤容器の交換や洗浄
作業ができるようになっている。

ローラによって毛羽を掘り起こして奥に溜った塵埃でも
除去し、しかも容器の吹き出し口から既に泡状とした洗
剤を供給するため、洗浄効率が相乗的に向上するもので
ある。

このように、本考案は優れた利点を有しているもので、
本考案を実施することはその実益的価値が甚だ大なるも
のがある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施の一例を示すもので、第１図は本考
案に係るカーペットクリーナの斜視図、第２図は同基部
の分解斜視図、第３図は同訓の角度から見た分解斜視図
、第４図は同動力伝達機構を示す分解斜視図、第５図は
同円形ブラシの部分断面図である。 １・・・・・・カーペットクリーナ本体、２・・・・・
・基部、３・・・・・・ベース、４・・・・・・カバー
、５・・・・・・ハンドル、６・・・・・・モータ、７
・・・・・・駆動軸、８・・・・・・掛は回しベルト、
９・・・・・・動力伝達機構、１０・・・・・・ウオー
ムギヤ、１１・・・・・・円形ブラシ、１２・・・・・
・孔部、１３・・・・・・溝、１４・・・・・・バッグ
フィルター、１５・・・・・・収容室、１６・・・・・
・蓋体、１７・・・・・・洗剤容器、１８・・・・・・
受は部、１９・・・・・・導管、２０・・・・・・ロー
ラ、２１・・・・・・軸体、２２・・・・・・剛毛群、
２３・・・・・・ペダル、２４・・・・・・ワイヤーコ
ード。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基部の後部に、先端に握り部を形成したハンドルを備え
   、そのハンドルの適宜個所に洗剤容器を交換自在に備え
   たカーペットクリーナにおいて、前記洗剤容器はハンド
   ルに設けられた受は部に設置されるものとし、その受は
   部にはワイヤーコードが連接されて洗剤容器から泡状と
   した洗剤を供給することとし、かつ前記基部の底部に、
   −以上の円形水平回転ブラシと、軸体に螺旋状に剛毛群
   を植設したローラとを備えていることを特徴とするカー
   ペットクリーナ。