JPS582265B2 - フエライトゴウキン - Google Patents

フエライトゴウキン

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JPS582265B2
JPS582265B2 JP50063120A JP6312075A JPS582265B2 JP S582265 B2 JPS582265 B2 JP S582265B2 JP 50063120 A JP50063120 A JP 50063120A JP 6312075 A JP6312075 A JP 6312075A JP S582265 B2 JPS582265 B2 JP S582265B2
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JP
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welded
test
alloy
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JP50063120A
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JPS512618A (ja
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ジヨセフ・ジヨン・デモ・ジユニア
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EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
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Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/18Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
    • C22C38/26Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with niobium or tantalum

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アルミニウムと共にニオブを含有せしめるこ
とによって炭素と窒素による脆性効果が抑制された鉄一
クロム合金およびそれを溶接製品の製造に使用すること
に関するものである。
多年にわたり、ニッケル含有オーステナイトステンレス
鋼は、その含有ニッケルにより高価格につくにもかかわ
らず、好ましいものとして広く用いられている。
フエライトタイプの合金は、完全にまたはほとんど完全
にニッケルが存在していない故に、価格は比較的低いけ
れども、脆い欠点、特に溶接されその後に焼きなましを
行なわないときに、脆いという大きな欠点を有している
最近、本発明者は、アメリカ合衆国特許 3,6 7 2,8 7 6号およびフランス特許71
.23678号に記すように、フエライトクロム合金中
の炭素および窒素(CおよびN)の影響を抑制するため
のいくつかの処理を講じるならば、溶接した後焼きなま
しを行なう必要なしに、延性を保持している新規合金を
製造し得ることを見出した。
特に、アメリカ合衆国特許3,6 7 2,8 7 6
号は、28〜35%のクロムおよび最大で0.07%の
炭素プラス窒素を含有するフエライト合金に対してアル
ミニウムを加えると、脆性を防ぐためには、0.9%ま
での量のアルミニウムで充分であるということを明示し
ている。
さらにフランス特許71.23678号によれば、19
〜35%のクロムおよび0.28%までの炭素と窒素を
含有する溶接したフエライト合金の脆化性は、チタン及
びアルミニウムの添加によって防止される。
このような合金は、粒間亀裂に対してもまた抵抗性を有
し、それ故多くの用途に対して適している。
しかしながら、ある種の用途に対しては、合金中におけ
るチタンの存在は、特に高度に研摩した表面を必要とす
る場合に、表面に班点を与える。
その上、硝酸による溶接部の腐食は、チタンを含有する
公知の合金のいくつかにおいては激しい。
本発明者はここに、さらに別の新規な成分グループを見
出した。
即ちその成分を特定の範囲において用いると、溶接した
ままの状態での延性、粒間試食に対する抵抗性、一般に
モリブデンの存在に基づく腐食に対する耐性、応力腐食
割れに対する抵抗性およびその他の望ましい性質を達成
することができ、しかも同時に、ある種の従来の合金の
いくつかの望ましくない性質を除くと共に、実際的な冶
金操作条件下に、実際的な原材料および再循環スクラッ
プを使用することができる。
本発明によれば、この合金は、本質的に、重量で25乃
至28%のCr、0乃至1.5%のMo、2%に至るま
でのNb、0.05乃至1.0%のkl、および0.1
8%(1800ppm)に至るまでのC十N合計を含有
し、さらにニオブ含量はC十N合計含量の11倍以上で
あるものとし、組成の残部は鉄および付随的な不純物で
あるところの、フエライト合金から成っている。
ここで使用する表現としての“付随的な不純物“とは、
再循環金属スクラップ中で普通に認められる量の燐、硫
黄、銅およびニッケル、ならびに溶融工程において脱酸
素剤として用いる珪素およびマンガンから成るものとす
る。
付随的な不純物は、本発明の合金の望ましい性質に対し
て何らの顕著な影響をも与えることがないような通常の
量に限定されるということを了解すべきである。
本発明の合金は、たとえば、化学プロセスおよびその他
の容器、パイプおよびその他類似の装置の製造における
ように、溶接が必須である場合の工業製品の製造におい
て有用である。
臨界的限度を正確に確立するため、組成領域全体にわた
る、22個の合金試料を多くは2個づつ複製し、調製し
た。
これらの試料は、純粋な材料から調製してインゴットの
形態に鋳造した。
鋳造したインゴットを、試験材料に圧延し、熱処理し、
溶接したのち、後記の如東屈曲延性および粒間耐腐食性
について試験した。
合金の調製および試験 1.仕込み 合金は、下記の高純度の材料から製造した:鉄一プラス
トー鉄級AIOI(グリツデン社製)、これに対する典
型的な分析値は次のごとくである:C 16ppm,
N 43ppm,Mn0.002重量%、Si O
.005重量%,SO.004重量%およびP0.00
5重量%。
クロムーHP(高純度級)フレーク:C 16ppm,
N 7ppmo アルミニウムー純度99.8%,6メッシュ、ベーカー
−アダムソン社製。
ニオブー純度99.8%,−325メッシュの大きさ、
マテリャルズ・フォー・インダストリー社製。
高炭素フエロクロムー約9%のCを含有する市販材料。
高窒素フエ口クロムー約6%のNを含有する市販材料。
正確なC十Nの添加は、高炭素および高窒素フエ口クロ
ムを使用することによって、または、高純度の黒鉛およ
びCr2Nの添加によって行なうことが便利である。
2,溶融および加工 合金成分を真空誘導電気炉中において高純度アルミナる
つぼ中で溶融した。
この電気炉は、電力を通ずる前に、密閉し10″″3乃
至10−5トールまで真空吸引した。
熱衝撃をできるだけ小さくするため電力を徐々に上げ、
且つ溶融が始まったときに合金成分の気化を抑制するた
め約5“Hg(約12.3ポンド/平方インチ(0.8
6kg/cm)の絶対圧に相当〕の真空までゲツター
ドアルゴン(特に酸素および窒素含量の低い、精製した
工業級アルゴン)を炉内に満した。
溶融操作の完了後に、溶融物を、耐火練瓦漏斗を通じて
、アルゴン雰囲気中に置いた垂直に配置せしめた円筒形
の銅製金型中に鋳込んだ。
冷却後に、インゴットを取出し、収縮空所を含有する上
部を切り去り、健全なインゴット(Q697およびQ6
98の試料を除く)を、フォース:I ( Fosec
o )社、クリーブランド、オハイオ州、によって上市
されている保護コーティング、′メトルシール(Met
lseal)A249“で被覆したのち、電気炉(空気
雰囲気)中で2200’F(1204°C)で3時間加
熱した。
次いで後記のものを除けば全体で1000gのの量の熱
インゴットを、1インチ(2.5Gm)の厚さまで鍛造
して約2−’/2“×2−14“(6.4cm× 6.
4cm)の寸法の板とした。
次いでそれぞれの板を2200°F(1204°C)に
おいて空気中で一方向に熱間圧延して5”( 1 2.
2cm)の長さとしたのち、他の方向において横に圧延
して約f× f× 0.2 2″( 1 2.2cm×
1 2.2cm×0.56cm)の寸法を有する“ホ
ットバンド“片を与えた。
このホットバンドを、1650°F(900°C)で6
0分焼きなましたのち、水で急冷した。
この焼きなましたホットバンドの小片を冷間圧延した。
亀裂が認められないとき、すなわちツウインニング(
twinning)が聞えたときは、焼きなましたホッ
トバンドの残りの大きな片を冷間圧延して、幅約5″(
12.2cm)、長さ1 2”( 3 0.5cm)、
厚さ0.1“(0.25cm)のシートとした。
焼きなましたホットバンドの小さな試験片が冷間圧延の
間に亀裂を生じた場合には、大きな試験片を2200°
F(1204.℃)に予熱したのち、0.095〜0.
1σ′( 0.2 4〜0.2 5Gm)の厚さに熱間
圧延した。
熱間または冷間圧延工程の後に、シートを後記のように
して焼きなました。
それぞれ500gの大きさの試験片Q697およびQ6
98は、上記の試験片に対して説明した方法と実質的に
同様に加工したが、但しこれらの試験片は、大部分の試
験片の重量の半分にすぎないから、圧延した試験片の長
さおよび幅の寸法を前記の約1/!(厚さは同じ)とし
た。
同じく500gの重さの他の試料(#66,144,1
69,260,329)を、仕込みおよび仕込みの上部
中心に近く位置せしめた非消耗性タングステン電極の間
に保持したアークによってヘリウム減圧下に行なう加熱
による水冷銅るつぼを使用する溶融方法を応用した炉中
でアーク溶融し、それによって溶融物がるつぼ壁から金
属をとり上げるのを効果的に防いだ。
アーク溶融段階からの塊を、約2200°F(1204
°C)において約100ミルの厚さまで別々に熱間圧延
し、かくして得たシートを30分間焼きなまししたのち
水冷した。
後提の表中に示すように、いくつかの試料に対しては、
試料を1650’F(900℃)に30分間保つことに
よって焼きなましを行なったのち、水冷した。
他のすべての試料に対しては、保持温度は1750°F
(995°C)で2時間であった。
数種の組成物に対しては、一部の試料にこのような焼き
なましを与え、一方、同じ組成の他の試料に別の焼きな
ましを与えた。
3.溶接 溶接物の底面への不活性ガスの循環を与える保持具申に
試料を狭んだ。
溶接速度を調節する動力駆動架台に取り付けたクランプ
中に、溶接トーチを保持せしめた。
各通過に対して、電流、電圧および溶接速度をすべて記
録した。
各試料は、3/32“(0.24c1rL)の先端に酸
化トリウムを付したタングステンチップ、5A“(1.
6cm)のガスカップおよび溶接物の上面および下面を
保護するためのアルゴンパージガスを用いて、タングス
テンー不活性ガス溶接した。
大部分の試料に対しては、冷間圧延し且つ焼きなました
0.1”( 0.2 5cm)のシート材料を保持具中
に狭んで、9“乃至12“(23乃至30.5cm)の
長さの溶接ビードを与えた。
次いでこの試料に3または4の等間隔の平行な縦の溶接
ビードを順次与えた。
溶接後に、溶接した各ビードに適当に表示を付したのち
、試料を、それぞれ中心に位置する縦の溶接ビードを有
しているおおよそ1“×3“×0.1“( 2.5 4
cm× 7. 6 3cm×0.25cm)の寸法の
別々の帯状片に切断した。
溶接速度、電圧および電流を記録したから、すべての溶
接試料に対する熱入力は既知である。
一般に、7, 5 0 0乃至11,500ジュール/
インチ(3,000乃至4,528ジュール/cm)の
範囲内の熱入力において、良好な溶接浸透が達成される
4.試験 (a) 溶接したままの試料の延性または脆性延性は
、A.S.M.E.耐圧容器規準、1965年、第9部
門、56頁に記されている標準誘導屈曲試験装置を用い
、溶接物を焼きなまししない状態で受け入れたまま試験
し、平らな試料が溶接軸を横切る線に沿う180゜の角
度にわたり屈曲する経過において認めうる亀裂が生ずる
か否かによって、確かめた。
溶接試料に対するASMEボイラー仕様基準試験に適合
する屈曲試験装置は、100ミル( 0.2 5 4c
m)の厚さの試料に対して200ミル(0.51cm)
の半径を有し、かくして試料厚さに対する屈曲半径の2
という比率を与えるものであった。
屈曲試験の観察結果を表に示す。
肉眼で認めることができる亀裂の徴候を示す全試料を、
亀裂が生じたものとして記録し、ラベルCによって標示
する。
亀裂の徴候が全く認められない屈曲試料を延性として記
録し、Dのラベルを付す。
(b) 分析 表中には、大部分の組成を、仕込み基準および(少なく
とも部分的に)分析基準として示す。
炭素は燃焼法によって分析して、発生CO2をガスクロ
マトグラフによって測定した。
窒素はミクロケルダールおよびガス融解法によって分析
したが、前者の方法においては窒素化合物をアンモニア
に還元したのち、それを満足し、後者の方法においては
、試料を融解して窒素を追い出し、次いでそれをガスク
ロマトグラフィーによって測定する。
(c) 粒間腐食試験 溶接試料の屈曲しない末端から腐食試片を切断し、80
グリットの湿潤ベルト仕上げを与えたのち、ASTM−
262−70 .1971年標準書、方法B、による腐
食試験にかけた。
この方法は、抑制剤として1リットル当り41,6グラ
ムの硫酸第二鉄を含有する沸とうしている50%H2S
O4中に、24時間継続する繰返し浸漬サイクルを全体
で120時間の浸漬時間となるまで、試料を浸漬するこ
とから成っている。
酸中における24時間の浸漬ごとに各試料を洗浄し、乾
燥し、計量して、重量減からの計算によって腐食速度を
求める。
加うるに、試料を、特に溶接区域において、グレンの移
動または移動に先立つ割れによって示されるような、腐
食の徴候に対して、肉眼により、また40Xの倍率で観
察して、試験片を後記のように格付けした。
(a) 腐食結果の解釈 何らの攻撃をも受けない試料、または溶接金属に局限さ
れた軽いエッチングを受けるにすぎない試料、あるいは
最悪の場合でも、溶接金属上においてのみ微小の亀裂を
示すにすぎない試料、および120時間の全浸漬時間後
に1年当り40ミル( 1.0 1 6mm)よりも小
さい重量減を示す試料は、合格とみなした。
それよりも大きな重量減を示す試料、またはグレンの落
下あるいは溶接部の溶解を伴なう相当程度および激しい
腐食を示す試料は不合格と見なした。
比較試験結果は、下表においてもつとよく示される。
5,試験結果 結果の考察 添付図面は合金中のアルミニウム含量とニオブ含量対全
C十N含量の比との関係を示すグラフであり、前掲表に
示した実験結果を一層見え易く且つ本発明の評価に便な
らしめるためプロットしたものである。
図の横軸は、各合金組成物中のアルミニウムの百分率で
ある。
図の縦軸は、ニオブ含量対C十Nの合計含量の重量比(
可能な限り、分析値に基づく)を示す。
プロットした情報は、粒間腐食に対する耐性ならびに溶
接後の延性の組合わせである。
Xは、溶接したままの状態、溶接と試験の間で焼きなま
しを行なわないときの、粒間腐食耐性および延性の一方
または両方の試験に不合格の試料を表わす。
点を囲む円は、両試験に合格したモリブデンを含有しな
い試料であり、横棒を有する円で示したその他の点は、
1%のMoを含有する合格試料を表わす。
これら各プロット個所に横書きに付した記号の意味は次
の通りである。
最初の記号は粒間腐食140ミル/年)試験に関しPは
合格、Fは不合格、二番目及び三番目の記号はそれぞれ
1650°F(900℃)及び1750°F(955℃
)で焼きなました溶接したままの試料の延性試験に関し
Cは亀裂生成、Dは延性なることをあらわし、それに続
く数字は合金試料番号をあらわす。
なおNは試験しなかったことを示している。
図中の水平破線は、ニオブ対C+Nの比が11よりも大
きい試料(線より上)と、11よりも小さい比率を有す
る試料(線より下)とを区分するために、この比率11
のところに引いた線である。
図および表から11よりも小さい比率を有する試料は一
般に、少なくとも一方の試験に不合格となることが認め
られる。
11よりも大きい比率のNbを有するアルミニウム含有
試料は、両試験に合格する。
それ故、水平線は本発明の一境界を確立する。
垂直破線は、0.05%のアルミニウム含量において引
いた線である。
2試料を除けば、アルミニウムを含有しない試料は、何
れも試験に不合格であることが認められた。
これらの試料は全部縦軸上にある。
縦軸値6.5における一試料(アルミニウムおよびモリ
ブデンを含有しない合金番号66)は、この種のその他
の全試料とは対照的に、延性および耐粒間腐食性の両方
に合格した。
別の試料(アルミニウムを含有しないが1%のモリブデ
ンを含有するQ697号合金)も合格したが、これはニ
オブ対C十Nの比が159にあるものであった。
これらの矛盾する結果の何れに対しても説明を与えるこ
とはできない。
しかしニオブ対C+Nの比が11またはそれより大きく
且つ0.05%よりも多いアルミニウムを含有する試料
は、すべて腐食試験および延性試験の両者に合格した。
それ故、0.05%のAlの線は、本発明の別の限界を
示している;すなわち、ニオブ対C十Nの比が11以上
であると共に、少なくとも0.05%のアルミニウムが
必要であることを示している。
試料に対して加える1%の量のモリブデンは、たとえば
点食のような、その他の腐食環境に対し向上した耐性を
与える。
合金Q697およびQ698を、それらの耐点食性を測
定するための試験に付した。
これらの試験は、2%の過マンガン酸カリおよび2%の
塩化ナトリウムを含有する水溶液中に50℃で696日
間試料を浸漬することによって行なった。
両合金とも、この点食試験に耐えた。
加うるに、これらの両試料(且つまた−$5 7 5
’)を、Qの両試料は2423時間の浸漬後に、また#
575は1193時間の浸漬後に、応力腐食試験によっ
て試験したが、亀裂は生じなかった。
使用した応力亀裂試験は、ASTMによりG36−73
の標準試験方法として規定されている方法であり、これ
は次のようにして行なう:試験溶液は、沸とうしている
(155°C)45%MgCl2溶液である。
溶接した試験片は溶接してない試験よりも容易に応力腐
食に対する感受性を表わすから、縦方向の自然溶接を有
している、3“X3/4”の大きさの厚さ80ミルのも
のを試験片とした。
溶接した試験片を直径0. 3 6 6“の円筒形のマ
ンドンル上で180゜屈曲させた。
試験片の両端における穴を通してハステロイCボルトを
締めることによって応力を加えるが、このボルトはポリ
テトラフルオロエチレンのブシュによって試験片から電
気的に絶縁させてある。
表中には別の効果が示されている;すなわち工作後の溶
接前焼きなましを行なった温度は、少なくとも合金がア
ルミニウムを含有していない場合に、後の溶接後の製品
の延性に影響を与えるものと思われる。
特に、この焼きなましは、材料の所望の形状への鍛造お
よび圧延における最後段階の後で、しかも溶接操作前で
あることに注目すべきである。
溶接と試験の間で焼きなました試料は全くなく、従って
、記録した性質はすべて、溶接したままの材料に対する
ものである。
表の最後の2欄は、溶接後の延性の観測に関するもので
あり、一方の場合は1650°F(900℃)における
焼きなまし後に溶接を行ない、他方においては、焼きな
ましを1750’F( 9 5 5°C)で行なった場
合である。
1650’F(900°C)の焼きなまし後に溶接する
場合には脆かった#560および#566の両試料は、
1750’F(955℃)で行なった焼きなまし後に溶
接する場合には延性であった。
なお次のこともまた特記する価値がある。
従来実際の暴露挙動の知識に欠けていたため1%の如き
多量のアルミニウムを含有する組成物は応力腐食亀裂に
対して抵抗性がないであろうと思われていた。
この抵抗はフエライト系合金一般の物性であり、それら
合金にとって大きい価値を有するものである。
1%のアルミニウムを含有する表中の#575合金は、
溶接したままの状態で、沸とう塩化マグネシウムに対し
て1193時間の長時間にわたって暴露せしめることが
できた。
前記のように、応力腐食亀裂は生ぜず、このことは1%
程度の量のアルミニウムを含有する合金が、このきわめ
て厳しい試験下に亀裂に対して耐性であることを示して
いる。
本発明の主な実施態様を示せば次のとおりである。
■.重量で下記百分率の成分、即ち クロム 25〜28 モリブデン 0〜1.5 アルミニウム 0.05〜1.0 炭素士窒素 最高0.18 ニオブ 最高2.0、但しC+N含量の11倍
以上 残部は鉄および付随する不純物 から本質的に成ることを特徴とする溶接したままで良好
な延性を有し且つ耐腐食性を有するフエライト合金。
2. 0.5〜1.5%のモリブデンが存在している
前記1。
のフエライト合金。3.0.1〜0.8%のアルミニウ
ムが存在している前記2,のフエライト合金。
4.前記1.,2.または3,の組成を有する合金から
成る溶接製品。
5.ASTM試験A262770 ,1971、方法B
を受けたときに粒間腐食に対して耐性である前記4.の
製品。
【図面の簡単な説明】
図面は、合金中のアルミニウム含量とニオフ含量対全C
+N含量の比との間の関係を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量で下記百分率の成分、即ち クロム 25〜28 アルミニウム 0.05〜1.0 炭素+窒素 最高0.18 ニオブ 最高2.0、但しC十N含量の1
    1倍以上 残部は鉄および付随する不純物 から本質的に成ることを特徴とする溶接したままで良好
    な延性を有し且つ耐腐食性を有するフエライト合金。 2 重量で下記百分率の成分、即ち クロム 25〜28 モリブデン 1.5以下 アルミニウム 0.05〜1.0 炭素+窒素 最高0.18 ニオブ 最高2.0、但しC+N含量の1
    1倍以上 残部は鉄および付随する不純物 から本質的に成ることを特徴とする溶接したままで良好
    な延性を有し且つ耐腐食性を有するフエライト合金。
JP50063120A 1974-05-30 1975-05-28 フエライトゴウキン Expired JPS582265B2 (ja)

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US05/474,541 US3963532A (en) 1974-05-30 1974-05-30 Fe, Cr ferritic alloys containing Al and Nb

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JPS512618A JPS512618A (ja) 1976-01-10
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JP50063120A Expired JPS582265B2 (ja) 1974-05-30 1975-05-28 フエライトゴウキン

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