JPS5822617Y2 - 冷蔵装置付陳列樽 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は味噌、漬物などの加工食品を店頭に陳列して
おくための冷蔵装置付陳列樽に関するものであり、その
目的とするところは、上記の加工食品の一部を見本とし
て陳列する際に鮮度を落さず、風味のある色彩を維持し
てユーザに購買意欲を起させるようにした冷蔵装置付陳
列樽を提供するにある。

以下この考案の一実施例を添付の図面に基づいて具体的
に説明する。

１は陳列樽本体であり、周囲に断熱材等を充填して樽状
に形成されている。

この本体１は、底部に熱交換部分たとえばスリット２を
形成し、また仕切壁３によって下部の機械室４と、冷蔵
室５に分離されており、下部の機械室４には外部電源に
よって駆動される電動機、コンプレッサー、凝縮機など
を有する冷凍用装置６が装着されている。

上記冷蔵室５には冷凍用装置６に連通して循環する冷却
管（エバポレータ）７が本体１の内周壁に沿って装着さ
れている。

また冷蔵室５には陳列する味噌、漬物等の加工食品Ａを
入れた容器８が、樽本体１の上部から挿入され、蓋体９
が着脱可能なように覆せられるものである。

上記蓋体９は、たとえば枠９ａに透明な樹脂性の半円球
覆い９ｂを固着したものが好ましい。

なお上記冷蔵装置付陳列樽は、この考案の実施例では樽
状としたが、箱形であっても良く、店頭に陳列するのに
適した形状に種々選択できるものである。

以上のように構成された冷蔵装置付陳列樽は、従来のよ
うに冷蔵装置のない陳列槽では、見本品と販売品が一緒
で常時蓋をあけて取り出すために陳列食品の鮮度が落ち
たり、商品としての見ばえが悪くなったりする欠点を解
消できる上、必要に応じて容器内の味噌、漬物等の陳列
食品Ａを取り替えることができるものであり、常に新鮮
で風味のある色彩はユーザに購買意欲を起させる実用上
の効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例を示す全体図、第２図ない
し第４図は全体の構成を説明する断面図である。 １・・・・・・樽本体、２・・・・・・熱交換部、３・
・・・・・仕切壁、４・・・・・・機械室、５・・・・
・・冷蔵室、６・・・・・・冷凍用装置、７・・・・・
・冷却管、８・・・・・・容器、９・・・・・・蓋体、
９ａ・・・・・・枠、９ｂ・・・・・・覆い。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 周囲に断熱材等を充填して樽状に形成した本体の底部に
   熱交換部分を設け、上記樽状本体の所定位置を仕切壁に
   よって上下二車に分離し、この分離された下部室にコン
   プレッサー、凝縮機などの冷凍用装置、上部室内壁に最
   底部から最上部にかけて冷却管を捲回して配設し、上記
   冷却管で囲まれた内部に味噌、漬物等を入れた容器を着
   脱自在に挿入し、上記樽状本体上部から透明な覆を有す
   る蓋体を着脱可能に覆せたことを特徴とする冷蔵装置付
   陳列樽。