JPS58223427A - 液体噴霧装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はダクト内を通過するガスに対して脱硝用薬液
等の液体を噴射するのに好適な液体噴霧装置に関する。

例えば事業所用大型ボイラの排ガス流路の途中には脱硝
装置を配置して排ガス中の窒素酸化物（ＮＯｘ）を除去
する方法が採用されることがガス流れに対して触媒層を
形成し、この触媒層上流側に脱硝剤２例えばＮＨ３を噴
霧する。この場合脱硝剤は可能な限り排ガス中に均一に
分散噴霧する必要がある。従来このような噴霧形成用の
ノズルは第９図に示すごとく単純に壁面にノズルＧを設
けていた。このため第９図に斜線で示すように噴霧液に
接触しないガス流れ部を生じ、ガス流れ後流においても
その影響は残り、ＮＯｘ除去の上でも好ましくない結果
を生ずることとなっていた。また液滴が対向壁面に吹き
つけられガスと反応しない無駄を生じがちであつた。

この発明の目的は上述した問題点を除去し、噴霧がガス
流中に均一に分散噴霧することのできる装置を提供する
ことにある。

要するにこの発明は角型ダクトのタリト壁面に対して軸
心を傾斜させてノズルを取り付け、液体の均一な噴霧を
行ない、ガスとの反応を充分にする噴霧装置を提案する
ものである。

以下この発明の実施例につき説明する。

第１図ないし第３図において、１はボイラ等の燃焼装置
から排出された排ガスＧを通過させる角型ダクトである
。図中、符号Ａ、Ｃ！、Ｄ。

Ｆは角型ダクト１に対して取り付けた噴霧ノズルである
。これら噴霧ノズルは角型ダクトを構成するダクト壁面
により形成された辺（ダクト稜線）　２ａ、　２１ｊ、
　２ｃ、　２ｆ近傍に各々配置され、隣接する二つのダ
クト壁面に対して各々一定の角度をなすよう斜めに取り
付けである。つまり噴霧ノズルＡを例に説明すると、同
ノズルは稜線２ａ近傍に配置され、かつ水平面たる壁面
１ａ。

垂直面たる壁面１ｄに対して各々一定の角度をなすよう
に、噴霧中心線ａがダク）ｌのガス流中心線３に向うよ
う構成しである。この場合ノズルから噴霧した液体がダ
クト壁面に対して直接に振り掛るのは好ましいことでは
ないので、各ノズルの取り付けは、各ノズルの噴霧角度
（拡散角度）αのほぼ７の角度だけ垂直面、水平面に対
して傾斜して取り付ければ噴霧液体が壁面に直接振りか
かるのを防止することができる。

噴霧ノズルを以上の如く構成することにより、各ノズル
から噴霧された液体は排ガス流中に良好に拡散噴霧され
る。なお、第３図中符号ｄ。

ｃ、ｆは各噴霧ノズルＤ、Ｏ，，Ｆの噴霧中心線である
。また図面からも明かなように各噴霧ノズルの本体はダ
クト壁面に配置してガス流中に均一な噴霧を形成しガス
との混合を充分にし、ＮＯｘ除去等の反応を充分にさせ
るものである。

第４図ないし第６図は噴霧ノズルの構造の一例を示す。

図中５はノズル本体、６はノズル本体先端部に取り付け
たノズル用チップ、７はこのノズル用チップの取り付け
を行なうキャップである。チップには断面が略長方形の
長穴が噴霧孔８として形成しである。噴霧孔８をこの様
な長穴として形成することにより噴霧された液体は略長
方形に拡散し、同時に強い指向性が与え“られ、前記の
如くダクト内に所定の角度で均一に拡散する。図中αは
前述の如く噴霧角を、下αはノズル本体の取り付は角度
を示す。

第６図は噴霧用ノズルの変形例を示し、噴霧孔を長大形
式のものに代えて、小孔９を複数個−列に配置したもの
であり、この様に形成しても噴霧した液体に対しては強
い指向性を与えることができる。

第７図、第８図は噴霧ノズルの設置基数を増加して液体
のより均一な分散を行なわせるよう構成したものである
。つまりこの実施例では６基のノズルにより噴霧域（ａ
）ｔ　（ｂ）＋（＋　（０）ｌ　（ｄＬ　（ｅＬ（ｆ）
を形成したものである。この場合も、各ノズルは第４図
ないし第６図に示す如きものとすれば噴霧液体の指向性
は高く保持することができる。

この場合ダクト壁面の中間に位置するノズルＥについて
はダクト壁面ＩＣに対する取り付は角度を自己の噴霧角
の約Ｉとしておく。

この発明を実施することにより角型ダクトのガス流に対
して各種の液体を均一に分散ガス流にのせることができ
、ＮＯｘ除去等の効果を充分にあげることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る液体噴霧装置の平面を示す排ガ
スダクトの断面図、第２図は同装置の側面を示す断面図
、第３図は第１図のＡ−Ａ線による断面図、第１図はこ
の発明に係る装置に使用する液体噴霧用ノズルの断面図
、第５図は第４図のＢ−Ｂ線による視図、第６図は第５
図の変形例を示すノズル正面図、第７図は別の実施例に
よる液体噴霧装置の平面を示す排ガスダクトの断面図、
第８図は第７図のＣ−Ｃ線による断面図、第９図は従来
の噴霧ノズルの取付を示す断面図である。 １・・・・・・排ガスダクト ｌａ、　ｌｂ、　ｌｃ、　１ｅＬ−＝＝−ダクト壁面２
　ａ、　２ｃ、　２ｃＬ、　２ｆ・・・・・・ダクト稜
線５・・・・・・液体噴霧ノズル ８・・・・・・噴霧孔 ９・・・・・・小径噴霧孔 Ａ、Ｂ、Ｃ２Ｄ、Ｅ・・・・・・液体噴霧ノズルα・・
・・・・噴霧角度

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　角型ダクトを流れるガスに対して脱硝剤等の液体
   を噴霧するものにおいて、ダクト稜線近傍に位置するノ
   ズルについてはその軸心を液噴霧角のほぼ１の角度だけ
   垂直面及び水平面について傾斜させ、ダクト壁面の中間
   に設けるノズルについてはその壁面に液噴霧角のほぼ下
   の角度だけ傾斜させ液噴霧がダクト内を充満して流れる
   ように設けることを特徴とする液体噴霧装置。 ２、噴霧ノズルの噴霧孔形状を液噴霧側端面でほぼ長方
   形に形成したノズルとすることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の液体噴霧装置。 ３、複数個の小径液噴霧開口をノズル端面にほぼ一列に
   配置しほぼ長方形噴霧を形成するノズルとすることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の液体噴霧装置。