JPS5818564B2 - 燃焼制御装置

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【発明の詳細な説明】本発明は灯油、ガス等の燃焼を利用した機器の燃焼制御
に関するもので、異常動作による機器停止時の電源の停
電による自動復帰の防止を簡単な構造でできる燃焼制御
装置を提供することを目的とするものである。

特に遠隔操作の可能な装置を提供することを目的とする
ものである。

従来この種の装置としては、電源の停電時でも自動復帰
しないことが必要であるので、機械式のキープリレーを
用い、キープリレーが作動するとその接点のＯＦＦを機
械的に保持するようにしている。

このため、遠隔操作する場合はキープリレーもリモート
コントローラに配置することになり、リモートコントロ
ーラと本体間のコードが多くなる。

リセットは前記接点を操作ボタンでＯＮさせて行う。

また、自動復帰防止手段として電気的に行う回路を設け
ることが考えられるが、リセットスイッチが必要で、前
記と同様の問題点がある。

本発明はかかる欠点を改良するためになされたものであ
り、リセットを運転スイッチで行い、コードを少なくす
ることを目的とする。

本発明は、磁気保持形のキープリレーを用い、運転スイ
ッチをＯＦＦすることによってキープリレーのコイルに
通電するように設け、リセットを運転スイッチで行える
ようにしたものである。

以下、本発明を図に示す一実施例により説明する。

１は電源、２は運転スイッチで、運転側端子にキープリ
レーのコイル１０、キープリレーの接点６が接続されて
いる。

８は燃焼制御回路、９は警報回路である。

キープリレーのコイル１０は、３から９に向けて通電さ
れると接点６をＯＦＦさせ、逆方向に通電されると接点
６をＯＮさせ、かつ前記ＯＦＦ、ＯＮの状態を磁気的に
保持する。

１４はトランジスタ、１５．１６はダイオード、１７は
抵抗、１８はダイオード、１９はトランジスタ、２０は
抵抗である。

かかる構成において、正常時はトランジスタ１４は０Ｆ
ＦＬ、ている。

燃焼制御回路８が燃焼機器の異常を検知すると、警報回
路９に出力を出すこのため警報回路９が作動して、コイ
ル１０が励磁され接点６が開となり、燃焼制御回路８は
停止状態となり、燃焼を停止する。

このとき電源１が停電しても接点６の状態は不変で、電
源が再通電しても燃焼制御回路８は停止状態のままであ
る。

この状態からリセットを行うには、運転スイッチ２を０
ＦＦＬ、次いでＯＮすることにより行う即ち、運転スイ
ッチ２が運転側端子３にだおれ接点が閉となっている状
態では、抵抗１７の電流はダイオード１６から供給され
、ＰＮ接合の電圧降下分が２倍となる。

このためトランジスタ１４、ダイオード１５側からは供
給されないため、トランジスタ１４はＯＦＦとなり、ダ
イオード１８を介してコイル１０への通電はない。

しかし運転スイッチ２が停止側４となり接点が開となる
と、トランジスタ１４は抵抗１７を介してベース電流が
流れＯＮする。

このためトランジスタ１９も抵抗２０によりベース電流
が流れＯＮとなる。

これにより、コイル１０は逆方向に電流が流れ、キープ
リレーはリセットされその接点６は閉となる。

なおダイオード１８は運転時のトランジスタ１７の導通
を防止を目的とする。

このように遠隔操作を行う場合でも運転スイッチ２で操
作でき、コードは２本にできるものである。

またキープリレーは単一のコイル形にできるものである
。

以上の如く本発明によれば、電源の有無にかかわらず警
報状態を保持でき、運転スイッチの操作によって警報状
態をリセットできるのでコードを少なくでき、さらに単
一のコイルのキープリレーを利用できるので、キープリ
レーの構造を簡単にできるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の燃焼制御装置の一実施例の回路図である。１・・・・・・電源、２・・・・・・運転スイッチ、３
・・・・・・運転側端子、６・・・・・・キープリレー
接点、８・・・・・・燃焼制御回路、９・・・・・・警
報回路、１０・・・・・・キープリレーのコイル。

【特許請求の範囲】