JPS5818296B2 - 物品供給装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は多数の定形物品をそれぞれ一定の間隔で搬送供
給する装置に関するものである。

例えば包装機械などの加工機械に対して被加工物を一定
間隔で供給する装置として、従来、第５図の如きコンベ
ア機構が用いられている。

該コンベア機構は、ベルトコンベア１の前位にストッパ
ー２を配置し、該ストッパー２と前記コンベア１との間
に、チェンコンベア３を横長状に設置し、前記ベルトコ
ンベア１によって搬送する物品Ａ。

Ａ・・・を前記ストッパー２で受は止める一方、前記チ
ェンコンベア３に設けた各アタッチメント４゜４・・・
によって最前位の物品Ａから順次抜き取って、一定の間
隔Ｐ、Ｐ・・・でもって加工機械に供給するものである
。

しかし斯る供給装置では最前位の物品Ａは後続の物品の
押圧力によってストッパー２に押しつけられており、こ
れをアタッチメント４によって強制的に抜き取る訳であ
るから、柔かい物品では破損しやすい欠点がある。

その上、最前位の物品Ａに対してアタッチメント４が接
触したとき、該アタッチメント４の慣性による物品Ａに
対する衝撃が大きい。

しかも特に巾ｔと長さＬとの差があまり大きい物品Ａの
場合、各物品Ａがストッパー２に当接した位置で停止時
間が必然的に長くなり、供給能率が低下するが、供給能
率をよくするために各アタッチメント４，４・・・間の
間隔Ｐ、Ｐ・・・を大キくシて、チェンコンベア３の回
転速度をアップすると、物品Ａに対するアタッチメント
４の衝撃はより大きくなる欠点がある。

本発明は上記の点に鑑み補充コンベアと供給コンベアと
の間に仲介コンベアを平面視傾斜状に配置し、該仲介コ
ンベアで物品をタラップ状に移動させながらアタッチメ
ントで最前位の物品から順次、抜き取る如くして、物品
の破損並びに衝撃を防止する如くしたものである。

以下本発明の実施例を第１図ないし第４図に基づき説明
する。

図示実施例は１台のベルトコンベア５と、２台のチェン
コンベア６、γとによって構成している。

前記のベルトコンベア５は物品Ａ、Ａ・・・との摩擦を
小さくするために、低摩擦性のシートベルトを用いたり
、或いはそろばん玉の如き多数のコロを無端ベルト状に
したものを用い、プーリ８によつて連続回転する如く設
置している。

また前記ベルトコンベア５の搬送方向の前位には、該コ
ンベアの上面と同じ高さのデツキ９を設け、該デツキ９
に形成した隙間１０の部分に前記の供給コンベア７を設
けている。

前記隙間１０は前記ベルトコンベア５の前位において横
方向に長く形成するもので、該隙間１０に沿ってエンド
レス状のチェノ７ａをチェノホイル７ｂに支持して配置
すると共に、該チェノ７ａに多数のアタッチメ７Ｎ１，
１１・・・を設けて、供給コンベア７を連続回転状に形
成している。

さらに前記ベルトコンベア５の前位においてデツキ９の
端縁を壁状に折り曲げてガイド１２を形成している。

該ガイド１２は、前記ベルトコンベア５と供給コンベア
７との間に平面視傾斜状に配置される如く形成したもの
で、同ガイド１２の外側に、該ガイド１２と平行状に前
記仲介コンベア６を連続回転状に設置している。

該仲介コンベア６はエンドレス状のチェノ６ａをプーリ
６ｂに支持すると共に、前記チェノ６ａのチェノピン５
ｃ。

６ｃ・・・に多数のプッシャー１３，１３・・・及び座
片１４．１４・・・を一定間隔で交互に設けて構成して
いる。

本発明は上記の如く構成するものにして、以下作用を説
明する。

ベルトコンベア５は連続回転するので、該コンベア５上
に物品Ａ、Ａ・・・を補充すると、これら物品Ａ、Ａ・
・・は該ベルトコンベア５によって矢印Ｂの方向に搬送
され、最前位の物品Ａが仲介コンベア６の側面のストッ
パーを兼ねるプッシャー１３及び座片１４に接触すると
同時に、該最前位の物品Ａは後位のプッシャー１３に押
されてガイド１２に沿った矢印方向Ｃに搬送され始める
。

そして第３図から第４図にかけての変位の如く、物品Ａ
、Ａ・・・はプッシャー１３，１３・・・によって前進
作用を受けながら横方向に引き抜かれる。

そして物品Ａは供給コンベア７と交る部分でアタッチメ
ント１１に引掛けられて真横の方向りに方向転換して搬
送され始める。

この場合、仲介コンベア６のプッシャー１３の移動速度
よりも、供給コンベア７のアタッチメント１１の移動速
度を大きく設定しており、この結果、供給コンベア７に
よって各物品Ａ、Ａ・・・の間隔は自動的に広げられア
タッチメンＮ１，１１・・・の間隔に対応した間隔でも
って適宜加工機に供給される。

またアタッチメント１１が物品Ａに接触する直前、該ア
タッチメント１１はプッシャー１３の真下を交叉状に通
過するが、両者が衝突しないように、プッシャー１３を
アーチ形に形成している。

なお第２図に示す如く該実施例では仲介コンベア６を上
位に、供給コンベア７を下位に設けているが、これら両
コンベア６．７相互間の上下の位置関係は、実施例と全
く反対な関係であっても伺ら差支えないのは勿論である
。

斜上の如く本発明は、物品補充用のベルトコンベア５と
供給コンベア７との間に仲介コンベア６を設け、前記ベ
ルトコンベア６と供給コンベア７との間において物品Ａ
を仲介コンベア６によって斜め方向に搬送させる如くし
たものである。

このため、第５図の従来品ではベルトコンベア１上で物
品Ａの間欠的に前進するが、本発明ではベルトコンベア
５上の物品は連続的に前進する。

従って同コンベア５によって搬送される各物品相互間の
摩擦力は小さくなり、物品Ａを横方向に引き抜く場合の
破損率が小さくなる効果がある。

しかも物品を仲介コンベア６と供給コンベア７とで二段
階にわたって横方向に方向転換させるから、それだけプ
ッシャー１３を低速化でき、プッシャー１３が物品Ａに
接したときの衝撃並びに、また同プッシャー１３によっ
て移動させている物品Ａにアタッチメント１１を接触さ
せる如くしたから、同アタッチメント１１と物品Ａとの
衝撃をそれぞれ小さくできる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す平面図、第２図は前回の
■■線視図、第３図及び第４図は平面視における作用説
明図、第５図は従来品の説明図である。 ５・・・・・・ベルトコンベア、６・・・・・・仲介コ
ンベア、７・・・・・・供給コンベア、１１・・・・・
・アタッチメント、１３・・・・・・プッシャー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 物品塔載面が略水平になるように設置したベルトコ
   ンベア５と、前記ベルトコンベア５の搬送方向Ｂに対し
   てその搬送方向りが略９０度になるように同ベルトコン
   ベア５の前位置に配置し且つ多数のアタッチメンＮ１，
   １１・・・を一定間隔に設けた供給コンベア７と、前記
   ベルトコンベア５の搬送方向Ｂ及び前記供給コンベア７
   の搬送方向りにそれぞれ傾斜状に交叉するように設けた
   チェンコンベア６とからなり、前記チェーコンヘヤ６は
   前記ベルトコンベヤ５によって運搬されてくる物品Ａと
   対向する面に、プッシャー１３と座片１４とからなる２
   個１組の多数組の部材を設けると共に、前記各組におけ
   るそれぞれのブツシャ１３と座片１４とによって１個の
   物品Ａを前記供給コンベヤ７と平行に受止め得る長さに
   これらプッシャー１３と座片１４とを形成した物品供給
   装置。