JPS5817010Y2 - ロ−ルペ−パ−保持装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えば印字装置を具えた電子式卓上計算機等に
設けるロールペーパーの保持装置に関するものである。

従来、この種のロールペーパー保持装置は、器体の外側
にロールペーパーを保持するための保持アームを固定し
ていたが、同アームは器体より外に突出しているので外
観を損うと共に持運びに邪魔となり、梱包が容易でない
等の欠点を有していた。

本考案は上記従来型の欠点を除去するもので、以下図面
に示す一実施例について本考案を説明する。

１は内部に印字装置を具えた卓上電子計算機等の器体で
、同器体１の後面側には横方向に所要の間隔をおいて、
縦方向の対向する二つの軸受２を形成するための枠体３
を突設し、同軸受２には端部にロールペーパーＡを回動
自在に保持するための突起４を具えた支持アーム５０基
部の軸６を軸受し、これを器体１にたいして折畳自在に
構成する。

かかる、支持アーム５０基部には軸受２にたいする装着
を容易とする様に、軸６の軸方向に弾性を附与するため
所要の切込み７を形成し、かつその折畳時にいずれも下
側になった方が、相手側の突起４を受入れるための適当
の大きさの孔８を切込みγの延長端に設ける。

昔た、枠体８の端部には、印字済のロールペーパーＡの
巻込み防止のため突出部９を設ける。

以上の構成において、左右の支持アーム５は互いに突起
４が向い合う様に装着されるが、これらの支持アーム５
は軸６を二分する線上で対象に形成すれば、左右の支持
アーム５は同一形状のものが使える。

筐た、上記枠体３に形成する軸受２は、その下方を若干
外側に張出す様にして図示の如く傾斜させれば、これに
対応して突起４側を床面にたいして適当に上方に位置さ
せると共に、相対的に直径の大きいロールペーパーＡの
装着を可能とすることができる。

本考案は以上にて説明した如き構成により、器体１の軸
受２に支持アーム５を回動自在に装着して、これを左右
のいずれの側からも折畳自在に形成でき、不使用時の折
畳みに際しては、一方の支持アーム５の孔８に他方の支
持アーム５の突起４が嵌入されるので、同支持アーム５
は枠体３の内方向に納捷ることになり、邪魔にならずに
持運びが容易となる。

また、この軸受２に支持アーム５を嵌着するにあたり、
その基部に切込み７を形成することにより弾性効果を得
ると共に、これを利用して簡単に装着でき、さらにその
弾性を保持力として作用させることができ、かつこの弾
性効果を同切込み７の延長端に折畳時の相手方の突起４
を受入れる孔８を形成したことにより相乗的に附与する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図はロールペーパ
ー保持装置の要部切欠平面図、第２図は同じく要部切欠
側面図である。 同図中、１は器体、２は軸受、３は枠体、４は突起、５
は支持アーム、６は軸、７は切込み、８は孔。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１） 器体の一側に所定間隔をおいて軸受を形成し
   、同軸受部にはロールペーパーを保持するための突起を
   具えた支持アームの基部を軸受し、支持アームを器体に
   たいして左右いずれの側からも折畳自在に形成すると共
   に、同支持アームの基部には軸部に弾性を附与するため
   の切込みと、折畳時に相手側の突起を受入れるための孔
   を形成してなることを特徴とするロールペーパー保持装
   置。
2. （２）軸受部の下方を若干外側に張出して傾斜させたこ
   とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載のロ
   ールペーパー保持装置。