JPS58169083A - 慣性核融合炉 - Google Patents

慣性核融合炉

Info

Publication number
JPS58169083A
JPS58169083A JP57052918A JP5291882A JPS58169083A JP S58169083 A JPS58169083 A JP S58169083A JP 57052918 A JP57052918 A JP 57052918A JP 5291882 A JP5291882 A JP 5291882A JP S58169083 A JPS58169083 A JP S58169083A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid metal
wall
cylinder
energy
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP57052918A
Other languages
English (en)
Inventor
班目 春樹
中村 規男
博志 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP57052918A priority Critical patent/JPS58169083A/ja
Publication of JPS58169083A publication Critical patent/JPS58169083A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/10Nuclear fusion reactors

Landscapes

  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 を横軸回転筒体にしてブランケットとして注入  9さ
オ]る液体金属を遠心力で筒体内面に押し付けることに
より、筒体内に均一かつ安定な液体金属壁を形成し核融
合反応エネルギーを有効に回収するとともに筒体金属を
熱破壊から有効に保hすることができる慣性核融合炉に
関する。
慣性核融合は、爆縮の手法により核融合燃料を圧縮加熱
し、慣性力により燃料が保持されている間に急速に核融
合反応燃焼を起こすものである。
爆縮の機構は、微少な燃料ペレットにレーザー。
軽イオンビーム等の短いパルスエネルギーを集中投射す
ることにより、表面に高温プラズマを発生させ、これの
外向き膨張の反作用により燃料をペレット内部に向けて
加速し、圧縮するものである。
核融合反応エネルギーは周囲に位置したブランケットに
て熱エネルギーとして吸収されこの吸収され&Mエネル
ギーをブランケットから回収することによシ発電に供さ
れる。
従来、かかる慣性核融合炉はブランケットの構造からみ
て大きく2種類に分けることができる。
一つはブランケットとして液体金属を使用するが直接こ
の液体金属で炉キャピテイを形成するのではなく金属壁
等を介して間接的に形成するドライウオール式と呼はれ
るものであり、他の一つは液体金属壁て直接囲繞して炉
キャビテイを形成するウェットウオール式と呼ばれるも
のである。トライウオール式は熱回収全効率良く行なえ
るものの金属壁等が直接高熱に曝されるためその交換頻
度か大きく炉の稼動率が悪いという欠点かある。一方、
ウェットウオール式は液体金属壁が直接炉キャビテイを
形成しているため液体金属壁自体の熱饅壊という問題は
生じないが均一な壁を形成するのか困難であるため熱エ
ネルギーの有効回収ができないという欠点かあった。こ
のように両方式は一長一短があるが、稼動率の点からみ
てウェットウオール式か優れているといえる。そこで、
さらにウェットウオール式の従来技術について説明する
が、ウェットウオール式の代表的なものとして次の4つ
を挙げることができる。(1)液体金属壁面か炉キャビ
テイの中心へ向かう速度と蒸発量の釣合で結果的にほぼ
静止した液面を形成するもの。
(2)財力による流下運動中の液表面により炉キャビテ
イ紫囲むもの。これt(Cは炉壁に沿った流れ金利用す
る場合と自由落下を利用する場合とがある。
(3)液体金属噴流を炉壁の接線方向から流入させ、旋
回kkおこさせ、その表面で炉キャビティを囲むもの。
これも炉壁に沿う場合と沿わない場合とかあり、いずれ
も上記(2)の重力落下に初速度による慣性力が加わっ
たものである。(4)電磁力で液体金属を制御し炉キャ
ビティを取囲む液面全形成するもの。これも固体壁に液
体金網ヲ押し付ける方法や、自由落下している円筒殻状
の液の一部を絞って炉内部にキャビティを作る方法かあ
る。
しかしながら、重力流下や噴流等で液種を形成する上記
(1)から(4)までの従来のものは、いずれも液面を
均一かつ安定に形成することができす、特l/C炉キャ
ビティ頂部に確実に液種を形成するのか困難であった。
このことは、核融合反応により生成されるエネルギーの
有効回収か計れないことを意味するばかりか、炉壁にお
ける露出部が常に熱衝撃を受は炉壁の寿命を短くしてい
た。また、流斗壁等では液種厚さと流量を独立に決める
ことか敞しく設置tの自由度か小さいはか9でなく、炉
壁に対し液は大きな相対運動をするので、液の自由衣面
近くが高温になるとこれに伴なって炉壁との接触部も高
温となり、キャビティ内の液体金属蒸気圧の一ト限も自
すから限界があった。
そこて、本発明者等幻従来のウェットウオール式の慣性
核融合炉における問題点に鑑み、これを有効に解決すべ
く本発明を創案するに至ったものである。
本発明の目的とするところは、炉を横軸回転筒体にして
ブランケットとして注入される液体金属を遠心力て筒体
内面に押し付けることにより、筒体胴部内面に均一で安
定な液体金楕壁を形成し核蔭・1合反応エネルキーを有
効に回収するとともに筒体金枦ならびに炉キャビティを
臨む金属を熱破壊から有効に保護し得、設計の自由度か
大きく、炉キャビティ内の液体金属蒸気圧をかなシ烏く
することがてきる慣性核融合炉を提供するにある。
また、本発明の目的とするところは、筒体端部ヲ一 重
壁構造とすることにより、筒体端部内面にも均一で安定
な准体金属壁を形成することかてきる慣性核融合炉を提
供するにある。
また、本発明の目的とするところは、筒体端部を内壁と
外壁とから成る二重壁構造とし、かつ液体金属注入口に
複数のノズル群を設けることにより、内壁内面を液体金
属で濡らし該内壁を熱破壊から有効に保麹することがで
きる慣性核融合炉を提供するにある。
さらに、本発明の目的とするところは、筒体胴部にエネ
ルギー投射路をその先端か液体金属で濡れるように設け
ることにより、エネルギ−投射路を熱破壊から有効に保
護することができる慣性核融合炉を提供するにある。
以下、本発明に係る慣性核融合炉の好適一実施例を添付
図面に従って説明する。
本発明では、炉型として円筒両端の液入口に蒸気凝縮部
を設けた横軸回転円筒容器方式を選定した。これは、遠
心力によシ液体金pI4を筒体内面に押し付け、内部に
炉キャビティを作るために容器自身を回転させるもので
ある。かかる方式は重力流下や噴流等により液種を形成
する方式と比べ、QIMIのJI9.成か確実であり、
容器自身を回1転させる技術は十分確立しているという
理由で選定されたものである。尚、筒体を回転させる場
合、横軸回転と縦軸回転とか考えられるか、縦軸回転で
は炉ギャビテイ頂部の構造を別途考えなければならない
こと、および形状選択の余地も狭いことから横軸回転方
式とした。また炉からのエネルキーの取出し方法として
は問題か多い蒸気回収型を選ばす神々のメリットがある
液回収型を採用している。
第1図は本発明の一実施例を示す炉の全体構成ケ示す縦
断面図である。
図示する如く、炉は二重筒体構造となっており内部筒体
1は軸心を横@2として回転自在に支持され、外部筒体
3は内部筒体1を所定空隙を明けて囲繞し固定して設け
られている。
内部筒体1は、第3図に示す一部破断図からも分〃るよ
うに両端の横軸2は中空であり内部筒体1の内部と連通
しており、端部は軸方向外方へ幾分突出した円錐状の二
重壁構造となっている。この二重壁構造は、内壁4と外
壁5とから成り、両壁の間に上記横軸2の中空と連絡す
る所定幅の流路6が形成されている。内壁4は内部筒体
胴部内面7に径方向に突設した梁(図示せず)にボルト
締めした構造で分解可能となっている。そして筒体胴部
内面7の接続部位にオリフィス8が設けられ、該オリフ
ィス8を介して流路6と筒体胴部内面7とが連通ずるよ
うになっている。また、内部筒体胴部9の中央には周方
向に沿って等間隔に多数の液体金属流出口10が穿設さ
れている。11は炉キャビティ12の中心に入射される
燃料ベレットにエネルギーを集中投射するためのエネル
ギー投射路11であり、上記液体金網流出口10で二分
される筒体胴部9の双方に各々が炉キャビティ12の中
心を向くように周方向に沿って等間隔に複数個挿設され
ている。尚、第4図に示す13は筒体端部の外壁5を補
強するための・・プである1外部筒体3は、第1図に示
す如くその端部中央において内部筒体1と単にシール3
0され回動不能に固定されているだけで内部筒体1の荷
重を何等支承する構造とはなっていない。これは本来内
゛ 部筒体1を多孔板で構成し圧力波が貫通するよう1
(Cすれは液体金属中を伝播する圧力波により発生する
内部筒体1の応力は大きく軽減できる一方、外部筒体3
の方は遮蔽も兼ねて十分強度のあるものとすることがで
きるのであるが、液体金属中のIF力Vはそれ程大きな
ものとならないと予想されることから、内部筒体1自身
がすべての荷重を受ける構造としたことによる。かかる
外部筒体3の胴部中央には、第2図にも示すように内部
筒体1の液体金属流出口10に対応して径方向外方に凹
んだ環状溝14が周方向に沿って形成されている。
この環状溝14は胴部下端から始まり内部筒体1の回転
方向ωに沿って漸次深くなり胴部9を一周して再び下端
に達した地点で外部筒体3の接線方向に延出された液体
金属流出管15に一体接続さ1している。また、環状溝
14の両側には内部筒体1に挿設されたエネルギー投射
路11と対応する投射開[116が周方向に沿って穿設
されている。
外部筒体3は固定で、内部筒体1か回転するため外部筒
体3の外側に設けたエネルギードライバ−(図示せず)
は、投射開口16とエネルギー投射路11とが一致した
とき投射する必要がある。
エネルギードライバーとエネルギー投射路11とか同期
するためには内部筒体1の回転数は投射の繰返し数の整
数倍ないし整数分の1でなければならない。例えば、繰
返し数3 Hz  に対し回転数は3秒間に1回、すな
わち8となる如くである。この場合、エネルギードライ
バーは120度ごとに対称の位置に置く必要がある。
上記内部筒体1内へ注入された液体金属は、例えば液体
リチウムが使用される。液体リチウムは沸点が1317
Cと高く、融点が179rと比較的に低いので加圧せず
に高温運転が可能である等の理由によシ選択されている
。かかる液体リチウムの使用目的は、第1に核融合反応
により発生するニュートロンのエネルギーを受は止め、
これを熱エネルギーに変換すること、第2に内部筒体1
を含め炉を冷却すること、そして第3に燃料ペレットの
材料となるトリチウムを増殖することにある既に、炉か
らのエネルギーの取出し方法としては液体リチウムの形
での回収法にメリットがあることを述べたか、ここでそ
の理由ケ述べると次のとおりである。液体リチウム璧方
式では核融合反応で生じたエネルギーのうち、α粒子が
持っていたエネルギーの大部分とニュートロンエネルギ
ーの一部は一度液体リチウムを蒸発させるのに使われる
と考えられるが、(1)3000 MWのエネルギーi
 1Jチウム蒸気の形で回収するにはI 50 ’lも
の蒸気を取り出さねばならず大きな排出口が必要となる
こと。(2)リチウム蒸気の熱エネルギーを更に二次系
の流体、例えば液体すk IJウムに伝える必要がある
が、蒸気体積が大きいので二次系と炉の近傍ないし炉内
部で熱交換させなければならず、設削の自由度が小さく
なること、から蒸気回収型には問題がある。これに対し
、液回収型によればF記問題は皆無となるが、たソ液体
リチウムによりエネルギーを取り出すようにすると、蒸
発したリチウムを再び液化させるために温度の低い物体
と接触させてやらなければならないという点が残る。し
かしながら、この点も蒸気の凝縮という観点から液滴と
直接接触させて熱交換すれば解決できる。かかる観点か
ら本発明では内部筒体1の両端部を液体リチウムの注入
口とし、ここに液の表面積がキャビティ12内を所定蒸
気圧に保つのに適描なたけの伝熱面積となるように工夫
した凝縮部を設けるようにしである。かかる凝縮部は次
の点を考慮して設計されている。(1)内部筒体1内に
ある液の表面温度は相当高くなるのに対し筒体胴部9と
接している部分の温度は筒体胴部材料の許容温度以下と
しなければならず、このため筒体胴部9の中央付近での
液の攪拌を避ける必要かあること。(2)内部筒体中央
部は炉キャビティ中心から最も近い位置にあるのでここ
の構造を単純にするとともに、特に中央部の液厚さを十
分確保する必要かあること。(3)内部筒体1自身の回
転で多数の液滴ないし噴流を生じさせることも可能であ
るが、設計の自由度が小さくかつ凝縮量の制御が困難で
あるからこの方法は採用しないこと、である。
かかる観点から第1図及び第5図に示す如く液体金属注
入管17は内部筒体1の中空横41112内に挿通さね
ている。この液体金属注入管17は二重管構造となって
おり、内管18内は燃料ベレット入射1m:+ 19 
、内管18と外管20との空間を液体金属注入口21、
そして外管20と横軸2との間に形成される間隙をキャ
ビティガスの排気口22としている。液体金属注入管1
7が流路6を臨む外管20には液体金属注入口21を流
れて来る液体リチウムが噴出する第1ノズル23が穿設
されている。また、液体金属注入管17の先端は内壁4
よりもキャビティ12中心側へ幾分突出するように配置
され、この突出した先端は外管20が内管18に向かっ
て漸次縮径していく截頭円錐面を形成し、この面に第2
ノズル24が多数穿設されでいる。そしてこの第2ノズ
ル24の輻射方向は第5図及び第7図に示すように略径
方向外方でか一つ周方向に並ぶノズル24同志の間隔d
各ノズル24から噴出する液体リチウムAが重なってキ
ャビティガスのす「気口22を塞ぐことがないように 
   9JIi!I当に確保されている。このように管
径を小さくして表面積を増大しノズル24本数を多くす
ることにより、ノズル24から噴出した液体リチウムA
は筒体胴部から蒸発してくるリチウム蒸気を凝縮させる
とともに、筒体端部の内壁4内面を濡らしてこれを保護
する。また、液体金属注入管17の截頭部には突起状の
第3ノズル25が複数個(本実施例では6個)設けられ
、ノズルの向きを第6図に示すように順次隣シのノズル
25を向くように径方向外方へ向け、燃料ベレット入射
口19′fr:塞ぐことなくこれより噴出する液体リチ
ウムAを掛は合い、先端部が濡れるようになっている。
第8図は内部筒体1の胴部に挿設さ′FIたエネルギー
投射路11を示している。このエネルギー投射路11は
図示の如く二重管構造となっておシ、内9111がレー
ザービーム或いは軽イオンビーム等のエネルギー経路で
あるとともにキャビティガスとなるネオンガスの流入路
をも兼ねている。外側はリチウム液面より突き出ている
エネルギー投射路11の先端を濡らし保護するためのリ
チウムに、路26である。ところでキャビティガスとし
てネオンガスを注入するのは次の理由による。もし、キ
ャビティ12内のカスを蒸発しタリチウムたけであると
すると、蒸発・凝縮速度か大きくなり過き、キャヒテイ
内圧が不安定な挙動ン一する虞れがある。
そこでネオンガスを注入することにより、核融合反応て
牛したエネルギーのうちニュートロンによってブランケ
ット中へ持ち去られる以外の大部分をファイヤーボール
として一度保持し、徐々に放出させるようにし安定化を
図っているのである。
以トの構成よりなる本慣性核融合炉の作用について説明
する。
先ず、内部筒体1を所定速度で回転させるとともに内部
筒体1内へ予熱器で加熱された液体リチウムを液体金属
注入口21より注入するが、その温度は内部筒体1材質
にもよるが、その健全性を保つ意味から普通は550C
以下である。液体金属注入口21より流れて来る液体リ
チウムはその一部が第1ノズル23を介して筒体端部の
外壁5とビ」壁4との間に形成されている流路6内へ注
入さ71、この流路6を満たしていく。内部筒体1は回
転しているため内壁4がなければ第1ノズル23より噴
出する液体リチウムは筒体胴部へ吹き飛はされ筒体端部
に液体リチウム壁は形成されないが、上記内壁4は液体
リチウムを塞き止め筒体端部に強制的に液体リチウム壁
を形成する。そして、この満たされた液体リチウムは内
壁4に設けたオリフィス8よりゆっくりと筒体胴部9へ
流れていく。筒体胴部9では遠心力の作用によシ胴部内
面に押し付けられ、ここに所定厚の液体リチウム壁Bが
二点鎖線で示す如く形成される。かかる液体リチウムは
液体金属流出口10より内部筒体1の外へ流出するが、
この液体金属流出口10がh体胴部の中央に設けである
ので両端より移動して来る液体リチウム量を等しく7分
でき胴部内面に亘って均一な液面を形成することとなる
。筒体内面に亘って均一な液体リチウム壁を形成しよう
とする場合、流路6幅を胴部内面に形成される液体リチ
ウム壁と同じ厚さにすればよい。因に、内とすると深さ
1mの液体リチウム壁が遠心力により押し付けられて形
成されることになる。液体金属注入口21より流れて米
る液体リチウムの大部分は内壁4よりさらに内部へ突き
出た第2.第3ノズル24.25より噴出し内壁4の内
面ヲ儒らすようにして筒体胴部に溜っている液体リチウ
ムと合流する。かくして、内部筒体1内には液体金属注
入口21から筒体内面を伝わって液体金属流出口10よ
シ流出する液体リチウム移動層で囲繞された炉キャビテ
ィ12が形成されることとなる。
筒体胴部内面に形成される液体リチウム壁はそのI浅面
か筒体胴部内面に形成される液体リチウム壁と異なり自
由表面となるので波が立つ虞れが十分にあるが、遠心力
がこの自由表面に作用するので波の発生が起りに〈<、
また起っても直ちに消さtjるため液面を常時平坦に維
持することができる。
一方、内部筒体1より遠心力を受けて接線方向に流出し
たα体リチウムは外部筒体3の順次大径となる環状溝1
4で滑走する如く受は止めされ、  τ・内部部体1の
回転力向に沿って旋回し終端において接線方向へ排出し
ていくこととなる。従って、筒体胴部と接触している部
分が順次流出し、かつ逆流もなく円滑な回収を行なうこ
とができ、また環状溝14で滑走する如く受は止められ
るので流出速度の減速が抑えられ回転エネルギーを有効
に」り用し得る。
次に、デユーチリウムとトリチウムとを生成分とする燃
料ペレットを燃料ペレット入射口19より炉キャビティ
12中心へ繰り返し発射する。そして、この繰り返し発
射に合わせて燃料ペレット」二にエネルギー投射路11
を介してエネルギーを集中投射させる。この集中投射に
より燃料ペレットは核融合反応をおこしニュートロンと
α粒子とを高エネルギーでもって放出する。ニュートロ
ンエネルギーの大部分はそのまま液体リチウム壁に達し
、熱エネルギーに変換され液体リチウムを高温化する。
しかしα粒子は炉キャビティ内ケ満たしているガスと衝
突してこのカスにエネルギーを与えて高温とするため、
キャビティ中上・部に直径数10 cm  の火の玉、
所謂ファイヤーボールかできる。すなわちα粒子の持っ
ていたエネルギーは直接には液体リチウム壁に到達せず
、王としてファイヤーボールからの輻射熱として液体リ
チウム壁へ入射することになる。上記高温化された液体
リチウムは筒体外部へ前述の如く取り出され熱エネルギ
ー及び増殖したトリチウムを回収される。
この場合、内部筒体1内面に対し液は遠心力により押し
付けられているため′大きな相対運動をしないので、液
の自由表面近くがかなり温湿となっても筒体内面との接
触部は所定の温度とすることかでき、筒体金属を熱破壊
から保護することかてきる。一方、ファイヤーボールの
輻射熱により自由表面近くの液体リチウムが蒸発するこ
ととなるが、両端に設けた凝縮部として機能する第2ノ
ズル24から噴出する比較的低温の液体リチウムの多数
の噴出流と接触することにより冷却され、再びHy化し
て液体リチウム壁と合流する。従って、キャヒデイ内ヲ
凝縮能力に見合った所定蒸気圧に保持することが可能と
なる。
ところて、エネルギーの入射経路であるプラズマチャン
イ・ルけ、キャビティ内の蒸気圧をある程度以上に保て
るならリチウムのイオン化で形成するのが最も簡単であ
る。本発明の構成によれば液体リチウム壁が大きな相対
運動をしないことにより、液体リチウム壁の表面温度は
炉の運転中は十分筒温化することができキャビティ内の
蒸気圧をかなり高く許容することができる。従って、敢
えてリチウム蒸気発生用の設備を設けなくてもキャビテ
ィ内はリチウム蒸気で満ちており、プラズマチャンネル
を自身で形成することができる。
尚、本発明では従来にない炉自体ヲ同転させるという要
素を加えたため筒体回転の所要動力が問題となるが、実
際にはそれほど大きい動力を必要としないうえ、この回
転はポンプ動力として回収できるものである。
以上要するに本発明によれば次のような優れた効果を発
揮する。
(1)  液体金属を遠心力で筒体内面に押し付けるこ
とにより、筒体胴部内面に陶工で安定な液体金属壁を形
成し核融合反応エネルギーを有効に回収するとともに筒
体全域ならびに炉キャビティを臨む金属を熱破壊から有
効に保護することができ、′一方筒体の回転数というパ
ラメータが新たに加わることにより設計の自由度が大き
く、炉キャビティ内の液体金網蒸気圧をがなり尚くする
ことができる。
(2)  f′iiJ体端部を二重壁構造とすることに
しム筒体端部内面にも均一で安定な液体金属壁を形成す
ることができる。
(3)筒体端部を内壁と外壁とから成る二重壁構造とし
、かつ液体金属注入口に複数のノズルを設けることによ
り、内壁内面を液体金属で濡らし該内壁を熱破壊から有
効に保護することができる。
(1)  筒体胴部にエネルギー投射路をその先端が液
体金属で儒れるように設けたのて、キャビティケ臨むエ
ネルギー投射路を熱破壊から有効に保護することかでき
る。
(5)  構造か簡単で小型にも拘らず大出力を取り川
    ゛すことかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る慣性核融合炉の好適一実施例を示
す縦断面図、第2図は同上中央横断面図、第3図は同じ
く要部である内部筒体の一部破断した図、第4図は同上
側断面図、第5図は同じく要部である液体金属注入口近
傍の拡大断面図、第6図は同上右側面図、第7図は第5
図の■−■線断面図、第8図は同じく要部であるエネル
ギー投射路の拡大断面図である。 尚、図中1は内部筒体、2は横軸、3は外部筒体、4は
内部筒体端部の内壁、5は内部筒体端部の外壁、6は流
路、9Fi内部筒体胴部、10は液体金種流出口、11
はエネルギー投射路、12は炉キャビティ、21は液体
金属注入口、23.24及び25Fi液体金属注入口に
設けられた第1.第2及び第3ノズル、26は液体金属
流路、Bは液体金属壁である。 特許出願人 石川島播磨重工業株式会社代理人弁理士 
 絹 谷 信 雄

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  液体金属壁で囲繞して形成した炉キャビティ
    の中心で、ここに入射された燃料ペレットにエネルギー
    を集中投射することにより核融合反応をおこし、この反
    応エネルギーを上記液体金属壁で熱エネルギーとして吸
    収しこの吸収した熱エネルギーを液体金属から回収する
    ようにした慣性核融合炉において、上記液体金属壁が遠
    心力で押し付けられて形成されるべく軸心を横軸とした
    筒体を回転自在に支持し、該横軸に筒体内へ液体金属を
    注入する液体金属注入口を、筒体胴部にこの注入された
    液体金属を流出する液体金属流出口をそねそれ設けて、
    上記液体金属注入口から筒体内面を伝わって液体金属流
    出口より流出する液体金属移動層を形成するように構成
    したことを特徴とする慣性核融合炉。
  2. (2)4!lI]心を横軸とした筒体を回転自在に支持
    し、該横軸に筒体内へ液体金属を注入する液体金属注入
    口を、筒体胴部にこの注入された液体金属を流出する液
    体金塊流出口をそれぞれ設けて、遠心力で押し付けられ
    つつ筒体内面を伝わって移動する液体金属壁で囲繞して
    形成した炉キャビティの中心で、ここに入射された燃料
    ペレットにエネルギーを集中投射することにより核融合
    反応をおこし、この反応エネルギーを上記液体金属壁で
    熱エネルギーとして吸収し、この吸収した熱エネルギー
    を液体金属から回収するようにした慣性核融合炉におい
    て、上記筒体端部を二重壁構造としてその間に筒体胴部
    内面に通じる流路を形成して、該流路に胴部内面に形成
    される液体金属壁の厚さと同程度の厚さの液体金属壁を
    強制的に形成するように構成したことを特徴とする慣性
    核融合炉。
  3. (3)軸心を横軸とした筒体を回転自在に支持し、該横
    軸に筒体内へ液体金属を注入する液体金属性入口を、筒
    体胴部にこの注入された液体金属を流出する液体金属流
    出口をそれぞれ設けて、遠心力で押し付けられつつ筒体
    内面を伝わって移動する液体金属壁で囲繞して形成した
    炉キャビティの中心で、ここに入射された燃料ペレット
    にエネルギー全集中投射することにより核融合反応をお
    こし、この反応エネルギーを上記液体金属壁で熱エネル
    ギーとして吸収しこの吸収した熱エネルギーを液体金属
    から回収するようにした慣性核融合炉において、上記筒
    体端部を内壁と外壁とから成る二重壁構造としてその間
    に筒体胴部内面に通じる流路を形成し、内壁よりも上記
    液体金属注入口を炉キャビティの中心側へ突出させ、こ
    の突出した注入口に液体金属を径方向に放射状に噴出さ
    せる複数のノズル群を設けて、上記内壁面を液体金属で
    濡らすように構成したことを特徴とする慣性核融合炉。
  4. (4)軸心を横軸とした筒体を回転自在に支持し、該横
    軸に筒体内へ液体金属を注入する液体金属注入口を、筒
    体胴部にこの注入された液体金属を排出する液体金属流
    出ロケそれぞれ設けて、遠心力で押し付けら着つつ筒体
    内面を伝わって移動する液体金属壁で囲繞して形成した
    炉キャビティの中心で、ここに入射された燃料ペレット
    にエネルギーを集中投射することにより核融合反応をお
    こし、この反応エネルギーを上記液体金属壁で熱エネル
    ギーとして吸収しこの吸収したエネルギーを液体金属か
    ら回収するようにした慣性核融合炉において、上記筒体
    胴部に炉キャビティ中心に向けたエネルギー投射路を液
    体金属壁を貫通するとともに液体金属壁より突き出した
    先端が液体金属で濡れるように設けて構成したことを特
    徴とする慣性核融合炉。
JP57052918A 1982-03-31 1982-03-31 慣性核融合炉 Pending JPS58169083A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57052918A JPS58169083A (ja) 1982-03-31 1982-03-31 慣性核融合炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57052918A JPS58169083A (ja) 1982-03-31 1982-03-31 慣性核融合炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS58169083A true JPS58169083A (ja) 1983-10-05

Family

ID=12928204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57052918A Pending JPS58169083A (ja) 1982-03-31 1982-03-31 慣性核融合炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58169083A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019037961A (ja) * 2017-08-28 2019-03-14 国立大学法人京都大学 液滴製造用ノズル、液滴製造装置、核融合装置、および液滴製造方法
JP2020518978A (ja) * 2017-05-01 2020-06-25 ジェネラル フュージョン インコーポレイテッド 空洞の液体ライナを形成する方法及びシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020518978A (ja) * 2017-05-01 2020-06-25 ジェネラル フュージョン インコーポレイテッド 空洞の液体ライナを形成する方法及びシステム
JP2020518977A (ja) * 2017-05-01 2020-06-25 ジェネラル フュージョン インコーポレイテッド 液体ライナを内破させる方法及びシステム
JP2019037961A (ja) * 2017-08-28 2019-03-14 国立大学法人京都大学 液滴製造用ノズル、液滴製造装置、核融合装置、および液滴製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3762992A (en) Laser driven fusion reactor
US3349001A (en) Molten metal proton target assembly
US11521759B2 (en) Melt confinement device
WO2020046165A1 (ru) Система локализации и охлаждения расплава активной зоны ядерного реактора водоводяного типа
US4608222A (en) Method of achieving the controlled release of thermonuclear energy
CN108028081B (zh) 核反应堆被动保护装置
US20160343456A1 (en) High-yield icf containment chambers and power reactors
US5513234A (en) Structural member for nuclear reactor pressure tubes
JPS58169083A (ja) 慣性核融合炉
US20030215046A1 (en) Pressure generating structure
CN1005283B (zh) 循环型蒸汽发生器
KR20200027128A (ko) 노심 용융물 냉각 장치
JPH0843576A (ja) 原子炉コアキャッチャー
RU2063071C1 (ru) Система аварийного охлаждения активной зоны ядерного реактора при ее разрушении
US4216058A (en) Enhanced fission breeder reactor
US4735767A (en) Method and device for reducing the activity of a gas-cooled stacked-ball nuclear reactor
US3377251A (en) Nuclear reactor for use in space
JP2781996B2 (ja) 高温蒸気発生装置
CN113035388B (zh) 一种简洁高效的pcs长期冷却水箱
RU2810654C1 (ru) Ферма-консоль устройства локализации расплава (варианты)
RU2810517C1 (ru) Ферма-консоль устройства локализации расплава
US11488728B2 (en) Confinement walls for inertial confinement fusion chambers
GB2073387A (en) Flat cooling plates or boxes for blast furnace walls
Monsler New concept for a high-repetition-rate reactor for inertial-confinement fusion
Hedstrom Laser-driven fusion reactor