【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]
本発明は、所謂、インクジェット記録に於て適用する記
録材（一般に、記録紙と呼ぶ）に関する。
インクジェット記録方式では、インクと称される記録用
液体の小液滴（ｄｒｏｐｌｅｔ ）を種々の作用原理で
発生させ、それを紙等の任意の記録材に付着させて記録
を行なう。
このインクジェット記録方式は、騒音が少なく高速で記
録することが可能であるため近年急速な発達をみせてい
る。
ところで、斯かるインクジェットによって記録するとき
には、
■ 記録液（インク）の記録材への吸収が速やかである
こと
■ 事前に記録材に打込まれたインクドツトに重複して
付着したインクが前のドツトに流れ出さないこと
■ インクドツトの径が記録材上で必要以上に大きくな
らないこと
■ インクドツトの形が円に近く、又、その周辺が滑ら
かであること
■ インクドツトの濃度が高く、ドツト周辺部がボケな
いこと
■ 記録材の白色度が高く、インクドツトとのコントラ
ストが大きいこと
■ インクの色が記録材の如何により変化しないこと
■ インクドツト周辺へのインクドロップの飛散が少な
いこと
■ 記録材の寸法変動（例えば、しわ、のび）が記録の
前後で少ないこと
等々の諸要求を満足させる必要がある。なお、これ等の
要求を満足させるには、用いる記録材の特性に負う処が
多いのであるが、従来、これ等の要求性能をすべて（Ｍ
足した記録材は見当ｉ′ないのが実状である。
例えば、特開昭５２−７４３４０号公報には、透気度／
坪駄が０．３以下で、水性インキ０．００４−の吸収時
間が２秒〜６０秒となる多色インクジェット記録用紙が
提案されている。
しかしながら、この記録用紙は、インクの吸収は速やか
であるが、インクドツトの径が太きくなりやすくドツト
の周辺がボケやすいという欠点を有し、叙上の要求性能
を満足させるには到っていない。又、これとは別に特開
昭５５−１４４１７２号公報には、打込捷れるインクの
中ＦＣ含擾れる着色剤染料を吸着する顔料（例えばゼオ
ライト鉱物等）を含む塗布層を設けたインクジェット記
録用紙が提案されている。
しかしながら、この記録用紙は、インクによるドツトの
濃度が高く、微小なインク滴の吸収も速やかであるが、
比較的大きなインク滴が打込まれたり、又は、多色印字
を行うとき、インクドツトの重なりがある場合にはイン
ク吸収力が著しく低下し、その結果、インクドツトの広
が゛りを生じやすいという欠点を有している。
そこで、本発明は上述の如きインクドツトによる記録に
おける諸要求をほとんど全て満足させる高性能の記録拐
を提供することを目的とする％Ｑである。そｊ〜で、斯
かる目的を達成する本発明の記録材は、ゼオライトを含
有する第１の被覆と二酸化ケイ素を含有する第２の被覆
を基体上に順次、積層して成ることを特徴にしている。
ここで、図面によって本発明の構成に就いて説明する。
図において、１０１は二酸化ケイ素（微粉状シリカ）と
結着樹脂とから成る塗布層であって、この塗布層１０１
は、インクを層の厚さ方向に速やかに吸収し、且つイン
ク中の着色材を選択的に層内に吸着して為濃度のインク
ドツトを実現する役目を有している。１０２はゼオライ
トと結着樹脂とから成る塗布層であって、この塗布層１
０２け、その−Ｌ面にある塗布層１０１から吸収されて
来たインクの溶剤分を吸収保持する役目を有するもので
あゆ、インクの吸収量を制到すると共に、基体１０３へ
のインク溶剤の浸透を防止して、記録材のカーリングを
防ぐ作用を為すものである。基体１０３は、例えば、紙
、プラスチックフィルム、金属板、ガラス板。
木板、布等から成り、叙Ｆの塗布１１１０２及び１０１
を支持する役目を有１〜でいる。そして、この基体１０
３としては、上記のとおり、多孔質であっても非多孔質
であっても、何れも用いることができる。
ところで、塗布層１０１に用い為二酸化ケイ素はシリカ
と通称されるもので、本発明では、後に詳記する様に微
粉状にThe present invention relates to a recording material (generally referred to as a recording paper) used in so-called inkjet recording. In the inkjet recording method, small droplets of a recording liquid called ink are generated using various principles of operation, and the droplets are attached to an arbitrary recording material such as paper to perform recording. This inkjet recording method has been rapidly developing in recent years because it can perform high-speed recording with little noise. By the way, when recording with such an inkjet, ■ The absorption of the recording liquid (ink) into the recording material must be rapid; ■ The ink that has repeatedly adhered to the ink dots previously placed on the recording material may not overlap with the previous dots. ■ The diameter of the ink dot should not be larger than necessary on the recording material ■ The shape of the ink dot should be close to a circle, and the surrounding area should be smooth ■ The density of the ink dot should be high and the area around the dot should not be blurred ■ The whiteness of the recording material is high and the contrast with the ink dots is large. ■ The color of the ink does not change depending on the type of recording material. ■ There is little scattering of ink drops around the ink dots. ■ There is no dimensional variation in the recording material (e.g. It is necessary to satisfy various requirements such as minimal occurrence of wrinkles, wrinkles, and stretching) before and after recording. In order to satisfy these requirements, much depends on the characteristics of the recording material used, but conventionally, all of these required performances (M
The reality is that the added recording material has no register i'. For example, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 52-74340, air permeability/
A multicolor inkjet recording paper has been proposed which has a tsubota of 0.3 or less and an absorption time of 0.004-0.04 seconds of water-based ink from 2 seconds to 60 seconds. However, although this recording paper absorbs ink quickly, it has the disadvantage that the diameter of the ink dots tends to be large and the periphery of the dots tends to blur, and it does not meet the performance requirements mentioned above. . Separately, JP-A-55-144172 discloses an inkjet recording in which a coating layer containing a pigment (such as zeolite mineral) that adsorbs the colorant dye contained in the FC in the ink that is applied and shatters is disclosed. A paper is proposed. However, although this recording paper has a high density of ink dots and absorbs minute ink droplets quickly,
Disadvantages: When relatively large ink droplets are ejected or when ink dots overlap when printing in multiple colors, the ink absorption ability is significantly reduced, and as a result, the ink dots tend to spread. have. Therefore, the object of the present invention is to provide a high-performance recording method that satisfies almost all of the various requirements for recording using ink dots as described above. Therefore, the recording material of the present invention that achieves the above object is characterized in that a first coating containing zeolite and a second coating containing silicon dioxide are sequentially laminated on a substrate. ing. Here, the configuration of the present invention will be explained with reference to the drawings. In the figure, 101 is a coating layer made of silicon dioxide (fine powder silica) and a binder resin;
has the role of rapidly absorbing ink in the thickness direction of the layer and selectively adsorbing the coloring material in the ink into the layer, thereby realizing ink dots with high density. 102 is a coating layer made of zeolite and a binder resin, and this coating layer 1
02, it has the role of absorbing and retaining the solvent of the ink absorbed from the coating layer 101 on the -L side, and not only limits the amount of ink absorbed, but also prevents the ink solvent from reaching the base 103. It acts to prevent penetration and curling of the recording material. The base 103 is, for example, paper, a plastic film, a metal plate, or a glass plate. Made of wood board, cloth, etc., coated with 11102 and 101
It has the role of supporting the And this base 10
As mentioned above, the material 3 can be either porous or non-porous. By the way, the silicon dioxide used in the coating layer 101 is commonly known as silica, and in the present invention, it is used in the form of fine powder as will be described in detail later.
【−で適用される。
又、上記塗布層１０２ｒ用いられるゼオライトを、天然
、合成とりまぜて、構造的に分類すれば、次の６種類に
な”る。（中印は合成ゼオライ ト ）
（１） ホウフッ石群
アナルサイト
ボルサイト
ピザイト
ケホサイト
（２） ホーソーダ石群
ハイドロソーダライト ・フォージ
ャス石
モレキュラーシーツＸ型
モレキュラーシーツＸ型
モレキュラーシープＹ型
モレキュラーシーツＸ型
はとんどフォージャス石と同様
〔中ユニオン、カーバイド社製、合成ゼオライト〕（以
下も同じ） ゛
（３） リョウフッ石群
チャバサイト
グメリンフッ石
エリオナイト
レビナイト
モレキュラーシーブ−Ｒ１型 チャバサイトと同様
モレキュラーシープｑ型 グメリンフツ石と同様
モレキュラーシーブＴ型 エリオナイトと同様
（４） ソーダフッ面群
ソーダフッ石
メソフッ石
スコレスフツ石
トムソンフッ石
ニシントンフッ石
ゴナルドフツ石
ローブサイト
マウンテナイト
（５） シュウジフッ石群
シュウシュウジフッ石
ガイシウジフッ石
・ジスモンドフツ石
モレキュラーシープＢ型
ガロナイト
（６）モルデンフッ面群
モルデンフッ石
ダキアルドフツ石
フェリ′エライト
〔イ＊ ツートン・社製 合成ゼオライト３次に構
造未決定のゼオライト鉱物を記す。
キフツ石
クリノブチロルフツ石
タバフツ石
ハクフッ石
ブリュースターフッ石
メソフッ石
ニガワラフッ石
ポーリンガイト □
アシュクロフタイン
パイキタイト
上記ゼオライト鉱物も、本発明に適用出来ることは言う
までもな−。
つぎに本発明に使用し得るゼオライト類似鉱物を列記す
ると、
ｆ％
■ ゼオライト類似ケイ酸、鉱物
リョクチュウ石
キンセイ石
ミラー石
オウスミ石
水利カスミ石
カンフリン石
カリチョウ石
■ その他のゼオライト類似鉱物 “１）ゲル
マン酸塩
Ｉ）リン酸塩、ヒ酸塩
スコロド石
ドクテツ鉱
―）含水金属酸化物
コラ寸／ガン鉱
等々が挙げられる。
本発明では、これ等の二酸化ケイ素やゼオライトの粒子
（・・・一般に数百ミリミクロンから数十ミクロンの微
ｉ子）を単独で、又は数種を併用してバインダー（結着
樹脂）分散液又は溶液中に混合分散させて塗布用塗料を
作る。このバインダーと１−ては、水溶性或は有機溶剤
可溶性の樹脂の倒れも使用可能である。例えば、水溶性
樹脂としては、ポリビニルアルコール、テンブン、カゼ
イン、アラビアゴム、ＳＢＲ，ゼラチン、ポリアクリル
アミド、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸
ソーダ、アルギン酸ソーダ、等であり、有機溶剤可溶性
樹脂としては、ポリビニルブチラール、ポリビニルクロ
ライド、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリ
メチルメタクリレート、ポリビニルホルマール、メラニ
ン樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、アルキッド樹脂、等である。
この様なバインダーは、□二酸化ケイ素又はゼオライト
の１００重量部当り、５〜５０重量部重量部用すること
が望ましい。
同、本発明の塗布層１０１．１０２を形成する塗料には
、この他、各種添加剤例えば酸化チタンタルク、重炭酸
カルシウム、硫酸バリウム、サチン白、クレー、等の填
料や各種界面活性剤、防腐剤等を併用しても良い。
これらの成分は、水及び／又は各種有機溶剤と共に混合
され、ボールミル；サンドミル等の公知の分散機器によ
って塗布組成物として調製され、公知の手法（例えば、
ロールコーティング法、ロッドパーコーティング法）に
より、一般に固形分で１１ ／ ｍ”乃至５０ ｇ ／
ｍ”程度の量の塗料を任意の基材に塗工する。更に実
用的には、固形分で２９ ／ ｍ”乃至３０ ｇ ／
ｍ”程度塗工することが望ましい。
勿論、この様な塗布層が設けられた後、常法に従って、
塗布層の乾燥が行われる。
以下、実施例及び比較例に従って本発明の構成を更に詳
細に説明すると共に、効果の例証を行う。
実施例 １
微粉状シリカ１００重量部とポリビニルアルコール２０
重量部とを水中に分散、溶解した後、ボールミルにて、
１２時間粉砕混合して塗布液（ト）とした。他方、合成
ゼオライト（モレキュラーシープＸ型）１００重量部と
カゼイン２０重量部とを水中に分散、溶解した後、ボー
ルミルにて１２時間粉砕混合して塗布液但）とした。
支持体（基体）として坪量６０ 、！ｉ’ ／ ｍ”の
紙を使用し、先ずこの紙の片面に、前記、塗布液◇３）
を固形分に１−て４９ ／ ｍ”の割合で塗布し乾燥し
た。
次いで、この塗膜面に前記塗布液（ハ））を固形分にし
て２ 、！ｉ’ ／ ｍ”の割合で塗布し乾燥した。
このようにして得られた記録材の特性をインクジェット
の記録によって比較検討した結果を表−１に１とめて示
した。
同、表−１に於いて、ドツト濃度の測定値は、さくらマ
イクロデンジトナーＰＤＭ−５（小西六写真工秦社製）
を使用し、巾３０μ、高さ３０μのスリット巾、Ｘ軸方
向の電動速度１０ ｐ１４ｃｃ 。
チャートの送り速度１ ｓ＋ｉａ ／ Ｓｅｃ％チャー
トに対する試料の送り速度比Ｆｉｉｏｏ倍にて測定した
結果である。ドツト径は印字ドツトの直径を実体顕微鏡
で測定した。又、定着時聞け、インクジェット装置で印
字した後、印字部を指でこすって、非印字部が印字した
インクにより汚れを生じなくなるまでの時間で示した。
又、ここで使用したインクジェット記録装置のインク吐
出口径（オリフィス径）ｔｊ：５０μであり、使用した
インクは下記の組成のものである。
インク物性；
粘度３．８ ｃｐｓ （東京計器製Ｅ型回転粘度計にて
測定）
表面張力５２．４ｄｙｎｑ−（協和科学製吊板式表面張
力計にて測定）
表−１
〔注１〕重ね打数とは、同一個所に順次、打込まれたド
ツト数。
〔注２〕定着時間け、最終ドツトが定着するのに要した
時間。
〈比較例〉
実施例１で用いた塗布液（イ）を同様の紙に固形バイン
ダー〕の混合率（重量部比）を２０／１〜】／１の範囲
で変更して記録材を作成し、各記録材に対し７て実施例
１と同様の実験を行ってみた処、全てほぼ同等の優れた
結果が得られた。[- is applied. Moreover, if the zeolites used in the coating layer 102r are classified structurally into natural and synthetic zeolites, they will be classified into the following six types. (The middle mark is a synthetic zeolite.) Cytopisitokehosite (2) Hosoda Stone Group Hydrosodalite - Faujas Stone Molecular Sheets X Type Molecular Sheets X Type Molecular Sheep Y Type Molecular Sheets , synthetic zeolite] (same below) ゛(3) Chabasite Gmelin Fluorite Eryonite Revinite Molecular Sieve - R1 type Similar to chabasite Molecular Sheep Q type Similar to Gumelinite Molecular Sieve T type Erionite Similar (4) Soda fluorite group Soda fluorite Mesofluorite Scolesite Thomson Fluorite Nissington Fluorite Gonaldolphite Lobesite Mountainite (5) Soda fluorite group Shushuuji Fluorite Gaishiuji Fluorite Gismondite Molecular Sheep Type B galonite (6) Molden Fluorite group Molden fluorite Stone dakialdofutuite ferri'elite [I* Manufactured by Tsuton Co., Ltd. Synthetic zeolite Tertiary structure Indicates a zeolite mineral whose structure is undetermined.Kifutite Klinobutyrolufutuite Tabahutuite Hakufutuite Brewster fluorite Mesofluorite Nigawara fluorite Poringite □ Ash It goes without saying that the above-mentioned zeolite minerals can also be applied to the present invention.Next, the zeolite-like minerals that can be used in the present invention are listed as follows: f% ■ Zeolite-like silicic acid, mineral mungite, calendite, mirror stone Ousmite Water use Nepsite Camphrinite Calichite ■Other zeolite-like minerals 1) Germanate I) Phosphate, arsenate Skorodite Doctetite -) Hydrous metal oxides Korasan/ganite, etc. In the present invention, these silicon dioxide and zeolite particles (generally particles of several hundred millimeters to several tens of microns) are used alone or in combination to form a binder (binder resin) dispersion. Or mix and disperse it in a solution to make a paint for application. As the binder, water-soluble or organic solvent-soluble resins can also be used. For example, water-soluble resins include polyvinyl alcohol, tenbun, casein, gum arabic, SBR, gelatin, polyacrylamide, carboxymethyl cellulose, sodium polyacrylate, sodium alginate, etc., and organic solvent-soluble resins include polyvinyl butyral, These include polyvinyl chloride, polyvinyl acetate, polyacrylonitrile, polymethyl methacrylate, polyvinyl formal, melanin resin, polyamide resin, phenol resin, polyurethane resin, alkyd resin, and the like. Such a binder is preferably used in an amount of 5 to 50 parts by weight per 100 parts by weight of silicon dioxide or zeolite. Similarly, the paint forming the coating layers 101 and 102 of the present invention also includes various additives such as fillers such as titanium oxide talc, calcium bicarbonate, barium sulfate, satin white, clay, various surfactants, and preservatives. Agents etc. may be used together. These components are mixed with water and/or various organic solvents, prepared as a coating composition using a known dispersion device such as a ball mill or a sand mill, and prepared by a known method (for example,
Roll coating method, rod per coating method), the solid content is generally 11/m” to 50 g/m”.
A coating material in an amount of about 29 g/m" to 30 g/m" is applied to an arbitrary base material.
It is desirable to apply a coating of approximately
The coating layer is dried. Hereinafter, the structure of the present invention will be explained in more detail according to Examples and Comparative Examples, and the effects will be illustrated. Example 1 100 parts by weight of finely divided silica and 20 parts by weight of polyvinyl alcohol
After dispersing and dissolving parts by weight in water, in a ball mill,
The mixture was pulverized and mixed for 12 hours to obtain a coating solution (G). On the other hand, 100 parts by weight of synthetic zeolite (Molecular Sheep type As a support (substrate), the basis weight is 60! Use a piece of paper with a paper size of 1/2", and first apply the coating liquid ◇3) on one side of the paper.
was applied at a rate of 49/m'' based on the solid content and dried. Next, the coating solution (c)) was applied to this coating surface at a rate of 2,!i'/m'' based on the solid content. and dried. Table 1 shows the results of a comparative study of the characteristics of the recording material thus obtained by inkjet recording. In Table 1, the dot density measurements are based on Sakura Microdensity Toner PDM-5 (manufactured by Konishiroku Photography Hatasha).
The slit width is 30μ, the height is 30μ, and the electric speed in the X-axis direction is 10p14cc. The chart feed rate is 1 s+ia/Sec% This is the result of measurement at a sample feed rate ratio of Fiioo times that of the chart. The dot diameter was determined by measuring the diameter of the printed dot using a stereomicroscope. In addition, during fixing, after printing with an inkjet device, the printed area was rubbed with a finger and the time required until the non-printed area was no longer smudged by the printed ink was measured. Further, the ink ejection opening diameter (orifice diameter) tj of the inkjet recording apparatus used here was 50 μm, and the ink used had the following composition. Ink physical properties: Viscosity: 3.8 cps (measured with an E-type rotational viscometer manufactured by Tokyo Keiki) Surface tension: 52.4 dynq- (measured with a hanging plate type surface tension meter manufactured by Kyowa Kagaku) Table 1 [Note 1] Number of overlapping strokes and is the number of dots placed sequentially in the same location. [Note 2] Fixing time: the time required for the final dot to fix. <Comparative Example> Recording materials were prepared by applying the coating liquid (a) used in Example 1 to the same paper and changing the mixing ratio (parts by weight) of the solid binder in the range of 20/1 to ]/1. When experiments similar to those in Example 1 were conducted for each recording material 7, almost the same excellent results were obtained for all of them.
【図面の簡単な説明】[Brief explanation of the drawing]
図面は本発明の一構成例を説明する略画断面図である。
図に於−ｒ、１０１，１０２は塗布層、１０３は基体で
ある。
特許出願人 キャノン株式会社The drawing is a schematic sectional view illustrating one configuration example of the present invention. In the figure, 101 and 102 are coating layers, and 103 is a substrate. Patent applicant Canon Co., Ltd.