JPS5813064Y2 - シリンダヘツドの冷却水ノズル装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテ゛イーゼルエンジンのシリンダヘッドの冷却
水ノズル装置に関するものである。

従来のこの種のノズル装置はシリンダヘッドの孔状部に
ノス゛ルを挿入して第１図又は第２図に示すように構成
してあった。

しかし、第１図に示す冷却水ノズル装置はエンジン運転
中にノズルａが動かないように、ノズルａはシリンダヘ
ッドｂのヘッド孔Ｃに圧入されているが、圧入代が大き
いと組立性が悪くなるため、ノズル外径を研削加工、ヘ
ッド孔Ｃをリーマ加工し、圧入代をコントロールしてい
る。

このため、加工のコストが高くなっている。

また、第２図に示すものもノズルａの端部をシ）ンダヘ
ッドｂのヘッド孔Ｃに圧入することにより固定している
が、ノズルａの形状的な問題で材質は銅パイプを使用し
ている。

この場合は、圧入部はパイプ材が軟かいため、圧入代を
きびしくコン１〜ロールする必要がないので孔Ｃはキリ
穴、ノス゛ル外径はプレス成形のままとしていた、しか
し、圧入代は公差の関係−Ｌ大きくなりがちなので、組
立性に難点があった。

本考案は上記の事情に鑑みなされたものであって、その
目的とするところは組立性が良好でしかもノズル、ヘッ
ド孔とも加工精度を上げる必要がなく製作費が安価にな
るシリンダヘッドの冷却水ノズル装置を提供することに
ある。

以下、本考案を第３図以下を参照して説明する。

図面中１はシリンダヘッドであり、シリンダヘッド１の
側面部にはヘッド孔２が形成してあり、ヘッド孔２の入
［］部２ａは大径になされている。

また、シリンダヘッド１には冷却水孔３が形成してあり
、冷却水孔３はヘッド孔２に開口している。

図面中４はノズルであり、ノズル４の基端部はラッパ状
の拡開部４ａになされている。

そして、このノズル４はヘッド孔２に隙間７を存して挿
入されていてノズル４の拡開部４ａは前記−ラド孔２に
圧入されていて当該拡開部４ａのヘッド孔２の圧入によ
りノズル４は保持固定されている。

また、−＼ラド孔２の入口部２ａにはメクラプラグ５が
圧入しである。

ノズル４には冷却水孔３に通じる通孔６が形成しである
。

本考案は以上詳述したようになり、ノス゛ル４の基端部
にラッパ状の拡開部４ａを形成し１．二のノズ゛ル４を
シリンダヘッド凹のヘッド孔２に隙間７を存して挿入す
ると共に前記拡開部４ａをヘッド”ＪＬ２に圧入したか
ら、ノズル４のヘッド孔２への挿入時最初は隙間７のた
め圧入なし、になり、最後の拡開部４ａで圧入となるの
で、組立性が良くなリノス゛ル、ヘッド孔とも加工精度
を上げる必要がなく安価に製作て゛きる。

【図面の簡単な説明】

第１図ま３よび第２図はそれぞれｉ蓋米の；令却水ノス
゛ル装置の縦断面図、第３図は本考案−実施例の縦断面
図、第４図はノズルの拡開部の縦断面図である。 １はシリンダヘッド、２はヘッド孔、４はノズル、４ａ
は拡開部、７は隙間。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ノズル４の基端部にラッパ状の拡開部４ａを形成し、こ
   のノズル４をシリンダヘッド１のヘッド孔２に隙間７を
   存して挿入すると共に前記拡開部４ａをヘッド孔２に圧
   入したことを特徴とするシリンダヘッドの冷却ノズル装
   置。