JPS5812837Y2 - 電解槽 - Google Patents

電解槽

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Publication number
JPS5812837Y2
JPS5812837Y2 JP1978114062U JP11406278U JPS5812837Y2 JP S5812837 Y2 JPS5812837 Y2 JP S5812837Y2 JP 1978114062 U JP1978114062 U JP 1978114062U JP 11406278 U JP11406278 U JP 11406278U JP S5812837 Y2 JPS5812837 Y2 JP S5812837Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cathode
electrolytic cell
mounting frames
metal
mounting frame
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978114062U
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English (en)
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JPS5530777U (ja
Inventor
高富広志
山内信次
徳田晋吾
Original Assignee
大阪曹達株式会社
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Publication date
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  • Electrolytic Production Of Metals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は苛性アルカリ溶液に含まれる重金属分を電解に
より陰極面上に析出除去せしめる電解槽に関する。
特に本考案は隔膜法電解により生成される苛性アルカリ
溶液に含有される重金属を除去するのに有用な電解槽に
関する。
苛性アルカリ溶液は工業的用途において高純度を有する
ことが要求されるが、その製造中あるいは輸送中等に金
属壁との接触により重金属イオンの混入が起り着色等の
原因となり二次製品の品質低下を来たす。
特に隔膜法電解によって生成される苛性アルカリ溶液は
その濃度が稀薄でかつ食塩分を多量に含むので濃度約5
0%まで濃縮しかつ析出食塩を分離する工程を必要とす
るが、その際濃縮缶壁の腐食によってニッケルあるいは
鉄等の重金属が混入しやすい。
このような濃縮液より重金属を除去するのは困難な技術
であり、たとえば重金属捕捉剤、共沈剤の使用は製品液
自体の汚染を招いたり分離操作が複雑化する欠点がある
それ故このような苛性アルカリ溶液に電流を流し陰極面
上に重金属分を析出沈着させて除去する方法が有用であ
る。
本考案はこのような電解析出法を工業的に実施するのに
適切な電解槽を提供するものである。
すなわち本考案は塩化アルカリ電解により製造された苛
性アルカリ溶液に含まれる微量の重金属を電解により陰
極面に析出せしめて上記溶液中より除去する電解槽にお
いて、該電解槽は複数個の陽極取付枠および陰極取付枠
を交互に配置して構成され、上記各取付枠内には電極を
通して電解槽の一端より他端にむかう電解液流路が形成
され4かつ上記陰極枠は内側方に設けられた内溝により
陰極支持体をゴム材を介して嵌挿しており、該陰極支持
体はボルトにより多孔状もしくは網状の金属陰極を締付
けてなることを特徴とする電解槽である。
本考案の電解槽の1例を図面により説明すると第1図は
電解槽のフローシートであって、電解槽1は複数個の陽
極取付枠Aおよび陰俸取付枠B、を交互に配置して構成
され各取付枠はバッキングを介して相互に締付けられて
いる。
各取付枠A−B内には液流通可能な陽極2および陰極3
75:それぞれ設ぼられ苛性アルカリ溶液Cはポンプ4
により電解槽1の一端に導入され他端より排出Cされる
第2図は電解槽1を構成する陽極取付枠Aおよび陰極取
付枠Bの一部の見取図であり陽極取付枠A内部には陽極
接続端子5を有する陽極取付枠A内部には陽極接続端子
5を有する多孔状の陽極2が装着されている。
苛性アルカリ溶液の電解時発生する小量の酸素ガスはガ
ス抜き孔6より排出される。
第3図、第4図は網状の金属陰極3をボルト9により内
部に装着し、かつ陰極接続端子10を有する陰極支持体
8を示し、第2図の陰極取付枠Bの内溝7に嵌挿される
ようになっている。
金属陰極3は多孔板であってもよいが陰極における重金
属の析出効率を高めるために液の接触面積の大きい複層
の網状体とすることが好ましい。
陽極2の材質は金属ニッケルまたは白金族金属を被覆し
た金属チタン等であり特に多孔板でなくとも陽極取付枠
Aの内側に間隔を設けて液流通可能にしてもよい。
多孔状の金属陰極3の材質はステンレス鋼、ニッケル鋼
、鉄鋼等が好ましく、またこれを装着する陰極支持体8
は上記と同じ金属材が好ましい。
陽極取付枠Aおよび陰極取付枠Bの材質は通常ポリ塩化
ビニール、アクリル樹脂、ポリエチレン、フッ素樹脂−
二ポキン樹脂のような硬質の合成樹脂材が好ましいが、
相互に絶縁体を介してステンレス、鉄等を使用すること
もできる。
なお溝7および陰極支持体8はブチルゴム、エチレンプ
ロピレンゴム、クロロプレンゴム、エチレン酢ビゴム等
によりシールを行い嵌挿上ずる間隙よりの液の漏洩を防
ぐ陽極2および陰極30個数はそれぞれ3〜10個程度
が苛性アルカリ溶液中の重金属除去を完全に行うために
適当である。
本考案は以上のように構成されているので重金属を含む
苛性アルカリ溶液を電解漕の一端より他端に流通させな
がら通電すると、各陰極面上に重金属が順次析出し効率
よくその除去を行うことができる。
また各金属陰極は陰極支持体に装着されこの支持体は陰
極取付枠に嵌挿されており、シール剤により接着された
のみであるので析出重金属量が多量になり極としての有
効な作用を呈さなくなった時点で容易に電解槽より取列
し新しい極と交換することができる。
特にこの考案においては電解槽に導入されて最初に接触
する金属陰極あるいはこれにつづく少数の金属陰極の面
上にて大部分の重金属弁が析出除去されるので、このよ
うに端部に近い金属陰極のみをデッドポイントに達した
時点で交換すればよく複数個の金属陰極全部を交換する
必要はない。
そしてこれらの各金属陰極の網状のメツシュあるいは複
層体の層数を液の流通速度あるいは重金属の種類、含量
に応して加減することにより効率良く除去を行い極の交
換時期を実情に促して適宜調節することも可能である。
また取付枠数も増減可能である。
本考案電解槽は特に工業的規模の大量の苛性アルカリ溶
液から連続的に脱型金属を行うのにきわめて有用である
実施例 図面に示す構成の電解槽により苛性ソーダ溶液中の重金
属除去を行った。
陽極として厚さQ、5mm−大きさ100關×75rI
L1nのニッケル板に径2.5關の孔を120ケあげた
ものを用い、陽極取付枠に装着し陰極として100メツ
シユ、大きさ100關×75曲のステンレス(5US3
04 )製金網を10枚重ね陰極支持体に装着し陰極取
付枠に嵌挿した。
上記取付枠はいずれもポリテトラフルオロエチレン製で
ある。
陽極取付枠お′よび陰極取付枠は各8ケづつ設置して電
解槽とした。
この電解槽の一端より下記重金属を含む苛性ソーダ溶液
(NaOH濃度5濃度5多 にて通液し全電流11.25Aを通電した。
電解処理前の溶液中の重金属濃度はFe20320〜2
5ppm.Ni4 〜5ppm.Mn3 〜5ppm−
Cu1〜2ppmであったが処理後はFe2030.
2〜0、5 ppm− Ni O.0 1〜0.3 p
pm. Mn O.I 〜0、5 ppm,Cu O.
1〜0.3ppmとなり3ケ月間の連続処理期間中この
状態を保つことができた。
(鉄の除去率約99%)。
その後2ケ月間は処理後の重金属濃度がFe 203
2 〜3 ppm. N i O.8〜1.0 ppm
. M n 0.8 〜1.0 ppm− C u O
.5 〜0、8ppmで維持・垂れた。
(鉄の除去率約90%)。この後電解槽入口より1〜4
個の陰極のみ交換し再び電解を行ったところ再び初期の
状態に回復した。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案電解槽のフローシート、第2図は同電解
槽の電極取付枠の構造を示す見取図,第3図,第4図は
第2図の陰極取付枠に嵌挿される金属陰極の正面図およ
び線D−ffの断面図である。 A・・・陽極取付枠−B・・・陰極取付枠、1・・・電
解槽。 2・・・陽極、3・・・多孔状金属陰極2溝、8・・・
陰極支持体。 γ・・・陰極取伺用

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 塩化アルカリ電解により製造される苛性アルカリ溶液に
    含まれる微量重金属を電解により陰極面、に析出せしめ
    て上記溶液より除去する電解槽において、該電解槽は複
    数個の陽極取付枠および陰極取付枠を交互に配置して構
    成され、上記各取付枠内には電極を通して電解槽の一端
    より他端に向う電解液の流路が形成され、かつ上記陰極
    取付枠は内側面に設けられた内溝により陰極支持体をシ
    ール用ゴム材を介して着脱可能に嵌挿しており、該′陰
    極支持体はボルトにより多孔状もしくは網状の金属陰極
    を締付けてなることを特徴とする電解槽。
JP1978114062U 1978-08-18 1978-08-18 電解槽 Expired JPS5812837Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978114062U JPS5812837Y2 (ja) 1978-08-18 1978-08-18 電解槽

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JP1978114062U JPS5812837Y2 (ja) 1978-08-18 1978-08-18 電解槽

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5530777U JPS5530777U (ja) 1980-02-28
JPS5812837Y2 true JPS5812837Y2 (ja) 1983-03-11

Family

ID=29064448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978114062U Expired JPS5812837Y2 (ja) 1978-08-18 1978-08-18 電解槽

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52118301U (ja) * 1976-03-08 1977-09-08

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Publication number Publication date
JPS5530777U (ja) 1980-02-28

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