JPS58121026A - フイルムカセツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はカメラに使用されるフィルムカセットに関す
る。

近年、フィルムの着脱操作を容易化するために、カセッ
ト式のフィルムを用いるようにしたカメラが普及してい
る。このようなカメラにおいてはフィルムカセットの着
脱操作が迅速かつ簡単に行なえることが重要である。

従来、上記フィルムカセットが装填されるカメラのカセ
ット収納室は、裏蓋によりて開閉されるようになってい
て、フィルムカセットを装填するときには裏蓋を開けて
カセット収納室にフィルムカセットを入れたのち、上記
裏蓋を閉じることによし、との裏蓋によってフィルムカ
セットをカセット収納室に保持するようになっている。

そのため、フィルムカセットの保持には上記裏蓋がどう
しても必要なのだが、この裏蓋の開閉操作がフィルムカ
セットの装填や取シ出し時に非常に煩わしいという欠点
があった。

また、他の構造として予めフィルムを裏蓋に装填してお
き、そのままカメラの暗箱部に取シ付けるマガジン構造
のものもあるが、このようなものによると、フィルムを
マガジンに装填したシ、マガジンから取り出すという操
作が容易かつ迅速に行なえないばかりか、マガジンが高
価であるため、コスト高となる。

この発明は上記事情にもとづきなされたもので、その目
的とするところは、カメラのカセ。

ト収納室に、このカメラの裏蓋によらずにフィルムカセ
ットを保持することができるようにして、その装填や取
シ出しを迅速かつ容易に行なえるようにしたフィルムカ
セットを提供することにあ、る。

以下、この発明の一実施例を第１図乃至第１１図を参照
して説明する。まず、第１図乃至第４図ハフィルムカセ
、ト１を示す。このフィルムカセット１は筒状をなした
フィルムの供給室２と巻取り室３とを壁体４によって連
結してなるカセット本体５が合成樹脂によって一体成形
されている。このカセット本体５には、上記供給室２と
巻取り室３との上端開口を閉寒する板状のブリッジ６が
この下面の四隅から垂設された爪部７を上記供給室２と
巻取り室３の上端部外周面に突設された段部８に弾性的
に係合させて着脱自在に連結されている。上記ブリッジ
６の上面にはフィルムの性能を示す表示ラベル９が貼着
され、下面には情報ラベル１０が設けられている。ま九
、上記カセット本体５の壁体４の前面、すなわちフィル
ム面１１にはその周辺の下端を除く３方向に断面がＬ字
状をなした鍔１２が突設されている。この鍔１２は互い
に連続しているとともに、壁体４の両側に位置する鍔１
２の下端は第３図に示すようＫその壁体４の下端部とつ
ながりている。さらに、壁体４の背面上部には第１図−
赤キ第８図に示されるように凹部１３が形成されている
。なお、上記壁体４の下端部は上記供給室２と巻取り室
３との下端面かられずかに突出している。また、巻取９
室３には第４図に示すようにこの内底部から突設された
筒状の受は部３ａに下端を回転自在に嵌合させて巻取シ
軸３ｂが設けられている。また、同図中３ｃはテレンプ
である。

このように構成されたフィルムカセット１が装填される
カメラ１４は第５図と第６図に示すようになっている。

すなわち、図中１５は＃１ぼ矩形箱状をなしたカメラ本
体である。このカメラ本体１５には、その上面の一部を
幅方向全体にわたって開口させたカセット収納室１６が
形成されている。このカセット収納室１６の幅方向中央
部分にはマスク面１７を形成するマスク部１８が突出し
て設けられている。このマスク部１ｇＶＣは、その上面
および両側部に上記フィルムカセット１のフィルム面１
１から突設された鍔１２が係合する係合溝１９が形成さ
れ、さらに上面には上記フィルムカセット１の情報ラベ
ル１０の情報を検出する検出子２０が設けられている。

ま九、カセット収納室１６には、その底部に上記マスク
面１７と接して底溝２１が形成されているとともＫこの
底溝２１の後方には口、り機構を構成する弾性材料から
なるロックレバ−２２が下端部を段ビス２３によって支
持されてカメラ本体１５の前後方向に揺動自在かっばね
２４によって後方に付勢されて設けられている。

この口、フレバー２２の上端部と下端部とにはこの一部
をほぼ直角に折曲して口、り係合部２５とカセット受部
２σとがそれぞれ形成され、このカセット受部２６の先
端部は上記底溝２１内に突出している。さらに、ロック
レバ−２２の上端はカメラ本体１５の上面に前後方向に
スライド自在に設けられたエジェクタ釦２７に連結され
ている。したがって、エジェクタ釦２７をスライドさせ
るととＫより上記口、フレバー２２を揺動させることが
できるようになっている。

さらに、カセット収納室１６には、上記ロックレバ−２
２とでフィルム巻き上は用の図示しないモータの回路の
スイッチを構成する接片２８が設けられ、ロックレバ−
２２が前方向に揺動したときにこのロックレバ−２２が
接片２１１１１Ｃ接して上記回路を閉成し、これ゛によ
シ最初の空巻き上げが行なわれるようになっている。ま
た、カメラ本体１５の上面に社、その前後方向にスライ
ド自在に蓋２９が設けられていて、との蓋２９によって
上記カセット収納室１６の開口を閉塞することができる
ようＫなっている。

一方、カメラ本体１５の前面にはレンズ３０を保持した
筒体３１が上記マスク面１２と対向するよう螺着されて
いる。この筒体Ｓ１とマスク面１７との関には反射゛ミ
ラー３２が回動自在に設けられている。この反射ミラー
３２は通常約４５度の角度に保持されていて、レリーズ
動作により倒伏するようになっている。反射ミラー３２
が４５度の状態にあるときのその反射方向には、！リズ
ム３３が設けられ、このグリズム３３の光路方向には接
限レンズ３４を介してカメラ本体１５の後面に設けられ
たファインダ３６が位置している。

つぎに、カメラ本体１５の力、セット収納室１６にフィ
ルムカセット１を装填する手順を説明する。まず、第７
図に示すようにフィルムカセ。

ト１の壁体４に形成された鍔１２をカメラ本体１５のマ
スク部１＃く形成された保合溝１９に係合させてフィル
ムカセット１をカセット収納室ＩＩＫ押し込む。すると
、第８ＥＫ示すように上記壁体４の下端がロックレバ−
２２の下端部に形成されたカセット受部２６Ｃ）底溝２
１内に突出した部分に当接し、上記口、フレバー２２が
１段ビス２３を支点としてばね２４の付勢力に抗し前方
に回動する。ロックレバ−２２が前方に回動することに
よシ、ロック保合部２５が上記壁体４の背量上部Ｋｍる
。この状態から上記フィルムカセット１をさらに押し込
むと、ロックレバ−２２が後方にそるように弾性変形す
る。

つまシ、ロックレバ−２２のカセット受部２６とロック
保合部２５との間隔が開く。そのため、第１０図に示す
ように誼、り係合部２６が壁体４の背面に形成された凹
部１３に係合するとともに壁体４の下端部が底溝２１に
入り込む。まえ、このとき口、フレバー２２がさらに前
方に回動して接片２８と接するため、図示せぬモータが
作動して最初の空巻き上げが行なわれる。

なお、エジェクタ釦２７はロックレバ−２２０回動に連
動してカメラ本体１５の前方にスライドする。

すなわち、上記構成によれば、フィルムカセ、ト１は上
記ロックレバ−２２の係合部２５が壁体４の凹部１３に
係合することによシ、カセット収納室１６内に確実に保
持され、またフィルムカセット１のフィルム面１１はこ
のフィルムカセット１の鍔１２がマスク部１８の上面お
よび両側面に形成された係合溝１９に係合していること
によれ、外部から遮光された状態でマスク面１７と対向
する。さらに、壁体４の下端部が底溝２Ｉに入り込むこ
とによっても、上記フィルム面１１の遮光状態が確実と
なる。しか４の下端部と連続していることによりても、
上記フィルム面１１の遮光状態が良好となる。

つぎに、撮影が終わシ、フィルムカセット１をカセット
収納室１６から取り出すには、エジェクタ釦２７を後方
にスライドさせる。この操作によって口、フレバー２２
が後方に回動するから、そのロック保合部２５が壁体４
の背面の凹部１３から外れる。口、り係合部２５が凹部
１３から外れると、口、フレバー２２に加えられていた
付勢力が除去されるから、それまで弾性変形してい）た
ロックレバ−２２が復元する。これによって上記カセッ
ト受部２６がフィルムカセット１をカセット収納室１６
から押し上げるから、フィルムカセット１の一部がカセ
ット収納室１６から突出するため、上記フィルムカセッ
ト１を容易に取り出すことができる。

また、フィルムカセット１が装填されていない状態でカ
メラ１４を使用しない場合は、カメラ本体１５の上面に
設けられた蓋２９をスライドさせてカセット収納室１６
の開口を閉塞すれば、このカセット収納室１６の開口か
らカメラ本体１５内に塵埃が入り込むのを防ぐことがで
きる。さらに、カセット収納室１６にフィルムカセット
１が装填された状態においては、ブリッジ６の上面に設
けられた表示ラベル９が外部に露出しているから、フィ
ルムカセット１内のフィルムの性能がすぐに分か夛、便
利である。

さらに、ロックレバ−２２の口、り保合部２５１？− が上記フィルムカセット１ｐ形成された凹部１３に係合
するまでロックレバ−２２が接片２８に接することがな
い。すなわち、フィルムカセット１をカセット収納室１
・６に装填し終る前に図示せぬモータが作動してフィル
ムが空送りされるなどの事故が発生することがない。

なお、この発明は第１２図と第１３図とに示すような構
成であってもよい。すなわち、この実施例はカセット収
納室１６がカメラ本体１５の後面に開口し、この開口は
後蓋４０によって開閉されるようになっている。そして
、カセット収納室１６の底部にロックレバ−２２がその
カセット受部２６が形成された先端部を段ビス２３によ
って枢着されていて、中途部にロック保合部２５が設け
られている。さらに、カセット収納室１６から突出した
ロックレノ々−２２の後端部にカメラ本体１５の後面上
下方向に沿ってスライド自在に設けられたエジェクタ釦
２７が連結されている。なお、ロックレバ−２２はカセ
ット収納室１６の内底面に設けられた板ばね４２によっ
て辛セ、ト受部２６側の端部が上記内底面方向に付勢さ
れている。

一方、フィルムカセット１には第１３図に示すように供
給室２の底面にロックレバ−２２のカセット受部２６に
係合する溝部４１およびロック保合部２５が係合する凹
部１３が形成されている。

このような構成においても、上記凹部１３にロックレバ
−２２のロック保合部２５が係合してフィルムカセット
１がカセット収納室１６に保持されるとともに、後蓋４
０を開けたのちエジェクタ釦２７を矢示方向にスライド
させれば、ロックレバ−２２の付勢力が解除さ−れて弾
性変形するから、カセット受部２６によりフィルムカセ
ット１の一部をカセット収納室１６から突出させること
ができる。

以上述べ友ようにこの発明は、フィルムカセットのカセ
ット本体に、カメラのカセット収納室に設けられたロッ
ク機構が係合する凹部を設けたから、この凹部にロック
機構が係合することにより、従来のようにカメラの裏蓋
によらずにフィルムカセットをカセット収納室に保持す
ることができる。したがって、従来のカメラのようにフ
ィルムカセットの保持のための裏蓋を必要としないから
、カメラへの着脱操作が容易かつ迅速に行なえるフィル
ムカセットを提供することかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第１１図はこの発明の一実施例を示し、第１
図はフィルムカセットの分解斜視図、第２図は同じく組
立状態の上面側から見た斜視図、第３図は同じく下面側
から見た斜視図、第４図は同じく巻取り室の断面図、第
５図はカメラの斜視図、第６図は同じく断面図、第７図
はカセット収納室にフィルムカセットを装填し始めると
きの斜視図、第８図はフィルムカセットをロックレバ−
のカセット受部に当るまで装填した状態の断面図、第９
図はフィルムカセットを装填し終った状態の斜視図、第
１０図は同じく断面図、第１１図はフィルムカセットが
装填されていない状態の％視μ、第１２図はこの発明の
他の実施例を示すカメラの断面図、第１３図は同じくフ
ィルムカセットの下面側から見た斜視図である・ １・・・フィルムカセット、５・・・カセット本体、１
３・・・凹部、１４・・・カメラ、１６・・・カセット
収納室、２２・・・ロックレノ寸−（ロックａ構＞。 出願人代理人　　弁理士　鈴　江　武　彦ψ　Ｔｏ　ｔ
２ｊ 第１３関

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. カメラのカセット収納室に収納されるフィルムカセット
   において、このフィルムカセットのカセット本体に、上
   記カセット収納室に設けらた口、り機構が係合する凹部
   を設けたことを特徴とするフィルムカセット。