JPS5811348Y2 - 斧 - Google Patents

Info

Publication number
JPS5811348Y2
JPS5811348Y2 JP1979070948U JP7094879U JPS5811348Y2 JP S5811348 Y2 JPS5811348 Y2 JP S5811348Y2 JP 1979070948 U JP1979070948 U JP 1979070948U JP 7094879 U JP7094879 U JP 7094879U JP S5811348 Y2 JPS5811348 Y2 JP S5811348Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
hole
blade
drying
cylindrical body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1979070948U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55170071U (ja
Inventor
清文 繁岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP1979070948U priority Critical patent/JPS5811348Y2/ja
Publication of JPS55170071U publication Critical patent/JPS55170071U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5811348Y2 publication Critical patent/JPS5811348Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Knives (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、柄が強くて抜けない斧の改良に関する。
斧にとって、使用時に柄が抜けないことは極めて大切な
ことである。
というのは、万−斧を振ったときに柄が抜けると、刃の
ついた重い刃鉄が方向も定まらずに飛んですこぶる危険
であり、また、斧は木の上で使用されることが多く、刃
鉄が飛び出すと危険窮まりない。
抜は難い柄の構造として、第1図に示すもの、即ち、柄
孔が先に向って太くなるテーパ状に形成され、ここに挿
入された柄1に、先端から楔2を打ち込んで柄1の先端
を拡げたものがある。
この構造のものは、柄の先端が木目に沿って割られる為
に、柄の強度が低下するばかりでなく、ここに水が浸入
して木製の柄を腐食させ、更に柄の強度が低下する欠点
があった。
又、柄にとってもうひとつの極めて重要な特性として、
使用時に柄の付は根が折損しないことがある。
柄の折損は、理想的な使用状態、即ち、刃鉄の重心付近
を木に打ち付けて使用する限りほとんど起こらないが、
常に理想的な状態で刃を打ち付けることはできず、例え
ば刃先や刃元が木に当ることも多く、このときに、柄の
付は根に、瞬間的にではあるが極めて大きい折曲力が作
用して柄が破損した。
というのは、例えば、刃鉄の重心がら大きく離れて刃元
が木に当ったとすると、当った瞬間に、当った点を中心
に、刃鉄の先端が下る方向に回転させられ、柄に過大な
曲げ力が作用して、柄の付は根は、上縁に大きな引張応
力がかがって柄が折損したのである。
本考案者は、これ等の欠点を除去すべく柄孔を長く形成
したものを開発し、柄の連結強度を著しく強くすること
に成功した。
又、柄孔が長く形成された斧は、特公昭47−2564
0号公報にも開示されでいる。
しかしながら、柄の先端が長く刃鉄の柄孔に挿入されれ
ばされる程、柄孔内に挿入された柄の先端の乾燥が遅く
なり、ここが長期間湿潤状態になって乾燥し難く、柄の
先端が腐り易い欠点があった。
又、柄孔がそれ程長くないものでも、柄が抜けないよう
に柄の先端部が柄孔に密接されたものは、柄と柄孔との
間に浸入した水分がながなが乾燥せず、柄の先端が腐り
易い欠点があった。
この考案は、この欠点を除去すべく、柄孔に連通して乾
燥孔を開口したもので、この考案の重要な目的は、柄孔
に密着して抜は出ない状態で挿入された柄も、また深い
柄孔に挿入された柄も、長期間に渡って腐食せず、耐久
性があって折損しない斧を提供するにある。
以下、この考案の実施例を図面に基いて説明する。
第2図に示す斧は、下縁に刃3がついた私鉄4と、この
私鉄4の柄孔に先端が嵌挿された柄1とからなる。
私鉄4は、全体形状が細長状で刃縁が直線状ないしほぼ
直線状に、上縁が中央凸にゆるく湾曲された形状に形成
され、後端の上部に、横断面形状が、縦長方形状ないし
楕円形状の筒体5が溶着されて、筒体5によって柄孔が
形成されている。
筒体5の外幅は、刃部の厚さよりも厚く形成される。
よって、この筒体が長すぎると刃を砥石で研摩するとき
に前部が邪魔になる。
よって、筒体5は私鉄の後端上部に溶着される。
筒体5は私鉄4の後端縁から更に後方に突出する長さを
有し、柄孔が私鉄の後端縁から延長されている。
柄孔の長さは、最も長い部分、(第2図において上縁)
が刃の長さの35%以上に形成されるのがよい 第2図の私鉄は、柄孔に密着状態で嵌挿された柄の先端
部がより早く乾燥して湿潤状態とならないように、筒体
5を貫通して複数個の乾燥孔8が、柄孔に連通して開口
されている。
乾燥孔8は、柄の、柄孔内に挿入された個所がより広い
面積で外気に接触するように、所定の間隔置きに複数個
穿設される。
乾燥孔は、柄1の長手方向に延びる細長状、即ち縦長で
あってはならない。
縦長の乾燥孔は、乾燥孔によって柄孔穿孔個所の強度を
著しく低下させる。
というのは、柄孔の穿孔個所である筒体や柄部には、柄
の長手方向に作用する力F2は小さいが、これと直交す
る方向の力で、斧を振り下す方向の力F1、即ち、第2
図ないし第4図において紙面に平行で上下方向の力は相
当に大きく、このFlなる過大な力で柄孔が拡大されて
変形される為である。
よって、乾燥孔は、第2図に示すように、円形の小孔を
5〜6個穿設するのが最も簡単である。
乾燥孔8の大きさと数とは、柄1がよく乾燥すると共に
、柄1の連結個所の強度低下が最も少なくなる状態に決
定される。
乾燥孔の数が4〜8個で柄孔の長さが5〜7cmの場合
、乾燥孔の好ましい直径は、5〜15mmである。
乾燥孔の数が多いと、直径を小さくする必要がある。
第3図に示すように、柄1の長手方向に直交する方向に
延長して細長状の乾燥孔8を開口したものは、柄1の連
結個所の強度低下を少なく、より効率よく乾燥できる効
果がある。
この考案に係る斧は、前記の如く、柄孔に連通して乾燥
孔が開口されているので、柄孔に嵌挿された柄が短期間
で乾燥され、従来の斧のように、ここに浸入した水分が
なかなか乾燥せずに、長期間湿潤状態とならず、柄の腐
食が極めて効果的に防止されて、柄の耐久性を著しく延
長する。
この為、柄の先端が抜は出ないように、柄の先端を深く
嵌挿でき、柄が極めて抜は出ない状態で連結できる効果
がある。
ところで、斧は山林で使用されることが多く、シかも山
林は、湿潤個所が多く、使用時に、斧の柄が水分を吸湿
する。
このことは、好都合なことに、柄が私鉄から抜は落ちる
ことを最も効果的に防止する。
というのは、柄の先端は、私鉄から抜は出ないように、
柄孔より多少太く形成されるので、柄孔に打ち込まれた
状態では、第4図に示すように、乾燥孔部分が乾燥孔内
に押し出されてこの部分が乾燥孔に引っ掛り、柄が抜け
るのを阻止し、しかも、柄が水分を吸湿すると、水分に
よって膨張して乾燥孔内への突出量が多くなり、柄抜け
をより効果的に阻止するのである。
ただ、柄が水分を吸湿しない状態での、乾燥孔への突出
量は少なく、目測によってはことことを観測できないが
、本考案者が柄を抜く為に、柄の先端を柄孔から打ち出
そうとしたが、柄は柄孔に極めて強固に固着し、柄の抜
き出しに困難を極め、しかも抜き出された柄の先端は、
乾燥孔に対応する個所の表面が掻き落されており、この
部分が乾燥孔に係止状態にあったことが判明した。
又、従来の、柄の先端に楔を打ち込むものも、乾燥孔に
よって乾燥が早められ、柄の耐久性は延長される。
よって、この考案の斧は、単に柄孔に乾燥孔を開口する
という簡単な構造で、濡れた斧の最も乾燥し難い個所を
より早く乾燥し、柄を、完全かつ強固に、付は根がいつ
までも折損せず、又抜けることなく連結できる卓効が実
現される。
更に本願の斧は、私鉄が細長状に形成されると共に、刃
の先端に石つきを有し、更に、筒体は私鉄の後端上部に
のみ固定されて私鉄の後端縁から後方に延長されたもの
である。
まさかり等に比べると鎌に近い状態で使用される本願の
斧は、長い筒体によっても私鉄の切断能力は低下せず、
また私鉄は従来のものと全く同様に砥石で研摩できる特
長を備える。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の斧の一例を示す一部断面側面図、第2図
はこの考案の実施例を示す斧の側面図、第3図は柄の連
結個所のみを示す側面図、第4図は筒体の断面図である
。 1・・・・・・柄、2・・・・・・楔、3・・・・・・
刃、4・・・・・・私鉄、5・・・・・・筒体、7・・
・・・・私鉄本体、8・・・・・・乾燥孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先縁に刃を有し、刃の先端に石つきを有する細長状の刃
    鉄と、この刃鉄の後端上部に固定された筒体と、この筒
    体に嵌挿された柄とからなる斧において、該筒体が刃鉄
    の後端縁から後方に突出される全長を有し、この筒体を
    貫通して乾燥孔が開口されており、更に、この筒体に柄
    が密着状態で嵌挿されたことを特徴とする斧。
JP1979070948U 1979-05-25 1979-05-25 Expired JPS5811348Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979070948U JPS5811348Y2 (ja) 1979-05-25 1979-05-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979070948U JPS5811348Y2 (ja) 1979-05-25 1979-05-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55170071U JPS55170071U (ja) 1980-12-06
JPS5811348Y2 true JPS5811348Y2 (ja) 1983-03-03

Family

ID=29304665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979070948U Expired JPS5811348Y2 (ja) 1979-05-25 1979-05-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5811348Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55170071U (ja) 1980-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US1698951A (en) Spirally-fluted spike
US2457231A (en) Wrecking bar
US5816632A (en) Ice breaking and removal tool
JPS6278394A (ja) ロツクドリルバイト用のボタンインサ−ト
JPS5811348Y2 (ja)
US7721400B2 (en) Spiked plate
US4043067A (en) Super frog gig
US4456044A (en) Starter wedge for splitting wood
US1770072A (en) Garden tool
US910763A (en) Ax.
US1875612A (en) Wrecking implement
US6780252B1 (en) Method of cleaning a lawn mower
US5339527A (en) Wrecking tool II
US5062324A (en) Hand hammer
US4878786A (en) Tine bit
US4488585A (en) Firewood quartering splitter wedge
US1614055A (en) Hammer
JPS6350463Y2 (ja)
CA1097970A (en) Scabbler bits
RU2109622C1 (ru) Колун и способ колки дров
KR200183860Y1 (ko) 고강도성 목재 체결용 개량형 못
US1377014A (en) Wrecking-bar
US20030106221A1 (en) Ice chipper
US3255524A (en) Utility knife
US3971422A (en) Method of tree felling