JPS5811174B2 - ギヨモウビキカツシヤソウチ - Google Patents

ギヨモウビキカツシヤソウチ

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JPS5811174B2
JPS5811174B2 JP48025954A JP2595473A JPS5811174B2 JP S5811174 B2 JPS5811174 B2 JP S5811174B2 JP 48025954 A JP48025954 A JP 48025954A JP 2595473 A JP2595473 A JP 2595473A JP S5811174 B2 JPS5811174 B2 JP S5811174B2
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pulley
net
pressing
pressure
fluid
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JP48025954A
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JPS4941183A (ja
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ヨハン・ピー・ヴイルヨーン
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MARIIN KONSUTORAKUSHON ANDO DEZAIN CO
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MARIIN KONSUTORAKUSHON ANDO DEZAIN CO
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Publication of JPS5811174B2 publication Critical patent/JPS5811174B2/ja
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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; CARE OF BIRDS, FISHES, INSECTS; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K73/00Drawn nets
    • A01K73/02Trawling nets
    • A01K73/06Hauling devices for the headlines

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は駆動滑車あるいはブロック装置を用いて魚網を
機械的に引く装置に関する。
ブロック装置は網が装置の滑車上に束ねられてたれ下る
ように、かつ上下方向に動く柱状に集められた網からつ
り下げられた重りが、滑車をめぐる網を寄せ集め、網と
滑車の溝の両壁間との間に摩擦駆動押圧係合が生ずる。
より詳しくは、本発明は滑車に掛けられた網のすべての
部分が網引き操作における網の運動や網にかかる負荷の
種々の条件の下においてより積極的に、かつ均一に接触
駆動され、このような滑車の駆動による網引き操作中、
網の中に生じる網を引き裂こうとする傾向が阻止され制
御されるようにトルクによって駆動され、網に対して押
圧力を加える押圧車を用いた改良装置に関する。
ある条件の下で魚網を引くためのつり上げられた駆動滑
車装置を使用する際に生じる問題は、滑車の溝の底部に
ほとんどあるいはまったく滑べらずにきっちりと食い込
んだ網の部分に引く力がかかり、この網の滑車の溝に食
い込んだ部分が網のゆるい外側の層(この外側の層では
網目の部分が近接する部分とあまり硬くからみ合わずに
また滑車の両側面と比較的軽く接触する)よりも速く動
く傾向にあることである。
したがって、滑車と網の外側の層との間では網の内側の
層よりもより滑りやすく、またこれら網の外側の層にお
いては網の束の内部で網目の層と層が比較的滑りやすく
、その結果網の内部のせん新傾向が網をひっばりその状
態を乱す。
きんちゃく網を引く場合、例えば重り糸やこれに近接し
た網目が滑車のV字型の溝の底部に集まり、このため実
質上滑ることなく摩擦駆動される傾向がある。
浮き糸(cork l ine )、浮きあるいはフロ
ート、およびこれに近い網の部分は滑車をめぐるとき網
の束の外側にくるから、内側の部分よりもおそい速度で
回転する傾向にある。
したがって滑車の駆動作用が網の内部にせん断効果を生
じ、網引き操作が進むにつれて、網を引っばりその状態
を乱すことになる。
更に比較的長い網の場合、滑車装置を用いて網引きを完
了することができない。
なぜなら浮き糸の大半がまだ水中にある間に重り糸が締
めつけられてしまうからである。
ある種の魚法及び網においては上述の問題は非常に面倒
である。
例えば網引き装置が比較的低い位置に配置されている場
合、柱状に束ねられて昇降する網の重さは比較的小であ
り、滑車のまわりに束になった網は、網目が均一に組み
合うほどには十分にがさ低くならずに、また網のすべて
の部分を同じ割合で引くのに充分なほど網のすべての部
分が滑車の側面でひっばられることもない。
更に、ある一定の高さの滑車に対して網が大きく、また
網の断面積が大きいほど、上述の困難な問題はますます
大きくなる。
もちろんピュレチツク型(puretic type
)の駆動ブロックを高い位置に配置し、これによって引
かれる狭い(すなわち浮き糸と重り糸の間がせまい)地
引網では能率よくかつ正しく入ってくる。
しかし各国の魚業界では網も船もそれぞれ異なるのでこ
のような理想的な使用は不可能である。
網を滑車の溝により正しくコンパクトに収めることによ
り前述の網の引き裂かれる傾向を克服しようとする試み
のために、種々の装置が開発された。
例えば、ある試みにおいて網が引かれるとき船員が帆桁
の上で網の上に足をかけて歩くようにしていた。
この作業は危険であり、能率があまりよくない。
また押えローラを用いて網を滑車の溝にコンパクトに収
めるようにすることも試みられた。
このローラは網上を出来るだけ自由に回転するようにベ
アリングに取付けられていた。
網をコンパクトにするためのローラの圧力は水圧シリン
ダ、ピストン装置の力によって生ぜしめていた。
しかしこの装置はあまり満足できるものではなくまたあ
る場合には問題が増加した。
例えば網の部分および浮きの束がローラの前でかたまっ
てしまい網引きの際に滑車をめぐるのに邪魔になること
が判明した。
したがって滑車の溝の底に巻かれた重り糸及び網の一番
内側の部分が滑車の回転によって進行を続け、一方浮き
糸、浮きおよび網の最外側の部分は押えローラによって
前進が止められてしまう。
更に網に対する押えローラの過圧力が前述の引き裂き現
象に対する過剰な補償を行ない外側の網層と内側の層を
あまりにも強く締めつけ網が滑車を廻るとき外側の層が
内側の層より長い円弧を走行するため早く引かれること
により反対方向にひき裂かれる効果を生ぜしめる。
本発明の一つの目的は前述の引き裂きの問題を克服し、
比較的低い場所につり下げられた網引き滑車装置を効果
的に操作でき、あらゆる条件のもとで網が引かれる際に
整列した状態に網を維持し網引き操作を助け、これによ
って網引きを迅速容易にし、更にこの操作中網をより積
極的に制御するのに役立つ改良された装置を提供するに
ある。
本発明の他の目的は前記の如き装置であって、共同動作
部分が魚船において普通使用できる電源及び駆動機構と
矛盾せず、更に動力駆動滑車を補助するメカニズムがこ
の種の既存の動力駆動滑車装置と矛盾しないものである
網引き装置を提供するにある。
この後者の点に関し市場で入手できる網引き滑車あるい
はブロックユニットに、このユニットを操作のためのつ
り下げあるいは取り付は方法を変えたり制限したりする
ことなく、一体に組み込むことができるものを提供する
にある。
本発明の他の目的は、網のフロート糸(floatli
ne)とコーク糸(cork I ine )の部分が
同じ割合で駆動されるかあるいはこれらの網の部分の網
引き率(haul ing rate )が均等に制御
されるようにする押圧車を有する動力駆動滑車をもつ網
引き装置を提供するにある。
以下に実施例にしたがって詳細に説明する。
第1図〜第4図の実施例において網引き滑車装置は、滑
車10を有し、その面内側壁は傾斜がつけられて溝を形
成し、この溝は普通の方法でゴムで覆われ索止めがつく
られている。
滑車はフレーム14に支持されたシャフト12上で回転
する。
フレーム14の両側14a、14bは、第2図に示す網
引き中に滑車の溝に網を保持する助けをする線案内とし
て働らく。
この実施例においては、フレームの両側は耳乃至はフラ
ンジ14a’、 14b’として上方に延びていて上部
でバー16により連結されて、これらフランジ14a’
、 14b’とともに支持ヨークを形成している。
このヨーク機構によって装置を網18により例えば魚船
のデツキより上方の高い位置にブームあるいはつり柱の
端部の一つあるいはそれ以上のブロックからつり下げる
この支持装置は詳細に示していないが、通常ブロック装
置が自由に揺動及び回動でき、滑車10からたれ下って
いる柱状の網Nの上行部分Naと下行部分Ndの中央部
にブロック装置を位置付けるようになっている。
この取付態様はユニットとしてその正確な機能を発揮さ
せ、網引き操作中網との適当な係合を保証する。
水力モータユニット20かフレーム14の片側に取付け
られていて、適当なギア(図示路)を介して滑車10に
連結されこれを回転させる。
モータに連結されている圧力供給および帰還管20aが
圧力流体をモータへ供給し、滑車装置を、制御盤(図示
路)の弁の位置を制御する操作によって、一方向あるい
は反対方向に回転させる。
以上の構成については、第5図〜第8図の実施例でも公
知である。
多くの国においてはきんちゃく網や他の網をくり出しあ
るいはリセットするには上述のような装置が使用されて
いる。
本発明は第1図〜第4図に示したように滑車装置に附属
部品を加えたもので、滑車の回転軸に平行な回転軸上で
、滑車10の平面で回転するように取付けた押圧車22
を備えている。
この車はアクチュエータ26により操作される可動支持
棒24に取付けられ、引戻位置と動作位置の間を動くこ
とができる。
第2図に示された支持棒の動作位置において車22は滑
車10の上を通る網の束を押えつける。
車22の置かれる位置は滑車22の網が引き出される側
すなわち降下する網Naの側であって、かつ滑車22の
回転中心(シャフト11の軸心)を通る水平面附近であ
る。
車22がこの位置にあれば、車22が網の最上位置(滑
車22の回転中心を通る垂直軸上)にある場合よりも、
網の滑車22に対する車22による押圧に基く接触圧の
作用する範囲が広くなる。
これによって網を滑車によってスリップのないようにた
ぐるための最大の牽引接触が得られるようになる。
この場合車支持機構はモータ20の真上のフレーム14
の片側に設けられた固定部材24bにその基軸が取付け
られた細長いアームからできている。
固定部材24bは滑車の軸と平行な軸上にアームを回転
させることができる。
この基端の連結部からアームはフレームと平行でその側
面に沿って滑車11のリムを越えた位置まで延びていて
そこで直角に内側に曲っている。
この内側に曲った先端部24aは滑車の軸と平行に延び
、車支持部及び駆動モータハウジング28を形成する拡
大部分で終っている。
流体供給および帰還路30aを有する水圧モータ30が
基板30bによってハウジング28内に取付けられてい
る。
基板30bはボルト28bによりハウジングに固定され
ている。
モータの出力シャフト30dは取付フランジ30cを備
えていてこのフランジは車の割リム22aを支持してい
る。
車のリムは適当な空気圧例えば2.571 b/ in
2程度で膨張させた空気タイヤ22bを備えているので
、網の浮きや結び目のような凸凹に対してタイヤがなめ
らかに撓んで回転できるようになっている。
使用される車やタイヤは小型飛行機の滑走車輪として普
通使用されているタイプのものでよい。
この実施例のアクチェータ26は公知の水圧ピストンと
シリンダージヤツキからできている。
このジヤツキの一端26aは滑車フレーム14の片側に
枢着されており又ジヤツキの他端26bはアームの両端
間の中央点に枢着されている。
水力ジヤツキ26を伸長させるとアーム24と車22を
第1図の非動作装置に動かす。
ジヤツキを短縮させるとアームと車を第2図の動作位置
に動かす。
この水圧ジヤツキ機構により、水圧シリンダに送られた
流体圧力によって制御された量の圧力が押圧型22を前
述の目的のために網に対して押圧する。
第1図〜第4図に示したタイプと形状の網引き滑車装置
では側部乃至はガイド14a’、14b’が滑車10の
周縁より僅かに突出している。
したがって連結バー16の下の開口部は大きくはないが
比較的小さい浮きNf(第2図)を有するタイプの網を
通すのに十分である。
このような装置は大小の網に応じて種々の大きさにする
ことができる。
大きいブイや浮きを使用した網には第5図〜第8図の実
施例に示す異ったガイド機構が普通使用される。
この場合の網がガイドすなわち網スプール100の上に
突出したガイドの上に比較的広いヨークのスペースをも
たせるために、これら二つのガイドが互いに外側にわん
曲している。
このため引出される網が十分に通れるようになっている
この実施例においても装置自体の基本的な機構や動作特
性は第1図〜第4図の実施例と同一である。
すなわちフレーム機構140がこの機構の両側間で水平
軸のまわりに滑車100を回転させるためにシャフト1
20を含む手段、更にフレーム機構の片側に取付けられ
滑車を回動させる水力モータ200などは前記実施例と
同じである。
図面ではその上部が省略されているが、ガイドの上端1
40a’、140b’は高い場所にあるビームあるいは
他の支持部材から装置をつり下げることができる手段に
よって互いに連結されている。
第5図〜第8図において押圧型220は網引き装置のス
プール100に対して第1の実施例の車22と同じ位置
で動作するように取付けられている。
この実施例では水力駆動モータ300はL字型支持アー
ム240の一端240aに取付けられている。
支持アームの他端はフレーム140の側部に固定された
固定ブラケット240b’にピン240bで枢着された
垂直軸上を回動する。
アーム240の回転軸はこの実施例ではスプール軸と平
行ではなく、スプール軸と直角になっていて、ブロック
に対して常態では垂直になっている。
アーム240の回転軸をこのように垂直方向にしたこと
と、このアームの形状がL字形であることにより、アー
ムを第6図の操作位置から第5図の引戻位置(滑車から
はずれた位置)に、水平面上を旋回させて後退させるこ
とができる。
第5図〜第8図の網引き装置の構成でアームを水平軸上
を旋回させることによって後退させるようにすると、網
ガイド140a’、140b’があるためにきびしい機
械的な問題を惹起する。
しかし普通は押圧型を、それが滑車の回転平面内で旋回
し、どの動作位置にあっても押圧型によって網に加わる
力が網を滑車の溝の底に押しつけるのに最大効果を与え
るように取り付けるのが望ましい。
しかし第5図〜第8図のように押圧型支持アーム240
が垂直軸上を旋回する構成ではピン240bによって規
定された回転軸のまわりを中心とした動作の円弧状軌跡
かられかるように、押圧型によって網に加えられる力の
相対的な方向は滑車の溝に入っている網の厚さによって
滑車回転平面からいくぶん変位している。
この変位を最少にするためにブラケット240b’が網
のたぐり出される側の方およびフレーム140の側部の
横方向にピン240bを位置させる。
これによって押圧型が比較的大きい半径上で旋回し、滑
車100の回転平面とほぼ同じ方向において網を押圧す
る。
アームはその形がL字形のために滑車のリムと滑車の縁
に重なったフレームリム140cに接触することなく動
くことができる。
次に水圧駆動モータおよび支持アクチュエータを動作調
節する手段を説明するが、第1図〜第4図に示された機
構に適用された調節システムの好ましい実施例を第9図
に示す。
第9図において加圧された流体が圧力ポンプPから管5
0を介して供給される。
流体の最大圧力は逃し弁52によって制限され、過剰に
なった流体が帰還管54を介して貯槽Rに帰還される。
ポンプは船のエンジンあるいは船のデツキの下に配備さ
れる補助エンジンによって普通駆動される。
加圧管50および帰還管54はデツキの下からデツキ上
の都合のよい場所に設けられた制御台へ導かれている。
この制御台で操作者が網引き操作を監視し調節すること
ができる。
制御台の制御コンソールの要素は主制御弁56であって
慣用のシンボルで示された三位置弁からなる。
弁56は二つの負荷側出口56a 、56bと二つの入
力側入口56c 、56dを有している。
この弁の制御バンドル56eを中央にセットすると負荷
側出口56a 、56bが第9図に示すように圧力管お
よび入力側入口56c 、56dから遮断される。
制御バンドルの他の二つのセット位置のうちの一つによ
って、入力側入口56eが出口56aに、また入口56
dが出口56bへそれぞれ連絡される。
二つのセット位置のうちの他の一つによってこれらの連
絡状態が交叉され、入口56cが出口56bに、入口5
6aが出口56aにそれぞれ連絡される。
弁の二つのセット位置のうち最初のセット位置において
ポンプPからの水圧がパワーブロックモータ20を出口
56aからモータの左側への圧力流体の流れによって一
方方向に回転させる。
二つのセット位置の他の一つにおいてはモータ20の回
転方向が反転される。
いずれの場合においても、流体回路はモータ20と弁の
出口56aおよび56b間に連絡管20aを有する。
制御装置の第2の正位置弁58は負荷側出口58a 、
s8bを押圧束のための水圧アクチュエータ26のシリ
ンダーの両端に連結している。
この弁58の入力側入口58c 、58aを有し、入口
58cは圧力調整弁60を介して弁出口56aに連結さ
れ、入口58dは主弁の出口56dに連結すれている。
弁調整バンドル58eの一つのセット位置においてはジ
ヤツキ用シリンダ26が弁56から遮断され、したがっ
て圧力源Pおよび貯槽Rから切離される。
主弁のこのセット位置においてピストンはいずれの方向
へも動かされないようにロックされる。
弁58の他の二つのセット位置においてジヤツキ26が
伸長あるいは収縮するように駆動されるので、押圧束は
動作位置(第2図)あるいは引戻位置(第1図)に動か
される。
減圧弁60は調節できるタイプで操作者がジヤツキ26
によって網に対して押圧束が与える圧力を設定し変える
ことができるようになっている。
この調節を作業者が便利に行なうことができるように、
減圧弁60も制御コンソール内に備えられている。
更に制御コンソールには正位置弁62も備えられている
この弁は押圧束のモータ30の片側と弁60の調節され
た圧力側とを連結する水圧管30aに挿入される。
モータ30の反対側は弁の負荷側出口56bと滑車駆動
モータ20の対応する側とに連結されている。
水圧管30aに挿入された可調節流量制御弁64が押圧
束の駆動モータ30に与えられる流量を制限する。
モータ30は滑車装置自体のための駆動モータ20と比
べて比較的低容量、低変位率のモータである。
これらの特性に合うようにモータ30を選定し、調節可
能な流体制御弁64をモータと直列に挿入した理由は、
モータが押圧束をこの車が係合し、かつ滑車10によっ
て主に駆動される網よりも早く駆動させる能力をもたな
いことを保証するためである。
しかしモータは押圧束を網の浮きや束を通過して回転さ
せるのに十分なトルクと速度を有する。
もしこのトルクと速度がなければ浮きや網の束によって
押圧束のこのローリング動作が妨げられてしまう。
したがってモータの制御駆動特性は、網の種類やモータ
のトルク及び速度要件に影響する他の変化要因を考慮し
て設計に特別な注意を払い、押圧束が超過速度やひきず
り効果を与えずに網の走行と同期して駆動回転されるよ
うにする。
流量制御弁64の第2の機能は押圧束の駆動モータ30
が、それに重い負荷がかかりこの負荷に耐えるため最高
の効力を必要とするときに、このモータと並列に接続さ
れている滑車駆動モータ20に入る流体を不当に取って
しまうのを防止することである。
図において弁62は2位置弁が使用され、その一つの位
置では主圧力源に接続し主制御弁56の設定にしたがっ
て一方向あるいは他の方向に押圧束を回転させる。
したがって弁56はモータ20゜30の両方の回転方向
を制御する。
第9図の実施例において制御台の構成要素と網引き装置
の構成要素とを連結する五つの主圧力管がある。
これらの圧力管は通常可撓な強化ゴムホースからできて
いてマストに沿って延長しブームに沿ってそのつり下げ
られた網引き装置に至る。
実施例では更に6本目の管があり、これはモータ20の
ハウジングに集められた浸出液を貯槽Rに帰還する排水
管(drain 1ine) 20 cとなっている。
第1図〜第4図と第9図を参照して本発明のシステムの
動作を述べると、巻き上げられたり、引き出されたりす
るきんちゃく網の先端に固定された引き網(tow I
ine ) (図示路)が滑車10に掛けられている
ので滑車の駆動モータ20の動作が開始される前に網の
先端が滑車上に引き上げられきちんと束ねられる。
押圧束22はこの動作段階中は引さ戻された位置(第1
図)に置いてもよいし置かなくてもよい。
網の束が滑車に巻き取られると主弁56が中央のセット
位置からシフトされモータ20を付勢するので滑車が適
当な方向に回転し網を前進させる。
最初は網のつり下げられた重りが網を滑車の溝にきちん
と収めるまでは、引き網を連続して引くことが必要であ
る。
作動弁58を動作させ、調圧弁60によって設定された
圧力のもとで押圧束が網を押えつけ(第2図)、押圧束
の駆動モータ30が弁62を開くことにより動作位置に
セットされる。
弁56の設定によってモータ20とモータ30の両者の
回転方向が設定され網引き操作が行なわれる。
モータ20のトルクが網引き力の大部分を発生させる。
モータ30に加えられるトルクは網に浮きやふくらみが
あるにもかかわらず、押圧束と網の動きとの同期を維持
する働きをする。
前記した操作条件とこれらの条件を満たすために上述の
ようにして行なわれる一連の制御操作において、押圧単
駆動モータ30と押圧束アクチュエータには同じ水圧、
すなわち調圧弁60を介して主圧力源Pによって与えら
れる圧力が加えられる。
したがって弁60を上下に設定すると、これに応じて押
圧束モータ30による駆動トルクと押圧束が網を押える
動作圧力とが変えられる。
モータ30のトルク及び流れ変位特性の選定において用
いられる前述の条件あるいは基準は押圧束が網に対して
加える圧力の関数である。
網にかかるこの圧力が大きくなればなるほど押圧束が網
に対して滑ったり網をこすったりしないために要求され
るトルクが大きくなる。
更に押圧束の網に対する圧力が大きくなればなるほど押
圧束がその通過を妨害する網の浮きや束のちり上りを越
えることができるために要求されるトルクが大きくなる
網の動きによってモータ20からの逆流する流体がアク
チュエータ26の圧力を増加させる。
網引きのほとんどの操作条件のもとで、滑車10と押圧
束22が第2図の矢印で示す同じ方向に連続的にあるい
は断続的に駆動される。
しかしある条件例えばマグロや他の魚がきんちゃく網の
網目にかかった場合、魚が網引き装置に達するまえに魚
を網からふり落すために滑車に加えられる駆動力の方向
を繰返して短く急激に逆転する操作が制御台で作業者に
よって行なわれることが望ましい。
これ以外の場合でも、駆動方向を逆転させたいときがあ
る。
第9図で注意すべきことは、アクチェータ弁58が押圧
束22が網を押えつけるようにセットされると、ジヤツ
キ26が縮小される。
押圧束が大きい浮きや網のもり上りを越えなけれはなら
ないときは、アーム24がこれを果すために外方向に振
られねばならない。
このためには、アクチュエータのシリンダーの両端部に
溜った流体の相対的な量を急激に実質的に変化させなけ
ればならない。
この変化を行なうために流体は実質上圧縮できないので
この種の変位(displ acement )を可能
とする流路がなければならない。
しかし調圧弁52によって水力圧がセットされているの
で、アクチュエータから別の経路に逆流を生ぜしめる必
要がある。
実施例ではこの経路は弁62(動作態様にセットされて
いる)と、弁58を介してアクチュエータ26に直接ま
たがって接続された押圧単駆動モータ30とを含む管路
である。
したがって、モータ30は網引き中に押圧束の下を通る
網の大きな浮きや網のもり上りを押圧束が越えることが
できるようにするとともに、押圧束によって網に加えら
れる押圧力を実質上一定に保持することを可能とする回
逃路を提供する。
前述したように流量調節器56が押圧束の早すぎる回転
を阻止し、これによって押圧束の網に対する滑りを阻止
する。
更に滑車駆動モータ20が過負荷のときに、押圧束5駆
動モータ30が滑車駆動モータへの圧力流体を横取りす
ることを阻止する。
更に明らかなことは、圧力制御弁60の設定の調節によ
って押圧単駆動トルクの大きさおよび網に加えられる押
圧束の動作圧力の大きさが増減する。
これによって押圧束の効果を変化させ、前述したように
網のせん断の傾向が阻止せられる。
加えられる圧力トルクが大きくなればなるほど、網のせ
ん新傾向がますます漸進的に相殺されこの傾向が網の引
き出し中に完全になくなって網が正常状態に維持される
更にこのせん新傾向を補償するだけではなく網を常態の
位置と反対の方向に動かすようにしたいときは、アクチ
ュエータに加えられる操作圧力を更に増せばよい。
この事実から可能なことは網が滑車をまわるとき、網の
半径方向の外部が網の内部よりも長い円弧上を動くこと
かられかるであろう。
この過補償は特別な場合、例えば網を常態にもどしたい
とき以外は行なわれることはない。
第10図は第9図の他の実施例を示したもので制御台の
制御各部材と液圧力源とを第9図よりも数少ない管で連
絡できる。
この実施例では管は前述の実施例の6本に対して、全部
で4本である。
この制御連絡部の減少簡潔化は網引き装置に遠隔的に取
付けたパイロット操作弁(piloヒoperated
valve ) 70を用いアクチュエータ26及び押
圧単駆動モータ30に加えられる圧力の方向を制御台の
選択弁74からの制御圧力に応答して遠隔制御すること
によって可能である。
パイロット操作弁70の図示した設定位置で弁56の出
口56aからの圧力流体が弁70の入ロア0aと出ロア
0bを介してアクチュエータ26の右側に入り、一方ア
クチュエータの左側が流量制限器64に連結されこれを
介してモータ30に連結され、そこから逆止め弁80を
介して主弁56の負荷側出口56bに連絡されている管
に接続される。
この設定において、押圧単駆動モータ30の両側が主流
体回路の共通点20dに連絡され、したがってモータが
駆動されず、ジヤツキが押圧車支持部材を引戻す方向に
動作する。
弁70が選択弁を切換えることによって逆にされると、
入ロア0cおよび出ロア0dが連結され、又入ロア0a
と出ロア0bが連結されてアクチュエータ26の動作方
向が逆になり、かつ加圧された流体が網引き動作中にあ
る滑車モータ20の補正動作を補う方向に駆動モータと
逆止め弁80を通過する。
弁70が逆転するとき、ジヤツキが両端に動いてハンマ
リングが起るのを流量制限器5が防止する。
逆止め弁80が押圧車用の水力、駆動モータ30を通る
流体の逆流を阻止し、これによって滑車駆動モータ20
が逆回転しているときモータ30がモータ20からの流
体を横取りしてしまうのを防ぎ、かつアクチュエータ2
6の設定がどのようであっても、押圧車が、駆動しない
ようにされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の引き戻された状態にある押圧車と網引
き動力滑車装置の透視図、第2図は同じく押圧車が滑車
上を動く網に対して押圧作動する状態を示す透視図、第
3図は一部を切欠した滑車装置の拡大側面図、第4図は
車輪の断面と車輪支持部材と組合わされた車輪駆動モー
タの取付部の詳細を概略的に示す断面図、第5図は本発
明の他の実施例に係る滑車装置を示すもので押圧車が引
戻された状態にあるときの透視図、第6図は同じく押圧
車が動作状態にあるときの透視図、第7図は拡大側面図
、第8図は同じく平面図、第9図は本発明の網引き滑車
装置と押圧車およびそのアクチュエータを動作させるた
めの水力圧システムの概略配管図、第10図は本発明の
水力圧システムの他の実施例の概略配管図である。 10・・・・・・滑車、12・・・・・・軸、14・・
・・・・支持枠、N・・・・・・網、14a、14b・
・・・・・案内装置、20・・・・・・滑車駆動装置、
22・・・・・・押圧車、24・・・・・・押圧車支持
部材、26・・・・・・アクチェータ、30・・・・・
・押圧単駆動装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 網引き操作中網がたれ下るように網に係合する滑車
    と、水平軸のまわりを回転するように前記滑車を支持す
    る支持枠と、前記滑車上を通過する網を方向づけるよう
    に前記支持枠によって支持されである案内装置と、前記
    滑車上を通過する網を引くように前記滑車を駆動回転さ
    せる滑車駆動装置と、網に接する押圧率と、前記滑車の
    回転軸心を通る水平面附近で前記滑車をめぐって降下し
    てくる網と転接するように前記押圧率を支持し、前記滑
    車の軸とほぼ平行する軸のまわりを回転させるように前
    記押圧率を支持する可動自在の押圧車支持部材と、網の
    速度と前記押圧率の表面速度とを実質上同じに維持する
    トルクで前記押圧率を駆動回転させる押圧単駆動装置と
    、前記押圧車支持部材を介し、前記滑車上を通過する網
    がせん断される傾向を阻止するように網に対して前記押
    圧率を押圧する押圧率支持部材動作装置とからなる漁網
    き滑車装置。 2 前記押圧率支持部材動作装置を調節可能な流体源に
    よって操作される流体圧アクチュエータとした特許請求
    の範囲第1に記載の漁網引き滑車装置。 3 前記押圧率支持部材動作装置を調節可納な流体源に
    よって操作される流体圧アクチュエータとし、かつ前記
    押圧単駆動装置を前記押圧率支持部材動作装置と同じ流
    体源によって操作される加圧流体モータとした特許請求
    の範囲第1に記載の漁網引き滑車装置。 4 前記滑車駆動装置を流体源によって操作される加圧
    流体モータとした特許請求の範囲第1に記載の漁網引き
    滑車装置。 5 前記押圧率支持部材動作装置を流体圧アクチュエー
    タとし、前記押圧単駆動装置を加圧流体モータとすると
    ともに、前記流体圧アクチュエータによる前記押圧率へ
    の加圧力に抗して網の厚さによって前記押圧率が外方向
    への振れを生じたとき、その振れに応答して前記流体圧
    アクチュエータからの動作用の流体を前記加圧流体モー
    タに逆流させるための流体経路を前記流体圧アクチュエ
    ータと加圧流体モータとの間に設けてなる特許請求の範
    囲第1に記載の漁網引き滑車装置。
JP48025954A 1972-07-17 1973-03-05 ギヨモウビキカツシヤソウチ Expired JPS5811174B2 (ja)

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JP48025954A Expired JPS5811174B2 (ja) 1972-07-17 1973-03-05 ギヨモウビキカツシヤソウチ

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CA (1) CA970351A (ja)
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CA970351A (en) 1975-07-01
NO136018C (no) 1977-07-27
NO136018B (ja) 1977-04-04
US3791625A (en) 1974-02-12
ZA7343B (en) 1973-09-26
FR2192763B1 (ja) 1980-03-07
JPS4941183A (ja) 1974-04-17
FR2192763A1 (ja) 1974-02-15

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