JPH119853A

JPH119853A - カミソリ

Info

Publication number: JPH119853A
Application number: JP17290098A
Authority: JP
Inventors: Michael Schwarz; ミシャエル・シュワルツ; Wolfgang Althaus; ウォルフガンク・アルタオス
Original assignee: Warner Lambert Co LLC
Current assignee: Warner Lambert Co LLC
Priority date: 1997-06-19
Filing date: 1998-06-19
Publication date: 1999-01-19
Also published as: DE69817088D1; EP0885699B1; DE69817088T2; EP0885699A1

Abstract

(57)【要約】【課題】カミソリ機構からシェービングくずを除去す
るために水が通過することができる１つまたはそれ以上
の洗浄通路を有するシェービング装置を提供すること。【解決手段】カミソリヘッド５０をカミソリ２０に着
脱可能に取り付けるカミソリ機構７０を備えたカミソリ
２０を有するシェービング装置が示される。このカミソ
リ機構７０は、洗浄流体をカミソリ機構を通して流す少
なくとも１つの通路８０を有する。好ましくは、カミソ
リ２０もまた少なくとも１つの通路４０を有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄性が改良され
たシェービング装置、さらに詳細にはカミソリの一部を
通って伸びる１つまたはそれ以上の洗浄通路を有するシ
ェービング装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】密着した快適なシェービングを提供する
ためカミソリヘッドに着脱可能に取り付けられたカミソ
リを有するシェービング装置が広範に使用されている。
安全カミソリは、ガードと、シート刃と、キャップ刃
と、キャップとを有する。これらのエレメントの各々
は、通常、シェービング中に皮膚に係合して接触するよ
うに配置される。多くのカミソリは、カミソリヘッドが
１つまたはそれ以上の方向にカミソリに関して移動する
ことができるようにカミソリヘッドに係合する金属製の
プロングまたはフォークを備えたカミソリ機構を有す
る。

【０００３】この技術分野の当業者は、シェービング補
助剤、セッケン、毛、皮膚細胞等のようなシェービング
くずが、一般に可動なエレメント、例えば摺動レバー、
ばね等を有するカミソリの作動に悪影響を与え、シェー
ビング装置の能力に意図した影響を与えることがあると
いうことは理解できよう。ある設計においては、カミソ
リのハウジングに機構を包囲することによってシェービ
ングくずからカミソリ機構を保護する試みがなされる。
シェービングくずに対して長期に露出した後、カミソリ
機構の適当な機能を向上するために、カミソリ機構のエ
レメントの間に大きな空隙が必要とされる。大きな空隙
は、カミソリヘッドへの制御を小さくし、その結果のシ
ェービングに負の影響を与える。カミソリのハウジング
内にカミソリ機構をさらに良好に密封する試みは、一部
において成功したが、シェービングくずがカミソリ機構
に接触し、経時的にカミソリ機構にたまる小さい開口部
が残る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】したがって、カミソリ
機構からシェービングくずを除去するために水が通過す
ることができる１つまたはそれ以上の洗浄通路を有する
シェービング装置を提供することが望ましい。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の種々の実施例
は、カミソリヘッドと、ハンドル部分、カミソリにカミ
ソリヘッドを着脱可能に取り付ける取付装置、及びカミ
ソリ機構内にシェービングくずをきれいにしその堆積速
度を低減する着脱可能な取付装置に液体、例えば水を流
す少なくとも１つの通路を有するカミソリとを有するシ
ェービング装置を提供する。

【０００６】本発明の他の実施例は、カミソリ機構が、
上部カバーと、カミソリ機構の洗浄を可能にするように
カバーの間に伸びる洗浄通路を備えた上部カバーに接続
される底部カバーとを有するシェービング装置のカミソ
リ機構を提供する。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照して詳細に説明する。

【０００８】本発明の種々の実施例は、カミソリ機構に
洗浄水を流すためにカミソリの少なくとも一部を通し
て、最も好ましくは、カミソリを通して伸びる少なくと
も１つの洗浄通路を有する。他の実施例は、洗浄通路を
備えたカミソリ機構を有するシェービング装置を有す
る。本発明の種々の実施例は、洗浄通路を有するカミソ
リヘッドを備えている。この明細書で使用する“カミソ
リヘッド”は、別のカミソリに接続されるようになって
いるカートリッジ並びに使い捨てカミソリの作動切断部
分を含むことを意味しており、このハンドル及び切断部
分は、１つのユニットとして形成される。

【０００９】本発明の１つの好ましい実施例は、図１及
び図２に示されており、この実施例においては、シェー
ビング装置１０は、カミソリ２０と、カミソリヘッド５
０と、プロング７２を介してカミソリヘッド５０をカミ
ソリ２０に着脱可能に取り付けるように配置されている
カミソリ機構７０（図５参照）とを有する。本発明のこ
の図示した実施例は、カミソリの一部を通して、好まし
くはシェービングくずを除去し、くずがたまる速度を低
減するためにカミソリ機構を介して水を流す通路を提供
する。

【００１０】図３を参照することによって、カミソリ２
０は、図５に示すカミソリ機構７０を収容するために室
３０を有する。特別に、室３０は、カミソリ２０の上方
部分２２に配置され、プロング７２は（図４に最もよく
示すように）カミソリ２０の上方部分２２から外側に伸
び、もし特定の設計が必要とされる場合には、カミソリ
ヘッドに着脱するために、またシェービング力に応答し
て選択的に可動であるように受けられる。現在の説明か
ら、当業者は、後述するようにカミソリ機構が少なくと
も１つの洗浄剤通路を有するとすれば、特定の用途にお
いて適当な取付及び動きを提供するために異なる形態を
とることができることは理解できよう。

【００１１】さらに、図示したカミソリ２０は、シンク
の蛇口または圧縮空気から液体、例えば水を室３２及び
カミソリ機構７０に流すために伸びている少なくとも１
つの通路４０を有する。特別には、通路４０は、室３０
に開放している排出出口４２と、カミソリの後方上面２
４に開放する入口４４と、を有する。図２及び図３に示
す実施例において、支持体４６がカミソリ２０の中間に
配置され、これは、特に上方部分２２にさらに安定性を
提供し、第２の通路４１を通路４０から分離する。好ま
しくは、通路４０及び第２の通路４１は、通路を通って
流れる液体が流れる速度を加速してさらに有効にくずを
除去するために前方（カミソリヘッド係合）部分に向か
ってカミソリ２０の後方部分から内側に傾斜している。
図２及び図３に示すように、容易な洗浄を可能にし、通
路４０及び４１の入口には、圧縮流体、例えば、シンク
の蛇口から流れる水の適当な入口を提供するとともに、
はねかえりを最小限にするために面取り面４７及び４８
を備えている。望ましくは、カミソリ２０の通路４０及
び４１は、室３０とほぼ直線的な通路に沿って配置され
ており、図１に示すようにカミソリヘッド５０のベース
５１にほぼ直角である。

【００１２】この説明から、中実の部材から製造された
カミソリが示されているが、いくつかの部品またはエレ
メント、例えば、スナップ適合、熱または接着剤によて
接合することができる第１及び第２のハウジング部材を
有することもできる。このカミソリは、当業者に公知の
熱可塑性材料で形成されることが最も好ましく、別の例
として他の耐水材料からつくることもできる。

【００１３】図５に示すような図示した機構７０は、上
部カバー７４と、接続ピン７５を介して接続された底部
カバー７６とを有する。プロング７２は、当業者に公知
な方法で互いにまたは互いに向かってプロング７２を移
動することができるようにばね偏倚スライド７８に連結
されている。カミソリ機構７０は、（図５に最もよく示
すように）入口８２および排出出口８４とを有する通路
８０を有する。カミソリ機構７０は、上部カバーおよび
底部カバーを有するように示されているが、当業者は、
上部カバー、例えば、上部カバーまたは底部カバーのい
ずれかを有するか、またはカバーを有しないようにする
こともできる。

【００１４】図６に示すように、図示したカミソリヘッ
ド５０は、キャップ５２と、ガード５４と、キャップ刃
５６と、シート刃５８と、ベース５１とを有する。カミ
ソリ２０（図１）は、作動部材２６を有し、この作動部
材２６は、プロング受容インデントを有するカミソリヘ
ッド５０のベース５１がプロング７２に係合することが
できる。別の例として、改良された洗浄性に適合するカ
ミソリヘッドを提供することは本発明の範囲内にある。

【００１５】シェービング中に、流体流、例えば、液体
の流れ、例えば流水にシェービング装置を置くことによ
って、液体は図１の矢印Ａに示すように入口４４及び４
５に入り、通路４０および４１を通ってカミソリ機構７
０に入り、シェービングくずとともに排出出口８４を出
る（図４）。本発明から明らかなように、上述した通路
４０及び４１を通して水を流すことによって、水はカミ
ソリのすべての部品からくずを洗い流す。好ましい実施
例において、カミソリ機構の洗浄通路は、洗浄を通常必
要とするカミソリヘッドの刃と、キャップ及びベースの
間の通路に直角である。このほぼ直角な構成は、カミソ
リ機構から洗浄することができるくずの量を最小限に
し、カミソリヘッドの開放空間に入るようにするように
構成されている。

【００１６】本説明から、洗浄通路を有するシェービン
グ装置を提供することによって、カミソリ機構のエレメ
ントは、カミソリ機構が故障し、または意図したように
作動しない可能性を低減しながら、大きな公差で製造す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の１つの実施例の斜視図である。

【図２】図１に示すシェービング装置の平面図である。

【図３】図２に示す線３−３に沿った断面図である。

【図４】図１に示すシェービング装置の部分正面図であ
る。

【図５】図４に示すカミソリ機構の斜視図である。

【図６】図１に示すカミソリヘッドの斜視図である。

【符号の説明】

１０シェービング装置２０カミソリ２２上方部分２４上面３０室４０通路４１第２の通路４４入口４７面取り面５０カミソリヘッド５２キャップ５６キャップ刃７０カミソリ機構７２プロング７５接続ピン７８ばね偏倚スライド８０通路８２出口８４排出出口

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】相対的に可動なエレメントおよびカミソ
リヘッドに係合する少なくとも１つの部材を有するカミ
ソリ機構を有し、前記カミソリ機構は、当該カミソリ機構からひげそりく
ずを取り除くために前記カミソリ機構の少なくとも一部
を通って伸びる洗浄通路を有するカミソリヘッドを選択
的に支持するカミソリ。
【請求項２】前記カミソリは、前記カミソリ機構に接
続された本体部分と、前記本体部分の少なくとも一部を
通って伸びる本体通路と、を備え、前記本体部分は、前
記カミソリ機構の前記洗浄通路に流体連通している請求
項１に記載のカミソリ。
【請求項３】本体部分と、前記本体部分にカミソリヘッドを接続する接続装置と、前記本体部分の少なくとも一部を通って伸長し、前記接
続装置の近傍で終結する少なくとも１つの通路と、を有
し、洗浄水は、前記本体部分を通って前記接続装置に流
れることができる少なくとも１つの刃を支持するカミソ
リ。
【請求項４】前記接続装置は、前記本体部分にカミソ
リヘッドを着脱可能に接続する請求項３に記載のカミソ
リ。
【請求項５】前記接続装置は、当該接続装置を通って
伸びる通路を有し、当該通路は、前記本体部分の一部を
通って伸びる前記通路に液体連通する請求項４に記載の
カミソリ。
【請求項６】前記接続装置は、当該接続装置を通って
伸びる通路を有し、当該通路は、前記本体部分の一部を
通って伸びる前記通路に液体連通する請求項３に記載の
カミソリ。
【請求項７】前記本体部分は、前記接続部分の近傍の
前方部分と、後方部分とを有し、前記通路は、前記後方
部分から前記前方部分に伸びている請求項３に記載のカ
ミソリ。
【請求項８】カミソリヘッドと、カミソリと、前記カミソリを前記カミソリヘッドに接続する装置と、
を有し、前記カミソリは、液体を前記接続装置に流す少なくとも
１つの通路を有するシェービング装置。
【請求項９】前記カミソリは前記接続装置の少なくと
も一部を受ける室を有する請求項８に記載のシェービン
グ装置。
【請求項１０】前記通路は、前記カミソリの外面に向
けて開放する入口と、前記室に向けて開放する排出出口
とを有する請求項９に記載のシェービング装置。
【請求項１１】前記カミソリは、液体を前記接続装置
に流す２つの通路を備えている請求項８に記載のシェー
ビング装置。
【請求項１２】前記カミソリは、前記通路の間に配置
されたとめ金を有する請求項１１に記載のシェービング
装置。
【請求項１３】前記通路は、前記カミソリの外面に向
けて開放するとき、広く開放する請求項８に記載のシェ
ービング装置。
【請求項１４】前記通路に隣接した前記カミソリの一
部は面取りされておいる請求項１３に記載のシェービン
グ装置。
【請求項１５】前記接続装置は、前記カミソリの前記
通路の排出出口に隣接して配置された入口を有する少な
くとも１つの通路を有する請求項８に記載のシェービン
グ装置。
【請求項１６】前記接続装置の前記通路の排出出口が
前記カミソリヘッドの取付端部に隣接して配置される請
求項１５に記載のシェービング装置。
【請求項１７】前記カミソリを通る前記通路及び前記
接続装置を通る前記通路は、直線的である請求項１５に
記載のシェービング装置。
【請求項１８】前記カミソリは、前記カミソリヘッド
に接続されるように前記接続装置を作動するように前記
接続装置に取り付けられた作動部材を有する請求項８に
記載のシェービング装置。
【請求項１９】前記カミソリヘッドは、キャップおよ
びガードを有する請求項８に記載のシェービング装置。
【請求項２０】前記カミソリヘッドは少なくとも２つ
の刃を有する請求項８に記載のシェービング装置。
【請求項２１】前記接続装置は、上方カバーと、間隔
を置いた下方カバーと、前記カミソリヘッドに取り付け
られた一対のプロングを作動するために前記カバーの少
なくとも一方に作動可能に取り付けられるばね偏倚スラ
イドとを有する請求項８に記載のシェービング装置。
【請求項２２】上方カバーと、前記上方カバーに接続
された間隔を置いた底部カバーと、前記カバーの少なくとも一方に取り付けられる前記カミ
ソリヘッドに接続される装置と、を有し、少なくとも一
方の洗浄通路は、前記上部および底部カバーの間に設け
られるカミソリ機構。
【請求項２３】前記接続装置は、一対のプロングを有
する請求項２２に記載のカミソリ機構。
【請求項２４】前記接続装置は、前記プロング及び前
記上部及び前記底部カバーの少なくとも一方にに作動可
能に接続されたばね偏倚スライドを有する請求項２２に
記載のカミソリ機構。